『誰にも言えない秘密』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
脳が痛い。視界がチラつく。体が思うように動かない。
手術台の上で、こちらを見ている化け物達。人間界では計り知れないような恐怖と異質。
でも、私はこいつらと契約したから。今日から私は生まれ変わる。
全て見た目が変わったとしても私は私。脳は私なんだから私。そう、それは私。
神様助けて、なんて言う人がいる。なら神様に助けてもらえばいい。私みたいに、助けてもらえばいい。
既に体は私じゃないけれど、ヤツらが創ったただの人間に似た部品だけど、脳みそだけは私だから。
私は、今日も私として街を歩く。
『誰にも言えない秘密』
そんなものはない
でもあってもいい
にんげんだもの
お題「誰にも言えない秘密」
■「いいか子供…私を見かけた事は誰にも言うんじゃない、さもなければ恐ろしい目にあうぞ」
僕はその奇妙な生き物に話しかけられた、
その見た目はまるで
「坊や!」
この声はおじさんだ、
僕を気にかけてくれる優しい人…
視線を離した隙に奇妙な生き物は消えていた
「ここでぼーっとしてどうした?
何かあったのかい?」
「その…僕…僕…」
僕は怖かった、このまま心にしまっていたら
ずっと怯えた気持ちでいるんじゃないか…
誰にも助けを求められないままかもしれないって…
「何でも…ないです…」
「そうか…」
………
■「申し訳ございません、私とした事が…」
□「バレないで安堵したよ、低次元の人間世界で我等高次的存在が広まれば、可哀想だが消滅させなければいけなかった、では引き上げるとしよう」
………
「落ち着いてきたかい?
大分顔色が悪いのは治まったね」
「僕のお父さんお母さん…
この道で一緒に帰ってたのに、
急に姿を消しちゃったんだよね…」
「大丈夫、捜索隊がそのうち見つけてくれるさ…」
おじさんは両親がいなくなった僕を家に住まわせてくれた、そして僕はこの人にお世話になっている…
「さあ、帰ってご飯にしよう!」
「うん」
僕達が住む家までの帰り道、
おじさんは口を開いて言った
「落ち着いてきたようだから言うけれど、
あんまり隠し事は感心しないよ坊や」
「え?何の事?ほんとになんでもないんだよ」
「君は明らかに様子がおかしかった…
何か困り事を黙ったままでは何かあった時に力になれないよ…」
「だからおじさんの方から正直者のお手本を見せてあげよう」
「え?」
「怖がらせるかと思って秘密にしてたんだけど実は少し前、僕もあの道で奇妙な生き物を見たんだよ」
その見た目はまるで
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
劇場版 僕の誰にも言えない秘密…
〜高次存在vsおじさん〜 乞うご期待!
ふたりの時間に名前を付けるならそれは
儚いアルバムみたいな
いつか終わりが来ることも途中から分かっていたものだけど
それからの日々ひとつひとつが
今になってさ何故か恋しい
思い出さなきゃ良かったな
だってもうずぶ濡れだ
朝日の差す庭で話したね
君に似た花があるんだ理由は言わないけど
暑い日の下育った蕾が嬉しくなって君に見せに行ったね
薄いシフォンのカーテンが
居なくなった君の姿透かして
やけに通るようになった声に
反射するのは荒い風
このまま僕の想いすべてを
風に流して攫ってくれないか
正しいとか切ないとかもう考えたくない
夢に出た日は庭に朝露
もう一度理由を聞いて答えるから
麦わら帽子飛んでいったんだ
春の嵐過ぎて空は青い
