『終わりにしよう』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
終わりにしよう
何度も何度も思った
明日、終わりにしよう
この日、終わりにしよう
僕は人生を終わりにしたかった
でも勇気が出なかった。
苦しいし、怖い。
最後にあれに手をつけたのは何ヶ月前だろうか
今もずっと終わりにしようって、毎日思っている。
もう終わりにしようと思うこと。
夕飯後にスナックを食べてしまうこと。
ついお酒を飲みすぎてしまうこと。
家族にイライラすると、不機嫌な顔になること。
ネガディブな話題をまき散らすインスタの投稿をみること。
昼寝をすること。
誰かの悪口を言うこと。
考え出すとキリがないな。
もう終わりにしよう、くよくよ考えること。
終わりにしよう。
何度思ったことだろう。
彼女は僕のこと好きなのだろうか。
追いかけても追いかけても届かなかった距離が、追いかけるのを辞めた途端あっちから近付いてきて。
それで嬉しくなったり、やっぱ好きだなぁって。
それでも君は他の男を匂わせるストーリーをのせたりして。
そいつはきっと僕よりイケメンで身長も高くて、敵わないだろう。
あぁ、今度こそ終わりにしよう。
終わりにしよう
(終わりにしよう)僕は、そう心の中で
唱え ガラスケースの棺の中の君を見つめる。
(ごめんね、僕は、何も変えられなかった)
君の死を無駄にしてしまった。
あんなにこの国の為に声を凛と張り上げて
戦ってくれた君 最期の最期まで
この国の行く末を憂いていた君
病弱な体に鞭打って方々を駆け回ってくれた君
結果的に体を壊して、死期を早めたけれど
最期まで、恨み言の一つも言わず旅だって
行ったね
だけど この国は、もうすぐ終わる
あんなに争う事は、愚かだと声を
上げたけど誰も頷かなかった。
他国への被害より自国の利益を優先した
僕達の国....
そんな国に、僕は、疲弊を感じていた。
僕は、君みたいに強く無いから
君の居ない世界で、頑張って来たけど
もう限界みたいだ....
だから.... 一足先に終わりにしても
良いよね.... 君は、向こうで僕を怒る
かもしれない 詰るかもしれない
それこそ、初めて恨み言の一つも言うかも
しれない.... それを全部覚悟した上で
僕は、自分を終わりにする。
僕は、ポケットから小さな小瓶を
取り出す そうしてそこに入っている
琥珀色の液体をゆっくりと自分の口元に
持って行きこくんと喉を上下させてその
液体を飲み干した。
僕は、静かに目を閉じて 君が眠る
棺のガラスケースに背中を凭れさせ
君が待つであろう世界を夢見て
君の元へ旅だった。....
“終わりにしよう”
終わりにしようとは思ってるんだ、この関係。聞き慣れた声がそう呟くのが、扉越しに聴こえてギクリと肩を震わせる。リビングに続く扉の前に立ち尽くしながら中の様子を伺うと、どうやら声の主は電話をしているみたいだった。彼女は扉に背を向けているため、ここからでは微かな頬の膨らみしかみえないけれどそれでも彼女が緊張をしているのを感じてしまう。
何の関係を終わらせようとしているのか。そんなの俺との、この関係性以外に何があるというのだ。無意識に握りしめていた手のひらに短く切りそろえた爪が食い込んでいく。
彼女とは学生時代からずっと、喧嘩するほどなんとやらな友人関係だった。その関係は、アルコールの神様のいたずらによって数年前に少しだけ形が変わってしまった。それからは月に数回、気が向いた時に俺の家にふらりとやってきては朝を共に迎える様な、そんな曖昧な関係になってしまっている。
恋愛感情なんて1ミリもなかったはずだった。ただ完璧主義で負けず嫌いで親しい人間以外は寄せ付けない、そんな"高嶺の花"的な彼女に、誰よりも近い場所にいることを許されているという優越感がいつの間にか独占欲に、そして今は多分恋愛感情と言わざるを得ないものに変化していた。
自分の感情の変化に気付いたのはつい最近のことだった。気付いてしまえばもう戻ることはできず、だからといって進むこともできないまま現状維持というぬるま湯で満足しようとしていた矢先のこの状況にガツンと頭を殴られたみたいな気持ちだ。
この扉は栓だ。この扉を開けたら、今まで浸かっていたぬるま湯が抜けていって最後にはがらんどうなリビングに俺一人が残される。ならいっそ、彼女に気付かれない様に家を出れば良いんじゃないか。何の解決にもならないその場しのぎの考えが頭をよぎる。もうそれしかない気がして踵を返そうとした途端、ちょうど通話が終わったらしい彼女が振り向いて目があってしまった。
終わってしまった。こぼれ落ちるんじゃないかってくらい見開かれた彼女の目がスッと覚悟を決めた目になっていくのがスローモーションみたいに見えた。
彼女のその覚悟を決めた、据わった目に俺はどれほど情けなく映っているんだろうか。
