『紅茶の香り』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
#21『紅茶の香り』
愛用してるパルファムはいわゆる紅茶香水というやつで、FERNANDAのミルクティーコレクション。ブラックティーとバニラで芳醇な香りを纏えば気分も上がる。毎日のように飲むだけじゃない、それぐらい私に紅茶は欠かせない。
どうも彼もこの香りが好きみたいで、2人きりのときはいっぱいギューっとハグしてくれる。甘くて温かくてホッとする。これも絶対欠かせない。
人って嗅覚の情報は1番忘れにくいんだよ。プルースト効果とかあるしね。だから、もっと私のこと考えて、好きになってね?
紅茶の香りがする
嗚呼、きっと彼が淹れてくれてるんだわ
この紅茶の匂いは私の好きなやつね
でも、もう私はあなたが心を込めた
紅茶をこの口に運べないのね
もう、飲めないのね
悲しいとは思うわ、申し訳ないとも思うわ
あなたに黙って逝ってしまったこと
この世界で生きていくことが耐えられず
自害を選んでしまったこと
ねえ、あなたここにいるのは辛いでしょう?
だってここは私が首を括った場所だもの
ここにいなくていいのよ 無理していなくていいのよ
でも、私はこんな言葉を言えるほどの価値はないわね
だって、おい詰まれすぎてあなたを置いてかれる人の
心なんて考えなかった
こんな身勝手な女なんて忘れて
新しい恋をしてね
ねえ、もしあなたにこの声が聞こえるのなら
私が死んだ時どう思った?
テーマ「紅茶の香り」
私は、食べ物や飲み物の味や香りはよく分からない。何を食べても同じものを口にしていると感じる訳ではなく、細かい味の違いとかが分からない、いわば「味覚音痴」と呼ばれるものだ。
もちろん紅茶も例外ではなく、飲み比べしたらなんとなく違うことはわかるけどどう違うのかは分からない、どれがいいものなのかなんてさっぱりだ。
けれども紅茶は好きで、独特の味や香りは特別な感じがするしなんとなく落ち着く気がする。
特に冬、朝にのんびり準備出来るぐらい早く起きて紅茶をいれる。霜焼けだらけの冷たい手を紅茶の入ったカップで温めながら香りを堪能してみる。
この時間は身体は温まるし心も落ち着かせることが出来る、大好きな時間だ。
ほかの季節だと身体が温まりすぎてぽやぽやしてしまうから、いつも冬が来るのを今か今かと楽しみにしている。
あなたがいっつも手にしている飲み物は、、、
そう、紅茶。
私は紅茶が好き。う~~ん、ちょっと苦いけど、口当たりとか、味も好きだし、何より香りだよね!
私は鼻がいい方で、匂いにはうるさいの。人の匂いで、香水とかつけている人と電車で一緒になると酔っちゃうときがあるんだよなあ。もちろん、好きな匂いだったら話は別なんだけど。
紅茶の香りって、私にとっては色んなことを想像させるんだよね。なんか紅茶って、ヨーロッパとかをイメージしない?あとは憧れの洋風のお部屋!いつかは住んでみたいなあ!
でも、最近私が「紅茶」って言って思い出すのはやっぱりあの人。いっつも手に提げている飲み物は紅茶。無糖の紅茶が好きだよね。無糖の紅茶って独特というか、あの紅茶の苦みの匂いがするんだ。でも今のあなたの象徴だよね。
実は、私はあれが苦手で…。でもいつか飲めるようになりたい。私も紅茶は好きだから…。無糖でもなんでも紅茶は飲めるようにしたいなあ。
あ、そんなことを思ってたら、どこからか無糖の紅茶の香りが…。あなたは今私の近くにいるのかな?
じゃあ、そろそろ行かないと。その香りをたどれば、あなたに会える気がするの。あなたに追いつける気がするの。
その紅茶の香りがあなたに会うための道しるべ。
紅茶の香り。
紅茶の香りは
小さい頃。
お母さんのコーヒーと
一緒に飲んでた
ミルクティー。
コーヒーは
あまり好きじゃないのは
なんでなんだろ?
