見つめられると』の作文集

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見つめられると』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

3/28/2024, 1:27:45 PM

「見つめられると」



信号が赤に変わった。

交差点の向こう側に、見覚えのある姿が目に入った。

特徴的な外見だから、すぐに分かった。


……何故、この確率を疑わなかったのだろう。




見るわけない、分かるわけない。




なのに、




視線が交わった。


貴方に見つめられると、途端に緊張が走る。

息を呑んだ。

知りつくしている視線だった。

貴方に見つめられると、あの頃の熱が甦りそうで怖い。


今、私の表情を映し出すモノは何も無い。

どうか、どうか、浮き上がっていませんように。

貴方の視線は簡単には避けられない。

この距離の無意味さが身に染みる。

何故、無駄に視力がいいのよ。

ただ、最後に見かけれたらいいな、くらいだったのに。


信号が青に変わった。

目を逸らし、あたかも何でもないかのように人混みに紛れて、そのまま直進する。

距離が近づいてくる。

斜め前方から鋭い視線を感じる。

……別の痛すぎる視線もあえなく喰らう。

迂回せずに慣れたルートで帰ればよかったのに。

自分の微かな欲求に忠実に従ってしまった罰なのか。

貴方の香りに混じって、知りない芳醇な香水の香りが届いた。


貴方は、もう私の手の届かない位置にいるのだから、そろそろ自覚してください。


いや、わたしもか。

……見つめたって、もう無邪気な頃の私たちには戻れない。


貴方の隣りに近づくことすらも叶わない。

貴方の見つめるべき相手は、貴方のその真横に居る。





振り向くな、わたし。

3/28/2024, 1:27:14 PM

“見つめられると”

むかしむかしの事でした
いつもの通勤電車の出来事です

同じ電車の同じ時間同じ車両
いつもの場所で
あなたに出会った

別に会話をする事もなくあいさつをする訳でもない
ただ同じ電車の常連さん
ガラス越しに映るあなたの横顔が少しばかり気になっていた

いつの間にか、たったの5駅だけのその時間が楽しみになっていた

ある日の事いつものようにただあなたの後ろ姿をチラチラと見ていると
どこかで視線を感じた

トンネルに入った時に、あなたとガラス越しで視線があった
”見られてた?“
突然恥ずかしくなり下を向いた
私は下を向いたまま電車を降りた

電車が去った後に背後で声が聞こえた
“おはようございます”
あなたが笑顔で立っていた

それから
ただの常連さんから
”おはようございます“の常連さんになった

私の中であなたに見つめられる度に“”ベコニア“の花が一輪ずつ咲いていくような気持ちだった

たった5駅の常連さん
むかしむかしの淡い思い出

今でも家の庭には“ベコニア”の花が毎年綺麗に咲いている

3/28/2024, 1:23:11 PM

【見つめられると】

視線を感じて、そちらに首を向け、そして。
柔らかな、でも逃れられない。
暖かいようで、冷たいようで、そして何よりも、
「……何」
「用があるから、見てるんだけど」
その笑顔が、髪の艶が、服が、佇まいが、強力な力となってこちらを縛り付けるから。
「ね、お願いあるんだけど」
いつもいつも、面倒なお願いがあると分かっていても、逃れられない。いや、
(逃れたくない)
「また?今日は何」
わざとぶっきらぼうに言ってみる。わざと、視線を逸らす。
だってこれ以上見つめていたら。
「あのねあのね」
見上げてくる視線を感じながら、
(だって)
厄介で面倒で迷惑で関わると絶対損をするし怒ったことも突き放したことも何度も何度も。
でも。
「でねでね」
語り続ける彼女をちょっとだけ見て。
(愛おしい)
どうしても、そう、思ってしまう。

