『窓越しに見えるのは』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
窓越しに見えるのは何だ?
明るい未来だったら良いね!
朝。制服を着て、気怠そうに私を迎えに来てくれる同級生。最早、週明けの風物詩である。
窓越しにみえるのは
窓越しに見えるのは
あの日…貴女と歩いた坂道
茜色の夕陽が貴女の真っ白な肌を
紅く染めていたことを思い出す
高鳴る僕の鼓動が貴女に
聞こえてしまわないように
注意深く貴女から離れた
なぜ…あの日あの時に
貴女の手を取りこの坂道を
走り出さなかったのか
今でも…その理由が見つからず
いつもこうして窓越しから
この坂道を見る
ただ…違うことは坂道の途中に
もう貴女がいないということ
見飽きた風景
たまに見る星空
花火の見える建物
景色のいい建物
あまり興味無いけど
ついつい過去を思い出す事もある
魅力なのは時間で風景が変わる
夕日が綺麗な時が1番好きかな?
でも興味無いɿ(。・д・)ɾ
「……なあ、俺を呼んでくれないか」
「詐欺師」
「そういうことじゃなくて」
「…ケイゴ」
「…………うん、………ありがと。
すまんな」
「別に。……でも何で?
何で『呼んでくれないか』って言ったの?」
「実はさあ、お前と会うのはこれが最後になるかもしれなくてさ」
「不謹慎かもしれないけど…なんか言われたの?先生?親?」
「どっちでもねえよ。……すまん、お前にはまだ言えない」
「…なんでよ…まあいいけど」
「あと詐欺師はやめてくれ。ここ学校だし」
「…大丈夫だよ。今日は大雨だし。雑音が邪魔して何も聞こえないよ」
「それもそうだな。
…大雨か」
「雨と晴れだったらどっちが好き?」
「雨だな」
「何で」
「犯罪者と幼気な学生が会話してても、
…誰にも聞こえないんだろ?」
#2024.7.1.「窓越しに見えるのは」
友達が詐欺師でした。創作。
会うのはさいご。
身長伸ばしてえ〜〜〜
望みの身長まであと7センチ…伸びるかな
バスのいちばん後ろに座って
お気に入りの音楽を聴いて
少し背にもたれかかった
窓越しに見えたのは
夕焼けの空、街の灯り
少しづつ薄暗くなっていく
何気ない田舎の風景
何となく綺麗だなぁと思いながら
うとうとするあの時間
戻りたい学生時代
哀しい
窓越しに見えるのは在りし日のあなた。
「色々あったわね」
私は微笑む。
「あなたと出会ったのはちょうどこんな澄んだ空の下だったわね。」
今はもう私も動けなくなってしまった。
もうすぐあなたの元へ私も行くことになりそう。
でもそれはもう少し先。
私までいなくなったら子供たちが心配だもの。
ほらあなたに似て不器用なところがあるから。
本当は私なんかもう必要ないのかもしれないけれど。
もう少しだけ・・・もう少しだけ見守ったら、あなたの元へ行くから・・・待っててね
【窓越しに見えるのは】
昔、とあるお姉様と
そんな話をした事がある
外は木枯らしや
陽炎の立つ猛暑でも
ガラス一枚隔てた
部屋の中は快適で
世の中が
全てガラスで出来てたなら・・・
傷つかずにすむのかも
みたいなお話し
俺は迷わず
温泉施設行くな
と言って
凍えたが
勉強中、私はふと窓を見た。
窓越しに見えるのは月と星
月はとてもきれいで星もきれいだった。
私は近くで見たくなった。
ベランダの窓を開け夜風に辺りながら、、、
私はふと回りを見渡した。視線を感じたのだ。
隣のベランダにはAさんがいて私を見ていたのだ。
私は不思議でAさんに声をかけた。同い年だ。
「Aさんはなんでベランダに出ているの?」と
そしたらAさんはこう言った
「月と星と君がきれいだったから」
私は少し恥ずかしかった。頬を真っ赤にしていた。
そんな頬を隠しながら中に入ろうとした。
Aさんに止められた。「もう少し話したい」と
私は少し戸惑った。怖かった。声が低くて、
でもこれが青春なのではないかと思った。
私の返事は「はい」これから始まるのは恋だと、、
今日のお題
窓越しに見えるのは
窓越しに見えるのは
いつもと変わらない景色と、
窓に反射して映った自分。
反射したものとわかっていても、
もう一つの世界があるのではないかと錯覚しそうになる。
うっすら写った自分と外の景色。
窓って面白い。
窓越しに見えるのは、海でも山でもないのに、
億のお金を払って、都心のマンションに住む方々の気持ちが分からないわ…
窓越しに見えるのは
そんなことをふと思った。
でも何も見えてこない。何も。
まるで私の心情のようだ。
いくら探し出そうとしても、君の心がわからなかった
窓越しに見えるのは
あの日から前に進めない、弱い自分
飛び起きる。
汗びっしょりで、貼り付いたシーツを押し除ける。
窓越しに、海の渦巻く音が響く。
バンッ!
