月1も更新しなかった人間

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「あ、材料ないや。」
今日は魔女として調合をしていた。
作っていたのはみかんが動き出して生命活動をする薬。
何を作っているんだと自分でも途中思ったがその時点ではもう引き返すことが出来ない状態にまで仕上がっていた。
その薬に必要なスライムの目玉が不足していたのだ。
魔法で出せないこともないのだが無いものを出すとなると魔力の消費が激しい。こんなスライムの目玉ごときで魔力を消費したくない。
なので街に買いに行く。
この世界での魔女は忌み嫌われていたりせず、普通に暮らし居てるのだが、私が人の顔をみるのが恥ずかしいためローブを被る。
紺色のおばあちゃんから受け継いだおまじないがかけられている特別なローブ。
これを被るとなんだか落ち着く。
赤ずきんみたいなかごに巾着に入っているお金をかごに入れて白い布で隠す。
ポケットに入れようか迷ったけど落とすと嫌だし、かごの中にした。
この家は森の奥で泥棒なんて来ないと思うが念の為愛猫に留守番を頼んで家を後にする。
愛猫に頼むのに取引として猫用の飴を頼まれた。ぐぅ。無駄な出費...。
街までほうきで30分。歩いて2時間。もうお昼なので今日はほうきで。
準備OK、いざしゅっぱーつ。

『街へ』

1/28/2024, 10:45:10 AM