『色とりどり』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『色とりどり』
いつだって僕の周り__学校とか道とか空とかはもちろん、宇宙にだって数えきれないほどの鮮やかな色が存在していて、僕がそれを手に取れば、その色は僕のものになり、僕の絵になるはずだ。
そして僕がより抜いて、混ぜて重ねて作品となった色は、同じく鮮やかな色で縁どった僕の瞳に、さぞ綺麗に映ることだろう。
そう思っていくら筆を動かしても、ついに僕がそれらの色を、大体の人が認識するのと同じかたちで感じることはなかった。
先天性の色覚異常。特定の色の違いが分からない。
赤や緑などの色が、別の色に見える。
その生まれ持った特性のせいで、僕は「色を認識する」という、憲法に並べるまでもなく与えられた権利を奪われたつもりでいる。
だから僕は絵を描いている。
色なんてものに囚われず、自分の思う形で。
どの学校でも散々言われてきた。
りんごは赤で、海は青。葉っぱは緑。
そんなことを誰が決めたのだろう。
青りんごは黄緑、夕方の海はオレンジ色、秋の葉っぱは茶色。
それにだって当てはまらなくて良い。
絵は成績をつけるものじゃない。
勉強や運動とは、やっぱり違う。
だから僕は、僕なりに確立した絵の描き方を守る。
型にはまったっていいが、はまらなくてもいい。
それが一番、丁度いいと思う。
人間の内側にある「可視化されにくい差異」や「個別の痛み」に関する理解は、今も置き去りにされている。
なのに、社会は可視化されやすい部分だけをまとめ、声高に理解を求める。どこか不気味だ。
人の痛みは本来、静かで、局所的で、関係の中でしか手渡せずに扱われてきた。それはとても人間的な前提だ。
ひとの痛みが政治利用される気配すらある。
個人の痛みは、本来であれば、誰かひとりに理解してもらえればそれでよく、そうやってひとは繋がってきたんだ。
私はノンバイナリーで、サピオセクシュアルだが、それを社会全体に理解してほしいなどと考えたことはない。
もし、個人の理解を増やすことが目的ではなく法的な改善を望む人たちがいるのだとすれば、それは政治の場で語ればよい。
だが、小学校の性教育からオールドメディア、教育番組に至るまで、それ一色になるのはかなり異様だよ。
ひとの痛みが、扱いやすい記号にまとめられ、声高に掲げられ、善悪や正義の文脈に回収される。
その結果、誰の痛みなのか分からなくなる。
このとき、痛みはもはや当人のものではなく、政治的・社会的に“使いやすい資源”となる。気味の悪い構造だ。
ここで起きている断絶は、「理解が足りない」ことではない。
問題は、痛みの取り扱い方が変質していることだ。
痛みを否定しない。否定しない者こそ、そこに違和感を覚える。
社会不信を抱える人は、必ずしも人を嫌っているわけではない。
むしろ個々の人の弱さや善意をよく見ているからこそ、それをすり潰す仕組みに耐えられない場合がある。
別になにも叫ばずとも、
「十人十色」という言葉は、最初からあった。
善意も痛みも、最初からあった。
そして、それを利用する者がいる事実も、最初からあるんだよ。
ただ、それだけだ。
題 色とりどり
色とりどりの花を詰め合わせた束を暖かい笑顔で渡してきた貴方をみて、ああ分かり合えないと思った。
貴方は色んなことのバランスを綺麗に保てるけれど、私はできない。
私がつくる花束は、全部同じ色で、そんなすすきみたいな葉っぱの場所はない。私の偏りは個性であり最悪な欠点だ。それに失望されるまで、あとどれくらい?
