『落ちていく』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
頬を伝って
落ちていく涙
気づかれぬよう
あわてて背を向けた
涙声を悟られないよう
何も言わずに君と別れた
雨が降ってきて
地面に落ちていく
私の涙も悲しみも
落ちていけばいいのに
#落ちていく
#39
落ちていく
冬の夕陽が落ちていく。
いつもの駅にいます。二階に東西通路で、その真ん中が改札。西側の窓は大きく、夕陽が差してきます。空が真っ白になるくらいの冬の夕陽が。
高校生がゾロゾロと改札に向かって歩いてく。人生始まったばかりの歩み。こちらは、もうそろそろお終いの歩み。還暦過ぎの歩みです。何故かどちらとも重たい足取り。
生きてくのは、いろいろシンドイね、若くても歳取っても。
夕陽が落ちていく、いつもの駅に。
『落ちていく』
今日も来てしまった。唯一の楽しみである昼休み。オフィス近くの、広いとも狭いとも言えないような公園。端のほうにある小さな四阿に足を運ぶ。滅多に人が立ち入らないのであろうか、薄暗く、蔦が覆いかけている。
今日もそこに座っていた。病院着を身にまとう女性が。
スケッチブックを膝に乗せ、おもむろにペンを走らせている女性が。
「こんにちは...」
「どうも...」
素っ気ない挨拶を交わし、腰を掛ける。華奢なシルエットを横目に、今日も眠りに落ちていく...
嫌なことをすべて忘れられるこのひと時。
目が覚めると、いつも彼女の姿はなかった。
一週間前から始まった、この不思議な昼休み。何か話すわけでもなく、ただ同じ空間を共有する。
その、半非日常感を静かに楽しんでいた。
来る日も来る日も、いつもの場所へ足を運んでは、素っ気ない挨拶を交わし、彼女を横目に眠る。今考えれば、かなり変なやつだ。でもそれはお互い様だったのかもしれない。
ある日、眠りから覚めると、いつも通り彼女は居なかったが、そばに小さな紙切れが置かれていた。
「ボタンが解れてますよ」
小さく丸っこい字で書かれていた。
見ると確かに解れている。直してくれる"カノジョ"が、まだいればなぁ。もしかしたら、今頃夫婦になってたかもなんて空想に浸り、虚しくなる。
次の日、また目を覚ますと、紙切れが置いてあった。
「今度、一緒にご飯でも行きませんか」
正直驚いた。まだ、ほとんど話したこともないはずなのに、いきなり誘ってくるなんて。
もしかしたら...
淡い期待が脳裏を過る。
しかし、その期待は、あっという間に砕かれた。
また次の日、また紙切れを拾い上げる。
「いつか、一緒にご飯行きませんか」
やっぱりそうだよな...
彼女は記憶を失っていた。毎日の記憶を。
抜け落ちているのだ。その日あった出来事が何もかも。
彼女にしてみれば、僕は毎日初対面の相手なんだろう。
初対面の相手を、いきなりご飯に誘うなんて、勇気のある人だ。
やっぱり変わらない。不器用で大胆なところ。
彼女の記憶に残ることはもうないのか。
非情な現実を突きつけられ、声を押し殺して涙を流した。
数週間前のあの日から、もう動くことのない時計の針を眺めているようだ。
共に刻んだ数年の 思い出 が、底のない沼へ落ちていく。
そんな"カノジョ"を横目に。
#落ちていく
花が 花が
舞い落ちていく
水が 水が
流れ落ちていく
人も人も
いずれ堕ちていく
涙 涙
なんで落ちていく?
なんて なんで
唱えてるのでしょ?
◤告白が招いたもの◢
ベッドに沈む。ふかふかで高級なそれで見る夢は、悪夢だった。延々と、訳の分からない暗い穴に落ちていくのだ。底も見えない上も見えない。そんな穴の中。
いや、底も上も変わりないのだとしたら落ちていくという表現は正しくないのかもしれない。実際、物理法則など完全に無視したゆっくりとしたスピードで身体は沈んでいく。
いつもは、目が覚めるまでこのままなのだ。だが今日は違った。わたしの目の前に現れたのは一つのビデオだった。
「あの、付き合ってください」
「ごめんね」
あの日私が断った告白の場面だった。特に何も面白くないそれから目が離せない。
「告白されたんだけど」
「えー、キモ」
これは友だちにそれを伝えるシーン。他意はなかった。ただ、いつもその日にあったことを報告するように、この告白も報告した。
「告白するなんて烏滸がましい」
「学校に来るな」
これは彼の下駄箱だ。そこに入っていたのは罵詈雑言の書かれた手紙。
「アイツこの学校から追い出さなくちゃ」
「手を出さないという協定を知らなかったわけではないでしょうし」
「知らなくても有罪だね」
あれは、私の友だち。私の友だちがこんなことをしたというのだろうか。いつも優しいあの子たちが。いや、いつも優しいのは私に対してだけだったのだろう。そんなことも知らず、私は彼を追い詰めて行ったのか。
ああ、堕ちていく。
テーマ:落ちていく
今日もまた
落ちていく
あなたとの
想い出の世界に
微笑みと
涙の世界に
すでに
過去でしかない
不毛の地に
# 落ちていく (329)
落ちていく。楽しいかな。怖いかな?
