『街へ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『玄関』
玄関 ちょっと薄暗い玄関 外は晴れ だけどやっぱり薄暗い玄関 ドアを開ければ 外の世界へ
光と暗闇どっちとも言えない 考えてみればふしぎな
せかい
遠いところへ夢を見に行こう。まだ見えない未来をぼうっと手に掴むみたいに彷徨わないと。亡霊になったとき道に迷わないくらいには世界に慣れてしまう歩行術だけ覚えよう。街へ行った回数を覚えている?僕は覚えていないけど、君が覚えていたらどうしようって思うよ。世界の理不尽を嘆いていたら時間が尽きてしまいそうだから、店先の甘い匂いで誤魔化すしかないか。新しいパン屋さんができたんだって。パン屋さん好きなんだよね。
家の前の曲がり角の前のあたりでいい香りがするのがなんでかなって思ってたんだけど、それは結局コインランドリーだってことがわかったよ。なんで気付かなかったんだろう。染み付いた習慣みたいにもうなくなったテナントを訪ねている毎日もいつか忘れてしまうんだろうな。
街へ行こうよ。歩き慣れて飽きた街を自分の頭の地図に変えるみたいに何も見ないで、忘れてしまった日常の欠片集めにいこう。辿り着かないで。遊園地のお気に入りのコースターに乗ってすぐ帰る人みたいだよ。どこにも辿りは着かないで、ここに居続けないで、悲しまないで。
お題に縛られずに、自由に書く
そんな日があったっていいじゃないか
街へ
意味も忘れた
ことばの宇宙(そら)に忘れた
目を伏せた
かなしげな瞳はセピア
音は鳴らない 風は動かず
空はいつも同じ色で濁る
僕らは解っていた
そのポッケから
はみ出た感情
僕らは知っていた
この手の脆(もろ)さを
明るさの消えた
午後の街角へ
約束をしよう
今日こそは、家から出よう。
人から見られて恥ずかしくないような、目立ちにくい服を着よう。普通の人になりきるように、髪を直そう。人から自分の顔をあまり見られないように、マスクをつけていこう。
期間限定。本日限りのセール。今日から数日間のイベント。
誰かにとっては嬉しくて楽しみだと思うことも、自分にとっては迷惑でしかない言葉。
やっぱり明日にしようか。
今日は向いてないから。
_街へ_
テーマ“街へ”
あまり、人混みは好きではない。
人に酔う、音が溢れている、眩しすぎる。
苦手な事しかない。
けれども、どうしても必要な物が
街にしかなくて…
仕方無く、街へとやって来た。
買う物ならば、今の時代
簡単にインターネットで購入出来るから
わざわざ、こんな街になんか来なくても良いけれど
私が必要としている物は
売ってはいない。
「12月1日から1月いっぱいまで、イルミネーションが…」
と、画面の向こうの人が言っていた。
知り合いでは無い。
キラキラしていてキレイだと思った。
画面越しでは見えない場所も見てみたくなって
辺鄙な場所から、わざわざ
遠く離れた街までやってきた。
周りの人は、この景色を見慣れているようで
誰一人として、イルミネーションを見ては居ない。
休日ならば、もう少し注目する人は増えるだろう。
けれど、平日の夜、仕事や学校帰りの人が
過ぎ去っていくだけ。
写真を撮ろうと、カメラを構えるけれど
そんな私を嘲笑うかのように、目の前を通り過ぎていく人たち…。
ああ、来なければ良かった。
心の底からそう思う。
イルミネーションの美しさと
人間の醜さが相まって、混沌を生み出す。
わざと邪魔をしている訳ではないのだろう。
他人を気にする余裕がないだけなのだろう。
私はカメラを仕舞い、脳裏に焼き付けるように
見つめる。
傍から見れば、怪しい人だろう。
女一人で、イルミネーションを見つめている。
(ついでに、コート、マフラー、耳あて、手袋、ムートンブーツ)
オシャレよりも防寒を優先させた、服装。
