窓越しに見えるのは』の作文集

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窓越しに見えるのは』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

7/1/2024, 11:25:36 AM

窓から見えるきみの横顔

美しい

美しいのに

きみは気づいてくれない

僕は死人

墓にある小さな窓から

きみを見つめる

気づいて

気づいて

触れたい

触れたい

きみの心の臓まで食らいたい

僕のことを見てくれないきみは嫌い

そうして

きみの首筋に

僕は噛みついた

7/1/2024, 11:24:21 AM

窓越しに見えるのは、
沢山のプリントを両手で抱えた彼女。
職員室にでも行くのだろう。
絹のような髪が風で揺れている。

「先生、」

思わず窓を開けてそう口にした。
彼女は振り返らない。当たり前だ。
ここは4階の教室。
声が、届くわけない。
この気持ちが、届くわけない。

7/1/2024, 11:22:48 AM

「………」
「……………」
自宅の窓からこちらを覗いている女性と目があった。

「あ、どうも~」
とでも言うように控えめに手を振っている。

薄気味悪さを覚えながら窓に近づく。
するとその女性は、へらへらとした笑顔を浮かべながら捲し立てた。


「あ、!あの~私レイコといいまして~ずっとあなたのこと見てたんですよ!かっこいいなーって!あの、それでなんですけど、えへへ、私と付き合ってくれませんか?」

窓は締め切っているはずなのに耳に響く声量で、くねくねと動きながら、勝手に話し続ける女性。

「…あの、それよりも」
「はい?」

「ここ四階ですけど…どうやってここまで来たんですか?ベランダもないのに」


「え?浮いて来ましたよ?幽霊なので」
「……うわ」
「で、付き合ってくれるんですか?」
「幽霊はちょっと…」
「分かりました!人間ならいいんですね!!」
「そういうことじゃ…」


数週間後、その女性は人間の姿になって、今度はちゃんと玄関からやってきた。
告白はもちろんお断りした。なぜか友達にはなったが。


【窓越しに見えるのは】

7/1/2024, 11:21:33 AM

カーンっ。バッドに当たったボールが遠くへ飛んでいく。そのボールを目で追っていると、ファウルだったようで、「ドンマイ」という声があちこちで行き交う。
梅雨も明け、燦々と輝く太陽はグラウンドで野球をする男子達に襲いかかる。そんなイジワルな太陽の光をもろともせずに元気よく声を上げる彼らの元気はいったいどこからくるのだろうか。


保健室の窓。

ガラッと保健室の扉が開く。


保健委員、だなんてあってないような委員は

7/1/2024, 11:20:32 AM

窓越しに見えるのは

認知症になった母は
義姉が車椅子を用意して
ドライブに誘っても
外出をしないのだった

結婚と同時に縁を切り
30年ぶりに会った私を
母は新しいヘルパーだと
思ったようだ

よかったらお散歩しませんか
桜の花が綺麗ですよ
風も暖かいし

声をかけると
母は言った

うちの窓から見える桜は
どこの桜よりきれいなの
散歩なんて行かないわ

確かに
大きな窓から見える
桜は
山の緑と空の青さに
1枚の絵のようだ

お茶をどうぞ
母は丁寧に
お茶を入れて
私に差し出した

私達は仲の良かった
親子に戻って
ずいぶん長く
黙って桜を眺めていた

母との
最後の
思い出です

7/1/2024, 11:19:40 AM

"窓越しに見えるのは"

 買い出しから帰ると、ハナが窓辺で日向ぼっこをしながら出迎えてくれた。
 窓に近付いてハナの前で人差し指を振る。
 指先を目で追いかける。ハナの頭が振り子のように左右に動く。
 タンッ
 窓の向こうの俺の人差し指を捕まえようと、窓を前足で叩く。
 タン、タンタン
 その動きが可愛くて、つい指が動く。
 だが、こんな事してる場合じゃないと動きを止めて中に戻った。

