視線の先には何時だって貴方がいた。僕が何をしても、どうやっても、追いつけない貴方が。羨ましい、憧れだ、でもそれでいて……憎らしい。僕にできないことを、なんでもそつなくやってしまう貴方が。何をしても完璧な貴方が。追いつきたい、いつもその一心だ。だから、だから今日も僕は追いかけ続ける。貴方の背中を。憧れの貴方を、いつか追い越せるように、手を伸ばして。
7/19/2024, 12:59:06 PM