『蝶よ花よ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
蝶よ花よ
暑い夏にも
蝶よ花よ
公園の
草むらに
なな🐶
2024年8月8日1910
テーマ:蝶よ花よ
転校を知った自分は精神状態が不安定になった
君の荷物が全てなくなっていた
もしかして転校…?
冗談のつもりで話していたのに
本当に転校してしまった
すごくきれいな君は私と仲良くしてくれていた
蝶のように華やかで、花が似合う君
また会えるよね
別れの言葉も告げられなかった
突然、君は姿を消した
蝶のように、花のように
魅力的になった君に
また会いたい
〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜
これは私の実体験です
1番の親友だった人がその子の誕生日前日に転校しました。
また会えるって信じてるよ
2024/8/8
「蝶よ花よ」
あの子は私の憧れ、可愛くて勉強ができて。
それなのに性格も優しい。
ほんとに神様は、、、、
それに比べて私は、ざっモブだっ。
笑えるなぁ、、、
人生のライトアップはいつもあの子に向いている。
それでも、美しさを保ったまま自分のやりたいことをやっている。
まさに綺麗な蝶のよう。
私は、良くてそこら辺に生えている草のようだ。
はは、
私は、あの子の綺麗な蝶ようになりたい訳では無い。
私は、蝶の休憩できる。ほんの少しだけ綺麗な花になりたい。
おこがましいけれど、そうなりたい。
【蝶よ花よ】
春が来た。あたたかな春が。
草木は茂り、桜が散る。
私は鱗粉を散らしながら花畑を優雅に飛び回る
どこからか音がする。でもそれは音ではなく声だった
「蝶よ花よ私は花の妖精」
そうして僕の箱庭で育ててきたこの子を、君は拐うと言うんだね。
だったらもう容赦はしない。
蝶のように舞いあがれ
花のように咲きほこれ
人生は1度きりなのだから
なるようになるさ
ケ‐セラ‐セラ
《蝶よ花よ》
蝶よ 花よ 黄金よ 珠よ 錦よ 綺羅よ 星よ 月よ 玉子よ 雛よ 鶯よ 此の類稀なる生人形よ
蝶よ花よ
望むならば
時を止めておくれ
その羽ばたき揺れる花弁の華燐さを
永遠の物にしたいから
散りゆく儚さを
失いたくは無い
「散りゆく儚さ」
蝶よ花よ
末っ子長女に生まれると、蝶よ花よと育てられるらしい。
お姫様とも聞いた事がある。
一度なってみたいものだ。
蝶よ
人々の想いを乗せて
飛んでいけ
花よ
人々の罪を背負って
散っていけ
蝶よ花よ
蝶よ花よ
美しく生きていけ
私も同じように
美しく咲き羽ばたけるように
蝶よ花よ
我が人生に一片の光を
月の無い夜に歩いたコンクリートと硝子の道は、淡く光る蝶が照らし、何百かの蝶でつくられた道は、一輪の花へと続く。
月の無い夜に歩いた何百かの蝶の道は、全ての光を飲み込んだまっくろい花へ続き、その花は私の心も飲み込んだ。
蝶よ花よ
我が心を永遠の闇へ
蝶よ花よ
蝶はきれい
花もきれい
なくなる時はきれいに散るように亡くなりたい
きれいに咲きたいな!
