『窓越しに見えるのは』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
今自分が観ているものは果たして現実、夢、幻覚、幻想、過去、未来なのかわからないこの世界は今何が起きているのだろう窓越し見えるものはいったいなんなのだろうかこの世界はきっと終わったのだろ。
僕は普通の平凡で凡庸な人間だそう思いつつ毎日過ごしていた。いつも変わらない日を過ごしていた、だがそれは絶望と言う名の死が訪れる前触れ出会った。
ベッドから起き上がりいつもの太陽の光を浴びのが日課になっていたある日の事カーテンを開けたら其処には世界が崩壊している光景が有り目の前が真っ暗になり彼は混乱し自分が今錯乱でもしているのではないかと思いつつ窓をしばらく見つめていた。
スマホが突然鳴り出した出てみると母の震えた声が其処にはあった今何が起きているか母に訪ねただが母も
それはわからないのだと言った大きな爆発音が彼の耳に響いた彼は母を呼んだだが返事は返ってこなかった。
数日後自分の家に母と姉の遺体が政府から送られてきた彼は二人の遺体を10日間ずっと見つめて涙を流していた。
なぜ世界が崩壊してしまったのかなぜあちらこちらで爆発音 発砲音 悲鳴 叫び声が其処ら中で
鳴り響いていた。
家族失い彼は絶望に満ちていたそして其処に更なる
絶望を突きつけられてしまう。
学校の友人が戦闘に巻き込まれて死んだのだ。
彼は外に出て友人の家に行ったがその場所は跡形も無くなっていた友人の家族は重症ではあったものの一命は助かったけれど友人の遺体を観て更なる絶望が彼を襲う友人の体は火傷、擦り傷、無数の銃弾の跡
原形を留められない程酷い有り様で遭った。
自分がどれ程、無力で、非力で、無能で有るか
か思い知らされたのか打ちひしぎられて要るのか
だが彼の絶望はまだ始まったばかりなのである。
IST
窓越しに見えるのは家の屋根と電柱だけでこんな所誰も通らない。昼過ぎまで寝転がってスマホに手を伸ばす日々。目の前を通っていくハエトリグモですら可愛く見えてくる。風が強い夜中にいつも思うんだ。この窓を開けたら風と一緒に君が戻ってくれたらって。そんなの幻想だって、都合のいい妄想だって、何百回も思い知らされてきた。いくら自分が窓を開けようと、カーテンで閉ざされた君を見ることは出来ないって。
窓越しに見えるのは
あなたにとってどんな世界だろう
視力は悪いし、色はほとんど識別できないらしい
それでも、風に揺れる木々や
雨粒が欄干を叩く音
虫や鳥を、興味深そうに見ている
そんなふうに思える
今では完璧な箱入り息子だけれど
自分が元野良猫だったことは、覚えているのかな
外の世界を羨むこともあるのかな
いや、覚えていないだろうな
生後二週間だけの野良猫生活なんて
「僕はこのおうちで生まれたよ」なんて思っていそう
【窓越しに見えるのは】
窓越しに見えるのは狐の笑顔だった。俺は自分の目を精一杯凝らして窓の中を凝視する。本来ならば人は知りえないはずの秘密のポーズ。使う際には気をつけろ、と。何度も念を押された。深淵を見る時に深淵がこちらを見ているように。また、俺が人ならざるものを見ている時人ならざるものも俺に見られていることに気づいてしまうのだ。
「君、僕の事見たでしょ。」
ほら、見られてる。
「私」
放課後の薄暗い廊下を走っていた。ぽつぽつとしかついてない蛍光灯の下はぼんやりとしていて人の姿は大してなかった。階段を降りる音だけが響く。
好きだった。
その横顔も笑顔も仕草も、話し方から爪先に至るまで全部全部。
拭いきれない思いが涙と一緒に溢れて、私は階段の踊り場で止まった。相変わらず誰もいなくて、なのに人に見られたくない一心で涙を手で拭った。
電気のついていない教室で告白されていたのは確かに君だった。告白していたのは誰だろうか。すごく、可愛かった気がする。私なんか目じゃないほどに。
そうだ、君は格好いいのに、能天気で、それでいてモテるんだった。なんで忘れてたんだろう。
曇った窓ガラスに映った私は涙と鼻水でぐちゃぐちゃになっていて
「ハハ…酷い顔」
と向こうで雨に打たれる私を笑ってやった。
テーマ「窓越しに見えるのは」
いつも通りの朝……
ベットから起きて、顔を洗って、ご飯を食べて、歯を磨いて…学校の準備をして…………それが私のいつも通りの生活
学校も普通に友達は居るし、いじめなんてされたことない。
大切な友達だって居るし…まぁ(笑)苦手な人もいるけどね(笑)
いつものように学校に着いたら…友達に挨拶して、それから席について、授業が始まるまで窓の外を静かに眺めている………。
チャイムが鳴って…先生が来て…授業をして…放課後になって…そして家に帰る…いつも通りの日常…。
玄関を開けて、『ただいま』っと言ったら…『お帰り』っと声が返ってきた…もしかしてっと思い!
