さくらもち/文章苦手。

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テーマ「誰にも言えない秘密」

私が人に言えない秘密は、普段自分は全く可愛くないって言ってるけど実は鏡を見た時「私可愛い!!」って思っていること、もしひとり暮らしを始めたらまともに生きていけるのかが心配になる程の面倒くさがりなことなどいろいろあるが…
最近できた最も大きな秘密は1人でいることが寂しくなり始めていることだ。

これまで1人で過ごすことは苦痛でも何でもなかった。
むしろこれ以上ないほどの幸せだった。
相手のためにわざわざ考えて言葉を発するその行程が面倒くさい。
1人だったら相手が傷つかないように…とかいろいろ考えなくて済む。
1人でも作業して家事をしてご飯を食べて…など面倒くさいことなんて山ほどあるしそれらもできるだけしたくない。
しかしそんなこと人と会話することと比べたらずっとマシだった。

そんな私にも高校生デビューで初めて友達ができた…そう思っていた。
入学式の次の日、帰る時に電車でLINE交換したあの子はその日の夜に告白してきた。
友達という概念はこの子にないのだろうか?と心の底から思った。
その日から毎日毎日付き合ってもいないくせに好き好き言ってきた。
正直鬱陶しいと思ったし、人付き合いが余計嫌いになった。
だから誰に対しても自分から話しかけることは決してすることはなかった。

絶対最低限の人付き合いしかしない、そう思っていたのに。
高校2年生になって本当に生まれて初めて友達ができた。
始めは鬱陶しいと思っていたけど1年生の時の人とは違って近すぎす遠すぎずの距離感で接してくれた。
お昼休みに雑談しながらお弁当を食べ、友達が忘れ物をした時は貸して、私が作業に追われてる時は手伝ってくれて…
鬱陶しさは消えていった。
その時はまだ1人の方が楽ではあったけれど…

最近1人の時間が辛いと思い始めてきた。
3年生になり、部活は副部長、委員会は委員長という立場で人と話すこともとても増えているから1人の時間がなくなってきている。
学校では授業の間の10分休憩ぐらいだろうか。それも次の日授業の準備や予習で暇はない。
それでなのか、1年前ぐらいはずっと1人でいたのにも関わらず1人の過ごし方が分からなくなってきている。
その不安が「寂しい」という感情なのだろうか。
弱くなった。
これまで一匹狼で過ごしてきたから今更こんなこと言えるはずがない。

だからこれが私の1番の秘密…誰にも言えない秘密である。

6/5/2024, 12:36:14 PM