『視線の先には』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
視線の先には
いつも同じ
ものが見える
最後の希望
😍😍😍
「視線の先には」
いつも君がいた
今はぼやけて見えないな
夏野菜の植え付けが終わり
しばらくたった頃、小さな双葉が畑の片隅に芽を出した…
「草?野菜?いったい君は何?」と
私は、弱々しい苗に語りかけた…
しばらくそのままにし、時々眺めていたが何だかよくわからない「小さな苗」を
ちゃんと育ててみようかと、素焼きの鉢に
植え替えてお世話をする事にした…
しばらくして双葉から本葉が伸び始めた
「君は、きゅうり?かぼちゃ?スイカ?」
確かにこの3種の中のどれかだと答えが見えてきた…
毎日少しずつ成長し正体がハッキリした
「君はスイカだったんだね〜」
このスイカが芽を出した流れはこうだ…
昨年夏、スイカの残骸をコンポストに投下
どんどん残飯を投げ込み堆肥に変化させ
夏野菜の畑に投入…
この時点でバクテリアに分解されてしまい
土になっているはずが…
何故か一粒の種が生き残り芽を出した…
私はこの奇跡の苗に「ド根性スイカちゃん」と命名をした。
鉢のままでは大きくなれないとわかり
今度は畑に2度目のお引越し…
それから、大事に大事に育ててきた
現在、「視線の先には」20センチ超えの
スイカが2つスクスクと育っている
ド根性スイカちゃんは、ド根性で生き残り
ド根性で実をつけた…
「君は何?」から始まった生命力の
塊は奇跡のスイカに成長した
視線の先には
何時だって貴方がいた。
僕が何をしても、どうやっても、追いつけない貴方が。
羨ましい、憧れだ、でもそれでいて……憎らしい。
僕にできないことを、なんでもそつなくやってしまう貴方が。
何をしても完璧な貴方が。
追いつきたい、いつもその一心だ。
だから、だから
今日も僕は追いかけ続ける。
貴方の背中を。
憧れの貴方を、いつか追い越せるように、手を伸ばして。
「視線の先には」
あいつの視線の先にはいつも同じ男が居る。ソイツのことが好きなんだと、聞くまでもなく分かった。
きっとあたしが目をそらさなかったのは
それが非日常的なことで、現実味が無さすぎたから
現実味のないそれが嫌に綺麗に見えて
嗚呼、これはきっと思っちゃいけないことなんだって
猫が宙を舞うみたいな
そんな、
ある日突然、
「人々の視線が目に見えるようになる現象」が
発生した。
二つの瞳孔から出る、ピンと張った糸のような
細い光の筋。これが「視線」だった。
愛し合う恋人たちは、ゆらゆら光るピンク色の太い光で
互いの顔を照らし合っている。
睨みつけるような鋭い視線からはチリチリと火花のようなものが走っていた。
ぼんやりと一点を眺めると、
視線は「もや」のようなものに変わっていった。
しかし目をパッと見開くと、その「もや」は視線の
軌道を描くようにさっと集まってきた。
あらゆる視線が見えるようになったことで、
最初は世界中が困惑と混乱に満ちていたが、
やがてそれは日常になり、誰も他人からの視線を
気にしなくなった。
いや、
「他人は自分が思っているよりも
自分のことなど見てもいないし気にしてもいない」
ということに人々は気づいたのだ。
もちろん、誰の視線の先にも、私はいないのだ。
視線にも温度があればクレープは炭だな…ったく、一口だけだぞ
題-視線の先には
視線の先には
他の子と仲良くするあなた
私は視界に入れる価値もないの?
お願いだからもっと見てよ
もっと好きになってよ
私はずっと好きでいるからね
「視線の先には」
じーっと見てる…
何かを狙ってる…
ドアの隙間から
テーブルの下から
″無言の圧力″
君の視線の先には
いつも何があるの?