3/28/2024, 1:22:13 PM

見つめられるのは嫌い

自分に自信がなくて、目があったらすべて見透かされる気がして。
顔になんか付いてるんじゃないかとか、化粧が変かなとか妙に気になっちゃったりなんかして。。

誰もそこまで私に興味なんかないことわかってるのに、目が合うだけで色々考えちゃう自分も嫌い。

まっすぐ人の目を見つめられるのは、自分に少しでも
自信があるからじゃないかな。

3/28/2024, 1:21:19 PM

見つめられると



見つめられると、どうしていいか分からなくなる。
僕はこの子から好かれているんだろうか。
…なんて、自信過剰もいいところだ。

人づてに聞いた話では、僕のことが好き…らしい。
『らしい』というのは彼女から、その言葉を直接聞いたわけじゃないからだ。

周りの勝手な憶測もあるんだろうが、それでも彼女からの視線を感じるたびに、僕の背中は少しばかり緊張する。

いっそ見つめ返せば、何か変わるのだろうか。
そんな考えがよぎったが、行動に移す勇気はない。

今日も彼女と目が合う。
彼女の瞳に僕はどう映っているのだろうか。

3/28/2024, 1:18:56 PM

見つめられると

疑問に思う
何処か変かなっと
まぁ変わってはいる

身だしなみ
これもかなり雑
雑ならまだいい方です

思い当たらないと
なんのことやら
解らないね

前後があれば
多少なら気がつくかな

それなりに
見つめられないと
ほぼ気が付かない
多分、気にしない

見つめるより
眺めるかな
じっと凝視するよりも
ぼんやりみてる

色々なものを
じっと遮っている
それなりに疲れるけど

イヤホンって便利だよね

じっと見つめる時は
確認や疑問かな

疲れ果ててると
不細工だなっと自分に思う

余力って大切

ずっとは見つめてられない
見つめられてたにしろ
その一瞬だけじゃないのかな

3/28/2024, 1:16:47 PM

【見つめられると】

十歳の誕生日
僕は初めて万引きをした
四人のいじめっ子からいじめられている僕は
同級生に「俺らに渡す金が無いなら万引きしてこい」と言われて
スーパーの駄菓子コーナーから小さなガムを五つ、袖に隠した

そこは僕が幼稚園に通っているころから時々行っている
鼻の下と顎にヒゲが生えたおじさんと
その奥さんであるおばさんがやっている個人経営のスーパーだ
二人とも優しくて、これを食べて大きくなりなと言って
背が低い僕にこっそり野菜や果物をくれることがあった

僕は前に、おじさんがおばさんと「金が無いから、監視カメラはダミーのしか設置してないんだよなあ」と話しているのを
たまたま聞いたことがあった
だから僕は「ここのスーパーはどうかな」といじめっ子たちに言った
どうしても捕まりたくなかったから
いじめっ子たちも僕が万引きをするのは初めてだから、盗るのは小さな駄菓子でいいと言った

取ってきた五つのガムは
僕の手のひらから一人一つずつ取っていって
最後に一つ僕の分だけが余った
それを握りしめて家に帰って
おかえり、と言う母さんに返事もせず顔も見ないで
自分の部屋に入った

握っていた手を開いて
ガムを見てみると
前に母さんに買ってもらった時と同じデザインのパッケージなのに
全然違うものに見えた
描いてある犬のキャラクターも可愛い見た目なのに
今日はすごく怖く思えた

不意に聞こえたコンコン、というノックの音に飛び上がる
もう一度手の中のガムを握りしめて、ごくんと唾を飲む
続いて聞こえた声はひどく優しいものだった

「入るわよ」

母さんは微笑んで、だけど心配そうに僕を見つめた

「何かあった?」
「何も……」

いじめられていることも万引きのことも知られたくなくて
何も無かったと答えようと思ったのに
母さんに見つめられると
いつもこんなに僕のことを考えて優しくしてくれる母さんにここで嘘をついたら
僕はもうすでにクズだけど
今度こそ本当に本当に最低なクズになると思って
でもやっぱりなんて言っていいか分からなくて
何も知らないはずの母さんの優しい目に見つめられると
今日はその優しささえ怖くて怖くて
僕は泣きながら「ごめんなさい」と言って
いつの間にか強く握りしめていた手のひらを開いた
床に落ちた小さなガムは
握っていたせいで醜く歪んでいた

3/28/2024, 1:15:03 PM

自分は他人と目を合わせて話すのが苦手だ。頑張って目を合わせようとするけれど、1秒ぐらいですぐに目を逸らしてしまう。

3/28/2024, 1:14:35 PM

「見つめられると」

素直におしゃべりできない?

