『紅茶の香り』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
フルーツティーが
好きだ。
アップル
グレープ
ピーチ…
元々
フルーツが好き
なのもあるけど
季節が
感じられるような
気がして。
見つけると
ついつい
買ってしまう。
紅茶を入れて
香りで
味で
ほっこり
【今】を
楽しむ。
#紅茶の香り
向こうで母親とその友達が穏やかに談笑しているのを、まだ幼かった私はキッチンに置いてある小さな椅子から眺めていた。母の友達とは何度か会ったことがあるが、その度にああして二人で話し込んでいるので、仲間はずれにされたようでつまらない。
ふと、台に置いてある紅茶が入った透明なポットに目がいく。立ち上がってのぞき込んでみると、底に溜まった茶葉がガラスで屈折して見えた。そっと蓋を持ち上げて、紅茶の香りを嗅ぐ。すっきりとしているが、少しほろ苦い香りがした。不思議な気持ちで蓋を閉じて、今度はそろそろとポットを持ち上げてみる。ポットは重くて、落としてしまわないか不安になった。
そっと横に振ってみると、微かに茶葉が踊った。もう一度、今度は少し大きく振ってみる。それに合わせてふわりと茶葉が踊る。
それに見とれていたら、居間の方からパタパタとスリッパの滑る音がして、慌ててポットを元に戻した。
母が、「ごめんね、ポット忘れちゃった」と呟きながら居間に戻っていく。
「あれ、なんだか味濃くなってない?」
「そうね、美味しくなってる」
なぜかは分からないけど、振ったおかげかと考えたらちょっと嬉しくなった。
『紅茶の香り』
君は言った。
「紅茶の香りがするハンドクリームが色々あるけど、やっぱり私はブラックティーが一番いいな」
と。
君がよく手に塗っていたブラックティーの香りがするハンドクリームのせいで、僕はストレート紅茶が嫌いになった。
紅茶の香りを嗅ぐたびに君を思い出し、あの頃の思い出が蘇る。
最後に別れた悲しい瞬間も思い出す。
君のせいだ。
君のせいで、僕の人生にいつまでもいつまでも君がいる。
僕だけあの頃から抜け出せない、君の人生に僕はいない。
紅茶香りが憎い。
君が憎い。
嫌いだ。君が嫌いだ。
創作 2023/10/27
(別に紅茶の香りでなくてもいいのだけど。においの記憶を書きたかった。ちなみに私はストレート紅茶大好きです。)
紅茶の香り。
俺が飲んでみたいのはダージリンティーです。
本で読んで気になってました。
そういえば今日学校で杏ジャムをもらいました。
杏嫌いなんで誰か入ります?
好きな人とよく目が合うんです
その瞬間はその人も私のこと好きなんじゃないかって勘違いしていたい
今日のお題
「紅茶の香り」
書いては消し
書いては消し
めずらしくつまずいてる
何でだろう
そんなに難しいお題じゃないのに
そうか
難しくないから
色んな視点から
色んなことが浮かんできて
まとまらないのかも
そうだ
そのことを書けばいい
ちょうど今日買ってきた
カフェインレスの紅茶を淹れて
紅茶の香りを楽しみながら
#紅茶の香り
#12
#21『紅茶の香り』
愛用してるパルファムはいわゆる紅茶香水というやつで、FERNANDAのミルクティーコレクション。ブラックティーとバニラで芳醇な香りを纏えば気分も上がる。毎日のように飲むだけじゃない、それぐらい私に紅茶は欠かせない。
どうも彼もこの香りが好きみたいで、2人きりのときはいっぱいギューっとハグしてくれる。甘くて温かくてホッとする。これも絶対欠かせない。
人って嗅覚の情報は1番忘れにくいんだよ。プルースト効果とかあるしね。だから、もっと私のこと考えて、好きになってね?
紅茶の香りがする
嗚呼、きっと彼が淹れてくれてるんだわ
この紅茶の匂いは私の好きなやつね
でも、もう私はあなたが心を込めた
紅茶をこの口に運べないのね
もう、飲めないのね
悲しいとは思うわ、申し訳ないとも思うわ
あなたに黙って逝ってしまったこと
この世界で生きていくことが耐えられず
自害を選んでしまったこと
ねえ、あなたここにいるのは辛いでしょう?
だってここは私が首を括った場所だもの
ここにいなくていいのよ 無理していなくていいのよ
でも、私はこんな言葉を言えるほどの価値はないわね
だって、おい詰まれすぎてあなたを置いてかれる人の
心なんて考えなかった
こんな身勝手な女なんて忘れて
新しい恋をしてね
ねえ、もしあなたにこの声が聞こえるのなら
私が死んだ時どう思った?