人生で1度はやっておきたい。
バンジージャンプ\\ ꐕ //
落ちていく
見えていたものが見えなくなる
眉を顰めで、見当をつける。
一年前の私はこんなではなかったのに、
ああ、老眼。
落ちていく
花びらや葉
落ちていく
羽ばたいた
鳥の羽根
落ちていくもの
とても
儚く綺麗と
私は思う──
(2023.11.23/落ちていく)
夢の中で彼は、旅に出る夢を見たんだって。
思わず僕は、あいつを引き留めた。
朝の木漏れ日に紛れて、彼は歩き出す。
大学のキャンパスの銀杏並木は、既に落葉しようとしていた。冬の準備だろうか。
人をかき分けかき分け、あいつの名を呼ぶ。木枯らしに消えて、聞こえないらしい。
それでも追いかける。心配だから。
今日はそういえばオープンキャンパスだったか、学ラン姿の高校生やら、妙に着飾った教育ママさんやらを見ながら、呼び続ける。そして、あいつが横断歩道にさしかかったとき、声が届いたのか、こちらを振り返った。だからなのだ。その夢は、正夢になる。
そんな自分の、自責心に、後悔の念に、
落ちていく、おちていく。
今日こそ、出よう。
このままじゃいけない。これ以上この人と一緒にいたら私は駄目になる。じゃないとどんどん依存してしまうから。いけないと思えているうちに離れないと。まだ今なら間に合う。
そう決意した夜。日中はあんなに暖かかったのに今は真冬みたいに寒い。彼は夕飯の済んだ2人分の食器を片付けている。私は静かに立ち上がる。
「ちょっと、コンビニ行ってくるね」
「今から?」
「うん。牛乳切らしちゃってたから」
「そっか」
気をつけてね、と私に言いながら彼はシンクの前に立つ。何も勘付かれてはいない。このままこの部屋を出て、私は二度とここへは戻らない。さようなら、ありがとう。靴を履いてチェーンを外す私の手をいきなり後ろから掴まれた。
「どこへ行くの」
キッチンにいたはずなのに。知らないうちに真後ろに立たれていた。心臓が次第に速く動き出す。
「だから、コンビニ」
「噓だよ。キミの嘘はすぐ分かる」
そのまま後ろから抱き締められる。全てを包み込む優しい抱擁だった。途端に自分の体が鉛のように重くなってゆく。
今日こそは行動を起こそうと決めていたのに。やっぱり駄目だった。
「行かないでよ」
たったその一言だけで、私の心は観念してしまう。微かな抗いはもう姿を失くした。チェーンから手をゆっくり離す。やっぱり、この人からは離れられない。
「行かないでよ」
「行かないよ、どこも」
「……本当に?」
「うん。ごめんね」
結局今日も、無理だった。きっと一生無理だと思う。こうやってだんだん自覚も鈍ってゆくのだろう。知らず知らずにゆっくりとこの人の中へ落ちてゆくのだ。私が彼の心に依存してるのか、彼が私の心に棲み着いているのか。多分、どっちもだと思う。どちらも、片方が居なくなったらきっと駄目になる。私たちは、2つで1つなのだから。
『落ちていく』
仕事の面接を終え、合否連絡待ちのところに、このお題です。テンションまで落ちていく感覚です。
って、ことで、俳句にします。
・木枯らしにはらはらはらり落ちていく
・落ちていく涙が積もって冬景色
好き??orキライ??