淋しげに見えぬだろうか、憐れに見えるだろうか。
それでも、私は、この輝きをただ、見に来た。
だから、きっと、私はこの街に居る人の中で一番幸せなのだと思う事にした。
かつて私の故郷であった街への道は、遠の昔に荒れ果てて風化していた。
「寒々しいことだ」
荒れ地となったこの大地の片隅に、ひっそりと残されたこの地には、未だ緑が来た事は無い。
どれだけの時が、この街が滅びてから流れたのだろうか。私の記憶からも、かつてあった騒がしい喧騒は、たしか、ということだけしか思い出せないほど、遠くに消えてしまっていた。
「虚しいことだ」
もはや誰も歩かなくなった街道の石畳は、否、石畳らしきものが、ぽつりぽつりと飛び石のように並ぶほど荒れ果てていた。
それでも、なお石畳には黒々としたシミが残っていた
「悲しいことだ」
暗黒時代と呼ばれた勇者伝説の舞台となった、最後の決戦の地としての名残とも言える、見上げるほどの城壁は、かつて、私も自ら岩を積み上げ、して作り上げたのは黒き巌嶺と呼ばれるほどのものだった。
そう記憶している。
けれど、その役目を全て壊すように大穴が開けられて、小さな瓦礫の山を残すばかりになっていた。
そうして、城壁を超えた先には、いまだに残り続ける青き勇者の旗が、荒野にはためいていた。
「これをあなたが見たら、なんと言うのでしょうか」
もともと出不精
世の中が便利になって
行動制限があって
さらに世の中が便利になって
便利を享受できる環境にいると
情報は際限なく受け取れるけれど
街には着いて行けなくなっていた
自分が便利な方に拠れば拠るほど
街の変化に置いていかれた
歩こう
覗こう
見つけよう
探そう
気付こう
楽しもう
悲しもう
出よう
行こう
街へ
街へ
【街へ】
私はランプをつけ、開けられない窓に映る月を見た。
もう慣れた頃だろう、この人生は変えられないんだ。
権力はあっても力は無い。
もう諦めなよと、今晩も自分に言い聞かせた。
私はもう、ここには居たくなかった。
出かける時は、執事が着いてくるし、一日の予定に自由時間なんてものは無い。
ピアノに英語に油絵に、お父様の知り合いとのお茶会に、お母様とのパーティー。
知ってる人はいない。いるはずない。
好きなことをできるのは、夢の中だけ。、
厳重に我が家を守る鉄の門。
はたから見たら、きっと、この家は大きくて、立派で、羨む人だっているはず。家が嫌いな訳では無い。ただ、環境が嫌い、大嫌いなだけ。
私の部屋から見える、あの街に今すぐ行きたかった。友達とジェラートを食べる女の子、浜辺ではしゃぐ男の子、子供と手を繋ぎ、もう片方の手でカバンを持ったお母さん、腕時計を気にしながら、周りをチラチラ見ているお洒落した男の人。
ある日、お母様が熱を出した。使用人もお父様もお姉様も、みんなお母様を心配してお母様の部屋につききっきり。今なら、もしかしたら、ここから出られるかもしれない。逃げることが出来るかもしれない。
私は外のことを全然知らない。いつも行く時は、執事の後ろを着いて歩くだけだったから。走っても、「ワンピースの裾が汚れますよ。」とか、「街は汚くて、悪い人ばかりいるから早く帰りましょ?」とか、どうしても私をここに居させたくないみたい。
そんなのことを考えながら、レースの着いた若葉色のポンチョを身にまとっていた。フードを頭にすっぽりと被り、顔が見られないようにした。みんながお母様の部屋に入ったところを見て、お母様のことも心配だが、それよりも、ここからどこかに行けると言う嬉しい気持ちが上まった。お母様の部屋とは反対側の廊下を通って、1階へと降りていった。音が出ないように、いつもより丁寧に大きく分厚い扉を開いた。
今までで1番、蝶番が大きく聞こえたみたいだった。
