再別康橋

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終わりにしよう

終わりにしよう。この言葉が頭に浮かんだのは、昨年の辛い出来事の連続からでした。職場では様々な苦難がありました。17年間、教育現場で学生の指導に情熱を注ぎ、留学生の気持ちを理解しながら、日本文化を教えることに専念してきました。彼らの成長を見守り、彼らの夢をサポートすることが私の生きがいでした。しかし、その努力が否定される瞬間が訪れました。

自分が大切にしていた仕事が、突然意味を失ったかのように感じられました。日々の努力や思いやりが伝わらず、評価されないことに心が折れそうになりました。やりがいを見失い、何度も「終わりにしよう」と思いました。

しかし、そんな時、私を支えてくれたのは家族と同僚たちでした。家族は私の苦しみを理解し、無条件の愛で包んでくれました。子供たちの笑顔や夫の励ましの言葉は、私の心に温かい光を灯してくれました。同僚たちもまた、共感し、励ましの言葉をかけてくれました。彼らの支えがあったからこそ、辛い時期を乗り越えることができました。

終わりにしようと思ったその時、私は気づきました。終わりは新しい始まりの一歩だということに。過去の出来事に区切りをつけ、新しい挑戦に向けて前進することができるのです。否定された経験も、私を成長させるための大切な一歩であったと今は感じています。

私は再び立ち上がり、教育の現場に戻ることを決意しました。これまでの経験を糧に、より一層学生たちのために力を尽くすことができると信じています。家族や同僚たちの支えがあったからこそ、この新たな一歩を踏み出す勇気が湧いてきました。

終わりにしよう。それは決して終わりではなく、新しい始まりへの第一歩なのです。支えてくれたすべての人に感謝し、これからも前を向いて歩んでいきます。

7/16/2024, 12:48:44 AM