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尻切れトンボ
毎晩、あの人のことを寝る前に思い出す
久しぶりに会ったらそっけなくて
短い返事と無表情だけで
前はあんなに楽しそうに話してくれたのに
時間を奪ってしまった
気を遣わせてしまった
声を掛けなきゃよかった
気まずさ、冷や汗、無言の間
申し訳なさで胸が苦しくなる感覚が
いまだに体に襲ってくる
あの人の気持ちが分からない
思い出すのは終わりにしようと思っても
忘れたいことほど 忘れられない
これで終わりにしようと思って、本当に終わった事は少ないけど、
これで終わりにしようかなと思って、本当に終わった事は多いなー
頭に浮かばなかった言葉
表されて気づく
終わりにしよう
終わりにしよう
なんて、簡単に。
終われないことの方が
多いでしょう。
どれだけ、慎重に
終わりを受け入れたところで
スパッと、切りきれなかった
想いは ジワジワと滲む。
きっと あの人もこの人も
通りすがりの誰かも
幾つかの古傷や、まだキツい痛みを
伏せていたりするんだろう。
街の雑踏 開いた傷口
終わりにしよう。今日も何処かで
その言葉が 誰かのもとに届いている。
【お題:終わりにしよう】
見つからない探しもの
眠れない夜のしりとり
炎天下の草むしり
誰かの大切なものを腐すこと
「終わりにしよう」
#463
終わりにしようなんて言わないで。
私の気持ちをもっとちゃんと聞いてよ。
あなたの気持ちも全然分からない。
当たり前の存在だったあなたがこれからはただの他人。
そんなの絶対無理。
お願いだからもう少し時間を頂戴。
私以外見ないで。私だけを考えて。
あーいつからこんなに重い女になっちゃったんだろう。
終わりにしよう
終わりにしよう。この言葉が頭に浮かんだのは、昨年の辛い出来事の連続からでした。職場では様々な苦難がありました。17年間、教育現場で学生の指導に情熱を注ぎ、留学生の気持ちを理解しながら、日本文化を教えることに専念してきました。彼らの成長を見守り、彼らの夢をサポートすることが私の生きがいでした。しかし、その努力が否定される瞬間が訪れました。
自分が大切にしていた仕事が、突然意味を失ったかのように感じられました。日々の努力や思いやりが伝わらず、評価されないことに心が折れそうになりました。やりがいを見失い、何度も「終わりにしよう」と思いました。
しかし、そんな時、私を支えてくれたのは家族と同僚たちでした。家族は私の苦しみを理解し、無条件の愛で包んでくれました。子供たちの笑顔や夫の励ましの言葉は、私の心に温かい光を灯してくれました。同僚たちもまた、共感し、励ましの言葉をかけてくれました。彼らの支えがあったからこそ、辛い時期を乗り越えることができました。
終わりにしようと思ったその時、私は気づきました。終わりは新しい始まりの一歩だということに。過去の出来事に区切りをつけ、新しい挑戦に向けて前進することができるのです。否定された経験も、私を成長させるための大切な一歩であったと今は感じています。
私は再び立ち上がり、教育の現場に戻ることを決意しました。これまでの経験を糧に、より一層学生たちのために力を尽くすことができると信じています。家族や同僚たちの支えがあったからこそ、この新たな一歩を踏み出す勇気が湧いてきました。
終わりにしよう。それは決して終わりではなく、新しい始まりへの第一歩なのです。支えてくれたすべての人に感謝し、これからも前を向いて歩んでいきます。
馬車馬のようにがむしゃらに働くという言い回しがある。
が、実のところ馬車馬というのは効率よく働いている。
馬車馬は休憩を挟みながら1日トータル4時間以上は走らないものである。
ドリッキィが働くノワルエンタープライズNEPの就労協約には、「馬車馬のように働け」と書かれている。
そこで、ドリッキィは新しい働き方を思いついた。
ドリッキィは朝の9時に出社して、まずは軽快な足取りでNEPの廊下を駆け抜けると、同僚たちに元気を振りまきながら仕事に取りかかる。
昼食は美味しいお弁当をゆっくり楽しんで、午後からは1時間全力で仕事に打ち込む。
ちょっとした休憩も大切にしている。
そして、午後の2時になると、
「今日はもう馬車馬のように4時間素晴らしい仕事をした。さあ、本日の仕事は終わりにしよう」
と満足げにさっさと帰宅するドリッキィだった。
「終わりにしよう」
終わりにしよう
これは完全に恋人が別れる時に切り出す言葉だな。つまり俺には縁のない言葉だ。
ほかにこの言葉を使うとしたらなにかやめなきゃいけないような習慣がある時か。酒とかタバコとかかな。
酒はもうやめたしタバコは元々吸っていない。ただ一つやめないといけないなって思いながらもやめられないことがあるんだよな。
それが食後のデザート。特に朝食を食べたあとは結構がっつり食べちゃうんだよな。このデザートさえ食べなければ痩せられるのにやめられない。
