『街へ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
虹の出現から消えるまで見たよ。
2024/01/28㈰
遠くを見るようになって
良いことがあった。
小雨の中でも
窓を開けて外を見ていたら
虹がお寺の近くから出現し始めて
だんだん伸びて行き
町の上を渡って完成した。
そして、虹はあっという間に消えてしまった。
虹が出現する瞬間を初めて見た。
良いことあるかな、と思ったけれど
よくよく考えたら
ダブルレインボーとかも
何度か見たことあるけど
良いことあったかな?
思い出せない。
まあ、
日常を無事に過ごせるのが良いことなんだよね。
今日もお疲れさまでした。
みかんが美味しい。
お題:【街へ】
硝子張りの壁の先。
赤色が美しく溶け込んだソレ。
例え、禁に類することだと知っていても、ソレを選ぶことに躊躇を覚えるはずがない。
慕うべき相手に、お叱りを受けたとしても。
誰かの葬儀は、奇しくもソレを魅せるには絶好の機会であった。
けれど、それは禁に当たる故のこと。
熱に宿る赤色は、ソレと似ても似つかなかった。
嗚呼、再びあの色と出逢うには、どうすればいいのだろうか。
ソレと出逢った場所は、最早、思考の内に留められていなかった。
悔いても過去は返ってこず、しかし、捨てれる想いならばそれほどに執着していない。
ある時、恋慕の想いは叶い、再びソレと逢い間見える。
一度目と同じく、硝子張りの壁を通して。
遂には、慕うべき相手も死の床についた。
けれど、だからと躊躇する必要はない。
死の床を踏みつけ、極彩色は舞った。
赤色の靴は、波紋を揺らして溶け込んだ。
街へ
街は薄暗くなり、その姿を変える。
笛の音の方へ歩みを進めると、少年が目を細めて笑った。
「あなたはどうしてここへ?」
「……さぁ、私もわからないんだ。」
「あなたが帰る方法を教えてあげましょうか?」
「いや、なぜだかもう少しここにいたい。」
「そうですか。でも、絶対に9時までには帰るように。」
「……それはなぜ?」
「それは知らなくていいことです。いいですか、絶対にですよ!」
先ほどとは打って変わって真剣な眼差しで声を荒げる。
「わ、わかった。それまでには帰るよ。」
少年はまた優しげな笑みを浮かべた。
周囲には屋台が並んでおり、普段は見ないような珍しい品が並んでいる。なぜか懐かしい気持ちになり、仕事の疲れも忘れて屋台を一つ一つ見て回った。
気づいた頃には、時計の針は9時を過ぎていた。
「✕✕くん、どうしたの?」
「いや、あの人は無事にこの街を出たかなぁと思って。」
「僕のようにここに縛られてほしくないからね。」
お題:街へ
『ざわめきの中で』
あちらこちらから聞こえてくる
楽しそうな声と笑い声
夜の帳が降りる街に
明々と光が灯る
静かにかすかに降り注ぐ雪の
なんと正反対なことでしょう
その中を歩く私達だけ
ただ静かに
ゆっくりと動いているかのようで
喧騒からかけ離れた場所にいるような
そんな錯覚さえも覚える夜
そんな夜をくれた街に
今日もまた足を向けている
ただ1人静かに歩いている
街へ
あの人に会うために、可愛い服を探しに行こう
街へ
どうしたの? 今日の貴方の声には元気が無い
あんなに夢を叶える為に此処を飛び出し
どんなに辛い時も どんなに大変な時も
決して弱音を吐くこと無く
前向きにトライし続けてきたのに
良いんだよ そんな時もあるよ
心の翼が折れ 立ち上がるのも困難
そんな時こそ 私の出番
明日すぐに駆けつけるよ
貴方の心に火を灯す為
貴方の住む街へ
眼を瞑っていて 今の貴方には休息が必要
夢を叶えるには努力だけでは難しい
才能の有無に苛まされ 周囲の雑音に悩んでも
少しでも前に進むことだけ考え
諦めずにチャレンジし続けてきたのに
良いんだよ 休息するのも大事だよ
心と体を横たえ 頭の中を真っ白に
そんな時こそ 私の出番
明日すぐに駆けつけるよ
貴方の心に癒しを届ける為
