『終点』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
この旅の終点はどこへ行くの。
まだわからないね、いつになったら終わるのか。
突然終わるのか。
ああ、そうだよね。答えはわからないな。
本当に終わってほしいのかい?
なんだろう、よくわからない。
終わってしまえばいいと思うけど
終わるのは嫌だと思う
よくわからないね。
自分でもよくわからないです。
少し休んだほうがいい。
頑張りすぎは判断力を鈍らせる本来の力を出せなくなる。立ち止まることも間違った選択ではないね。
立ち止まることが怖いと思ったら?
長く走り続けたいなら、小休憩を挟みながら走り続けるべきだろうね。人を信じられなくてもいい、自分の感覚を信じて行動することは正解だ。
怖がる理由なんてないだろう、それこそ疲労による判断力の欠如だよ。
欠如しているから。
君の不安や不満は気疲れと肉体疲労からきているんだ。君が満身創痍であっても、周りが怠惰なものでその価値観のズレが今の君の感情の正体。
今の君は早く休むべきだ。
ありがとう、休む勇気が出てきたようです。
周りが何を言おうとも、君が君であればいい。
過小評価する必要はない
人生という列車で向かいに座る貫禄のある紳士はそう言って立去った。、
終点
最終電車に乗る
行き先はきっと知らない街
いつの日か思い出したら
そんなこともあったねって
空を見上げてほしい
このままそこで
君に逢えなくても
僕は祈って過ごすから
この時計が止まるまで
闇間に光が灯る
求める指先に
触れて世界は変わる
溢れる光 貫く痛み
身も心も翻弄される
時の流れに
抗い 従い 重ねてゆく
闇の気配を悟り
幾重の思いは
光の中 セピアに変わる
切なさに 憂いを残し
闇魔に眠る
―「終点」―
「終点」
人生にも終わりはあるが
どうせ終わりがくるのなら
途中下車して休みながら
悔いのないように終点まで突っ切ろう。
終点
終わりなき旅
目に見えないけど…
ずっと…繋がっている
終点なんて
ありえないの
何事もいつか必ず、終点を決めなければならない。
でも、終点って自分で決めれる人の方が少ないよね。
「自分は才能ないから 」
「あなたの指示に従わないといけないから」
「価値なんかないから」
違う色は指をさされて、皆と同じ色になりかけている。
恥ずかしい夢だって、胸の隅に追いやっている。
だから好きは錆び付いて忘れ去られて無くなっていく。
でも、明日死んでしまっても後悔は無いように過ごせていますか?
私たちは“好き”をするために、笑い合う日のために
生きているんだよ。 忘れないで。
君の色は綺麗で、たった一つで、世界を彩ってる。
ほら、照れないでいいんだよ。
合わせなくていいんだよ。
特別な君でいて。
やりたいことやらなきゃ損じゃん?
人の夢、それじゃだめ。
君の1歩は君が踏み出せ。
人生を楽しんでいけ。
頑張っている君に捧げます。
2024年 8月17日
「はぁ~、今日も疲れた」
静かな電車内で呟いた。乗客はこの号車には見られない。多分、今この電車に乗っている人も少ないだろう。それはこの電車がもう終点に近いから。電車の揺れはどうも眠気を誘う。疲れも相まって寝てしまった。終点で降りるから寝過ごすという考えはなかった。
目が覚めた。いつもならもう着いているはずなのに、窓を見るとまだ暗闇の中を駆け抜けている。
終点はいつなんだ?
終点
あなたとの思い出を
愛おしいと思えたら
それが私のこの恋の
終点…
途中下車して寄り道する、ということをめったにしない。
せっかく今座れたのに、寄り道から帰るときに乗る電車が混んでいるだろうし
このまま乗っていることが一番早く帰る時間になるし
また電車の時間調べてそれまで気にしながら過ごすの疲れるし……。
各駅、終点がどこなのか、何時につくかわかっている電車ですらこれなのだから、たまに「人生も電車みたいにどこへ、いつ、行き着くのかわかればいいのに」と思うのは無駄なのかもしれない。わかっていたところで、私の気が向いて実行する勇気が出ない限り私の人生も流されて行くだけなのかもしれない。
天気が荒れようが、途中でおかしな人と居合わせようが、乗ったからには何が何でも目的地に向かう。常にこれぐらいのガッツをもち続けるあの気持ちが、移動時間以外での人生でも持てたらいいのに。
【終点】
ねるねるねるねは
色が変わった時が
終点であり
始点なのだ。
【終点】
あぁ、死にたいな
でも死ねない
これが私
終点が決められてたら
少しは楽かな。
◎終点
#21
───終点は師走、終点は師走
一年間の終わりを冠する駅が近づいてくる。
自分以外のヒトが居ない車両に響く放送案内とカタンカタンという音を聞きながら、女は窓の外を見やった。
夕焼け色に染まった空の下、
田んぼのあぜ道に小さな人影を2つ見つける。
2つの影はこちらに手を振って、
電柱の残像と共に掻き消えた。
一方通行の電車は一年と生涯を共に運ぶ。
この道のりを通るとき、人影が少ないことが平和な時代の証だと女は思うのだ。
ただ、時々。
女以外の者が迷い込んで乗ることがある。
三途の川を渡るためのこの電車で、
終点である師走まで来てしまったら二度と戻ることはできない。
だから、女は帰りの道をこっそり作った。
そこで降りれば無事に家に帰ることができる。
もとの時間へ戻れる最後の駅の名は
『きさらぎ駅』という。
題名 終点
人生に終点はある、
だから楽しいんじゃ無いか
どうなるか分からない