それに甘いものは糖尿病も怖いんだよな。だからもうデザートは終わりにしたいんだけど、どうしてもこれだけはやめられない。
終わりにしよう。
大丈夫、やらなくても前を向ける。
大丈夫。
私は決めた。
もうしないと決意をした。
私は自分が嫌いだった。
気がついた時は幼稚園の時。
幼なじみに言われた言葉から。
そのまま自分が嫌いになり中学の時には自殺のことを考えるようになった。
社会に出で頑張ったがダメだった。
自分が嫌で嫌いで苦しくなって掻きむしったりした。
痛みがあると血が流れると安心した。
心が軽くなった。
自傷は罰なのだ。
出来ない自分が悪くて上手く出来ない自分が悪い。
罰は受けないといけない。
私は周りに迷惑をかけた罰を受けなくてはいけなかった。
でもそれもしなくて良くなる。
良くなった。
認めてくれる人ができた。
頑張りを見てくれる人ができた。
たまには自傷しちゃうかもしれないけどきっと…絶対に大丈夫。
だから、終わりにしよう。
前を向いて歩こう。
大丈夫。
終わりにしよう。
【終わりにしよう】
長時間の攻防の末、ようやく「奴」を路地裏に追い詰めた。
世間を騒がしてきた「大怪盗アナザー」の正体を暴く時が来たのだ。
「もう終わりにしよう」
僕は標準を合わせながら次の彼の行動を警戒した。
彼は慣れた手つきで仮面を外す。
「…久し振りだね」
仮面の下には僕と瓜二つの顔。
他人の空似かと思ったが、彼の目元の傷には覚えがあった。
幼い時、僕を庇って目元を大火傷した兄さん。
熱くて痛いはずなのに涙すら流さず僕の心配をしていたのを今でも覚えている。
「まさか…本当に兄さんなのか?」
「あぁ、そうだよ」
暫くの沈黙の後で兄さんがゴホゴホと何度か咳き込んだ。
口元を押さえた兄さんの手からは血が零れ落ち、兄さんは顔をしかめた。
「…この通り、僕は先が長くない。今捕まえようが逃がそうが、『大怪盗アナザー』はもうすぐ終わりを迎える」
兄さんは口元の血を拭って座り込む。
「僕は僕なりの正義を貫いた。君たち警察が把握していない盗難品を調べ上げ、それを真の持ち主に返していただけ。これが嘘だと思うなら例の情報屋にでも聞けばいいさ。…で、どうするんだ?僕を捕まえるのか?」
兄さんは僕の目をじっと見つめる。
心の奥まで覗かれているような、考えが全て見透かされているような気分。
悩んだ末、僕は拳銃を降ろして兄さんに背を向けた。
「…僕はいつだって『正義の味方』だ。お前の『正義』は少し歪んでいるけど、僕はその『正義』が『悪』だとは思えない。だから今日、僕は…お前を捕まえない」
捕まえたら昇進は間違いないし、警察失格の回答だとは分かっている。
だけど、僕は自分に嘘をつきたくない。
「…また会おう、『我が宿敵』よ」
振り向くと「大怪盗アナザー」は消えていた。
代わりに残されたカードには「あと5つ。by大怪盗アナザー」とだけ書かれていた。
あと5つ。
これが終わったら僕は警察を辞める。
宿敵は血の繋がった兄弟で、手を伸ばせば捕まえられる所を僕は見逃した。
だから警察を辞めるのは僕なりのケジメのつもりだ。
警察と大怪盗アナザーとの対決の終わりは近い。
次は、容赦しない。
題 終わりにしよう
「その」言葉はどちらが言ったのだろうか
いや…どちら「が」では無い、どちら「も」言ったのだ。
お互い心残りがあるようだが、決心が着いていたのか言葉にするのは早かった。
相手を一番幸せにできるのは自分だけだと、お互いに自負しているのにも関わらずこうさせてしまったのは、他でもない彼女等だ
自分達の選んだ道によって、自分達の未来が引き裂かれてしまうなんて、笑えない冗談を…
だが、実際そうなってしまうなんて…これはある一種の運命だと受け入れるとしよう。
黒髪の少女が微笑んで言う
これでまた一緒だね
金髪の少女が嬉しそうに言う
あなたと一緒にいられて良かった
二人は手を取り合って、「その」言葉を告げた
梅雨空を終わりにしようと蝉が鳴く うんざりしながらバスを待つ僕
「終わりにしよう」
終わりにしよう
最近、改めて思う。
終わってほしくないことも
早く終わってほしいことも
全てちゃんと終わりがくると。
終わりにしよう、と思えば
何なら自分で終わらせられる。
だからとりあえず
続けることもできる。
だからとりあえず
始めることもできる。
始まりと終わりは
ワンセットだから。
僕は待ってるんだ〜!
いい子にしてくれると頭を撫でてくれるの!
一緒に寝てくれるし、ご飯だってくれる!
とってもダイスキなヒト!!
クルマ?に乗せられて僕だけ置いていかれたけど、絶対おむかえくるから待ってるの!
そうだよね、、、
僕は弱い
僕は弱かった
ご主人様の帰りを待てなかった
ごめんなさい
横たわった犬のそばにあったダンボールには
たくさんのおもちゃが入っていた。
〜終わりにしよう〜