あの鉄の重い門を精一杯の力を込めて開き、とうとう外に出た。みんなへの申し訳なさと、嬉しさで、心の中がぐちゃぐちゃになった。まるで、パレットの上で、絵の具同士が混ざったみたい。
初めて1人で出た外だった。急に不安になったが、その不安をかき消すように、青く広がる空を見つけた。
太陽も、私を見てくれているような気持ちだった。
街へ行くには少し時間がかかる。歩いている最中、ドキドキして、胸がはち切れそうだった。
ポケットに入っていた小銭を広場でお店を出しているアイスクリーム屋さんに渡した。あの女の子たちが食べていたジェラートを頼んだ。初めてのアイスクリームを時間をかけて味わった。
街に着いた時、嬉しくて涙が溢れそうになった。
行く宛てもなく、日がどんどん下へ沈んで行った。
街にある公園の噴水の近くで眠った。
すると、肩を揺さぶられた。目を開くと、制服を着た痩せた男の人がたっていた。キョトンとしていると、その人が、自分は警察だと話した。そして、近くの交番まで連れていかれた。夜に女性が1人でいるのは危ないらしい。住所を聞かれたので教えたが、それは間違いだったことに、目が覚めてきて気付いた。私は警察の人に家へと送られた。警察の人は、扉を叩き、出てきた使用人に私を渡した。また、あの生活が戻ってきたらしい。開けることの出来ない窓を眺めて呟いた。またあの街へ行きたいな。
もう遅い時間だった。そう思い私はランプを消した。
昔はとても嬉しかった「街へ行こう」。
今は少し怖くなった。
人の声も足音も雑踏も喧騒も。
いつしか全部全部が嫌になった。
みんなお洒落で希望に満ち溢れていて、
活気に溢れていて。そんな中に僕は似合わなかった。
全然嬉しくないのに嬉しいふりをしなくちゃいけない。
気持ち悪さで吐きそうなのに楽しいふりをする。
ほんとにだめだ。街は僕をかき消してしまう。
『街へ』
好きな街へ出かけたり
プレゼント渡したり
手紙を貰ったり
想いを伝えあったり
どれも素敵な時間だったけど
いつしかごめんが増えて
何に謝っているのか分からなくなることもあった。
だから
しょうもないことで笑い合える時間が1番幸せだった。
君の無邪気な笑顔を邪魔したくなくて僕もそれで笑い合っていたいから、僕の気持ちは奥底に大人しく沈めた。
これでいい。言い聞かせた。
私は、今旅行中だ。
満月が輝く、冷たい針のような風に吹かれる夜。
私は必要な物だけ持って家を出た。背負ったリュックは存外重かったが、慣れれば大丈夫そうだ。月は出ていても、暗く街灯も乏しい。田舎の夜中は静寂に包まれている。私の足音と吐息だけが静寂を破っていた。生活音も、私の父の怒る声も聞こえない。何処へ行こう?何処にだっていける気がする。
高校生は何だって出来ると言うが頷ける。
自由な私を止める事が出来るなら来てみろ。5分あれば、君も一緒に私の旅に同行しているだろうさ。
だが、私が本当に一緒に旅をしたいのは、残念ながら君ではない。
私の親友であり、今日彼氏に改めて成った人だ。何故改めてかと言うと、私が誤解をしていただけだ。彼は、もう付き合っているのと思っていたらしいが、私は親友の仲だと思っていた。だから、明日告白しようと思っていて、通話中に彼女が居るのか聞いたら、君が彼女なのでは?と聞き返されてしまった。恥ずかしい限りだ。そんなことはさておき、誘ったら、意外にも承諾し、一緒に旅をしようと行ってくれた。まずは、彼氏に会いに行こう。彼は、優しい。とにかくな。だからなのか、他者に流されやすい。この旅で、どう変わるのか正直分からない。だが、私達は明るい未来の方へ、黎明の方へ、変わっていけると思う。
彼氏の最寄り駅まで遠いから、取り敢えず電車で向かう。それまでには、彼氏も準備を整えている事だろう。電車に乗り込むと、1人から2人程度で少ない。もしかしたら、誰も乗っていない車両もあるのだと思う。ガタゴトと、田舎の線路はよく揺れる。お尻が痛い笑。窓を覗くと、街並みが見えた。黄色や白、赤もあって、輝いていた。早々と景色は流れていくが、それはそれで綺麗なんだ。絵画をじっくりゆっくり見るのも良いが、動画のように流れていくものにも感動する。
