花束』の作文集

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花束』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

2/9/2023, 3:52:14 PM

「花束」

私も夫も地味な人生を
過ごしてきたのかなと思う。

誕生日も結婚記念日も
花を贈ったり特別なことをしないと
決めている。
お互いがその記念日に元気でいること。
一番の贈り物かなと。

夫が定年を迎えた日。
せめてこの日だけは、花束を贈ろうと
小さなバラの花束を用意した。

仕事を納めた夫は、
かかえきれない花束を持って帰宅した。
職場の同僚や、友人から贈られたのだ。

人生初、夫は、最高の花束をたくさんもらった。
部屋中がお花畑。
穏やかで、誠実で、誰にも優しい夫。
職場でも地味ポジションの夫。
それでも花束の数だけ夫を認めてくれる
人がいたことが嬉しかった。

でもあの華やかなたくさんの花束を
見た後に、妻として、小さな花束を
あげるのがちょっぴり気まずかった私。

結局、渡せないまま、華やかな花束に
まぎれこませて飾った。
夕食は、少し豪華に定年を祝い
長い間お疲れ様でしたと言葉をかけて
地味夫婦のささやかなイベントは、終了した。

定年から三年。夫の趣味は、園芸。
せっせと花を育てている。

ある日、夫の育てた鉢植えにバラが一輪咲いた。
私の好きな可愛らしいピンク色。

このバラの花の色好きだわと夫に告げたら
なんとあの時、たくさんもらった花束から
バラの花だけ刺し芽にして育てたのだと
言う。
さまざま数種類バラがあったけど
刺し芽で根ずいたのがこのピンク色の
バラだけだったらしい。

私が用意した小さなピンク色のバラの花束。


夫は、気づいていない。
私の花束を刺し芽にして育てていたこと。

私には、嬉しいサプライズだ。
でも花束を用意してたことは、
内緒のままにしておこう。

夫は、きっと花束を欲しいわけじゃない。
花を育てて花を咲かせたい。
それだけのこと。

私の花束を育ててくれたことが
何より私は、嬉しい。

2/9/2023, 3:50:56 PM

君のため シロツメクサを 集めてる 花束にして 君にあげるんだ。

2/9/2023, 3:48:29 PM

お母さん
いつもありがとう

わたしはカーネーションを1輪だけ買って
母に渡した

ごめんね
1輪だけで
来年はちゃんとしたの買ってくるから

わたしは母にそう言った
母は黙って渡した1輪のカーネーションを見つめて

ありがとう

と言った

ありがとうだなんて...
もったいない言葉...