急いで靴を脱いで、廊下をダッシュで駆け抜けてリビングに繋がる扉を勢いよく『ガチャ!?』っと開けたら…。
『も~う(笑)そんなに慌てて来なくても良いじゃな~い(笑)』っと笑っている母親が居た……。
あぁ~、お母さんと会ったのは何年ぶりだろ……もう覚えてないなぁ~(笑)
私の母親は忙しくて、会えるのなんて…1回~2回ぐらい(笑)
だから久しぶりにお母さんに会えて凄く嬉しい♪
『お母さん…仕事は落ち着いたの?』っと聞いてみた。
母親は『うん!今は落ち着いてるから、次の仕事が来るまでは…家に居るよ。』っと言った。
私は嬉しさが爆発して、お母さんに(ギュ)っと抱きついた!
『本当に…本当に家に居れるの?』っと言ったら。
『本当よ!さくらの行きたいところとか沢山行こうね!仕事がない間は家に居れるから(笑)』っと言った。
今幻を見てるんじゃないかってくらいビックリしている。
『明日……明日!!土曜日で学校も休みだから、買い物しよ!!!!』
あまりにも嬉しくって大きい声でお母さんにそう言ったら…。
『いいわよ(笑)』っと言ってくれた!
やった~!?久しぶりにお母さんと買い物出来る!?
『それにしても……さくらもう高校生か~(笑)ほんとに月日が流れるのは早いなぁ~(笑)』
そういえば、私がお母さんと会って話したのは中学1年生の時だったな……。
『お母さん、私が中学生の時に海外に行ったもんね!』
『そうそう!!最後に話したのが中学1年生の時だったわよね~(笑)』
『そりゃ!長い間海外に行ったら分かんないよね(笑)』
その後は、お母さんが作ってくれたご飯を食べて、たくさん話して、お風呂に入って…一緒に寝る。
『お母さん…』
『なぁに?』
『忙しいのに帰ってきてくれてありがとう!』
『お母さんも…いつもさくらに寂しい思いをさせてごめんね…』
『そんなことないよ…お母さんが帰ってきてくれただけで嬉しい!』
『ふふっ(笑)ありがとう!お母さんも、さくらに会えて嬉しい!』
お母さんと見つめ合って笑った。
『明日は出かけるんだから、早く寝るわよ~(笑)』
『は~い!!』
『おやすみ…さくら』
『おやすみ…お母さん』
いつも通りの日常…だけど明日は違う、だって、会えなかったお母さんと一緒に居れるから…だからいつもとは違う!
いつもは…おはようっと言うと返事は返ってこないけど…。
でも明日は、おはようっと言うとおはようっと返ってくる。
それだけでも嬉しい…。
お母さんと過ごす時間を一つ一つ大切にしよう……。
お母さん!!大好き!!!!!!
長い人生の中で
あの辛かった日々は
ある意味で
わたしの財産ともなった
辛い思いをしたからこそ
それまでより格段に
視野が広くなる過程であったのだと
今でもその頃の残像を見る
窓越しに見えるかつての風景
わたしの中に仄暗い影を落とす
今のわたしを保つ為
あの頃を忘れない
病室の窓から見えるのは、一本の樹木だ。
とっても、とっても大きい。
あの木が季節の移り変わりを表してくれる。
青々とした葉っぱが、赤や黄色に染まって、枯れていって、また葉っぱが茂ってくる。
病室で寝たきりの状態のあたしは、この変化を見るのが好きだった。
あたしが退院できるのは、葉っぱが青くなってから!