好きな人の斜め後ろの席からその人のかけてる眼鏡のレンズを通して見る世界は、色とりどりの鮮やかな世界でまぶしかった。
お題を見た時に思い浮かんだもの、それは金平糖である。日本には青いお菓子は、基本的にかき氷のブルーハワイくらいしかない。日本人は青色が食欲に繋がらないと聞いた覚えがある。海外では青い食べ物も結構あるので、恐らくは文化的なものだろうと個人的に思う。
だが例外は金平糖だ。青くても美味しそうに見える。青、白、桃、緑、黄色、色んな色の金平糖が混ざってひと袋に詰められていて、小さな金平糖はまるで星砂のように可愛らしくて。
小さな金平糖をひと粒ずつ、大事に大事に食べるのが好きだった。
【色とりどり】
色とりどり
モノクロの世界に
色を与えてくれた貴方へ
貴方にとってわたしは何色?
いろとりどり
まわりにたくさんあるね!
この葉っぱもあの空も
そこにある水だって
いろんないろが見えるよね!
人によっては見え方も感じ方も考え方も違う
それってとってもわくわくする
君はあれが何色に見える?
緑?茶色?黄色にオレンジ?
エメラルドグリーン!?
同じものなのに色んな色が見えるよね!
他にはどんなふうに見えた?
教えて教えて!
私も知ってみたい、その世界!
可笑しな独り言
今までで
私の格好を真似されたのは2人
幼馴染で親友と信じてた子と
社会人四年目くらいに知り合った子
どちらも私に固執してたんだな
真似する人はその人の立場や持ち物全て奪ってやろうという野心の持ち主らしく
恐ろしい
まじで恐ろしい
親友と思ってたら人は真似されてると気付いたけど言わなかった
あー、私の影響受けてんだな笑笑くらいで
とんでもなかった
まぬけな私
小説?
「色とりどり」
ってなんでしょう。
すぐに思いついたのはクレヨン。
小学生の時はお道具箱に入ってましたよね。
図工の時間に絵を描くときに使いました。
使うと手が汚れるので
洗うのが面倒くさくて
あと塗りにくいし、
色鉛筆の方が好きだったな。
ゴリゴリと紙を擦る感覚は好きでした。
自然には
色とりどりの
生き物が
生きているから
私達がいる
きっと人間だけでは生きていけない、と思います。色々な生き物がいるからこそ私達が存在しているのかな?と私はそう思っています。
《色とりどり》
僕の人生は白黒だった
色のある世界に僕はいけないと思ってた
些細なきっかけで僕の世界は色付いた
そして気づいた
皆それぞれの色の付いた世界で生きている事
色をつけるのは自分自身だと
同じ色はない色とりどりの世界
自分なりの楽しみ方で
人生を楽しんでみよう
どうせ一度の人生
色とりどりならば
明るい色を選びたい
『色とりどり』
砂浜のペールオレンジ、海の青、
綺麗な山の緑、澄んでいる空の水色。
いつも見ている景色もいざ見ずに描くとなると調子が悪い。
実際にキャンパスノートを持って
現地で見ながら描くとやはり全然違う。
潮風の香りや太陽の熱で少し温められた砂浜。
見るだけじゃ感じないものを表現できそうな気がする。
色鉛筆で全体像を塗って細部を色を変えつつ
影や濃さを表現する。
色鉛筆を戻し、別の色鉛筆を取り出す。
この繰り返し。けれどそれが楽しい。
真っ白だったキャンパスは
いつの間にか色鮮やかに敷き詰められていて、
白紙の部分はほとんど無くなった。
一通り描き終えて満足した。
...と思ったが手は何かを描きたいらしい。
次ページをめくって新しい白紙に次はどうしようと
にらめっこを始めた。
語り部シルヴァ
【色とりどり】
目をつぶって浮かぶのは
やっぱり色鮮やかな花の絨毯かなぁ
あっ!