窓の外から、掌を押し付ける音が聞こえる。
ぼんやりと壁のシミを眺める。
唸るような海の音が、窓越しに響く。
悪夢だ。
悪夢だった。
わけもなく苦しくて、息ができなくて、空が見えなくて
泡が上へ上へ消えていて…
底から、地響きのような何かが呼んでいた。
奥から、湿った白い腕が足首を掴んでいた。
悪夢だ。
汗は止まらない。
微かに体が震えている。
海の渦巻く音が、窓越しに響く。
バンッ!
バンッバンッ!
窓の外から、掌を押し付ける音が聞こえる。
枕元に置いた古本の、皮の表紙が擦り切れている。
ここで立ち往生することになって、何日が経っただろうか。
1日にも満たない気もするし、何十年も経った気もする。
バンッ!
窓の外から、掌を押し付ける音が聞こえる。
窓越しに、海の渦巻く音が響く。
悪夢だ。
海藻が足に張り付く感覚。
ずっしりと浮き上がらない身体。
水の重みに痛む肺。
そこにいる彼女も、そんな感覚だったのだろうか。
波が部屋を揺らす。
海が渦巻く音が聞こえる。
バンッ!
窓越しに掌を押し付ける音が響く。
彼女が海に落ちたのは、この海域に入ってからすぐのことだった。
トロール網を引き上げていた彼女は、風で大きく揺れた舟のデッキから投げ出された。
釣果や釣具もろとも彼女は振り落とされ、舟の中に響き渡るような叫び声をあげて、この部屋の窓の外へ落下していった。
どうしてこんなところへ迷い込んでしまったのだろう。
彼女が海へ落ちていくその時、私はそんなことを考えた。
私たちは、ただ、あの陰気で小さな港町に雇われた、しがない漁師だったのに。
そんな考えから気がついた時には、窓越しに見えるのは、渦巻く海と波だけになっていた。
私は、ぼんやりと壁のシミを数えて、ゆっくりと視線を滑らす。
錆びついたリールのように、鈍くのろのろと首を動かす。
窓の方に。
窓越しに見えるのは、彼女の顔。
恐怖と海藻の張り付いた青白い顔。
窓越しに見えるのは、幻覚の怪物。
苦しそうに喘ぐ、海の哺乳類の顔。
飛び出た目玉をぎょろぎょろと蠢かす、生気のない魚の顔。
海の渦巻く音が、窓越しに響く。
いつまでも。
いつまでも。
窓の傍から見えるのはいつも山岳の風景。
最早、見慣れた風景だ。
季節の移ろいと共に山々の色めきは変わる。
春は山桜、夏は青々とした新緑。
秋には紅葉で赤に染まりゆき枯れ葉としてやがて
散っていく。
冬には雪が積もり白く染まる木々達。
年齢を重ねれば重ねる程その季節の移ろいによる自然の恵みや有り難み、そして自然の畏怖を知る。
自然は常に人間や動物達、そして植物達と共にある。
人は自然の事をどう思っているのだろうか。
傍にあるから当たり前としか思っていないのだろうか。
自然があるからこそ私達は生きていけるのだ。
自然の恵みや自然に対する畏怖の念があるからこそ生きていけるのだ。
人はそれらが当たり前にある事に対する有り難みに気づいているだろうか。
山に至っては山岳信仰と言うものがある程だ。
自然とは厳しくも常に傍に存在し、我々を見守ってくれている存在なのかもしれない。