頭が冷静になっていく。半分家出状態だからかな。まあでも、気が向いたら帰ってくるよ。
そろそろ、彼氏が電車に乗り込む駅だ。彼氏もどっさりとした荷物を背負っていた。赤らめた顔を私に向け、寒いねと言って、隣に座った。
彼が
「どこに行くの?」
と聞くので、東京の街をまずは練り歩こうかなって、思っていると伝えると、初デートは東京の夜なんてドキドキすると嬉しそうに答えた。彼氏にして本当に良かった。きっと、彼じゃなかったら、私は誰が隣に居て欲しいか分からなかったから。
今夜は、東京のカプセルホテルにでも泊まって、明日は、海外にでも行こう。船で行こうと思っていて、つてもある。私の友好関係は案外おかしい。だけど、広げておいて損はないのが人脈だから、それで良いと思っている。
何処にだって行こう。どんな街にも行ける。どんな人にも会える。
行動し努力し、実現出来るまでやれば。
私達なら、きっと出来る。そう信じている。
注意 現実に行っているわけではないので、心配しないでください。大学生に成ったら行きます。
街へ
寺山修司の、書を捨てよ町へ出よう、って本を読んだ…高校で知った劇団の代表の作品で、著者の本を漁り読んでいた…田舎生まれの田舎育ちで、都会に憧れていた頃で、このタイトルに惹かれた…テレビの画面に映る街の様子は、十代の私には、刺戟的で夢が溢れているように見えた…溢れる人波、お洒落な人々、煌めく街の灯り…そんな街の中に溶け込みたい…
雑踏の 行き交う人々 足音響く
期待を胸に 新たなチャレンジ
#街へ
17日目【街へ】
「街へ行って、鶴屋に寄って来た。」
この頃私も、みんなと同じことを言うようになった。
「街へ行く」
熊本に住んで1年経った。最初は意味がわからなかった。
でも最近は、「街」がどこからどのあたりまでなのか、なんとなくわかるようになってきた。
JR熊本駅あたりは「街」とは言わないみたいだ。
水前寺公園も「街」じゃない。
「街へ行く」
この言葉は、ワクワク感が含まれている気がする。そして、ただウロウロするんじゃなくて、何かを買ったり、食べたり、具体的な行動が伴っているような気がする。
そんな私も、今日もまた、お気に入りのティールームで紅茶を飲むから、「街へ行く」
舌先に出来た口内炎が、私に を言わせない
道を踏み外す
「ようこそ。皆さん。さぁご一緒に」
眼前広がるは、見慣れぬ光景
奮い立たせた、私の憧憬
「こちらは、銀河になります」
思っていた以上に汚いか
それに、思っていた以上につまらんか
「こちらは、戦場になります」
あぁ〜まぁ汚いか〜
でもまぁ、まだ楽しそうだ
そうか。いいもんだな。
忘れてたな
いつもの心で街を呼吸する
#15 街へ
どこを見ても自分がいる
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映画
ドラマ
有名になった自分は外を出れば盗撮、陰口、握手の嵐
それを求めていたのかもしれない
けど、人の目を気にして外に出るのは少し疲れてしまったかも
何も気にしないで
何も隠さないで
自分のことを誰も知らない
どこか遠くの街へ行きたい
『街へ』
「苦しい、もう止まってしまいたい。
そう思った瞬間からの、1歩。」
菅原孝支・影山飛雄
『街へ』
書を捨てずに街へ出よう
賑やかなエネルギーを
沢山身体に受け取って
素敵なお店も沢山見て
おいしいお茶の店に入ったら
鞄から特別な一冊を取り出して
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