ケーキバイキングなんかもキレイなイメージ
色とりどり、味とりどり♡サイコ~
花より団子っす笑
色とりどり
この世界はカラフルに彩られていて、
見飽きない。
モノクロだったら、どうなっていたのか。
色とりどりでないと、
この世界の美しさには、気付いていなかっただろう。
虹って色とりどりで綺麗だよね。
見方によっては色んな色になれる。
素敵だよね
僕はそんな色とりどりな虹が好き
色とりどり
万華鏡をそっと回せば
一度きりの模様が生まれる
混ざり合うほど輝きを増す
終わりのない夢の続きを
綺麗でしょう、と君が笑った。
綺麗だね、と僕も返した。
ひらひら散っていく花弁を惜しむこと無く、
くるくる舞う足元は一つとて同じもの無く。
白い肌を裂いて咲き誇る花畑を、
一つも明かされなかった花言葉を。
僕達は口にすること無く、
ただ拒絶した別離と共に、
『今』の美しさだけを享受する。
<色とりどり>
週末の都内のカフェにて彼のことを待つ。待ちながら、先週届いた彼からのメールを見つめていた。
話があるから時間を作ってほしい。
デートも食事も、誘うのはいつも私から。だから突然、向こうからこんなメールが届いてすごく驚いた。話って何だろうか。この硬い言い方に違和感を覚えると同時に嫌な予感がする。そしてこういう時の予感は悲しくも当たってしまう。私の抱いてる“予感”とはつまり、彼に別れを切り出されるんじゃないか。
最近あまり会えなかったし互いに仕事が忙しかった。平気で連絡を無視したりされたりしたこの数週間だった。私はともかく、彼は1人でいても何ら問題なくやっていける人だから。こうやってだらだら続くよりもきっちりお別れをしましょう。それを告げるために時間を作ってほしいと言ってきたんだろう。
「悪い。遅れた」
「あ、ううん全然大丈夫――」
聞き慣れた声がしたら姿を確認する前に答え、その流れで顔を上げたのだが。
そこにはまさしく彼がいた。正真正銘私の彼氏が。薔薇の花束を抱えて立っていた。
「……どしたの」
「お前にやるために買ってきた」
ん、と少しぶっきらぼうに渡される。素直に受け取ると美しい赤や黄色やピンクの薔薇がぎっしり集まり1つに束ねられている。こんなに沢山あるのに同じ色が1つとてない。こういう買い方する人初めて見た。
「ありがと、あの、すごい色とりどりだね」
「……お前が好きな色が分からなかったから全色入れてもらったんだよ」
「あ。そうなんだ」
私の前の席に座ると彼は深い溜め息を吐いた。顔が少しだけ不機嫌な色を出している。私はわけが分からなかった。花束をくれた理由も、彼が不機嫌な理由も。
「俺はお前の好きな色すらちゃんと知らなかった」
「え」
「けど、お前にはいつも感謝してる。だから、1週間遅れちまったけど許せよ。誕生日おめでとう」
「……覚えててくれたんだ」
「当たり前だろうが」
今この瞬間。私は世界一愛されてる自信がある。こういうぶっきらぼうな所も、好きな色が分からなかったくらいでいじけてるところも私の愛してる彼だから。
私の嫌な予感は見当違いだった。今日だけは、私も素直に伝えようと思う。恥ずかしがって俯いてる彼が顔を上げたら伝えよう。ありがとうと、愛してるを。
今日は祝日ということで、いつもより遅く起きた月曜日。
のんびりと家事をこなし、終わるころにはお昼前になっていた。
のんびりコタツに入っていると、ふと今育てているチューリップのことを思い出した。
去年の冬にいろんな色が入っているバラエティパックなるものを買い、プランターに植えたのだ。
チューリップの調子を見るため、後ろ髪をひかれながらコタツから出る。
と言ってもこの時期はまだ寒いので、チューリップは土から芽を出していない。
私と同じように、暖かい土の中から出てこないのだ。
なので水やりくらいしかやることが無い。
ベランダに出て、プランターの土が乾いていることを確認し(ずっと濡れてると腐る)、プランターに水を注ぐ
気持ちいいくらい水を吸っていき、土は水を含んだ黒色に変わる。
これで大丈夫だろう。
と、水をやったことで、土が少しえぐれたのか緑色の部分が見える。
チューリップの芽だ。
私はそれを見て、少しうれしくなる。
この寒い空気の下でも、着々と花を咲かせる準備をしている。
なんていじらしい事か。
きっと春になれば、色とりどりの花を咲かせてくれるのだろう。
春が待ち遠しい。
自分も花を咲かせたいものだと思いながら、私はコタツに戻るのだった。