「自然と共にあり」
窓のあかり
駅ホームのあかり
マンション廊下のあかり
看板のあかり
居酒屋のあかり
航空障害灯の点滅
車のライト
細長い電車のあかり
美しい夜景
見入ってしまう
ふと人影に気付き
シルエットを目でなぞる
こちらを見つめる中年と認識
部屋のあかりをそっと消す
窓越しに見えるのは、満天の星空だった。
ガタンゴトンと揺れる車内。座席の背もたれから離れる。
嘘みたいに美しかった。
写真におさめたくなってスマホを探す。ポケットを叩いてみたけど、見つからない。それにいつものカバンもない。
「ここは夢だから」
心拍数が上がる。声のするほうを見ると中性的な見た目の人がいた。
「ここは夢だから、いつかは目覚めるんだよ」
はあ、と間の抜けた返事しかできなかった。
これが夢?それにしてはシートの固さも感触もリアルな気がする。
まあ、いいか。あらためて外を見る。よく目を凝らせば、星空のしたは水面のようだ。そこにうつった星空はため息が出るほどのゆらめき。
「ここは夢だから、いつかきっと忘れるんだよ」
そうかもしれない。でもこれは覚えておきたい。
ゆったりと揺られながら、星を眺めていた。
窓越しに見えるのは
窓越しに見えた猫
あんた誰って言われてるみたい
こんにちは
と一応お辞儀をした私
猫は不思議そうに見つめてくる
猫の目はキラキラしていて
むし暑い昼間なのに決して汚れていない
猫は蒸し暑い日常をどう感じているのだろう?
自然には勝てないのだから
楽しみな
そんな事を伝えて来てくれたそんな気がした
ある夜。窓越しの暗闇に何かが蠢いたような気がした。
不思議に思って窓を開けてみると、するりと黒い毛玉が部屋に侵入してきた。
三角耳に揺れるしっぽ。黒猫だった。どうやら暗闇に紛れてこちらを伺っていたらしい。
黒猫は我が物顔で部屋を歩き回りふわふわのソファを見つけるとそこで大きく伸びをした。
野良猫の割には毛艶がいい。思わず手を伸ばし撫でてみると、黒猫は手に顔を擦り寄せた。人間慣れもしているらしい。もしかするとこれは。
SNSで【黒猫 迷 ××市】と検索をかけてみた。
案の定それらしき投稿が見つかり、投稿者にメッセージを送った。返事はすぐに返ってきて、何点かの確認ののち明日飼い主が黒猫を引き取りに来ることが決まった。
「お前、運が良かったなぁ。明日すぐにご主人さまと会えるぞ〜」
まるで返事のように、猫はにゃあと元気に鳴いた。
翌日、飼い主が黒猫を引き取りに来た。黒いワンピースを着た、黒猫によく似た美しく長い黒髪を持つ女性だった。
きっと彼女も、黒猫のように暗闇に紛れてしまえるんだろうと思った。
窓から見えるのは
濡れた窓硝子越しの
薄暗い曇り空で。
窓から見えるのは
窓から見える景色だけで
それは、空のたった少しに過ぎなくて
窓を開けてみれば
見えなかった青空が
少し顔を覗かせているかもしれない。
泣き腫らした夜が明けた
カーテンの隙間から微かな暈
新しい希望で有ったら良いな
(窓越しに見えるのは)