今年の夏はどんな色が咲く
ひとりぶんの影背負って育ってく花を見てる
【書く練習】
今日は手足が鉛のように重い
仕事に行くか休むか、ギリギリまで迷った
だが結局行ってしまう
休む勇気がほしい
頭はモヤがかかったかのよう
肩が落ち、姿勢も前屈みぎみ
足は重く、一歩踏み出すのも億劫で仕方がない
顔の表情筋は1ミリも動かす気力もない
そんな人間に人など寄り付くわけもなく
仕事中は人と会話らしい会話をしていない
こんなことを書いている自分が嫌いだ
体調不良アピールしてるみたいで
気持ち悪い奴だと思ってしまう
こんな日は、薬をのんで寝てしまうに限る
明日はきっと今日よりは幾分ましだと信じながら
「誰にも言えない秘密」
ヒミツはひみつ。
ないしょの話。
テーマ「誰にも言えない秘密」
私が人に言えない秘密は、普段自分は全く可愛くないって言ってるけど実は鏡を見た時「私可愛い!!」って思っていること、もしひとり暮らしを始めたらまともに生きていけるのかが心配になる程の面倒くさがりなことなどいろいろあるが…
最近できた最も大きな秘密は1人でいることが寂しくなり始めていることだ。
これまで1人で過ごすことは苦痛でも何でもなかった。
むしろこれ以上ないほどの幸せだった。
相手のためにわざわざ考えて言葉を発するその行程が面倒くさい。
1人だったら相手が傷つかないように…とかいろいろ考えなくて済む。
1人でも作業して家事をしてご飯を食べて…など面倒くさいことなんて山ほどあるしそれらもできるだけしたくない。
しかしそんなこと人と会話することと比べたらずっとマシだった。
そんな私にも高校生デビューで初めて友達ができた…そう思っていた。
入学式の次の日、帰る時に電車でLINE交換したあの子はその日の夜に告白してきた。
友達という概念はこの子にないのだろうか?と心の底から思った。
その日から毎日毎日付き合ってもいないくせに好き好き言ってきた。
正直鬱陶しいと思ったし、人付き合いが余計嫌いになった。
だから誰に対しても自分から話しかけることは決してすることはなかった。
絶対最低限の人付き合いしかしない、そう思っていたのに。
高校2年生になって本当に生まれて初めて友達ができた。
始めは鬱陶しいと思っていたけど1年生の時の人とは違って近すぎす遠すぎずの距離感で接してくれた。
お昼休みに雑談しながらお弁当を食べ、友達が忘れ物をした時は貸して、私が作業に追われてる時は手伝ってくれて…
鬱陶しさは消えていった。
その時はまだ1人の方が楽ではあったけれど…
最近1人の時間が辛いと思い始めてきた。
3年生になり、部活は副部長、委員会は委員長という立場で人と話すこともとても増えているから1人の時間がなくなってきている。
学校では授業の間の10分休憩ぐらいだろうか。それも次の日授業の準備や予習で暇はない。
それでなのか、1年前ぐらいはずっと1人でいたのにも関わらず1人の過ごし方が分からなくなってきている。
その不安が「寂しい」という感情なのだろうか。
弱くなった。
これまで一匹狼で過ごしてきたから今更こんなこと言えるはずがない。
だからこれが私の1番の秘密…誰にも言えない秘密である。
【誰にもいえない秘密】それは、ちょっと私の好きな人
てはないけれど、気になるというか、
憧れのお方がいてるのだが、どうもやはり前々から
そうかなーと思っていたけれど、やはりそうだったこと
が、わたしにはショックだったことが秘密。
なんでこんなにいいなと思う人は、そういう結末しか
まっていないんだろうか・・・。
もう憧れのお方だなんていわないー!
