『誰よりも、ずっと』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
誰よりも、ずっと愛している
そう思っていたのは
わたしのエゴだった
愛の押し付けをしていたのだと気付いたとき
認めざるを得なかった
わたしよりも彼女の方が
ずっとあなたを愛していたということに
君は世界で一番美しい泥人形
見た目は普通の人形だから
誰もが君を持て囃す
アチラコチラを引っ張って
どうにかこうにか取り入って
君といる事がステイタス
君が心を売りに出す
私は君を知っている
君の中身を知っている
君の脆さを知っているから
私は君に触らない
君を知らない人の群れ
少しずつ君が崩れてく
色が剥げて醜くなって
君の形が変わっていく
君を知らない人の群れは
君に興味を失くした群れ
心の売れ残りを抱えた君が
崩れた笑顔で座ってる
私は君からこぼれ落ちた
欠片をありたけかき集める
私からこぼれ落ちた水滴が
ひび割れた君に吸い込まれ
どうしてもっと早く
どうしてもっと早く
「−誰よりも、ずっと−」
”愛して”
“愛して”
“愛してる”
“海より深く”
“地獄の業火よりも熱く”
“貴方を”
“貴方だけを”
“愛しているわ”
そう耳元で囁いてやったの
そしたら
彼可笑しいの
あんなにも“好き”って言って欲しいって
しつこかったのに
その日以来何も言ってこなくなったわ
お生憎様
私は軽い恋なんてしないわ
軽い“愛の言葉”なんて
いくら囁かれても
そんなの
軽いまま
さぁ お手本は見せたわ
次は貴方の番よ
『誰よりも、ずっと』より
誰よりも、ずっと
みあのこと、家族のこと、親友のこと、ネッ友のことを愛している
ふわふわのあったかい手
寒い布団をあっためてくれる春先の湯たんぽ君
たまに大人扱いしないと怒るところも
無邪気で可愛い
だれよりもずっと大好き
【誰よりも、ずっと】
私たちには、誰よりも、よく見えているものがあれば、見えていないものもある。誰よりも、よく理解しているものがあれば、あまり理解できていないものもある。
いわゆる「ジョハリの窓」というらしい。
自分の良いところも、悪いところも。
誰かの良いところも、悪いところも。
知りすぎていたり、知らなすぎることがある。
無理に解ってくれとは言わない。
無理に解らないでくれとも言わない。
ただ……もしかしたら、まだ開けていない“窓”の先に、誰よりも、ずっと青い空が広がっているかもしれない。
私には大事な人がいます。その人はいじめが原因で
自殺してしまいました。一番大切な友達で親友でした
いじめが原因で自殺してしまったことを親友の
親御さんから聞きました。最初は信じられなかったけど
数日経つと今まで隣にいた親友がいなくなって寂しいというか
物足りないというか辛くなりはじめて現実を見始めました。
親友がいじめに遭っていてしんどい気持ちになっていたのに
何で気づけなかったのだろう。一番近くにいたはずなのに...
とその時は思ってしまいました。
そして昨日親御さんから手紙をもらいました。親友からです
そこには「この手紙を見ている頃には私はこの世には
いなくなっていると思う。忘れないでとは言わないけど
私と過ごした思い出を頭の片隅に置いておいてほしいな
私の分まで生きてね、来世で会おう。またね。」でした
親友のためにも私は一生懸命親友の分まで生きようと思います
そして絶対に親友のことは忘れません、誰よりもずっと
思い出とかを大切にしていきたいと思います