7/1/2024, 11:17:48 AM

「窓越しに見えるのは」

題と関係ない
下半期やること
・自分の機嫌は自分で選べるようになる。
自ら被害者を選ばない。

7/1/2024, 11:17:18 AM

雪が降り、足が痛くなるほどの長い帰り道。


もうすぐ家に着くところ。暗い中、明るい家の光

窓越しに見えるのはお母さんの姿。
シチューを作っているみたい。

「こんな寒い日にはシチューだよね」と
ルンルンで家の中へと駆け込む。

7/1/2024, 11:16:50 AM

「窓越しに見えるのは」

 窓越しに見えるのは綺麗な夕焼け。
 私は夕焼けが見える時間が好きだ。

7/1/2024, 11:15:57 AM

窓越しに見えるのは

君がとめてった車

どこへ行ったの?

私のところに来ていた君

今は‥

7/1/2024, 11:13:35 AM

日がのぼりはじめると
急ぎ足でにんげんが行き交う
何をそんなに急いでいるのか
検討がつかない
もっとゆっくりすればいいのに
そう思いながら あくびをひとつ

日が頭の上にあがると
室内にある薄い箱から
にんげんのこえがきこえ映る
薄い箱の中のにんげんが
あーだ こーだ と騒ぎながら
何かをつくっていたり食べていたりする
そんなにんげんを眺めながら
食事にありつく

日が沈みかけると
にんげんのこどもらの声が聞こえてくる
何を言っているのかは わからないが
多分 楽しいのだろう
昼寝から目を覚ます目覚ましとしては
丁度良い

日が落ちると
外の灯りがともり 星と月が顔をのぞく
食事の後に鑑賞するのがオツというもの
時々疲れてるにんげんたちが通過していく
狩りでもしてきたのだろうか 謎である

後ろから 頭を撫でられる
振り向かずに 喉を鳴らしておいてやった

【窓越しに見えるのは】

7/1/2024, 11:10:13 AM

病院のベッドに横になりながら私は窓を見ていた。
ふともうここに来てどれぐらい経つのだろうと。
なんだかもう、永遠の淵に立たされたような。
窓の外には大量のビル群が永久に続いてる。
私が若い頃の街の面影は既に消えている。
夜中になり窓の外には暗闇が続いてる。
あの世はいつ私を迎えに来てくれる? 
死なんてこの年に成ればもういい。
急に喉の奥が苦しくなってきた。
咳が止まらない。気持ち悪い。
耳で鳴り響くナースコール。
吐きそう。もう死ぬんだ。
ふと私は窓の外を見る。
そこに写るのは夜景。
あともう一つ写る。
ずっと見てない。
涙をこぼした。
死んだ方が。
きらいな。
自分だ。
死ね。
あ。

7/1/2024, 11:09:07 AM

窓越しに見えるのは

朝1番。カーテンを開ける。
誰にも聞かれたくはないような、眠い声を発する。

眩しい朝日の中、窓越しに見えるのは。
太陽よりも眩しい、君の顔。
パッと目が合ってしまい。
ニコッと笑う君。
そんな君を見て恥ずかしくなったが、わたしは笑顔を返した。

また後で。君の顔を見るのが、楽しみだ。
そう思いながらわたしは、顔を洗う。

7/1/2024, 11:08:34 AM

窓越しに見えるのは
外の景色とかあるけど
私は先輩かな~
もう話せなくなっちゃう
私と先輩達には壁のような窓がある
見えるけど
話せない
触れない
見れるだけ
窓越しに見れるのは
・・・・・大好きな憧れの先輩達
いつかまた
窓越し
じぁ無く
窓の無い時に話そうね!
窓越しに見えるのは・・・・