テーマ「紅茶の香り」
私は、食べ物や飲み物の味や香りはよく分からない。何を食べても同じものを口にしていると感じる訳ではなく、細かい味の違いとかが分からない、いわば「味覚音痴」と呼ばれるものだ。
もちろん紅茶も例外ではなく、飲み比べしたらなんとなく違うことはわかるけどどう違うのかは分からない、どれがいいものなのかなんてさっぱりだ。
けれども紅茶は好きで、独特の味や香りは特別な感じがするしなんとなく落ち着く気がする。
特に冬、朝にのんびり準備出来るぐらい早く起きて紅茶をいれる。霜焼けだらけの冷たい手を紅茶の入ったカップで温めながら香りを堪能してみる。
この時間は身体は温まるし心も落ち着かせることが出来る、大好きな時間だ。
ほかの季節だと身体が温まりすぎてぽやぽやしてしまうから、いつも冬が来るのを今か今かと楽しみにしている。
あなたがいっつも手にしている飲み物は、、、
そう、紅茶。
私は紅茶が好き。う~~ん、ちょっと苦いけど、口当たりとか、味も好きだし、何より香りだよね!
私は鼻がいい方で、匂いにはうるさいの。人の匂いで、香水とかつけている人と電車で一緒になると酔っちゃうときがあるんだよなあ。もちろん、好きな匂いだったら話は別なんだけど。
紅茶の香りって、私にとっては色んなことを想像させるんだよね。なんか紅茶って、ヨーロッパとかをイメージしない?あとは憧れの洋風のお部屋!いつかは住んでみたいなあ!
でも、最近私が「紅茶」って言って思い出すのはやっぱりあの人。いっつも手に提げている飲み物は紅茶。無糖の紅茶が好きだよね。無糖の紅茶って独特というか、あの紅茶の苦みの匂いがするんだ。でも今のあなたの象徴だよね。
実は、私はあれが苦手で…。でもいつか飲めるようになりたい。私も紅茶は好きだから…。無糖でもなんでも紅茶は飲めるようにしたいなあ。
あ、そんなことを思ってたら、どこからか無糖の紅茶の香りが…。あなたは今私の近くにいるのかな?
じゃあ、そろそろ行かないと。その香りをたどれば、あなたに会える気がするの。あなたに追いつける気がするの。
その紅茶の香りがあなたに会うための道しるべ。
紅茶の香り。
紅茶の香りは
小さい頃。
お母さんのコーヒーと
一緒に飲んでた
ミルクティー。
コーヒーは
あまり好きじゃないのは
なんでなんだろ?
今日は久しぶりに貴族になった気分でアフタヌーンティーなるものをひとりで開催する。
ホテルとかのあんな豪華なアフタヌーンティーじゃなくて、紅茶とスイーツ、ただそれだけのちょっと優雅な気分を味わえる、そんなひと時。
紅茶は茶葉がパックに入ってるタイプの市販で売ってるやつ。ちなみにアールグレイ。紅茶の種類はそれとフルーツティーしか知らない。スイーツはちょっとお高めだけどケーキ屋の季節のタルト。タルトに乗ってるフルーツはみずみずしくてとっても美味しそう。
タルトを映えそうなお皿に乗っけて写真をぱしゃり。
SNSとかには投稿せずにひとりで楽しむ。
あ、紅茶の香りに飼い猫も寄ってきた。
うん、優雅な時間の始まりだ。
『紅茶の香り』
◤君の香り◢
家に帰れば紅茶の香りがした。それは今日も私の心をくすぐるあの香りだった。香りを胸に沈めてカップを持つ。少しだけ渋いストレートティーはまるで私と彼の近づかぬ関係のようで心の痛みに優しく染みていく。少しずつ少しずつ重くなって、彼のようなこの紅茶を気配に感じながら一時の恋心に浸った。
明日はお見合いの日だった。
「コーヒーは苦くて苦手」
多分私が昨日こう言ったから、
あなたは大好きなコーヒーを我慢して、慣れない紅茶を私と一緒にすすっている。
「別に私に合わせなくていいのに」
ぼそりと呟く。
「朝はお前と同じもの飲みたいからな。
それに、紅茶も美味くていいもんだ」
そう言って、あなたは笑う。
あなたは小さなティーカップを掴んで、一気に中身を飲み干すと、「ごちそうさま」と手を合わせた。
その豪快っぷりに私は笑いながら、
「紅茶は香りを楽しみながら、少しずつ飲むんだよ」
するとあなたは、
「そ、そうなのか。次からはそうしてみる」
なんて、慌ててかちゃかちゃとカップを台所に運んでいった。
明日は私の方が少し早起きして、あなたが大好きなブラックコーヒーを入れてあげよう。
「ただいま」
数日ぶりに出張から帰ってきた彼。
「おかえり。大変だったでしょう。久々に何が食べたい?」
彼を労う私。
「うーん…生姜焼きかな。」
そう答えて洗面台に向かう彼。
私は知っている。
彼が泊まったホテルのシャンプーは
ふんわりと紅茶の香りがする。
その時の彼の香りは
甘くて深い香りがした。
ある秋休みのこと。
愛香奈は結花に遊ぼうと誘われた。
愛香奈と結花は5年の仲だ。
クラス替えで同じクラスになり、
趣味が合い、仲良くなった。
LINEで結花からメッセージが届いた。
「最近紅茶にハマっててさ〜
私のおすすめの紅茶飲んでみてよ〜
うちに来てー!」
愛香奈は賛成し、土曜日に結花の家へ行った。
家は近く、徒歩10分でついた。
「いらっしゃいー!