親友へ 辛い思いしてたのに気づけなくてごめん
あの世では絶対幸せになってね
じゃあね。またね。
お題 誰よりも、ずっと
鶯が鳴いている
竹林で 河原の木々で
何年たっても
同じ鳴き方で
元気いっぱいに
不器用なさえずりを
今年も披露するつもりだ
周りから浮いていても
おかまいなしで
あっちからこっちへ
ぼくはここだと言わんばかりに
ぶさいくなさえずりで
たからかに ほがらかに
なんて楽しげに
誇らしげに歌うんだろう
おまえのように
誰かを笑顔にできる
そんなちからがあるなら
それがきっと正解なんだ
#誰よりも、ずっと
誰よりもずっと好きだから。大好きだから。
『‼️』
リュウガはガバッとベットから上体を起こす。嫌な汗で身体中ベタベタしていた。
『くそ…まだ吹っ切れないのかよ』
ベットから起き上がり洗面所に向かい手近なタオルで汗をふき顔を洗うとスマホの時計を見た。まだ夜中の2時だった。
『…ジンに追われてるんだ。生きてるはず無いのに』
リュウガは黒の組織のメンバーの一人だ。ジンと同じように暗殺部隊だが最近は諜報中心で仕事をしていた。理由は恋人である宮野志保から殺しは止めて欲しいと言われたからだった。
『会いたい…』
悔しげにリュウガは言った。リビングに行きカーテンを開けると満月で部屋が青白く明るくなった。
『ここに居ればアイツが来ると思っていたけど…』
この部屋は志保とリュウガしか知らない部屋だった。だからリュウガはもしかしたらと思ってここにいた。
コンコン
突然玄関の扉を叩かれた音にリュウガは驚き振り返った。
ガチャン❗
と鍵の開く音と共に玄関の扉が開いた。慌てて暗闇に身を隠した。入ってくる人の気配。
「…リュウガ」
幼い女の子の声だった。だが聞き覚えがあった。
『志…保?』
リュウガの声に少女は振り返りリュウガの顔を見た瞬間に抱き付いていた。リュウガは驚くが何故かその少女が志保だと感じていた。だから嬉しくて屈んで抱き締め返していた。
『志保…❗️会いたかった❗』
「私だって❗」
お互い顔を合わせて自然と唇を合わせる。誰よりもずっと好きだから大好きだから。熱く深くお互いを感じ会って唇を離して
『志保…その姿は?』
「はあ…はあ…私が開発していた薬でこうなったの。でもリュウガに会いたくて…貴方が私だと分かるとは思ってなかったけど」
『…志保を見間違うなんてしない。会いたくて堪らなかったから
ら』
「…ありがとう」
嬉しそうに笑う志保。そして志保が今までどうやってジンから逃れてきたのか聞いた。
『…なるほど。俺は殺されても誰にも言わないよ』
聞き終わった後でリュウガはもう一度志保を抱き締める。今は灰原哀と言う名前だが
『えっと…今さらだけど志保でも良いよな?』
「リュウガには志保って呼んで貰いたいわ」
『分かった❗』
誰よりもずっと好きだ。大好きだ❗
終わり
‐ラストエンペラー‐
故事曰く落陽の
昔日遠し
湖畔に搖れ落つ
晩陽覚え
此の胸に押し寄す
あたたかな慕情
君の嫋やかな指先に
掻き鳴らさる二胡は
遠き想ひいで
契りの印
降り注ぐ陽光に
霞み歩みく
まばゆき背の君に
傅き瞼伏す
わが肩に
觸れくだされし
眞珠の一雫
遠き想ひいで
老い落ち延びし
われを君は
憶えいでか
君といる時間が1番長い
縁が切れそうになったこともあったけど
また繋がれた
よく笑う赤ちゃんだった
いつもニコニコ、穏やかで
「泣くことなんてあるの?」と言われるくらい
ご機嫌な赤ちゃん
歩き始めるとすぐ
お兄ちゃんのあとを追いかけ回すようになり
「母ちゃん、ちび捕まえといて!