今日は久しぶりに貴族になった気分でアフタヌーンティーなるものをひとりで開催する。
ホテルとかのあんな豪華なアフタヌーンティーじゃなくて、紅茶とスイーツ、ただそれだけのちょっと優雅な気分を味わえる、そんなひと時。
紅茶は茶葉がパックに入ってるタイプの市販で売ってるやつ。ちなみにアールグレイ。紅茶の種類はそれとフルーツティーしか知らない。スイーツはちょっとお高めだけどケーキ屋の季節のタルト。タルトに乗ってるフルーツはみずみずしくてとっても美味しそう。
タルトを映えそうなお皿に乗っけて写真をぱしゃり。
SNSとかには投稿せずにひとりで楽しむ。
あ、紅茶の香りに飼い猫も寄ってきた。
うん、優雅な時間の始まりだ。
『紅茶の香り』
「コーヒーは苦くて苦手」
多分私が昨日こう言ったから、
あなたは大好きなコーヒーを我慢して、慣れない紅茶を私と一緒にすすっている。
「別に私に合わせなくていいのに」
ぼそりと呟く。
「朝はお前と同じもの飲みたいからな。
それに、紅茶も美味くていいもんだ」
そう言って、あなたは笑う。
あなたは小さなティーカップを掴んで、一気に中身を飲み干すと、「ごちそうさま」と手を合わせた。
その豪快っぷりに私は笑いながら、
「紅茶は香りを楽しみながら、少しずつ飲むんだよ」
するとあなたは、
「そ、そうなのか。次からはそうしてみる」
なんて、慌ててかちゃかちゃとカップを台所に運んでいった。
明日は私の方が少し早起きして、あなたが大好きなブラックコーヒーを入れてあげよう。
「ただいま」
数日ぶりに出張から帰ってきた彼。
「おかえり。大変だったでしょう。久々に何が食べたい?」
彼を労う私。
「うーん…生姜焼きかな。」
そう答えて洗面台に向かう彼。
私は知っている。
彼が泊まったホテルのシャンプーは
ふんわりと紅茶の香りがする。
その時の彼の香りは
甘くて深い香りがした。
土曜日の早朝は
散歩をするのが私の日課
少し余裕のある日は
カフェに寄ってみたり
そこで、紅茶の香りに包まれてみたり。
紅茶。一時期、朝に飲んでいた。
砂糖を入れていた。そうでないと飲めなかった。
朝に飲んでたのは、朝食のとき、コーヒーよりは
やさしいかなと思っていたからだ。
今は、毎朝インスタントコーヒーだけどね。
渋みがあったと思う。ひょっとしたら、紅茶は、苦手かもしれない。
「紅茶の香り」
紅茶の香り
リビングへ続く扉から零れる香りは貴方が好きなそれだった
今日も優雅に窓の外を眺めてるのかと足を進めると
予想に反して貴方はキッチンに居た
「あれ?何してんの?」
貴方はこちらを1度見て直ぐに手元に視線を戻してしまった
見てみろ、ということらしい
そこには何かの生地と思わしきものと
いつも貴方が飲んでいる紅茶の茶葉が入った缶
「…なにこれ?」
「紅茶と言えばイギリスだからさ」
「ん?」
未だ分からない私に、いいから待ってな。と言いキッチンから追い出されてしまった
それからルンルンと鼻歌を歌いながらガサゴソと。
バタン、と音がして、ピッピッと、よく聞くオーブンレンジの音がして
水の流れる音がした。
今頃皿洗いをしてるのだろう、相変わらず手際がいい。
水の音がやんで、ようやく私の時間
「で?結局何作ってるの?」
「秘密」
出来上がるまで教えてはくれないらしいが、香ばしい匂いと、それから茶葉の香りだろうか
それとイギリスだから、という言葉、これはきっと。
「スコーンだ!美味しそう!」
「たーんと召し上がれ」
口の中がパサパサになるのに、どうしてか食べたくなるこのお菓子
2人で作るようになってもう何年になっただろう
毎年作るわけでは無いけれど、ふと作ってあの日を思い出す
たまにあるこの日
この紅茶の香りがあの日を思い出させる
昨晩はデザートに季節のタルトをいただいた。ちりばめられた瑞々しいシャインマスカットには、透き通るようなダージリンの香りがよく合う。紅茶の香りといえばアールグレイだが、そちらは香料として使われているベルガモットに合わせて、柑橘系のものといただくのが好きだ。紅茶が好きと言っても、茶葉からきちんと淹れるような丁寧さは持ち合わせていないのだが、ティーバッグのアソートから最適な一つを選ぶのは、少し贅沢な気分で、至福のひとときである。
/お題「紅茶の香り」より
紅茶の香り
それは苦い香り
君と一緒にいた思い出と、
今いないのだという事実を教えてくれるから。
楽しかった、幸せだった記憶が多ければ多いほど
今、私の胸を締め付ける。
どうしたらよかったのだろう?
どうすれば今もあなたは私のそばにいてくれたのかな?