メガネをかけてる人だと

もっと心がみられてるようで

おしゃべりできない?

わたしの心の中がもう少し片付けできたら

カギを渡したいけれど、

今はブラインドをかけてるの

よくホコリがたまるから

また見つめてね

3/28/2024, 1:12:57 PM

「その瞳は僕を暴く」




あの子と目が合うと、つい視線を逸らしてしまう。
僕のなかにある最大かつ最悪な秘密を見透かされる気がして、落ち着かない。

誰にも言えない。
好きになってはいけない人を想っていること。
彼女と彼の仲が壊れることを祈っていること。


あの子と彼女は親友。
だから、あの子はきっと彼女と彼の幸せを祈っている。
友達の彼女のことを好きになった男なんて、確実に警戒対象だ。

彼女とどうにかなろうなんて、思っていない。
でも、友達とその彼女の仲が壊れることを密かに祈る自分は最低だと思う。

もしかしたら、あの子は気づいているのではないか。


ほら、またあの子と目が合った。
吸い込まれそうな瞳に、僕の心はざわつく。





────見つめられると

3/28/2024, 1:12:48 PM

【見つめられると】
(※性的表現有り🔞)

「愛しているんだ…!!」

真っ直ぐ目を見つめられながらそんなことを言われると
言われ慣れてるとしてもドキドキしてしまう。

「そ…そんな…//」

恥ずかしくなって相手の目が見れなくなって
オレは目をはなす。

それからオレは抱き寄せられ、激しくキスをされる。
相手は、押し倒されて 恥じらって顔を赤く染めるオレを
嬉しげに見るのだ。

かよわい『乙女』のように赤らめるオレは
まさに『女』である。

『獣』のようになった相手は、
オレを優しく、ときに激しく求めてくる。

混じる体、声、吐息、汗、愛…
全てが愛おしくなる頃、
オレは心も脳内もとろけて
善と悪の区別もできなくなり、
気づけばひたすら相手を求めるだけになっていた。

そしてオレはその『愛』を全て
『奥地』で飲み干したのだ。

3/28/2024, 1:10:43 PM

【見つめられると】

人に見つめられると目を逸らしてしまう

私は人と目が合わせられない

理由は自分でも分からない

仮説でも立ててみようか

1つ目
目を5秒以上合わせると相手が石になってしまう

2つ目
人と目を合わせられない呪いがかけられている

3つ目
目を合わせると私が爆発する

4つ目
実は私は誰かに操作されていて目を合わせないようにされている

5つ目
ただの人見知り

.........どれもありうるかもしれない

どれが理由だとしても私は人と目を合わせられない
見つめられると緊張してしまう

顔に熱が集まって言葉が上手く出てこなくなってしまう

目が合わせられない理由.........あっ

3/28/2024, 1:10:40 PM

母が、○○は可愛いね。愛してる。
とか言うたびに、
わたしは、それを言わなきゃ、
私への、怒りや不満、そういう
黒い気持ちが消せないんだ、消えないんだな
とか、自分に言い聞かせてるんだな
とか思ってしまう

お迎えが遅いと
捨てられた?っていう考えが
どうしてもよぎってしまう

ごめんね
素直に言葉を受け止めることが出来なくて
ごめん

3/28/2024, 1:09:50 PM

見つめられると

君に見つめられると、金縛りにあったように動けなくなる。
君は私の罪を知っているのだろうか。
こめかみの辺りを汗が伝う。君は私を見つめたまま、悪魔のように微笑むのだ。黒い瞳と白い歯のコントラストに目が痛む。