「そう、ですか…」
私はその時に思い出した。
あまり女の人が男の一人暮らしの家にドカドカと入らないほうが良いってこと。
何されるか分からないから、両親には深い関係以外、気を付けろと言われている。
「榊さん。」
私がボーッと考え事をしていると、隣人さんは私の目の前にお茶を用意してくれていて、私と対面するように座っていた。
「鳥井さん…」
そして、テーブルの真ん中にあの白い箱が置かれていた。
「これ、俺からのプレゼントです。」
「えっ…」
怯える私と裏腹に、隣人さんは不気味な表情で微笑んでいる。
私は怖くて、逃げたくても逃げられなくて、喋ろうにも喋れない。
動こうにも動けない。
そんな私を見た隣人さんは私の直ぐ横に来て、私の手を取り、手のひらにプレゼントと言っていた白い箱を持たされた。
「怯えなくて良いんですよ。」
その瞬間に私の防衛本能が働いたのか、身体が勝手に隣人さんの家から出ていった。
白い箱を持たずに。
自分の中の世界しかいないのはどこのどいつよ
それはあなた方よ
それに決めつけもあなた方よ
秩序を作ってるのもね
昨日のお題の小説を投稿し損ねたので今日は昨日のお題【最初から全て決まっていた】で投稿します。
「僕は時たま思うよ。最初からすべて決まっていたら、なんで素晴らしいんだろうと」
彼はまっすぐ整った黒髪を、指先でちりちりいじりながらそう言った。静まり返った教室の中、聞こえるものは凡そ7時になりかける時計の針の音だけだ。差し込む夕日は彼の顔を半分橙に染め上げ、光を照り返した睫毛が薄灰色にひかる。
少年はそれを見惚れたように見つめ、しかしその目に感嘆も恍惚も浮かべることはない。目を向けるものが他にいないから、なんとはなしに、目の前の存在に目を向けただけであった。
「そなんだ」
「自身の選択には責任が伴うだろう。僕たちは一度一度それを背負っていかなければならない」
彼はずっと、笑顔を絶やすことはなかった。話と対照的なその態度は笑顔に反して不気味であって、それが少年に好印象に映ることはないだろうけれど、それでも笑っていた。
「だからその責任を全て、全ての人間のレールを作る作業員にでも被せられたら、と思うわけだ」
「そうかな」
少年はやはり何の内容も要していなかった。何の内容をも含むことなく、ただ、見せかけで頷いて見せた。
「仮に全て決まっているとして君は」
「うん」
少年は笑わないし、彼は笑っている。彼は全知のような顔をして、疑問を呈した。
「君はレールに乗っているのかな」
「うーん、」
少年は笑った。不思議なことだが、彼はそれを始めて見たかのような気分に襲われ——事実、少年は笑顔など浮かべたことがないことを知った。
「君が思うのなら」
その後に何か言葉が続くかと考えて、しかし少年はその続きを口にはしなかった。
君が思うのなら。君が思うのならどうなるのだろうか。その答えは決まりきっている。
君が思うのなら、レールに乗れる。レールに乗ったように、見せかけられる。
「じゃあ君は、最初から決められてないんじゃないか。それなら君は、全てのものが最初から全てを決められていたとしても、主導し、自由であるんじゃないか」
「まあつまり、そう言うことなんじゃないかなあ」
少年はまだ笑っていた。口元はゆったり弧を描いて、目はずっと彼を見つめていた。それは恐ろしいほどの静寂。風は吹きやみ、カーテンは静止し、入り日は固定され、秒針は動きを止め、笑みは形を変えず、彼は動けなかった。
「君は聡いね?」
動き出す。猛烈に。赤い布に向かう猛牛のように。人に迫る死のように。夕日が斜陽に表現を変え急速に墜落し、地球の裏を回ってから朝日となって差し込んで、そしてまた落日へと変わって、それがあまりにも速く、一瞬ほどで繰り返された。時計は針を1から12に戻してそして11に戻ってそしてそのまま反対へと回転する。秒針はゆっくり周り短針が異常に速く転回する。頬に風が強く叩きつけてくるくせに、カーテンは長閑に揺れてみせた。
しかし少年は依然笑っていた。
そして彼は動けなかった。何一つとして発することはできず、畏敬とも恐怖ともつかぬ感情が胸に満ちることだけが、彼に自身が正常に動作していることを知らせた。
「じゃあ、教えてあげるね」
紡ぐ言葉を聞くべきかわからなかったのだが、彼は察する。聞くしか道はないのだ。
「最初から全て決まっているし、全てはレールに乗っている。レールはたった一つの存在によって構成されて、君たちはそれを知ることはない」
「こんなことも、結局戯れに過ぎないんだから」
ぴたり、と。全てが突如として動きを止め——彼は気づく。それらが止まったのはちょうど、彼が最初の言葉を発する時の状態と同じであると。夕日は窓から差し込んで顔を照らし、カーテンは緩やかな風に揺られ、時計は凡そ7時になりかけていた。
そうして彼は目の前を向けて、その前に誰をもいないことを確認する。
そう、ここには最初から誰1人としていなかった。
彼はそう考える。一体何が彼の違和感を刺激するのだろうか?少し逡巡を経るが、何一つとして答えが出ないので、彼はカバンを手にして立ち上がった。
「……帰ろう」
彼はすでに答えの出てしまった問いを、しかしその答えを知らなくなった問いを投げた。
——最初から全て、決まっているのだろうか?