なーんてね(笑)(笑)。
「誰にも言えない秘密があるの」
君はそう言った。
街灯が一つだけの、真っ暗な公園。僕の隣のブランコに座る君は独り言のように呟いた。
「…言えない、秘密?言わないじゃなくて?」
僕はしょっちゅうこの公園で遅くまで居るけど、君が来るのは今日が初めてだ。
それと関係していることなのかと一瞬思ったが、考えてもわからないことだから諦めた。
「言えないの。」
君はいつもとは比べ物にならないほど弱々しい声で言う。
教室で、僕と君が話すことはほとんどない。
君は華やかで、しっかりもので、勉強も運動も気配りもできて、でもそれを鼻にかけたりしない。
それに対して僕は、いつも暗くて、優柔不断で、勉強も運動も気配りも上手くできなくて、頼りない人間だ。
自然にじゃなくとも話す機会なんてほぼないだろう。
そう、こわいくらいに完璧な君が夜遊びをしてるなんてそれこそ信じられなかった。
「…秘密って?」
僕は、聞くべきじゃないとわかっているのに聞いてしまった。
言えない秘密があるのなら、それは僕になんて言ってくれるはずがないのに。
「………疲れたの」
取り消そうとした僕より先に、君は囁くような声で言った。
「…つかれた?」
笑顔しか見たことのない君が笑っていないことにやっと気づいて、言葉の理解に数秒かかった。
「……誰にも言わないでくれる?」
「…もちろん。」
静かに、君は語りだした。
「……………疲れたの。…勉強を押し付けてくる親も先生も、圧力をかけてくる塾の講師も、上っ面だけで何も見てくれない友達も…全部。」
僕は「疲れた」の中に、いつも楽しく笑い合っている君の友達すら含まれていることに少し驚いたけれど、何も話さず黙って聞いた。
「良い人のフリをするのも、作り笑顔を貼り付けるのも…全部、疲れた。」
君は少しだけブランコを揺らしながら、それきり黙った。
僕は頭の中で何か必死に考えていて、でもそれは何も考えていないのと同じくらい深いところで思考した。
そして数分経って、口を開いた。
「……いいんじゃないかな。」
君はなにを?と呟いて顔を僕に向ける。
「…良い人でいなくても。……反抗期くらいしたっていいよ。友達とも、無理につるまなくていい。正直、君の笑顔ちょっと胡散臭いし。」
君は怪訝な顔をしたあと、ぷっと吹き出した。
「…馬鹿だなあ。君のほうがよっぽど笑顔下手くそだよ。」
言い返されるとは思わなくて、少し面食らう。
「……反抗はしない。友達ともつるむ。」
君は僕のなけなしの提案とは真反対のことを行った。
やっぱ僕はろくなこと言えないなと目を伏せた次の瞬間、君はブランコから立ち上がった。
「でも」
ザッザッと砂を歩いた君は僕のブランコのチェーンを掴む。
顔と顔との距離が、5cm。
「…たまにここに、会いに来ても良い?」
君が物凄く切なそうな、懇願するような声を出すから。
僕は反射と言っていいほど早く、うなずいた。
「うん。いいよ、来て。」
君は何か言いかけたあと、チェーンから手を離す。
「…分かった!」
初めて君に、清廉な笑顔を向けられた。
心には黒い水湧く井戸があり飲ませたら最期、だから蓋する
題-誰にも言えない秘密
誰にも言えない秘密
若くてまだ世間知らずだった私は
特に言えない秘密はなかったように思う
だが、社会に出ていろいろな人と出会い、
人間関係の面倒さを知っていくことで
自分の心の中だけに秘めておこう!と🙊
隠すのではないけれど言いたくないことは
言わないでおく方が楽に過ごせるからだ
正しいかどうかはわからないけれど
私はこのまま生きていこうと決めている
私には誰にも言えない、というか言わない秘密がある。それは、、ちょっとあんまり言いたくないんだけど、特別だからな、あぁえっと、、私に翼がないんだ。この世界じゃ翼が生えていることなんて珍しい事じゃない、翼はみんな持ってるんだ。みんなは天使みたいな綺麗な翼とか、機械仕掛けなメカニックな翼とかすごくかっこいいんだ。ちょっと憧れちゃうよ。私にも翼があれば良いのに、ずっとそう思って生きて来たんだ。誰にもいうなよ。秘密なんだからな、お前を信用してるから話したんだ。
僕はその言葉をいまいち信じられなかったが頷きながら聞いてあげた。でも僕は知ってる。本当は彼女にも翼はあるただ他のみんなみたいに綺麗じゃないから劣等感で開いてないだけだって、でもこんな話をされては少しは慰めも必要だと思って一緒に森に行ってあげた。森のは虫や翼を持たない生き物が多くいる。だから彼女にとっては居心地がいいらしい。自分と同じ立場のものを見て少し安心するんだろう。でも彼女は森の中の池に集って飛び回る蛍を見て彼女は少し涙を流した。そして彼女の涙は池にこぼれ落ちた。その途端彼女は光の包まれた。すると彼女には歪でみんなのように綺麗ではないが翼が生えた。彼女の翼はまるで雛鳥のようだった。彼女の歪な翼では飛ぶことすらままならないが、それでも彼女は翼が生えたことを大層喜んでいた。
いいなぁこいつは歪でも翼があって、僕だって翼が生えることを何年も前からどれだけ願った事かこいつにはわからないだろうな。だけど僕に翼がないことはこいつにだって言うつまりはないよ。僕だけの秘密なんだから。
【誰にも言えない秘密】
誰にも言えない秘密
誰にも言えない、言わない秘密。誰にだってある。
それは当たり前で、気にする必要は無いの。
同じような秘密、悩みを抱えてる人だって、
掃いて捨てるほどいるはずだよ。
気づけないだけだ。誰にも言えないんだから。
誰にも言わない、誰にも気づかれないままでいたら、
きっとそのうち、自分も忘れちゃうくらいのこと。
【誰にも言えない秘密】
coming soon !