わたしはそう思った

母はなぜ1輪だけであんなに嬉しそうだったのか
私には理解できなかった

しかし
現在自分が母親になり理解した

子どもから貰うものは無条件でなんでも嬉しい
ということに

本数なんて関係ない
気持ちが大切

そんな言葉は大人になってから
ちゃんと理解できるのだと
わたしは知った

もちろん
花束も素敵だと思う

2/9/2023, 3:46:16 PM

貰ってみたら
あげたときの
想像以上に嬉しい


『花束』

2/9/2023, 3:38:49 PM

お題《花束》



公園を冷たく照らす青い満月。


月下――公園のゴミ箱に詰め込まれた色褪せた花束。


それを無言で見つめる青年。



あんなに愛しい日々を綴り合った恋人は、たった一言だけ言い残して去った。



「好きな人ができたの」




――それがどんなに残酷の言葉か。



――君は知らないから。簡単に告げられるんだろうね。




悲しさも後悔もないかのように、恋人の足取りは軽やかだった。その踏みしめた道には春が咲いているようで、青年とは正反対で。




「もうどうでもいいや。明日世界が壊れたって、僕にはどうでもいい――」




そうぽつり……とつぶやき、青年は歩きだす――その道には冬が、蒼く煌めいていた。

2/9/2023, 3:13:54 PM

「ねぇねぇママ!きょうね、こうえんではなたばつくったの!!」

シロツメクサとたんぽぽとわたげ!
きれいでしょ〜


「ねぇお母さん、これプレゼント。いつもありがとう」

カーネーションの花束。
いつも頑張ってるお母さんに、サプライズだ。
驚いてくれて、良かった。


「……お母さん」

お母さんが一番大好きな向日葵の花束。
空の上でも元気にやってるかな。
どうか、いつまでも私を見守っていてください。

それに応えるように、向日葵がさわさわと揺れた。

〜花束〜

2/9/2023, 3:09:15 PM

花束

あなたはきっと
綺麗な花束を
いくつも貰って
来たのでしょう

だって
素敵な人だもの

あなたはきっと
その花束を
とても大切にして
来たのでしょう

だって
そういう人だもの

あなたの素敵なところはね
花束もその中の一輪も
そして花びら1枚さえも
とても大切にするところ

そんなあなただからこそ
私はあなたを好きなのよ

2/9/2023, 3:06:20 PM

「花束」

こんなのは俺の柄じゃねぇってのは分かってる
けどアイツに、こんな俺を愛してくれてる彼女に
柄にもなく、花を贈りたくなった

2/9/2023, 3:05:52 PM

花束。
私の夢は成人に彼氏から花束貰うこと。
だけどそんなの夢の中の夢のお話だよね。
まず彼氏作らないと。と現実に戻ってしまう。
夢から覚めると辛い。
花束なんて貰える機会少ないからこそ夢を見てしまう。
そんな夢を叶えてくれる彼氏はできるのかな。

2/9/2023, 3:03:26 PM

花束____

【普通】
周りの“普通”の優しさと
私の“普通”の優しさがズレすぎてる。


【聞く側】
よく道徳のお話では喧嘩している間の人が仲良くさせたり第三者、聞く側を利用して中和しようとする。けれど、現実ではそんなこと上手くできっこないんだ。


【勉強】
取りたくもない合格という名の
チケットのために。
欲しくもない卒業証書という名の
レシートをもらうために。
私は勉強をする。

【努力】
どうにかしようと頑張ろうと、努力しても報われない。努力しようとしない自分が嫌い。

【しょうがない】
本当は友達に、ムカついてるんじゃない。毎日毎日頑張っているのは友達なのに、『頑張れないのはしょうがない』と言い訳してしまいたい自分にムカついて仕方がないんだ。


【相談】
励ましとか、対処法とか、頑張ろうとか、アドバイスとか、いらない。
だって、その励ましに応えなきゃいけない、納得して感謝しなきゃいけない。冷たくもなく、無理に暖かくもないのが一番いい。



【怒りと優しさ】
誰かに起っても自己嫌悪をして結局自分が傷つく。だから、怒りたくても怒れない。それなら、100%の被害者になればいい。誰かを100%の加害者にすればいい。そうすれば、私だって怒れる。だから、私は人に優しくする。