7/1/2024, 11:06:34 AM

笑う笑う泣いちゃうわたしを見て君が笑う言えない過去は言わなければいい窓越しに見えるのさ!
月も笑う^_^

7/1/2024, 11:06:33 AM

参列しろと君は揺れる / 窓越しに見えるのは


火葬場にはいかなかった
骨と煙になる君を見たくなかった

だが何気なく窓の外を見てみれば

「うらぎりもの!」
と茶化すように
煙になった君が
ゆらゆらと
見えて
消えて
きえて
……

「性格が悪いな、君は」

7/1/2024, 11:04:27 AM

窓越しに見えるのは

澄み渡った空

自由に動き回る雲

たまに見えるどこかえ行ってしまう飛行機雲

窓越しとは反対にいるあなたは

窓越しじゃ見えない

こんなに毎日が楽しくないことなんてあるんだ

久しぶりのこの気持ち

窓越しに見えるのは

少し悲しそうな自分の顔

#窓越しに見えるのは

7/1/2024, 11:03:11 AM

車窓とは違い流れはしない、でも、一度たりとも同じ日は無い。


/お題「窓越しに見えるのは」より

7/1/2024, 11:02:13 AM

窓越しに見えるのは
スラリ大きなポプラの木。
きれいに並んで風に吹かれていた。
校舎の窓から良く見ていた。
夏の日差しにキラキラして、
濃い緑色の葉が美しかった。
大きな揺れと共に私の思い出の場所は被災地と言う名が付けられた。
今もたまにドライブがてら北まで走る。
車窓越しに見えるポプラの木々はなにも変わらない。
でもまだあの場所は元には戻っていない。

7/1/2024, 11:01:43 AM

窓越しに見えるのは


窓際の席になって、最初にラッキーだと思ったのは、校庭で走る彼を見つけた時だ。

体育の授業で走る君のフォームが綺麗で見惚れてしまったんだ。
その綺麗な走りに、俺はてっきり彼が陸上部なんだと思い込んでいたんだけど。

放課後、一緒に帰る友人の用事を待つ間に、ぶらぶらと校内を歩いていた時。

美術室の窓から、君の姿が見えて。
キャンバスに向かう、真剣な横顔が綺麗で見惚れてしまったから。
あの、走るフォームが綺麗な彼と同一人物だとは、直ぐには気が付かなかったぐらいだ。

そして、君が美術部に所属していることを知って。
俺は、授業中に校庭で走る君を眺めるだけでは満足出来ず。
帰宅部なのに態々、放課後まで残って、美術室の横を通りながら。
窓から見える、絵を描く君の姿を見つめてしまう程で。

いつの間にか、俺は、彼の動作の全てに心が奪われていた。

……あぁ、いつか、窓越しじゃない、綺麗な君の姿をこの目に映したいな。

そうすれば、俺がこんなにも君に惹かれる理由がわかる君がするんだ。

なんて。

俺が考えながら、美術室の横を通り過ぎた時だ。
ガラリと、美術室の扉が開いて。

俺が驚いて振り返ると、そこには。

俺が窓越しに見つめていた彼が居て。
窓越しじゃない君の姿を、俺の目が捉えた瞬間。
呼吸をするのを忘れるぐらいに、君に見惚れて。

そして。

「……好き、です。ずっと君のこと見てました」

と、口から気持ちが勝手に溢れていた。

当然、俺の突然の告白に驚いた様子の彼。
目を見開いて、息を呑む様子でさえ、綺麗に思えて。
俺は目が離せない。

「……え、っと、友達……からでも良い?」

なんて。
辿々しかったけれど、返事をくれたことが嬉しくて。

何より、君と友人になれるなら。
もう、窓越しに見つめなくても良いんだと思うと。
それが、嬉しくて堪らないから。

「っ、はいっ。是非お願いしますっ!」

そんな、盛大に頭を下げる俺に。
彼が思わずといった感じで、笑い声を上げた。

窓越しじゃなくて、しかも初めて見た、君の笑顔。

俺は胸の高鳴りが抑え切れなくて。
咄嗟に制服の胸の辺りを強く握る。

勿論、その間にも一瞬だって、君から目を離したりはしなかった。


                    End

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