昨日、学祭に行って来ました。ーー想先生とです^_^V
ずっと、笑顔を見せれないまんま、終わった。
似顔絵屋さんのお兄さんに、似顔絵を描いてもらった。
想先生に、頼み込みツーショットで描いてもらったんだ。
でも、私、全然ドキドキなんかしなかった。
似顔絵屋さんのお兄さんと、楽しくおしゃべりするので夢中だったの。
瞳をジーっと、見詰められ(*ノェノ)キャーなんて、はしゃいでた、私です。想先生との距離、すご〜く近かったな‥‥。
似顔絵屋さんのお兄さんと私と想先生と、楽しくおしゃべりをしてもらいながら、描いてもらったんだ。
優しいカワイイ顔した似顔絵屋さんのお兄さんでした。
頑張って、一生懸命に似顔絵を描いて下さり、私達との会話にも、ちゃんと相手にして下さいました☺⭐✨(*˘︶˘*).。.:*♡
でも、想先生は、兎も角、私は、もうちょっと、足して可愛く描いてほしかったな〜🤔ぴえん💧
でも、似顔絵屋さんのお兄さん、素敵な方だったから、私もちゃんと『有難うございました😊』と、『きゅんで〜す^_^♫』と、言ったけれども、
似顔絵屋さんのお兄さんは、普通にしてくれていちの。🙏鼻ではらったり苦い顔をされますよね。『バイバ1(^^)/~~~』と、最後に手を降った。
帰る時に長イスがあり、私なりに長イスを大股で、跨ぎ車イスに座った。転けないように、想先生に迷惑をかけないようにと、細心はらった(^_^;)
www想先生も似顔絵屋さんのお兄さんも、内心、お転婆やな〜と想い出
ます(*ノェノ)キャー
グラウンドで、想先生は、お腹が空いているだろうな〜と、想い、ランチにした。
色々と学生さんが声をかけて下さいました。『ーー如何ですか〜??』と、『チュロスは、如何ですか??』と、訊かれた。
『ん〜🤔、すみません🙏考えます』と、返事した。
大好きなチョコバナナ🍫で、私のハートは揺れた。😍
諦めた。何処も、かしこ祝日なので多かったです。(^_^;)
私は、結局は、玉せんを食べた^_^♫
美味しかったな~(*˘︶˘*).。.:*♡
想先生も、お昼を買いに行かれた。私は、ぽつんと玉せんをガリガリ食べながら想先生のことを待っていた。
想先生がすこしして帰って来られた、皮の鳥の餃子だっけかな?!を買われた。3つあるから、食べなよと、言われました。
頂きます。🙏と、言い食べようと思った、ら、全然噛めない( ´Д`)=3ムリして食べて迷惑かけたらいけないので辞めた。残したの
もっと、パリパリしてると思ったよねと、言われた。
なんやかんやで、タイムリミットでした(^_^;)
短歌部で、私のイイとこを想先生に、見てほしかったな〜。
でも、時間がほしい‥‥(。>﹏<。)
想先生と、もっといっぱいおしゃべりしたかったな〜.。o○
何となく、お別れしてからポッカリと穴が心に空いた‥‥‥。(´;ω;`)泣きそう。(´;ω;`)
キライ!!なんて、絶対に、言うもんか。好きなのに、キライなんて言えないョ‥‥(。>﹏<。)
家に帰ってから、歌ってみたの星野ディスコさんの『さよならエレジー』を聴いた(;_;)
しんどいなーー。終わり
ーー今日で、皮膚ガンの手術を受けてからまる三年だな〜.。o○
好きだの、キライだの、言っていて。私は、生きているんだ^_^♫
しっかりとしなくちゃ、ね^_^♫
終わり
「落下する、という体験は、普通に生きていれば中々しないのではないかね。」
隣に立つ胡散臭い丸眼鏡の野郎は、赤い朱い夕陽を眺めながら呟く。
そりゃあそうだろう。
落っこちるなんてことが、しょっちゅうあってたまるものか。
「そんなに頻繁に落下したら堪らない、と思っているね。」
此方の考えを読んでいたかのように、眼鏡野郎は言う。
嗚呼、腹立たしい。
今すぐそのにやけ顔を張り倒してやりたいくらいだ。
「落ちる、墜ちる、堕ちる。
物が落ちる、鳥が墜ちる、信用が地に堕ちる。
考えてみれば、落下するということにも中々種類があるものだ。」
さっきから何を言っているのだ、この眼鏡野郎は。
大學なんぞを出たお偉いお方の言うことは、さっぱり理解できやしない。
「通常、落下すると言えば、落ちた地点から戻れなくなるような状態を言うが……」
眼鏡野郎は、ずいと崖下を覗き込む。
餓鬼の頃よく遊んだ近所の沼みてぇなどろどろが、どんどん上に上がってくる。
あれに呑み込まれたら……想像できねぇ分、恐ろしい。
「……君。博打はやるかい?」
「ぁあ?やるけどよ。」
「ならば、一つ賭けてみないか。