早速飲んでみて〜!
なんか海外の紅茶なんだけどねー」
そう結花が言いかけたときから愛香奈の目は
キラキラと光り始めていた。
結花は華麗にティーポットに紅茶を入れた。
「いっ、いただきますっ!」
愛香奈は早く飲んでみたいという気持ち一心だった。
愛香奈が飲もうとしたとき、紅茶の良い香り
がただよってきた。
ラズベリーの甘酸っぱい香りだった。
香りだけで満足できるくらいだった。
愛香奈は1口ゴクンと飲んでみると
甘酸っぱいけど少し苦い。
独特な味だったけれど、とても美味しかった。
「おいし〜!
結花これどこに売ってた〜?」
「大きな店…あの、南の商店街の方! 」
「そうなのー?!あっこれ私のおすすめ!
飲んでみてー!ちょっと渋い紅茶だけど
美味しいんだよ〜!」
愛香奈は結花に紅茶の袋を渡して、結花の家から
出ていった。
それから、結花のおすすめした紅茶を
愛香奈はよく飲むようになった。
「紅茶の香り」
文章に関係ありませんが、皆様1週間お疲れ様です。
私は明日発表会があります。頑張ります!
セリフを噛む自信しかありません(笑)
明日結果をお知らせします(?)
土曜日の早朝は
散歩をするのが私の日課
少し余裕のある日は
カフェに寄ってみたり
そこで、紅茶の香りに包まれてみたり。
紅茶。一時期、朝に飲んでいた。
砂糖を入れていた。そうでないと飲めなかった。
朝に飲んでたのは、朝食のとき、コーヒーよりは
やさしいかなと思っていたからだ。
今は、毎朝インスタントコーヒーだけどね。
渋みがあったと思う。ひょっとしたら、紅茶は、苦手かもしれない。
「紅茶の香り」
紅茶の香り
リビングへ続く扉から零れる香りは貴方が好きなそれだった
今日も優雅に窓の外を眺めてるのかと足を進めると
予想に反して貴方はキッチンに居た
「あれ?何してんの?」
貴方はこちらを1度見て直ぐに手元に視線を戻してしまった
見てみろ、ということらしい
そこには何かの生地と思わしきものと
いつも貴方が飲んでいる紅茶の茶葉が入った缶
「…なにこれ?」
「紅茶と言えばイギリスだからさ」
「ん?」
未だ分からない私に、いいから待ってな。と言いキッチンから追い出されてしまった
それからルンルンと鼻歌を歌いながらガサゴソと。
バタン、と音がして、ピッピッと、よく聞くオーブンレンジの音がして
水の流れる音がした。
今頃皿洗いをしてるのだろう、相変わらず手際がいい。
水の音がやんで、ようやく私の時間
「で?結局何作ってるの?」
「秘密」
出来上がるまで教えてはくれないらしいが、香ばしい匂いと、それから茶葉の香りだろうか
それとイギリスだから、という言葉、これはきっと。
「スコーンだ!美味しそう!」
「たーんと召し上がれ」
口の中がパサパサになるのに、どうしてか食べたくなるこのお菓子
2人で作るようになってもう何年になっただろう
毎年作るわけでは無いけれど、ふと作ってあの日を思い出す
たまにあるこの日
この紅茶の香りがあの日を思い出させる
昨晩はデザートに季節のタルトをいただいた。ちりばめられた瑞々しいシャインマスカットには、透き通るようなダージリンの香りがよく合う。紅茶の香りといえばアールグレイだが、そちらは香料として使われているベルガモットに合わせて、柑橘系のものといただくのが好きだ。紅茶が好きと言っても、茶葉からきちんと淹れるような丁寧さは持ち合わせていないのだが、ティーバッグのアソートから最適な一つを選ぶのは、少し贅沢な気分で、至福のひとときである。
/お題「紅茶の香り」より