『言葉はいらない、ただ・・・』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
言葉はいらない、ただ・・・
「愛してるよ。」
「大好きだよ。」
「俺にはきみが必要だ。」
「きみの幸せが俺の幸せだよ。」
貴方のいない世界でどう生きていけばいい?
「幸せに生きてね。俺の分まで。」
愛が伝わってくる貴方の言葉が好きだった。
でも、今はその言葉達が憎い。
つらくなるだけだから。
言葉なんかいらない。
ただ、貴方に側にいて欲しかっただけ。
言葉はいらない、ただ、、、
会いたい
手を握りたい
抱きしめてほしい
嬉しくて嬉しくて涙を流してしまったら
優しくぬぐってほしい
そして
笑ってほしい
言葉はいらない、ただ………
この後の言葉って何だっけ?
そう考えながら夕日を眺めていると隣からすすり泣く声が聞こえた。
私の友人だ。
失恋したらしく、彼女は深い悲しみにとらわれていた。目の周りが赤く腫れていて、それを物語っている。
こんなに大切に思っている彼女を振るなんて相手は見る目が無いなと怒り半分、こんなに思ってくれる人がいてその人は羨ましいなという気持ちがあった。
私は失恋の経験が何度もあるが、告られたことは一度もない。実に悲しいことだ。
隣で泣く友の悲しみは痛い程良く分かる。
「辛いよね」「よく分かるよ」
だけど今はそんな言葉はいらない。かわりに、
「大丈夫、私はここにいるよ」と私は友の頭を優しく撫でた。
励ましも必要であるけど、今は言葉よりも寄り添うことが大事だと思ったからだ。
急に頭を撫でられびくりとした友だが、強ばった表情が緩みだし、また大粒の涙を流した。
大丈夫。涙は心のシャワーだ、充分に洗い流してその後は一緒に美味しい物でも食べに行こう。
そう思いながら私はまた友の頭を撫でた。
【言葉はいらない、ただ・・・】
言葉では伝わらない
言葉では伝えられない
言葉はいらない
ただ手をつなぐだけで
伝わる想いがある
─── 言葉はいらない、ただ・・・ ───
曖昧なものはいらない
必要なのは本心だけ
恋することが罪だとか
愛することが罰だとか
考えたって無駄
ただ黙って私を見つめて
誰よりも激しく
熱い唇を重ねてくれたら
それだけで十分
特別な愛なんていらないから
中学校に入って初めての中間テストが終わってから私は不登校になった。
色々積み重なって、我慢しすぎて心が壊れたのだ。
そもそも中間テストが始まる前からおかしかったのだ。家を出る前から手足の震え、動悸、嘔吐き。
中間テストが終わる頃には不眠にもなっていた。
先生がよく心配してくれていたが、ジロジロこちらを見ていた周りの生徒には寝てないアピのように映っていたかもしれない。
それからも遅れていったり、頑張って行ったがやっぱりダメだった。よく早退をした。最初のうちは、家を出てしまえば何ともなかったのに、最終的には学校の階段を登るときも何度も嘔吐いて脇腹が痛かった。
今思えばあれは拒否反応だったのだろう。
もう無理だと体までが悲鳴をあげていたのだろう。
最終的には不登校になったのだが、その頃の私は休むことが出来なかった。
学校に行かなければ、お父さん、おばあちゃん、お姉ちゃんみんなに責め立てられて暴言を吐かれる。酷い時には叩かれた。だから、頑張って早退したとしても行くだけ行っていたのだ。
だが、ある日急に私の中の糸が切れたのだ。
(もうどうでもいいや)そう思った。
それ以外なんの感情も湧かなかった。
電話がかかってきたり帰ってきてから怒られたりしたがもう泣くこともなかった。言い返すこともなかった。ただ、寝たきりでボッーとしていた。
本当に「無」という感じだ。
そこから私は毎日寝たきり生活が始まった。
もう動く気力もなかったのだ。
ご飯もお風呂もトイレも全て何もしない。
するとしてもみんなが寝静まった深夜、動けるようになれば夜ご飯だけ食べお風呂に入る。
毎日寝たきり生活だ。
だが、こんな私を見てもなお家族は、お説教と感情の押しつけ、愚痴、叩く、怒鳴る、暴言を吐く。
おばあちゃんに朝から昼過ぎまでお説教と感情の押しつけ、愚痴、夕方からはお姉ちゃんからの暴言と暴力、夜からはお父さんの怒鳴りと暴力。
もちろん苦しかった。