苦しいのに、悲しいのに
同時に、君が私を私にしてくれていたのだ
あなたがいない今、自分の心に穴がぽっかりと開いている
その喪失は他の誰にも埋められない
私は今後も
その喪失を抱えて生きていく…
紅茶の香り。
僕は嗅ぎ分けることが出来る。
ハーブ、アップル、レモンなど。
その特技を見せた時、僕は引かれた。
だから僕は隠すようになった。
あの子が好きな匂い、、ちゃんと覚えたのに...。
母に貰いしメイソン飲みてさえきみが淹れし紅茶あましと思う
きみが目を鼈甲色に燦めかせ作り出だすは「紅茶コーヒー」
お題 紅茶の香り
アールグレイ
アッサム
ダージリン…
お洒落な名前と
お洒落な味わい。
そして、香り。
んーやっぱり紅茶が好き。
カーテンが揺れて
本を読みながら
窓辺で紅茶の香り。
柔らかい日差しと私。
どう?
私もちょっとお洒落でしょ?
–紅茶の香り–
紅茶なんて久しぶりに飲んだな、と言う。こんな味だったか、と言う。あーぬくい、と言う。どうやって淹れんの、と言う。香りが飛んでしまうほどに重なる言葉が、もたらされる時間が、こんなにある。どれもこれも誰かにとってはくだらないのだろう。カップはまだ温かい。何度でも。何度でも淹れよう。
あ゛ー 疲れた
ベッドへダーイブ!!
はぁ、
ゆっくりするか、
明日休みだし
てか、喉乾いたー
紅茶でも飲むかー
ベッドからキッチンまで移動するのすら疲れるな、
まぁいいや
よし、紅茶出来たー
飲も
んー、いい香り
やっぱ、紅茶飲んでる時がゆっくり出来るなー
あっ、朝読んでた本読もーっと
えーと、54ページっと、
なんか、すんごい進んで読めてる気がする笑
もしかして、紅茶のお陰か?
なんか、この調子だったら、明日仕事でも...って、
明日休みだって!もー、
明日休みだし、もっとゆっくり休んじゃおー!
紅茶お代わりー!...っと
紅茶の香り
紅茶の香り╱10月27日 金曜日
私、紅茶が好き。
美味しいし、すごく良い香りだもん。
恋愛って、紅茶と似てる気がする。
好き同士でいる時間が熱々で美味しい紅茶。
時間が経ってきて、不満とかが溜まってきた時が、冷めてきて美味しくない紅茶。
お別れが、捨ててしまった紅茶。
結婚が、飲み干した紅茶。
じゃあ、紅茶の香りはどこにあたるんだろう。
それは、「思い出」だと思う。
飲み終わっても、しばらくは残っているし、ふとしたきっかけで思い出すことがある。それに、飲んでる時はそう感じなくても、記憶の中の紅茶って、だいたい良い香りでしょ。
それは、「思い出」に似ている気がする。
私の記憶の中の貴方も、紅茶の香りと同じで、美化されていたみたい。
だから、また貴方のことを好きになってしまった。
周りから見たら、どこがいいのって思われるかもしれない。
紅茶の香りのように美化されているから魅力的なの。
もう、救いようがないのかもしれないね。
No.2 紅茶の香り
「雨、どうしようかな」
僕は近くの服屋さんに行っていた。
だがその帰り道、雨が降ってしまった。
しかもかなりの大雨だった。
スマホを見ると、止むのは夜の8時ぐらい。
今は1時ぐらいだった。
さすがにこのまま雨宿りするのは嫌だし、コンビニとかで傘を買って帰ろうか。
そう考えていた時のことだった。
「すいません、今時間いいですか」
僕がパッと見ると、それはお嬢様オーラむき出しの女の子だった。
一体どこかのお姫様がなんの用だろうか。
僕ははい、と頷くと女の子が、
「実は私、店をやってるんですけど、雨の中たっているのもしんどいと思いますし、来ませんか?」
女の子はニコッと僕に笑いかけてくる。
「どんな店なんですか?」
僕は聞いてみる。
「紅茶が専用の店です!パンケーキとかもありますし、カフェとして捉えてくれて大丈夫です」
女の子は明るい声で答えてくれた。
カフェか……お洒落なイメージがあるな……。
僕はどちらかと言うと色々着こなしてお洒落する人とは程遠い。
裏表もあまりなく、テンションはいつも高く、面白いことをやって人を笑わせるタイプだ。
学生の頃も人気だったが、「○○くんってお洒落だよね」というタイプの人気者ではなく、「○○くんって面白いよね」で人気者のタイプだった。
だが僕も大人になって、お洒落に興味を持った。