俺、落ち着いて宿題も出来ないよー」と
息子に泣き言を言わせた娘
幼稚園では
誰よりも陽気に朗らかに
朝の活動からお帰りまで
元気いっぱい、遊ぶ子だった
誰よりも、
とびきりの笑顔を見せる子だった
誰よりも、
楽しそうに歌う子だった
そうやって
元気と笑顔と愛嬌を振りまいて
いつも話題の真ん中にいる子だったのに
どうしてこの子だったのだろう
どうしてこの病気なのだろう
答えなどない
ただ、……
あのね
母さんは
あなたのことが
ずっとずっと、大好きだよ
#誰よりも、ずっと
誰よりもずっと先に仲良くなった
誰よりもずっと好きだった
誰よりも仲が良かったはず
なのに今はもう挨拶しかしなくなっていった
深海冴
誰よりも、ずっと前からここにいた。
誰よりも、ずっと前から君たちを見てきた。
鬼ごっこで、君がずっと鬼で、夜まで私のそばにいたことも。
学校の宿題で、大きな画用紙に、私の姿を一生懸命描いていたことも。
夏の暑い日、涼やかに通り抜ける風を求めて私の根元に座っていたことも。
台風の夜に、心配して、びしょぬれになりながら、私のもとへ駆けつけてくれたことも。
都会へ行った君が久々に帰ってきて、
可愛い彼女に、私のことを紹介してくれたことも。
その彼女が奥さんになって、
小さな君の息子を連れて、遊びに来てくれたことも。
君と、君の友達が、近くに大きなコンクリートの建物を建てた時、
まわりの人たちとケンカしてでも、私を切り倒さずに、守ってくれたことも。
足腰が弱って、私のところまで登ってくることがつらくなっても、
天気のいい日は、私と一緒に遠くの空を眺めるために、来てくれたことも。
君が来なくなって、しばらく経って、
君の息子の息子が、私を切り倒そうと言った。
コンクリートの建物を、大きく、新しくするそうだ。
私も以前のように大きな枝に、青々と葉を茂らせることもできない。
花を咲かせることもできない。
かつて私とともに過ごした他の木々たちも、
もう遠くに数えるほどしか残っていない。
私は幸せな樹だ。
ここに根を下ろして、君と、君の息子たちを見ることができて、
楽しい時を過ごすことができた。
私の後に、この地に根を下ろす木々たちも、
私のような幸せな風景を、君の子孫とともに築いてほしかった。
誰よりも、ずっと
いっしょにいたいの
決まってる。
家族
恭もその1人
家族ではないけど
大好きなtsutsuも
ずっと傍にいてほしいと願う…
#誰よりも、ずっと
誰よりも、ずっと君のことを思ってるよ
誰よりも、ずっと君のことを大切にするよ
でも、もうこの言葉は君には届かないね
『ねぇ』
「なに?」
愛おしい彼女。
僕なんかにはもったいないくらい、
優しくて、
賢くて、
ときには強くて、
素敵で…
そして、とっても可愛い彼女。
僕は彼女を愛せるなら、
なんだってする。
絶対に、幸せにしてみせる。
…誰に、どんなことを言われようとも、
僕の気持ちは変わらない。
『愛してるよ』
誰よりも、ずっと。
嫌いな人達を憎んできた。
でも最近は違う。
(憎しみが無い。)
そんな人間にはなりたくないと思っていた。
見下すために生きて、それで良いと思っていた。
それが、変わってしまった。
きっと良い事なんだと思う。
ただ、今の自分には何も無くなってしまった。
誰よりも、ずっと憎む事だけをしてきたから。
誰よりも、ずっと、凄い人になりたいと思っていた。
昔から、そうだったから。
才能があるって、昔から言われていた。
だから、努力なんてしなくてもなれると思っていた。
でも、自分には才能なんて無かった。
昔は、勉強も、運動も、行事も一番上手くやれてた。
__高校生になって、本当の天才を見つけた。
あいつはなんでもできる。頼られる。俺よりも、何ランクも凄い奴。
『お前なんかが、あの人を越えられるはずがない。』
『何もやってない癖に、文句言わないでくれない?』
何度もそう言われた。
__俺は、今まで何をしていたのか?
……そうだった。勉強も、運動も、何にも頑張ってこなかった。
だから、越えられてしまう。
あいつを越えてやる。絶対に。
鏡には、決意を秘めた瞳が見えた。
『誰よりも、ずっと』
ぐっと一歩を踏み出すたび、ぎしりと全身が軋んだ。
それでも構わずにターフを、蹄を叩きつけるように力一杯蹴る。
前へ、前へ、ただそれだけを望む。
背に乗る彼が手綱を引くが、完全に無視して、ミシミシと嫌な音をたて始めた足でカーブに挑んだ。
高速で過ぎていく白いラチが途切れ、最後の坂が見えた。
アレを登ったら、終わりだ。
大きく息を吐いて、口の中の少し不快な金属を噛む、彼はまだ手綱を引いていた。
大歓声に応えるように坂を駆け上がる、後ろからはまだ誰も来ない。
痛みはもうわからなくなっていた。
ゴール板まで、もう少し。
感覚を頼りにキラキラと光る緑の芝の上を走り抜けた。
割れんばかりの大歓声に、誇らしい気分になる。
足の痛みがぶり返してきたが、もう少しだけこの高揚感を味わっていたかった。
テーマ「誰よりも、ずっと」