ただでさえ消えてしまいたいほどボロボロだったのだ。そこに追い打ちをかけるかのようにかけられる言葉の刃、暴力。
だが、話す気力も動く気力もない。逃げる場所もない。私には何も無いのだ。
家族から寄り添うことも病院へ行こうの言葉も何も無かったのだ。
不登校になって半年くらいだろうか、私はましな時には話してご飯を食べることができるくらいには回復していた。元気な時は朝ごはんだけ食べていた。
その時おばあちゃんに言ったのだ。「病院に連れて行って欲しい」と。
だが、「そんなところ行ったら余計におかしくなるわ」と拒否られた。
だけど1人では耐えられなかったのだ。こんな家でこんな心身で中学生なりたての私が耐えられるわけが無いのだ。
この頃、スクールカウンセリングには行っていたのだが、しんどく行けなかったら次に行った時「色んな人が予約待ちしてるんです。」と怒られたり、話していれば私には過去のトラウマとか色々多いのだが、「まぁ小さいトラウマが多いだけですね。」みたいなことを言われたりして傷つきなんかもう余計にしんどくなった。
個人的な考えだが、人によって傷つくことも傷つく大きさも違うと私は思うのだ。それを傷ついた人の前で「それくらいの事」みたいな感じで話すのは良くないことだと私は思うのだ。まして、カウンセラーがそんな事を言っていいのかと耳を疑った。
小さかったとて、トラウマになるレベルのことがある時点で些細なことではないと思うのだ。
話が脱線したが、何度も頼みようやく連れて行って貰えた、そこで何度か診察をして重度のうつ病だと言われた。
そこから少し薬を出され、治療が始まるはずだったのにお父さんがおばあちゃんを毛嫌いしており、嫌がり「俺が連れていく」と言ってお父さんに連れていってもらうことになったのだが、数回行ってから連れて行って貰えなくなった。そこから私は今も尚病院へは行けていない。言っても忙しいと言われ連れて行って貰えなくなったのだ。
今はご飯もお風呂も歩くことも学校へ行くこともできているが、起立性調節障害だとか色々なっていて学校へ行く時にも時折、手足の震え、動悸がしたりする時がある。
家族関係もこじれてしまった。と言うより、本性を知ってしまってあまり関わりたくなくなったのだ。向こうは何も無かったかのように接して来るが、私の心の中は恨みと悲しみでいっぱいだ。きっと私の苦しみも知りもしないのだろう、何度もエネルギーを使い伝えた今はこういう状態なんだよって言葉も「こういうことはやめて」という私の言葉も全てひとつも今も尚分かり合えていない。きっとこの先もわかってなんてくれないだろう。
だが何とか暮らしている。
まだあの頃よりかは幸せだと思っている。
歩くことが出来て話すこともこうやってここに書き込むことも出来るのだ。とても幸せだと思っている。
だが、今も尚 傷ついている。
本音を言えば、
言葉はいらないと言ったら嘘になるが、言葉はいらない、ただ・・・ちゃんと私を見て向き合って欲しかった
言葉はいらない、ただ・・・寄り添って欲しかった
言葉はいらない、ただ・・・私の周りの家族のように温かい家庭が欲しかった。
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※またまた長文になりました…。
もしもここまで読んでくださった方々がいらっしゃれば読んでくださりありがとうございます。
読んでくださっている方々がいらっしゃるか分からないけれどこんな未熟者の私ですが、よく家族から言われるのです。「赤の他人なんて誰も助けてくれない。助けてくれるのは最終的には家族なのだから」と、でも私は読んでいただければわかる通り家族から助けて貰ったとは言えないのです。家族だろうとなんだろうと私はみんな他人だと思っています。
皆様、自分第一で考えてくださいね。
心も体も1度壊れると本当に壊れやすくなるのです。身をもって体験した私が言います…w
心身共に皆様が健康でありますように。
今日もお疲れ様でした。自分を労わってあげてください。おやすみなさい。
言葉は要らない、ただずっと傍に居てくれるだけで私は幸せなの
あの人は嘘つきだ。
言葉はいらないなんて、一人でいたいなんて、思ってもないくせに。
ただ一言、「そばにいて」と言ってくれたなら、私はあなたを手放したりしないのに。
言葉はいらない