だから後悔しないように
楽しい人生にしたい
僕は終点が来るまでに
人生楽しかったって、
幸せだったって言えるように
独りで頑張って生きている
でも僕さ、
気づいたんだ笑
独りだけ頑張っても幸せは
手に入らない
だってみんなで幸せになるのが、
僕の幸せって気づいたんだもん
だから僕は
終点までに
幸せになれるように
みんなで頑張るんだ‼︎
人生はまるで線路のようになっていて、私が電車なら色々な人が駅から乗ってくる。それは私を育ててくれた両親だったり、かけがえのない友人であったり。だが、乗ってくる人がいるということは降りていく人もいるのだ。それが少し悲しくもある。ふと考えることがある。このまま生きていって、その最後にこの電車には誰が乗っているのだろう。この線路の終点に、誰が乗っているかなど私には予想もつかないしわかりたくもない。きっとどこかの駅で乗ってきた人がずっと座っているなんてこともある。そんなことを考えながら私は人生の終点まで目指していくのだろう。
#終点
終点
ほんとすみません。
三連休で何とかやります🥺
終点
終点が
待ち遠しいような
気持ちだったのは
まだ若かったからなのかな
過程を楽しむ余裕が
今はちょっと
ないのかも
【お次は終点、宵車庫。宵車庫。お降りの方は呼び鈴を3回押してください】
微かに耳に入る機械音で、意識が浮上する。
仕事帰りのバス内、眠気でうつらうつらしていたら、うっかり終点まで来てしまった。
やがてエンジン音が小さくなり、車内灯がじわっと白からオレンジに変わった。
すぐに降りなければ、とアナウンスで伝えられた''呼び鈴''を探すが見つけられない。困った。
まぁしかし、既にこのバスは終点に着いていて、乗客は私だけ。鈴を鳴らさなくても降ろしてくれるか。
乗降口へと一歩、二歩、踏み出したところで扉が閉まり再びエンジン音が大きくなる。
あれ、あれ?終点じゃなかったっけ。明日も仕事なんだ、はやく帰らないといけないのに。
「すみません、運転手さん」
…姿が見えない。誰もいない。
背中に冷や汗が滲む。私は何に乗っていたんだろう。
寝起きの頭は上手く回らなくて聞き流してしまったが、聞き慣れない停車場所とアナウンス。
どこなんだ、ここは。
『…あぁ、お客さん。』
不意に背後から、声。肩が跳ねる。
『驚かせてしまって申し訳ありません。こんな所に居たんですね、あなたを探していたんですよ。』
恐る恐る首を回し振り返ると、上背のある、眉目秀麗な男が立っていた。
『見知らぬ場所に着いてしまってお困りですよね。僕がお助けしましょうか。』
すごく驚いたが、助けてくれる…のか。
私は今、ここはいったい何処なのか、何故このバスは運転手不在なのに走っていたのか、誰もいないはずの背後に何故制服を着た男がいるのか、そして彼は何故私がこの場所を知らないと知っているのか…とても混乱している。
ここで得体の知れない男に助けを求めるのも怖い。でも何よりこの不安から逃れたくて、口を開く。
「…お願いします。」
途端、酒に酔った時のように目が回る。真っ直ぐ立っていられず男にもたれ掛かった。
『承知いたしました。きっとここより安全な場所に送り届けます。僕がついていますから、ご安心ください。』
男の声が痛いほど頭に響く。耳に届くのは優しさ溢れる声なのに、心臓をぎゅうっと握り潰されそうな感覚に襲われた。
綺麗な顔の男が頬を染めてこちらを見下ろしている。
…あぁ、これからどうなってしまうんだろう。
私はぐるぐる回る世界に耐えきれず意識を手放した。
[終点]
「いやっ……」
私は恐怖でその場から動けなくなっていた。
「俺…ずーっと貴方の事が好きだった。なのに…彼氏が居るなんて…それに家にまで連れ込んでましたよね?」
隣人さんはそう言いながら、動けなくなっている私にゆっくりと近づいてきた。
「いやぁっ……」
「こうやって貴方に触れられる日を、俺は待ち侘びていた…」
隣人さんは私の頬を撫でるように手を添えていた。
「このままギューッと貴方を殺せば俺のモノになる…」
「いやっ……」
「いやぁー!!!!!!!!!」
私は何をされるのか分からない恐怖でその場で気絶をしてしまった。
これが、お前の人生の終点か。
ひどい姿晒しやがって。
そう悪態をつきながら、心は、
この世で一番大切な人が自分より先に死んだ虚しさでいっぱいだった。
【終点】
さよなら終点やっとこ始発
窓のそとには煙と見とれてしまうほど美しい星空、そして永遠に続くレール。
この列車がどの星空を走っているのか、どこに辿り着くのか、私には分からない。
気がついた時すでに私はこの列車のこの座席に座っていてそれ以前の記憶がおぼろげだった。いつものように大学へむかって講義をうけて、友達と意味もないオチもない話をくっちゃべり、電車に乗って家に帰り──そんな日々の延長線上、繰り返す日々にいたはずだった。少なくともこんなファンタジーのような列車に乗ることは絶対になかったはず。
最後の記憶は誰かが私を呼ぶ声とサイレン、赤い何かの花弁。その記憶ですら脆く、触れれば壊れてしまいそう。考えてもどうしてそんな記憶なのか思い出すことも出来ない。
列車から降りて家に帰ろうにもこの列車が止まることは1度もなかった。さらには人っ子一人乗っていない。操縦席ちは向かったものの、そこは空っぽで霞のような煙が漂うだけだった。
列車内は明るく、穏やかなBGMが流れている。こんな状況でなければ乗り続けていたいと思うほどの心地良さだが、“帰らなければいけない”という理由のしれない焦燥感が胸に燻っていた。