貴方が眠る街へ
今日は友人とよく歩いた街へ行こうと思い立った。
最初の分かれ道をあっちに曲がれば初めて2人で行ったカフェがある。ついでに行った100均はまだあるのかな。
反対に曲がれば2人でよく行っていたカラオケがすぐそこだ。その友人以外とカラオケに行くことはほとんどなかったけど、他の人とは行ったことがないカラオケだ。そういえばそれより先の道に行ったことはないな。今度行ってみよう。
まっすぐ行って踏み切りの向こうまで行けば、友人に誘われて限定のアイスを買ったコンビニの前を通る。あの1度しか使ったことがないけど、よく覚えている。
なんとなく、今日はまっすぐ行くことにした。
次の角で左に曲がって道なりに5分くらい歩いたら一緒に帰る日によく寄り道して話していた公園だ。他に人がいるところを見たことがないから、少し時間はかかるけどいつもあそこに行っていた。
この街には友人と一緒にいた記憶がたくさんある。久しぶりに会いたくなってしまった。
いや、会いたかったから面影を求めに来たのかも。
今日は忘れてしまった時間をひとつでも思い出せたら良い。
(街へ)
「あ、材料ないや。」
今日は魔女として調合をしていた。
作っていたのはみかんが動き出して生命活動をする薬。
何を作っているんだと自分でも途中思ったがその時点ではもう引き返すことが出来ない状態にまで仕上がっていた。
その薬に必要なスライムの目玉が不足していたのだ。
魔法で出せないこともないのだが無いものを出すとなると魔力の消費が激しい。こんなスライムの目玉ごときで魔力を消費したくない。
なので街に買いに行く。
この世界での魔女は忌み嫌われていたりせず、普通に暮らし居てるのだが、私が人の顔をみるのが恥ずかしいためローブを被る。
紺色のおばあちゃんから受け継いだおまじないがかけられている特別なローブ。
これを被るとなんだか落ち着く。
赤ずきんみたいなかごに巾着に入っているお金をかごに入れて白い布で隠す。
ポケットに入れようか迷ったけど落とすと嫌だし、かごの中にした。
この家は森の奥で泥棒なんて来ないと思うが念の為愛猫に留守番を頼んで家を後にする。
愛猫に頼むのに取引として猫用の飴を頼まれた。ぐぅ。無駄な出費...。
街までほうきで30分。歩いて2時間。もうお昼なので今日はほうきで。
準備OK、いざしゅっぱーつ。
『街へ』
お題:街へ
特に予定もないまま思うように動かない足を使い
街へと向かっていく。
これから僕は何をしに行くだろう。
そう考えているといつの間にか街に着いていた。
沢山の人が行き交っている賑やかな道を人々の流れに身を任せ押されたりしながら進んでいく。
しばらくそうしていると自分の周りが静かになっている事に気づく。あたりを見回すと真っ暗で誰もいない。
「あぁそうか、僕の周りにはもう誰もいないんだ」
僕の意識は暗闇の中に吸い込まれていった。
『街へ』
髪を巻いてお気に入りの服を着て好きなメイクをして。
街へのハードルが高い今はまだ
大人にはなれないのかもしれない。
街へ:
街へ出かければ、知らないものばかり。
しかし、大人になって、知らないものを認識できなくなった。
認識できたとしても、子どもの時のような新鮮な驚きは、感じられなくなった。
今では、街は、空虚な「生活」という名前の現実が支配している。
思うと想う、みたいな感じで
町と街も、同じだけど違うよなぁ
街へ出て、町に帰る私の日常
#街へ
私は斜陽で御座います。
わたし、実を言うと先日
物言わぬ骸となりはてました。
……殺害されたんですよ、
いつかの同級生に。
ちと口調悪くなンだが、
これを読んだアンタらにさ
” 推理 ” して貰いたくッて
来たんだわァ、おれ。
死体の推理なんて、
やりたかねえだろうけど……
協力してくれ、頼む!
ボイスチェンジャーでさ、
犯人直々に伝えられたことのさ、
「同級生だ」ってことしか
わかってねえんだよな〜〜ッ。
……まあ、よろしく?