あなたが帰り際 私を一瞬見届ける
その時を見計らって私も見つめ返す
この空間を得るために 1日待つんだ
【言葉はいらない、ただ・・・】
膝から崩れ落ちたあなたを私は見下ろす
恨みつらみはあるけれど
言葉はいらない、ただ・・・
消えてくれ
この世界から
「言葉はいらない、ただ…」
言葉はいらない、ただ見ていたい。
テレビの中の貴方。
昔の街並みを歩く貴方は白黒でしかないけれど、貴方の美しさを映すには十分すぎるくらいで。
いつまでも見ていたかった。
言葉にしたら、貴方が軽くなってしまう気がして。
ただ、見ていたかった。
うまいものを食う
食事とは生き甲斐であり、人間の本質である。
人間と食べ物の間には、独自の世界がある。
うまければうまいほどその世界は深化していく。
捕食・被食の関係を超越したその世界の中に、言葉は、ない。
いや、言葉を用いる必要が無い、というべきなのだろう。
言葉は便利だ。
言葉は自身の考えを明確化し、発することで相手と交流できる効果を持つ。
しかし、言葉は諸刃の剣でもある。
言葉を考えることで自身の思慮を固めてしまうからだ。
うまいものには、柔らかな思慮が必要だ。
うまいものと向き合うときには、ただ「うまい」と思えばいい。
言葉を連鎖させるように「何々が是々でうまい」とまで言う必要がない。
一人で食べるとき、世界には自分と、食べ物しかいない。
三人称は無いのだ。
言葉でなく、感性で向き合いたい。
作品No.151【2024/08/29 テーマ:言葉はいらない、ただ・・・】
言葉はいらない。ただ傍にいてほしい。
でも、いつしかそれでは足りなくなる。
何か言葉がほしくなる。そしてそれは、私がほしい言葉がほしくなる、ということだと気付く。
あなたの感情など、どうでもいい。私がほしい言葉を、あなたに言ってほしいと願う。そして、それがカタチにならなかったとき、怒りが込み上げる。
なんて、身勝手なのだろう。どうしようもなく、愚かだ。
私がほしい言葉がほしいなら、一人芝居でもしてればいいのに。
言葉はいらない、
ただ…
そばにいて抱きしめてほしいの
あなたの愛を感じたいから
「言葉はいらない、ただ・・・」
ふれるとあたたかい癒やしのロボット。
まるで生きているかのようなぬくもりに心も温まる。
「ねぇ、姉様。…わたしの片割れがあなたで。
ジェシカで良かった」
心からそう思う。
ーこれはわたしが過ごした気が遠くなるほどの果てしない時間のお話ー
一面花畑の青空の下で遠くをぼぅと眺めながら、苦しくて苦しくて死ぬほど辛くって…でもわたしにとってかけがえのない。もうわたしの1部と言っても過言ではない時間をおもいだす。
わたしはわたしが嫌いだ。
何回人生をやり直しても。
生まれ変わってもこの気持ちは変わらない。
嫌いで。嫌いで。…わたしの人生で1番興味のない対象
沢山の本を読んでも。
色々な世界を追体験しても。
自分に微塵も興味が湧かない。
どうでもいい。
でも、姉様が好きな「サンドラ」という視点では、まぁ存在しててもいいかなと思える。
わたしの命よりも大切な存在。
死ぬほど苦しい体験をしても何よりも優先させるべき対象。
狂おしいほどに愛おしい片割れ。
わたしのせいで、沢山傷つけて、悲しい思いをさせてしまったけれども…
そんなことも含めて姉様は許してわたしにとびきりの笑顔をくれる。
「お姉様…?こんなところにいましたのね。
もう時期春とはいえ少し冷えますわ。
中に入りましょう?」
またこうして迎えにきてくれるジェシカ。
何度突き放しても意地でもついてくるジェシカ。
嫌われるための努力さえ叶えさせてくれなかったジェシカ。
何回同じ人生を繰り返しても毎回わたしを思ってくれるジェシカ。
ねぇジェシカ姉様。
本当はわたしよりも賢くて強い姉様。
言葉にするには近すぎる距離。
口にするには深すぎる関係性。
形にしなくても分かり合えてしまう存在。
ずっと。ずっと。ずっと。ずっと。
「あなたの片割れに生まれてわたしはとても幸せよ」
普通では聞き取れない声量。
でも普通ではない姉様にはハッキリ聞こえてしまう言葉。
わたしの想いをひとつたりとも溢したくないあなたはきっとこのわたしから溢れただけの言葉も聞き流さないだろう。
「ふふ。えぇ、お姉様。私こそ、
あなたの片割れが私で良かった。」