2/9/2023, 2:56:53 PM

心を込めた花束を
貰ったことがない私は
あまり花束を好きになれずにいる

贈ることが形式化され
気持ちのない花束を贈り贈られ
何のために贈っているのか
正直よく分からなくなる

鼻がよく効く私には
花の匂いは強すぎて
残念ながらいい匂いとは感じられない

花束を贈るからと頼まれて
立ち寄った花屋さん
強烈な匂いが充満していて
少しでも早く逃げ出したくなる

形式化して
気持ちのこもらない花束を渡すくらいなら
渡さなければいいのに

そんなこと言えるわけもなく
形式的に渡して
形式的に貰う
花と花屋さんに失礼だ…。

花束が嫌いな私も
ふと思うことがある
愛するあの人からもらう花束は
それはそれはとても、嬉しいだろうなと

その人はたまに
山椒の枝葉をくれる
山で見かけるとわざわざ採って寄越してくれる

私は知っている
その人が山椒の葉の匂いがとても嫌いなことを

その嫌いな匂いが手についても
わざわざ見かけると採って渡してくれることを

初めて受け取ったとき
目を輝かして喜んで以来
私が嬉しそうに匂いをかいでいるのを見て以来
その人は渡してくれる
渡したあと、こっそり「くせっ…」といいながら

渡されるたび小さく喜ぶ
私の姿を微笑ましげに見ながら

そんな人から貰える花束
いろんな想いをはらんだ花束
貰って嬉しくないわけが
なかろうもん

2/9/2023, 2:54:43 PM

お題「花束」


「結婚してください」

燕尾服で膝をついた彼が、私に薔薇の花束を差し出していた。
周りにいる人たちはきゃあきゃあと騒いでいる。もちろん知らない人たちだ。

どうしよう。逃げたい。

衆目を浴びたくない人間としては当然のことを思う。
だが、私は彼からのプロポーズ自体は喜んでいるのだ。
この人とだったら、今後もやっていけそう。添い遂げたい。そう思える人だった。

そんな人だからこそ、惜しい。なぜ、こんなプロポーズに決めてしまったのか。

たしかに私は燕尾服は好きだし、薔薇の花も好きだ。
ドラマでこういうシーンが出てきたらまずときめくのは間違いない。
だが、違うのだ。現実で起こっていいことではないのだ。
たとえば好きな漫画のキャラクターが現実に出てきてくれたらいいなと思ってはいたけど、突然似たような人が似たような言動をし始めたとする。
私はそれを喜べない。だって、その言動が許せるのは二次元だけだから。

つまり、そのプロポーズ方法が許せるのは、私の中ではドラマのなかだけなのである。

彼はいたって真剣な顔をしている。
そうだろう、こんなに気合を入れて、おそらく私の趣味とかも考慮してサプライズプロポーズをしているのだから。

私はどう反応するべきか悩んでいた。
もちろんプロポーズにはOKで応えるつもりではある。
だが、問題は、私の反応が悪いことに対する説明だ。

彼は素直な人間だ。たぶん、漫画のキャラが現実に現れたとしても大喜びする。私とは少し考え方が異なるのだ。

だからきっと、「それはドラマのなかだけでお腹いっぱい」と伝えると、理解できない上に断られている感じがしてショックを受けてしまうだろう。

「あの……いかがでしょうか……」

彼が上目遣いに私をうかがう。不安そうな表情が愛らしい。そんな顔にさせてごめんと思う反面、それが見れて歓喜する私。

私は悩んだ末に言った。

「とりあえず、場所を移動したいんだけど、いい?」
「えっ」
「あ、ここで答えた方がいい?」

彼の顔を見て、やってしまったと思った。
この言葉ではまるでプロポーズを断るみたいだ。
今にも泣きそうな顔に、慌てて言葉を足す。

「周りに人がいるところで答えるの恥ずかしくて……もちろん結婚については私でよろしければなんだけど……」

一瞬にして目を輝かせる彼。犬か。

「ほかにも、なんか言いたいことあるってこと?」

彼はたずねる。私は頷いて、とりあえずその手を引きながら人気のない場所を探して歩き回った。



ようやく誰もいないところを見つけて、二人で芝生に座る。燕尾服が汚れるだろと注意したいところだったが、私も彼も足が棒になってしまって、座らないという選択は無理だったので言えなかった。

「で、言いたいことって?」

彼が私を見る。改めて見ると燕尾服が似合うように髪を整えていたり、薄めにだが化粧もして、普段より断然格好良くなっていた。

もしかして、人目が気になってたから嫌だっただけなのでは?

私は自分の感情を疑い始めた。
こんな格好いい人にプロポーズされたらそりゃ落ちる。その手に薔薇の花束を……。
そこまで考えて、違うとなる。
問題はその花束だ。もらって嬉しいとなるのは花の管理ができる人間だけで、そうでない人間は「え……これ……どうしよ……」になるのだ。私は後者なのだ。

私は彼の目を見た。どうにか、花束はいらなかっただけでプロポーズは受けたいと伝えたかった。

「さっきも言ったけど、プロポーズに関しては、ぜひお受けしたい」
「ありがとう」
「だけどね、その花束は難しい」
「難しい……?」
「それをもらったあと、生け方も分からんし、枯らした時の恐怖がでかい」
「なるほど……」