蝶よ花よと大事に仕舞い込んできた。
壊れない様に、丁寧に丁寧に。
欲しいものは全て与えて、ありったけの愛を注ぐ。
私の人生の半分、何よりも変え難い全てを。
だから、こんな結末なんて望んでいない。
誰より貴方が大事だから、私が死ぬ迄側にいないなんて受け入れる事は到底できない。
手が震えて足がすくむ、それでも腹から湧き上がる煮立つ様な感情を押し込める事はできない。
「こんなに愛してるのに捨てるなんて」
あんなに愛した貴方を睨みつける。
それでも貴方が泣いて私に縋るなら愛を返そう。
そう考えて、貴方を抱きしめるために腕を上げると今まで声を抑えた彼女が呟いた。
「気持ち悪い」
お題:蝶よ花よ
『蝶よ花よ』
この言葉の意味知ってる?
親が子を大切にするって意味なんだって
笑えるね
こんな言葉があるから
私は誰にも親にも大切にされないんだ
「女の子は結婚するまでは大切な借り物、大事に育てないといけないのよ」
そんなことを幼い頃の私に、母はよく言っていた。
「あなたのせいで、私が悪く言われるの!早く泣き止みなさい!私が泣かせたと思われるでしょ!これは、あなたの為にやっていることなの!」
そう怒鳴りながら、私が泣き止むまで叩いた。だから、嗚咽を堪えて早く泣き止まないと、焦るほど泣くことを止められない。
今思えば、感情なんてそう簡単にコントロールできない。そしてこれは、幼少期から小学生まで続く。
きっと傍目から見ても虐待だけど、私は『私の為にやっている』という言葉の呪縛によって、つい最近まで『私が泣くから悪い』と思っていた。
母も祖母に食事を与えられず、栄養失調で入院するほどの虐待を受けていた。だから母も母親がわからなかった、そして優等生の母は完璧な母親になろうとして壊れていく。
「辛いの……もう私のこと、お母さんと呼ばないで」
まだ私も幼かったけど、もっと幼い妹はもっと辛かったはず、その日を境に私たちは母のことを『硝子さん』としか呼ぶことができない。
こんな環境で育った私たちは、誰も結婚願望なんて持たなかった。いや、子供を育てたくても母と同じことをしてしまう恐怖が勝っていたのが本音。
人生とは不思議で私は結婚、そして母となった。
私の中で子育てをするときのルールがある、それは自分がして欲しかったことを娘たちにする。
手を繋ぐ、抱き締める、一緒に遊ぶ、笑い合う、抱っこをする、頭を撫でる、そして褒める。
私は子育てをしながら、自分を育て直しているのかもしれない。
『蝶よ花よ』
茶色の花びらを親指と人差し指で摘んだ時、ふと、蝶も似た質感だろうなと思った。目を閉じて蝶の羽を触っても、花びらと見分けれないんじゃないだろうか。悪趣味なので実行はしないけど。茶色の花びらをもう一枚千切る。
飾ってあった花が枯れたので、捨てるところだった。ゴミ箱に入れる直前、そういや今までの人生、花を千切ったことが無いなと思ったのがきっかけで、今に至る。
音もなく、ただ静かに、花弁を切り離す。大した時間を掛けずに全ての花弁を千切り終えると、そこに残ったのはシンプルな軸だった。この行為に意味はないが、花の仕組みが分かったので少しだけ面白かったと思う。それ以外にも自分の中で渦巻く感情があることを知っていたけれど、呼び方を見つけることが出来なかった。
散らばっている花をひとまとめにし、両手で抱える。ゴミ箱に入れる直前に口から、ありがと、と言葉が漏れた。
/蝶よ花よ