Amane

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見つめられると

君に見つめられると、金縛りにあったように動けなくなる。
君は私の罪を知っているのだろうか。
こめかみの辺りを汗が伝う。君は私を見つめたまま、悪魔のように微笑むのだ。黒い瞳と白い歯のコントラストに目が痛む。

昨日、人を埋めた。

「ど、どうかした?」
明らかに動揺してしまう。汗は止まらないし、一度君からそらしたフォーカスをもう一度合わせることができない。
「大丈夫。私、誰にも言わないよ?」
ドッッ!突然心臓が激しく動き出した。知っているんだ。彼女は。
「これで、二人だけの秘密ができたね!」
彼女は屈託のない笑顔を向ける。その真意がわからなくて、動悸が治まってくれない。その時だった!

彼女の唇が、私の唇に触れた。必死に抵抗したけれど、壁に押し付けられていて、どうすることもできなかった。
「ファースト、キスだったのに……。」
「私は全部知ってるの。だけど、誰にも言わないよ。ねっ?」
彼女はまた微笑みながら私を見つめていた。

3/28/2024, 1:09:50 PM