昨日、人を埋めた。

「ど、どうかした?」
明らかに動揺してしまう。汗は止まらないし、一度君からそらしたフォーカスをもう一度合わせることができない。
「大丈夫。私、誰にも言わないよ?」
ドッッ!突然心臓が激しく動き出した。知っているんだ。彼女は。
「これで、二人だけの秘密ができたね!」
彼女は屈託のない笑顔を向ける。その真意がわからなくて、動悸が治まってくれない。その時だった!

彼女の唇が、私の唇に触れた。必死に抵抗したけれど、壁に押し付けられていて、どうすることもできなかった。
「ファースト、キスだったのに……。」
「私は全部知ってるの。だけど、誰にも言わないよ。ねっ?」
彼女はまた微笑みながら私を見つめていた。

3/28/2024, 1:09:16 PM

好奇の目で見つめられると、手先が器用に動かなくなる。
 なにげに、迷惑。

3/28/2024, 1:08:38 PM

見つめられると不安になる。
 何の用だ? 何も言ってくれない。
 襟が立っているのか、髪が乱れているのか、服にタグが付いているのかとあたふたする。ヤツはじっと見てくる。
 そうしてしばらく経ったあと、近くにやってきた友人に対して、ヤツは言ってのけた。
「いやなんか見てたら慌て出しておもろかった笑」
 そいつに復讐する機会をずっとうかがっている。

3/28/2024, 1:08:31 PM

見つめられると 君に触れると
暗い ライ 闇も消え去って
嫌い ライ 何度の懲戒も
君だけには後悔 公開中

3/28/2024, 1:04:49 PM

猫にとって、見つめられることは相手の敵意の表れである。見つめ合い、唸り声をあげて威嚇し、全身で相手に自分の強さをアピールすることは、弱肉強食の世界を生きる猫の本能に刻み込まれている。そのため、目があったが最後、瞬きすら許されない。
 勝敗の分け目は至極明瞭で、先に目を逸らした方が負けである。

「見つめられると」

3/28/2024, 1:03:52 PM

見つめられると

人に見つめられると逃げ出したくなる。そのうち自分の弱さまで見つかりそうで怖いから。
「こんな臆病さに気付きませんように。どうか節穴であってくれ」と願いながらなるべく平然を装って笑みを顔に貼り付ける。嵐が過ぎ去るのを待つようにして。

3/28/2024, 1:01:36 PM

見つめられると、見つめ返す。どっちの目玉に先に穴があくか、瞬きもせず勝負だ。“それはにらみ合いだろ”、というツッコミが聞こえてきそうだ、うん。ほとほと、「ろまんちっく」とは縁遠い。

何日も前、文のなかに「見つめる」と書いた。自分と自分の状況を、何の感情もなくただ見つめた。取りこぼさぬように、見逃さぬように、ただ、ただ。

さて、同じように誰かに「見つめられ」たら、私はどう感じるだろう。…たぶん、あまり気にしない、かもしれない。何か言いたそうなら、「何か?」と訊ねるかもしれない。しっかりと「見つめる」のは、なかなかに集中力もエネルギーも使うから。

まあだがしかし。私は誰かに見つめられることなど、まず無い。却って、何の気なしにたまたま目が合った見知らぬ人々は皆、何かまずいものと目が合ったという風に慌てて目を逸らすか、回れ右で踵を返すかばかり………何故?

猫に好かれた嬉しい日も遠く、私を見て嬉しそうにするのは、人間を見ればおやつを貰いたがる近所の犬ぐらいだ。思いっきり尻尾を振りながら買い物の袋に期待しまくり。「おやつは無いよー」と言うと、ちゃんと去ってゆく。…おそろしい子……!

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