雑記:
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日本銀行岡山支店の見学で娘が学んだこと
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今年の夏休み、娘と一緒に日本銀行岡山支店に見学に行ってきました。日本銀行は全国に32カ所あり、岡山支店はその15番目にあたります。大理石でできたとても立派な建物で、外観からもその威厳を感じました。
見学の最初に、新しいお札についての映画を見ました。映画では、偽造防止のためにどんな技術が使われているのかを詳しく学びました。日本のお札は、世界でもトップクラスの偽造防止技術が施されているそうです。
その後、岡山支店の中を見学しました。支店には「発行課」、「業務課」、「総務課」という3つの部署しかなく、思っていたよりもコンパクトでシンプルな構造でした。娘も、もっと多くの部署があると思っていたようで、少し驚いていました。
見学の最後には質問コーナーがありました。最近、娘は自分の好きなお菓子の量が減っていることや、ももの値段が去年よりも高くなっていることに気づいていて、「円の価値が下がっていると、これからの日本はどうなるの?」と質問しました。解説員の方から「円の価値が下がると、物の値段が上がることがある」と教えてもらい、娘は少しずつ理解しているようでした。
また、見学の中で、自分が人生で稼ぐことのできる合計金額をお札の紙で視覚化するという体験がありました。その大量のお札を目の前にしたとき、娘は「これが私の人生で稼げるお金なんだ」と感じ、肌でその重みを実感したようです。
今回の見学を通して、娘はお金についてもっと知りたいと思うようになったようです。まだ小学生ですが、お金の大切さや価値について少しずつ理解し始めていることが、私にとってもうれしいことでした。
数十年前、異国の地、日本に降り立った私は、まるで新たな世界に咲く一輪の花のようでした。何も知らない土地で、言葉も文化も異なる中、私は必死に根を張り、成長しようとしました。岡山県にある大学で学び、卒業後には母校で働くことになりました。以来、留学生課で17年間にわたり、留学生たちの気持ちを理解し、日本の文化、習慣、そして考え方を指導してきました。同時に子育てと仕事を両立させながら、毎日が忙しくも充実した日々で、時には枯れそうになることもありました。それでも、家族や周りの温かい笑顔に支えられ、一所懸命に歩んできたこの道はいつの間にか、子どもたちは大きくなり、私自身も青春の時を過ぎて、知命の年を迎えました。
家庭の経済状況をしっかり管理しなければならないという不安から、全く異なる分野であるFP3級の試験を受けることを決意しました。勉強を進めるうちに、より深い”知識への欲求”が溢れてきました。忙しい日々の中で毎日少しずつ学び続け、何度も自分の日本語力と専門知識の理解度の限界を感じた私は、まさか2級ファイナンシャルプランニング技能士の国家資格を取得することができるとは思いませんでした。合格証書が届いた時の喜びは、私に自信と勇気を与えてくれました。年齢はただの数字にすぎず、新しいことへの扉はいつでも開かれているのだと実感しました。
そして今年4月からはキャリアサポートセンターに異動し、ライフプランニング分野で学んだ知識を活かして学生の指導に取り組んでいます。日本人学生と留学生のサポートを通じて、自分の知識が少しでも人々の役に立つことに大きなやりがいを感じています。特に母校にいる私の後輩である留学生たちが、卒業後にスムーズに日本社会で活躍できるよう、17年間のキャリア経験とスキル、そして専門知識を活かして、現場の最前線で彼らが望む道に進めるようにキャリアプランと人生設計をサポートしていきたいと考えています。
このような轍を持つ私ですが、謙虚な心を忘れず、新たなチャレンジを楽しみにしています。これからも人生において挑戦と学び続け、自分の可能性を広げながら、人々の役に立つ存在でありたいという強い気持ちで家族と共に歩む未来を信じています。
花咲いて、心が華やぐ季節がやってきました。春の訪れとともに、庭や公園には色とりどりの花々が咲き誇ります。この季節の美しさは、まるで長い冬の眠りから目覚めたかのように感じられます。
私は子どもたちと一緒に、毎年恒例の花見に出かけるのが楽しみです。公園に到着すると、桜の木々が満開の花を咲かせ、淡いピンク色の花びらが風に舞う光景に心が奪われます。子どもたちはその美しさに驚き、手を伸ばして花びらを掴もうとします。彼らの純粋な喜びを見ていると、私自身も子どもの頃の無邪気な気持ちを思い出します。
また、花が咲く季節には、新しいことに挑戦する意欲も湧いてきます。仕事においても、これまでの経験を活かしつつ、新しいプロジェクトに取り組むことができます。花のように、自分自身も成長し、咲き誇ることを目指しています。
家庭でも、花を飾ることで部屋の雰囲気が一変します。特に、忙しい日常の中で、ふと花に目を向けると、心が癒される瞬間を感じます。子どもたちも、花の世話を通じて自然の美しさや命の大切さを学んでいます。
花が咲くということは、ただの自然現象ではありません。それは、私たちの心に希望や喜びをもたらし、新たなエネルギーを与えてくれる特別な瞬間です。これからも、花咲く季節を迎えるたびに、その美しさとともに、日々の生活に彩りを添えていきたいと思います。
終わりにしよう
終わりにしよう。この言葉が頭に浮かんだのは、昨年の辛い出来事の連続からでした。職場では様々な苦難がありました。17年間、教育現場で学生の指導に情熱を注ぎ、留学生の気持ちを理解しながら、日本文化を教えることに専念してきました。彼らの成長を見守り、彼らの夢をサポートすることが私の生きがいでした。しかし、その努力が否定される瞬間が訪れました。
自分が大切にしていた仕事が、突然意味を失ったかのように感じられました。日々の努力や思いやりが伝わらず、評価されないことに心が折れそうになりました。やりがいを見失い、何度も「終わりにしよう」と思いました。
しかし、そんな時、私を支えてくれたのは家族と同僚たちでした。家族は私の苦しみを理解し、無条件の愛で包んでくれました。子供たちの笑顔や夫の励ましの言葉は、私の心に温かい光を灯してくれました。同僚たちもまた、共感し、励ましの言葉をかけてくれました。彼らの支えがあったからこそ、辛い時期を乗り越えることができました。
終わりにしようと思ったその時、私は気づきました。終わりは新しい始まりの一歩だということに。過去の出来事に区切りをつけ、新しい挑戦に向けて前進することができるのです。否定された経験も、私を成長させるための大切な一歩であったと今は感じています。
私は再び立ち上がり、教育の現場に戻ることを決意しました。これまでの経験を糧に、より一層学生たちのために力を尽くすことができると信じています。家族や同僚たちの支えがあったからこそ、この新たな一歩を踏み出す勇気が湧いてきました。
終わりにしよう。それは決して終わりではなく、新しい始まりへの第一歩なのです。支えてくれたすべての人に感謝し、これからも前を向いて歩んでいきます。
七夕の願い
天の川の向こう側で
お父さん、お母さん、お元気ですか?
星の輝きが増すこの日
あなたたちを想い出し
心の中で会話をします
小さい頃、お母さんの厳しさに
戸惑うこともありました
でも今、2人の子を育てる私は
やっとその気持ちがわかってきました
笑顔や優しさ、たくさんの思い出
私の心にずっと息づいています
いつも見守ってくれていること
感じています
異国にいる私を守っているのは
お父さんとお母さんの魂だと信じています
ありがとう、お父さん、お母さん
私もあなたたちのように
強く、優しく、生きていきます