誰にも言えない秘密
って、君にもあるよね。
僕も、あるんだ( ˘ω˘ )
言っても、君には分からないだろうね(>人<;)
だから、僕は敢えて言わないんだ(;_;)
そして君にウソをつく(;_;)
言わない方がマシだから(/ _ ; )
発言しても皆、、信じてくれないだろうから…( ;∀;)
僕は、僕のヒーローアカデミアに出てる青山優雅
裏切ったんだ内通者は、この僕さ。゚(゚´ω`゚)゚。
クエスチョン[この先の物語は?]
アンサー
まだ内緒だよ。君の楽しみが無くなるからね(╹◡╹)
誰にも言えない秘密
(2024/06/05 21:27:49)
「誰にも言えない秘密」
実は好きな人が居るってこと
実はその人に告白したってこと、
実は付き合いはじめたってこと、
実は交通事故に巻き込まれたこと、
実は彼がわたしを庇ってくれたこと、
実はその人はわたしの代わりに事故で亡くなってしまったこと
誰にも言えない秘密。それはきっと、とても後ろめたい事。誰かに知られたら、致命的な危機に陥るような。それはきっと、過去に犯してしまった取り返しのつかない過ち。誰にも言えないまま、心の中に押し込まれ、もやもやと重苦しく心を圧迫する。そこから必死で目をそらし、なんとか日常をこなすだろう。すると月日が経つにつれ、少しずつ意識から薄れてゆく。押し込めた秘密の上に固い蓋がされ、そこに何があったのか、自分でもすぐには分からない。ただ「蓋を開けてはいけない」というザラリとした気配が漂うだけだ。それすらも徐々に透明になり、蓋すら意識しなくなる。そんな秘密が心の底に隠れていないと、誰が断言できるだろうか。秘密が劇的に暴かれる日が、いつか来ないと言えるだろうか。
「こんにちはー、アオイゆりかご訪問介護です」
芝の上に置いてある踏み台を踏んで窓をノックして開けた。
「ようこそ、入って入って」
77歳になる利用者のスミさんは暖かく迎えてくれた。
「失礼しまーす」
(よいしょっと)
靴を踏み台の上で脱いでから窓を跨ぎ入室した。
玄関はあるが一度も玄関から入ったことはない。
部屋に入るなり
「はい、これ、急いで」
と新聞とアルミホイルで作った兜を渡された。
それを頭に被る。
スミさんも同じ兜を被っている。
なんでもスミさんの部屋は宇宙人に監視されており、この兜を被っていると宇宙人に頭の中を覗かれる心配がないのだと言う。
初めてこの話を他のヘルパーから聞いたとき
「なんじゃ、そら」
「そんな物を被って働くなんて絶対に嫌だ」
と思ったが
実際にスミさんに会ってその考えは消えた。
ヘルパーさんもこの部屋に入ったら宇宙人に頭の中を覗かれてしまう、そんなことが起きたら大変だ。と本気で心配しスミさんがヘルパーのために手作りしてくれたのだ。
スミさんは優しい人なのだ、そんなスミさんの心を無下には出来ない。
私の頭に兜を被せ終わると、鼻を近づけて『くんくん』と私の匂いを嗅いだ。
(来た!!)