彼は口元に指をやった。考えている。ちゃんと伝わってくれたようだ。
しばらくして、彼は口を開く。

「じゃあ、俺の部屋に飾っとくから、たまに見にきてあげてよ。それだったらいいでしょ?」
「えっ……てか花束の生け方知ってるの……?」
「いや、俺、花屋の息子だし」

お任せあれ、と胸をはる彼。ほっとしつつ、贈り物として準備してくれてたのにそれでいいのかとも思う。
私は少し考えた。

「明日、結婚指輪見に行こ」
「明日!?」
「花束もらってあげられなかったお詫び。指輪自慢しながら親に挨拶行こ」
「う、うん……」
「あと結婚式の準備とか入籍準備もしていかなきゃね。それらは色々調べて共有するから」
「なんか……積極的だね……?」

彼は逆に不安そうな顔をする。
そりゃ、ずっとその言葉を待っていたから、積極的にもなるでしょう。私から言うか悩んだくらいなんだから。
そんな本音は心に留めて、私は笑う。

「何事も、準備が一番大変で、楽しいんだよ」

彼も笑った。

「そうだね、思い切り楽しまなきゃ」

二人で手を繋ぎながら、私たちは帰路についた。
花束をその空き地に忘れたことに気づいたのは、彼のアパートに着いてからだった。


おわり。

2/9/2023, 2:49:53 PM

『花束』

花束はもらうことよりあげることのほうが多かった。

花束をもらった記憶は、自店の開店祝いのときくらいだと思う。もう6年も前のことだ。
一念発起して店を出したあの頃の気持ちは、厳しい現実に打ちのめされ、すっかりしぼんでしまった。
今は惰性だけで仕事をしている。

今月で6周年になるが、ここへきて、『花束』のお題は、初心を振り返るキッカケになった。
年内に閉業しようか迷っていたけど、もう少しがんばってみることにする。

6周年祝いに、花束を買おう。
がんばれてないわたしのために。

2/9/2023, 2:37:03 PM

君はサンリッチレモンを知ってる?
薄い黄色が綺麗なひまわりなんだけどね。
花言葉も良い言葉なんだよね~。
後はねぇ、サンリッチオレンジってひまわりも良いよ~?
どっちも綺麗な花言葉なんだよねー。

だから、ーーに渡したかったんだけどさ。
時間もないし、ボクには似合わない花束になりそうだからさ。

ーーーだって、”願望”と”未来を見つめて”なんて、ボクにはもう関係ないからさ。


花束

2/9/2023, 2:34:45 PM

花束


「2人で出掛けよう」

車に乗って、目的地もないまま、

心の思うままに…

窓から顔を覗かせば気持ちのいい風が

優しく頬に触れてくる。

瞳に映るのは幸せの花畑、

「ねぇ、止めて」

ちょっと待っててね…


この小さな花束と共に

今あなたに沢山の愛を伝えよう

2/9/2023, 2:22:14 PM

君が昔探していた花を
いっぱい抱えてやてきたって、
君の姿はどこにもない。

君と交した約束の花を渡せたのは、
君が眠る横顔にそっと添えた日だ。

時が過ぎ去るにはあまりにも早く、
いつまで経っても空虚な心で、
寂しく笑うしかないんだね。

君との“あの日の想い出”を抱えたままで。

2/9/2023, 2:21:02 PM

バラの花束よりひまわりの花を一本、私にどうかくださいな。

#花束

2/9/2023, 2:20:03 PM

好きな人から
バラの花束を貰った
バラの花束なんて
貰ったの初めてだ
もしや、コレは
愛の告白!?
本数は13本だった

#花束

2/9/2023, 2:19:58 PM

#花束

バラ100本の意味…〘100%の愛〙
ロマンチックだね。
貰える未来来るだろうか…

2/9/2023, 2:15:24 PM

お題┊︎花束┊︎6作目

綺麗な花束、とても素敵な花たちを綺麗に束ねたもの。
それはとても美しいもの。
花はいつまでも咲き誇るの!
いつまでも、いつまでも…ね
綺麗に咲き続けるのが、花の役目。
ずっとずっと、綺麗であり続ける…
今日も花に水やりをする。
咲き続ける花たちは、きっとこれからも、シアワセ。

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