最近、テーマを貰い 投稿するまでが
早いように感じます。
最も、テーマとは関係無い話ですが。
ああそうそう、彼の名前は
「上江」(フリガナ:カミエ)です。
:斜陽のひとこと。
友達との毎日楽しい学校生活が、後一ヶ月で、終わってしまう。
今日で遂に僕は18歳になった。18歳になった、ということは大人になったということでもある。なぜなら、この世界では18歳から自分で職をみつけ、働き始めなければならない。
そして僕はたくさんの職業がある中で冒険者という職業にした。なぜなら、小さい頃からの夢だからだ。冒険者は言葉では言い表せれない程の希望やワクワクがたくさん詰まってる。でも反対に死ぬ可能性だってある。でもそれを踏まえてでも僕はこの世界を冒険したい。
冒険者になりたい事を両親に言ったのは、ちょうど1ヶ月程位前だ。意外にも両親はあっさり了承してくれて、手続き等はもうしてある。だから、後は街にあるギルドに行って、自由に世界を渡り歩くだけ。
そしていよいよ出発の時間になった。玄関の扉のドアノブに手をかける前に、僕は両親に最後のお別れを告げた。
でもいつかは戻ってくるさ!って自信満々に言った。
いよいよ僕は希望を胸に街へ向かった。
息子が旅先で死んだらしい。いつかは戻ってくると自信満々に言っていた3年前が懐かしい。私達は、希望とは真反対の絶望を胸に街へ向かった。
街へ
僕はバリバリのインドア派だ。
だから、家から出たくないし出る理由がない。
休日なんて家着でゴロゴロしてる。
ひとりで趣味を没頭する。
なんて最高なんだ。
けど、自分の買い物や本当に時々友達と遊ぶために外に出ることがある。
僕は田舎に住んでるから、大きい店に行くには少々苦労する。
親には申し訳ないね。
いつも送り迎えしてくれてありがとう。
まあ、楽しい楽しいショッピング!って感じでもないけどね。
映画を見てゲーセンで遊んでって感じだ。
もしかしたら、街での遊び方を知らないだけかもしれない。
こんな毎回同じ様なことをして流石に飽きてくる。
友達との仲が深まるのは嬉しい。
調べたら楽しみ方がわかるんだろうか。
あなたはどうやって街で遊んでいますか?
自分流があるのなら、それを思いっきり楽しんでください!
街を目指す。
宿屋を出て、知らない場所を転々とするのは、私にとって苦痛でしかなかった。
しかし、やめるつもりはさらさらなかった。
安息の地を探すことは、一生をかけてでもしなければならない。
その街は他の街と大差ないように見えた。
しかし、大きく違っていた。
やってきたよそ者を迎えに、家々から人が飛び出してくる。
彼らの目は希望に満ちていた。
私は荷台から荷物を下ろし、人々にお見せした。
歓声が上がる。こちらに走りよってくる。
彼らは荷物ではなく、私の方に全員で抱きつくように囲み、私の訪れを祝い、体の調子を心配した。
私は疲労でこわばった表情をしていたが、心の内は彼らと同じくらい喜びで震えていた!
どの街にいっても人はいない、いたと思い駆けつければとっくに息絶えている。もうこの世に人は生きていないのではないか。私は人と暮らすことが叶わないまま死んでいくのか。
そう思っていた。
飢えながらも旅人を受け入れる彼らの背中に手を回す。
ようやく手に入れた安息の地で、安心しきった私は眠気に襲われ、彼らの腕の中でまどろみ始めた。
街へ
最近部屋に
閉じこもる日々
なんて
静かで
真っ暗な部屋の中
気持ち切り替えて
オシャレして
街へ
繰り出そうよ
なな🐶
2024年1月28日345
街へ
明るい街灯に照らされる日
暗い路地裏に沈む日
笑って明日を願う日
泣いて今日を悔やむ日
すべてを過ごすこの街は
ひどく明るく濡れていた
ここはどこなのだろう
朦朧とした意識の中
美しい君だけが見えた
君は僕の腕を引っ張り
「行こう」
と鈴のような声で囁く
僕は何も考えずに手を引っ張られてゆく
どのくらいだったのだろう
辺りは暗く青く
まるで洞窟のようなトンネルのようなとにかく迫力のあるところだった
奥には光がみえる
「あそこだよ」
ときみは言う
この暗闇を抜けて
見たことのあるようなないような、どこか懐かしい街へたどり着いた
「私が住んでいる街だよ」
と君が言った瞬間
僕は目を覚ました
夢だったのか
少し憂鬱になりながら
歩く
夏
蝉は鳴き
涼しい風が僕を押しのけるようにふく
その柔らかい雰囲気の中
僕だけが憂鬱だ
今日はあの街へ行かないといけない
嫌いでは無いのだが
あそこの空気が嫌だった
僕を哀れんでいるような
包み込んでくれるかのような
そんな空気が嫌だった
そしてまた僕は歩くあの街へ向かって
#4