それは…私 ( *´艸`)
私が行く所に
必ずついてくる( ΦωΦ )
可愛いすぎて
ついつい、おやつタイム…
で、余計に私の後を
着いてくる(笑)
「視線の先には」が今日のテーマだ。自分は他人の視線が苦手だ。人前に立って発表やプレゼンをするのは大嫌いだし、それどころか、職場の同僚と話すときすら、あまり相手の顔を見ずに話している。どうしてかはよく分からないが、相手の顔をみるのがちょっと怖いというか、億劫というか、抵抗があって、とにかく顔を見ないで声だけで対応するほうがずっと楽なのだ。もちろん、それが良くないことだとは分かっている。相手から見れば、ちょっと失礼で、不審で、気持ちの通じない人間に見えるだろう。それにこちらにしても、相手の表情をしっかり見たほうが、読み取れる情報が増えるに違いない。
いつまでもこのままではいけない、と決意して、実は先月の初めから、ある作戦を実行している。教育現場で頻用される「ごほうびシール作戦」である。1日のうち1回でも、会話中にしっかり相手の顔を見たり目を合わせたりできたら、スケジュール帳のその日の欄に丸い紫のシールを貼る(家族は除外)。ついでに、誰かに名前で呼びかけることができたときも、丸い緑色のシールを貼る。人の名前を呼ぶことも苦手で、いつも「あの〜」とか「すみません〜」とか声をかけてばかりだからだ。
これらの作戦は、少しは効果を上げている。仕事中に「あっ、今がシールチャンスだ」と思ったときに、意識的に相手の顔を見たり名前を呼んだりできる、こともある。それでも、やっぱり疲れていたり落ち込んでいるときは無理だ。小さな丸いシールなんかよりも、「顔を見たくなさ」のほうが圧倒的に勝ってしまう。まだまだ修行が必要だ。1年間くらい続ければ、少しは変わるだろうか。
謙遜は大きな声で言えたのに夕日があたしに差さないなんて!
都市の大きなイベントがあるという事で、職場のみんなと一緒に遊びに来た。
極力全員とは言いつつも、救急隊の仕事としては全員抜けることは出来ない。
今回はラッキーなことに、イベント参加の方に来られたから、残っている人達へのお土産を買って帰らないとな。
あと、実際にイベント内で色々やらかす人もいるので、連絡はすぐ取れるようにしておくのを忘れなかった。
それに、奥の売店にこのイベント限定のクリームソーダがあると聞いて、心無しか気分が高揚している俺がいた。
そう言えば……。恋人の彼女も、職場の人達と来ているはず。
実際に、イベント会場の対角線上に居るもんだから、遠いなと苦笑いしてしまった。
「どうしたんだい?」
先輩がそう声をかけてくれる。
俺は「なんでもない」と伝えたけれど、俺の視線の先を追う先輩。
「ははぁん、さては彼女を見ていたな」
結構遠いところにいるし、他のところを見ていたと思わないのが、察しがいいんだ、この人は。
「まあ……視界に入ったもので……」
「視界に入ると言うより、探したんじゃない?」
そうかな……と、俺はぼんやり考える。
みんなと一緒にいる時は、みんなとの時間を過ごしたい気持ちは確かにあった。
「みんなに気を使うのはいいんだけど、少しだけ彼女と一緒の時間を取ったらどうだい?」
「彼女と……」
「こういうイベント、一緒にいたことあったかい?」
「ない……です」
先輩に言われて、考えた。
確かにこういう都市全体のイベントになると、俺たちは職場のコミュニティを優先にしている。
それは付き合う前からもそうだった。
考えると確かに、彼女とこういうイベントを過ごしたことはない。
その時、脳裏に過ぎる、付き合う前の彼女の言葉。
『こういうイベントの時、参加出来ないことが多くて……』
寂しそうに笑っていた彼女。
あの言葉を聞いて、俺はもっと彼女を外に連れ出したくなったんだ。
その時の気持ちを思い出すと、彼女とこういう大きなイベントの思い出が全くないことに寂しさを覚えた。
「おーい、聞いているかい?」