少し家に引きこもっているイメージの仕事だから、たまには外出して色々見ているうちにお洒落にも興味を持った。
僕は色々悩んだ末、
「はい!行きます!」
と答えた。
すると女の子はパッと顔を輝かせながら、
「来てくれるんですか!?ありがとうございます!あ、傘ないですよね、これ使ってください」
女の子は持っていたお洒落な傘を差し出してくれた。
女の子はカバンから小さい折り畳み傘を出し、開くと、
「カフェはこっちです!着いてきてください!」
女の子はゆっくりと歩き出した。
僕は女の子に貸してもらった傘を差して、なるべく濡れないようにゆっくりと歩く。
僕は行く途中で聞こうと思ってたことを言う。
「あの、よければ名前を教えてくれませんか?」
「私は愛莉と言います。あなたの名前も教えてくれませんか?」
僕も名前というよりかは偽名を名乗り出す。
「仕事の偽名なんですけど、「雨水 ーAMAMIZUー」って言います。知ってます?」
お嬢様らしき女の子は答える。
「え、雨水さんですか?私、ファンですよ」
愛莉さんは落ち着いた口調で言う。
「え?本当ですか!?」
僕は愛莉さんよりやけにびっくりしながら言った。
「私、家族でカフェをやってるんですけど、父親があなたのことが好きで……それから、伝染して行ったってわけです」
「あー……なるほど……」
そうやって会話をしてるうちに、僕は紅茶の香りが漂うのがわかった。
「もしかして、この近くが愛莉さんのカフェですか?」
「えぇ、その通りです。今日は家族がいるので、色紙にサインしてあげてください」
愛莉さんは少し笑いながらそういった。
僕がカフェの入口を開けると、お父さんらしき人が駆け寄って話してくる。
「愛莉、お客さんか?」
「うん、そうだよ。お父さんが好きな、雨水さん」
するとお父さんは顔を輝かせながら、
「え、雨水さんって……あの雨水さんか!?え、サインしてください!Tシャツに!」
「Tシャツに……?」
僕はすかさず突っ込んだ。
「あぁ、間違えた……えーと、サインして欲しいんですけど、もうここにドーンと書いてください」
僕は愛莉さんのお父さんに招きいられ、お父さんが指さしてる所を見る。
そこには何も書いてない広い壁だった。
え?壁?しかもこんな広いところに?
僕は一瞬戸惑って、またなにか間違えたのかと思い聞いてみる。
「え、壁ですか?いいんですか?」
「はい、壁に書いてください。堂々と。」
僕の耳は間違っていなかった。
とにかく僕は覚悟を決めて書いてみることにした。
手馴れながらも少し慣れていない感じで書く。
書き終わり、遠目で見てみると、結構いい感じだった。
「とってもいいですね!ありがとうございます!父親が喜びます!あ、どうぞカウンター座ってください」
愛莉さんは相変わらずニコニコで手招きをしてくれた。
僕が座るとすぐにパンケーキと紅茶が届いた。
紅茶の匂いが店内に広がる。
僕は早速手につけてみた。
「おいしいです!」
普通の店より何十倍も美味しかった。
僕はバクバクと食べる。
そんな僕を愛莉さんはじーっと見つめていた。
僕はあっという間に紅茶とパンケーキを食べてしまった。
「あ、雨止みましたね」
愛莉さんが窓を見つめながら言った。
スマホを見ると時刻は2時。
予定より早く雨は止んだそうだ。
「じゃあ、僕はこれで」と立ち去ろうとすると、
「あの、雨水さん!もし雨水さんがテレビに出たら、またここに来てくれませんか?」
愛莉さんは僕の手を握りながら言った。
テレビ、か……。
「分かりました!テレビは出れなかったとしても、有名になったら来ますね!」
僕はそう言うと、愛莉さんは嬉しそうに、
「はい!ありがとうございます!」
と、さっきよりもニッコニコで答えた。
僕は店内を出た。
ふと歩いているうちに後ろを見ると、その店は無くなっていた。
「……というのが、僕の体験談です。信じて貰えなくてもいいんですけど、僕がその後に書いた「紅茶の香り」はこの話をテーマにしました。」
「なるほど。小説家の雨水さんがそんな体験談をしたなんて、とても信じられない話です。じゃあ、今テレビに出たということは、今から行くんですか?そのカフェに」
「えぇ、久しぶりにあの紅茶とパンケーキ、食べに行こうと思います」
数年後、僕は笑いながらそんなことをいい、また愛莉さんに会いに行くと心に決めた。