この下に飛び込んで、元の世界に戻る、ということに。」
「はぁ?」
随分、部の悪い賭けだ。
負けて当然、引き分けて万々歳。
だが、このままここでこうしていたって、何にもなりゃしない。
「……勝ち筋があるんだよな?」
「勿論。僕を信じるのならね。」
眼鏡野郎を信じるのは癪だが、仕方ねぇ。
戻ったら飯の一つでも奢らせてやろう。
「乗った。一世一代の大博打といこうじゃあねぇか。」
「思い切りのいい男は好ましいね。」
どろどろが這い上がってくる。
眼鏡野郎が先に飛んだ。
俺も続いて飛び込む。
落ちる、墜ちる、堕ちる。
落ちる最中に見た眼鏡野郎は、相も変わらず腹立たしいにやけ顔だった。
[落ちていく]
さようならって言わなきゃな。(やっとらくになれる)
この世界にもこの世界の人々にも。(この息苦しい、生きにくい世界からも私をいじめてきた人たちとも)
もう会うことはないのだから。(もう我慢しなくていいのだから)
私はこの世界からいなくなる。(やっとこの世界から抜け出せる)
私は明るい世界へおちていく。(これでやっと楽になる)
「楽しかったなぁ。この世界。(息苦しかったなぁ、この世界)」
「ありがとう(さようなら)」
「落ちていく。」
毎日クラブに行ってはお持ち帰りをしていた俺。
いつも本当の自分を押し殺し、ヘラヘラと笑う。
そうすれば大抵の子は落ちる。
俺は今日も相手を探し回っていた。
その時、黒髪の綺麗な子を見つけたから歩み寄ろうとした時、その子がナンパにあっていると気づいた。
よく見るとその子は男だった。
そいつもヘラヘラと笑っていたけど、俺と同じだと思った。
そうやって、笑っていればいい。そうすれば、周りは寄ってくる。
そう思った瞬間、そいつの顔から笑顔が消えた。
その表情を見た時、俺は恋ではないなにかに落ちる音がした。
こいつとは関わってはいけないと本能が言っている。
でも、本能と心は違う。
そいつに声をかけ、そこからの記憶が無い。
目を覚ますと裸の俺に覆いかぶさってくるその男。
どうせこいつも俺の顔だけだろと思った。
だから、俺はそいつに『お前も俺の顔だろ?』と言ったが、
そいつは俺が思ってた反応をしなかった。
『顔?確かによく見るとかわいい顔してますね』と言ってきた。
俺が可愛い?意味がわからない。
そして、何だこの状況…。
手も足も拘束され、身動きが取れない。
どう逃げるか、そう考えていた時、おしりに違和感。
何を思ったのかそいつは俺のケツ穴に指を入れ始めた。
声が抑えられない。
気持ち悪い俺の声。それをそいつは可愛いという。
思考がまとまらないどころか真っ白になっていく。
その中聞こえる可愛いという言葉。
脳が痺れる。
笑わなくても、本当の俺でも可愛いというこいつに俺は認められた気がして沼り始めている。
沼に落ちるとはこういうことかと思った。
俺は落とす側で落ちる側ではないと思っていた。
だが、違うみたいだ、
快楽に堕ち、沼に落ちていく。
【落ちていく】
#91
『落ち葉』
風が私の肌に優しく触れます。この時間が私にとって一番好きな時間です。秋の始まりを感じるからです。少し肌寒さを感じますが、それが私にとって幸せです。私は、今日もあの木をスケッチします。独り身になってから、私は、毎日、あの木の絵を描いています。
あー、また、一つ、葉っぱが落ちてしまいました。
「わたしの恋の命日」
たまたま、その本を読んでいた。
その時、私の心に刺さるフレーズがあった。
「わたしの恋の命日」だ。
(今日は、命日だ。わたしの恋の命日。誰にも思い出されることのない、寂しい命日。だから、せめて、わたしくらいは、今日くらいは、誰にも知られずひっそり死んでしまったあの恋を悼んで、涙を流してあげよう。)
私は2年前の時からある人に恋をしている。
だが、その人とは絶対に恋をしてはならない関係にあった。
だから、諦めた。
その時、私の恋は死んだ。
その日が私の恋の命日。
それからずっと隠し通してきた。
きっとこれからもずっと。
本「雨上がり、君が移す空はきっと美しい」
作者 汐見夏衛
日が落ちていく
あぁ 今日も終わるんだなぁ
真っ赤に染まる空を見ながら
一人振り返った
舞華
急激に堕ちるよりも、ゆっくり堕ちていく方が抜け出しにくい。
全てが少しずつ日常に染み付く。
拒絶されて放り出されたときに、耐えられない。
3年くらい経たないと微笑みながら懐かしむことが出来ない。
ただ、こう言う思い出が1番濃くて大切になる。
自論です。