先輩が、俺の目の前で手を振っていた。
「すみません、聞いてませんでした」
「だよな」
「あの、彼女のところに行ってきて良いですか? すぐ戻るんで!」
俺は少しだけ切羽詰まった言葉と共に、先輩を見上げた。
その言葉を聞いた先輩は、嬉しそうに笑ってくれる。
「もちろん、行っておいで。俺からみんなに伝えておくよ」
「ありがとうございます!!」
俺はスマホを取り出して彼女にメッセージを打つ。
『少しだけ、抜けられない?』
おわり
視線の先には
視線の先には 11作目
見えるのは今日の記憶と、昨日以前のことだけ。
それでも、あやふやな断片は多いけれど。
視線の先には、明日は見えない。
それでも、明日もきっと生きているのでしょう。
また、視線の先には記憶が映るのでしょう。
受話器片手に、空いた方の手にペンを握る。手元に一冊のノートを広げ、受話器越しに聞き取った音声を言葉にしてそこに記す。赤、青、黒の三色を駆使して紙に滑らせ、つらつら綴る文字列や図形。時に見えない相手に相槌を打ち、確かにその瞬間は話の内容を理解できたつもりでいた。
通話を終え、不意に視線を落として手元のノートを読み返す。いざ、つい先刻の内容をおさらいしようと試みたときに気付くのだ。自分の書いた文面のお粗末さに。解読困難な文面を紐解く頃には終業時刻を迎えていた。
あー、もう明日でいいや。
明日、出勤早々から始まる己のメモの暗号解読。今から憂うつである。
題【視線の先には】
私は好きな人がいる。
だけど、その人の視線の先には好きな人がいるみたい。
私は、そのときに違和感を覚えた。そこではじめて、私はこの人が好きなんだって気づいたんだ。
その人の視線の先には、私の友達じゃない、とっても可愛い子がいた。
私の心の中のモヤモヤはいつまでたっても消えなかった。
そして、夏祭りがもうすぐになった。
いつも通り、一人で帰ろうと思っていたら、突然好きな人に話しかけられた。
彼「あの、ちょっと良いかな?」
私「えぇ!?わ、私!?」
彼「う、うんそうだけど。なんか驚かせてごめん」
私「だ、大丈夫だよ!で、どうしたの?」
彼「あの、えっと、今度の夏祭り、一緒に行かない?」
私「なんで?」
彼「あっ、嫌なら良いよ。ごめん!」
私「え、嫌じゃない!でも○○ちゃんは誘わないの?」
彼「はっ?なんで?○○?」
私「えっ、好きじゃないの?」
彼「はっ?そんなわけないだろ?俺が好きなのはお前のだよ。」
私「はぁ!?」そのとき、カァーと赤くなった。
彼「あっ、いっちゃった!夏祭りで告白をしようと思ってたのに!」
私「わ、私もずっと好きだったです!!付き合ってください!」
彼「やった!ありがとう、よろしくね!」
私「うん。」
じゃあ、あれは気のせいだったんだ!
良かったよ~!
25日目
いつからか視線の先には彼女がいた
楽しげな表情、大きく開く口
その口から発せられる言葉は綺麗だった
彼女は手も美しかった
誰よりも繊細でしなやかな指先
その手から紡がれる言葉は優しかった
嗚呼その声を聞くことが出来たのなら
視線の先には
過去の記憶が潜んでいる
そこに触れると
未来に変わる
視線の先には
0歳-5歳 アンパンマン
6歳 -9歳 仮面ライダー・特撮ヒーロー
10歳-14歳 ジャニタレ
15歳-現在 2.5次元アイドル
僕の視線の先にはいつも推しがいる
猫の視線の先には獲物がいた
猫はうずうずしていた
早く取りたい 早く取って遊びたい
うずうず うずうず
視線の先の獲物は気づかぬふりして動いている
ちょろちょろ ちょろちょろ
猫はたまらず飛びついた
しゅばっ
獲物は虚しく飛び去った
またか
この猫はこれまで何敗しただろうか
無念たるや猫の背中はしょぼくれた
うちの猫は優しいのよ わざと獲物を逃すのよ
そう飼い主は話す
いや、違う 飼い主よ、それは違う
猫は無言の圧力で今日も飼い主に戯れている
「猫の戯れ事」