と身構えた。
「なんか塩の匂いがする…あなた大丈夫?今日は肉じゃが作ってもらいたいんだけど、塩の匂いなんかさせて…肉じゃが、しょっぱくならない?」
「えー?そうですかぁ?私はなんともないんで、きっと大丈夫ですよー」
と笑顔で答えると
「そう、それならいいんだけど…じゃあお願い」
台所に行くとシンクに肉じゃがの材料と調味料、フライパン、ピーラーとキッチンバサミが用意されていた。
ピーラーで野菜の皮を剥き
「ふんっ!!」
と力を込めてキッチンバサミで野菜を刻んでいく。
スミさんの部屋に包丁は1本も置いていない。
誰にも打ち明けることが出来ない、過去の恐ろしい事件が包丁に起因しているそうだ─
野菜を切り終えると次に豚肉をパックから取り出しポリ袋に素早く包みキッチンバサミで豚肉をポリ袋ごと切っていく。
生肉を出したままにしていると生肉の匂いアレルギーでスミさんの腕に湿疹が出てしまうらしい。これは本人談なので定かではない。
「切ったら早く炒めて!!」
とスミさんの指示で手早く炒めて調理していく。
刻まれて張り付いたポリ袋を除きながら豚肉を入れるのが面倒だ。
「余った野菜は冷蔵庫に戻して、ドアは優しく閉めして5秒以上は開けないでね、できる?」
「はい」
野菜室をサッと開けて空きスペースを確認し素早く野菜を戻す。
「早く閉めて!!5秒以上開けると冷蔵庫が壊れるんだから!壊れたら弁償してもらうからね!!」
とスミさんが隣で興奮している。
「これしきのことで、冷蔵庫は壊れませんっ!!」
と心でツッコむ。
が、決して口に出してはいけない。
肉じゃがが完成すると
「味見しますか?」
とスミさんに尋ねた。
「うん…なにかあったら、その時はお願いね」
と神妙な顔をして小皿に取り分けた肉じゃがに箸をつける。
調理している隙に、宇宙人に毒を盛られている可能性があるので私に味見はさせられないのだそうだ。
絶対にそんなことはないのだが、この時は思わずスミさんの身に何かあったらどうしようとドキドキしてしまう。
スミさんの面倒臭さなど許す、どうでもいいとさえ思えてしまう。
この瞬間、スミさんが地球上で誰よりも一番私を守ってくれているのだから。
肉じゃがを一口食べると
「うん、大丈夫!」
とスミさんは満面の笑顔で顔を上げた。
「良かったー」
と心からほっとし、和やかな空気に包まれた。
まぁ、絶対大丈夫なんだけど…。
サービスを終え、兜を頭から外しまた窓を跨ぐ。
「ありがとうございました、またよろしくお願いします!」
踏み台の上で転ばないように慎重に靴を履く。
「ありがとうー気をつけてね!」
「はいー!またアオイゆりかご訪問介護をよろしくお願いしますー!」
と窓を閉めて窓越しにいるスミさんに大袈裟に手を振り続ける。
窓から出てきたところを目撃者に通報されない為だ。
1度だけ、
「どうして玄関から入ってきてはいけないのですか?」
と聞いたことがある
スミさんは
「こればかりは言えないの。言ってしまえばあなたの身にも危険が迫る。誰にも言えない秘密なの…」
と真剣な顔で言った。
スミさんはとっても優しい人なのだ。
お題 「誰にも言えない秘密」
誰にも言えない秘密
恥ずかしいのですが。
その昔、“スラムダンク”でバスケの世界を知り、この歳になって“ハイキュー”でバレーボールの世界を知りました。
そして今“忘却バッテリー”を見始めた私。野球の世界を知ることになるのでしょう。
そんな私の誰にも言えない秘密。それは“東京リベンジャーズ”で不良とバイクの世界を(ちょっと)知ったことです。なんてカッコいい。
それにしても、自分は1ミリも動かず、汗もかかず、血を流すこともせずにバスケ部、バレー部、野球部そして不良にもなれる。
漫画もアニメも素晴らしい。
あ、柱稽古に行かねば。
それでは失礼します。
何柱end