お題「言葉はいらない、ただ…」
おまけのような設定のような雑談のような⤵︎
自分に無頓着すぎて純粋無垢な心を持ってるサンドラ
と
姉以外に無頓着すぎて依存しきってドロドロした感情を持ってるジェシカ。
ただの癖です。
知らないひとは「人狼ジャッチメント」で「サンドラ」と「ジェシカ」で検索してビジュを見てほしい。
この見た目と逆の内面を持ってる双子設定が好きです
この界隈が盛り上がってたのが数年前らしくて、残り香で一生懸命、延命してます。
@wawon_0_0(創作垢です)
私はどうして欲しかったんだろう。
目を合わせることもできなくて
ありがとうも
ごめんなさいも言えなくて
ただ、ぶっきらぼうに
心と裏腹に
嘘をついて
その場をごまかしていたんだ。
何年も 何年も
変われる時は
あったはずなのに
今の今まで
気が付かなかった。
あのとき
私はどうして欲しかったんだろう。
言葉はいらない、ただ・・・
抱きしめてほしかったんだと思う。
子供じみた、愛情に飢えた
等身大の私を認められなかった。
温かさを求める自分を認めるところから
始めるほかない。
あなたを失ってから、気づいた私は
愚かなのか
まだ間に合うのか
それは生きてみて
最後に分かるはずだから。
どこかで
あったかい陽の当たる場所で
私を待ってて。
言葉はいらない?
いや、いるよいるよ
言葉で伝えないとわからないよ
わかってほしいなんてただの傲慢だ
ただ全てを言葉にする必要はないよ
それは時に凶器になってしまうからね
うまく使いこなしたい、でも使いこなせない…
難しい、悩ましい、言の葉。
自動ドアが開くたびに激しい雨音が店内へ侵入してくる。
台風の進路は予報より遅れてマイペースに日本列島を北上しているらしい。
コンビニでのアルバイトは大学入学と同時に始めたのでもう3年目になる。
シフトは夕方の5時から夜の10時。
このあたりは数年前に開発されたエリアらしく、美容室やレストランなどいずれも新しくて垢抜けた店が立ち並んでいる。
そうした場所のせいか暗くなるとお客さんはあまり来ない。
今も店には私1人だけだ。
私は入口の方へ目をやり「床がぬれています。足元注意!」の黄色い立て看板が出ていることを確認する。
店内には「少年時代」のクラシックバージョンが流れている。
そういえば今日はいつも来るお客さんが来なかった。
40代後半から50代前半くらいのサラリーマン風の男性。
背格好がシュッとしていて縁無しの眼鏡をかけている。
そしていつも数百円分のおやつを買っていく。
来るのは大体5時過ぎだ。
買ったら店の外でぱっと食べて、店内のゴミ箱にゴミだけ捨てていく。
最近はもっぱらアイス。
センタンのアイスキャンデーミルク味。
あの日も今日と同じような雨だった。
そのお客さんは一見いつもと変わらないように見えた。
ただ一つだけ、その足元がいつもと違っていた。
靴がいつのも黒い革靴ではなく農作業用の長靴だったのだ。
全体が黒地でつま先や足首のあたりに細く鮮やかな黄色のラインが入っていた。
長さは膝下まであって、靴下が濡れる心配はほぼなさそうだった。
おまけに長靴の履き口の部分は紐で足に合わせて細く絞れるようになっていて、それもしっかりとスラックスの上から絞ってあった。
一度気がつくとその長靴から目が離せなかった。
黒と黄色のコントラストがよく効いていた。
そして異様なはずなのに完璧に履きこなしていた。
これが正解なのだ、と思った。
思わされた。
不思議な光景だった。
一種の感動を覚えた。
そしてなぜか 彼は良い人に違いない、と思った。
店内には「君は天然色」が流れている。
外は相変わらず雨が降り続いている。
バイトが終わるまであと1時間と少し。
私はもう一度、足元注意!の立て看板を確認する。
バイトが終わったらアイスキャンデーを買って帰ろうと思う。
去年『解決策とかなくていいので 聞いてもらっていいですか?』という番組を観た。仕事の悩み、家庭の悩み、恋の悩みなどの話を、俳優さんが否定せず頷いてただただ聞いてくれる様子を映している。わたしはどちらかというとアドバイスが欲しいと思ってしまうけれど、ただ聞いてほしいと思う人もいるんだな。どの俳優さんも聞くことに徹する表情が素敵で、こちらは目の保養とばかりに見ることに徹してしまいましたとさ。