あともう少しだよね。
頑張ろ!!
〜窓越しに見えるのは〜
雨の音で起きた。
昨晩夜更かしをして、つい昼前まで寝てしまっていた。
お腹はあまり空いていなかったので、自室でスマホをいじいじする。
家族は皆出かけているのだろうか。物音や話し声はしない。
のそり。
さすがに、と思って体を起こす。
窓を見やると、窓ガラス越しにカエルが張り付いていた。
窓を軽く殴るが、カエルはただ顎あたりをぷくぷくとふかしているだけで、ビクともしない。
2階のアパート
6畳間の部屋で
徒然なるままに
窓の外に目を向ける
通り行く人は皆、その電線にいる烏よりは小さい
同じ目の高さにいて、こちらを見ている。
もう向こうの国の戦争は、終わったのか?
俺は食べるものがないんだ、早く終わらせるように言っていてくれ。
烏は何処かへ飛んでいった。
烏を採って食べてやればよかった。
下の通行人に聞かれはしなかったか?
色々なことが渦巻いた。
またあした、
窓越しに見えたのは友人の楽しそうな顔。
時々笑っているように見えるが内心は笑ってない。
私の友人は笑って何もかも隠す。
まぁ、たったの二年だが一緒に居て友人の感情は黙っていてもわかるようになった。
周りの人は気づかない。
平気でヘラヘラして友人を無意識に傷つけている事に。
でも、友人は僕の前だと偽りがない。
何故かと聞いたら本当の友達と言えるからだった。
だが、僕も同じだ。
友人以外の前では自分を偽る。
窓越しから見ていてもつまらない。
友人の所へ行こう。
窓越しで見ているよりも直接会いに行く方が最適だ。
# 50
いつものように教室の窓から外を眺めていた
梅雨の時期だというのに
今日は珍しく雨ではなく晴天だった
丁度違うクラスの奴らが体育の授業を受けていた
久しぶりだからなのかみんなテンションが高い
ずっと見ていると
誰かの姿がちょくちょく視界に入ってくる
それは、いつもからかってくるあいつだった
あいつは運動神経だけはよく
活躍しているあいつの姿が目に留まった
何故か目を離せられない
授業が終わるまで
私は、窓越しであいつを見ていた
#窓越しに見えるのは
ここは僕が生まれたかった世界ではありません。
痛みも苦しみもありません。嬉しいこともありません。鳥も蝶もいません。あなたもいません。なにもありません。
見たい景色はいつだって僕の頭蓋骨の中に広がっています。僕はこの景色を見たら死んでしまうのでしょう。
窓を割りました。一瞬見えた天国だけが僕を救ってくれました。
行き交うヒトの流れ
渦巻く負の感情
汚されてゆく善人
あーあ。
人間界は狭いなぁ
『窓越しに見えるのは』
束の間の呼気
曇りガラスの温もりに触れれば
彼の姿をうつし出す
病気の珊瑚を見せる前に
彼の足音を奏でる
トタンの壁
チタンの床
破綻の夢
揺れるベッドには甘い絶望が詰まってる
余りものの愛 引き算の憂鬱
知らない国の歌を歌ったら
さめざめとひとり泣いて 私は家に帰りたい
~窓越しに見えるのは~
自由に往来ができなくなった世界
56文字の黒の史書
窓越しにみえるのは
授業中コクコクとしながら
睡魔と闘うあの人
昨日もそうやって窓越しにみつめてた
そしたらあなたは
ほんとにいきなり ぱって目を開けて
窓越しにガラス反射の私の目を捉え
私もあなたの目を捉えた
息と時間が止まった瞬間だった
でもあなたはただニコってして
すぐに隣のあの子と話し始めた
少しでも嬉しいと思ってしまって
自分でもわかるほど顔が熱くなって
勝手に何かに期待してしまった
浮かれていたのは、私だけね。
_ ₈₅
授業をサボる私の
暇つぶしにもならない
退屈にも見える
あまりにも平和な平日。
わざとにも思えるくらい
眠気を誘う柔らかな日差し。
空 雲 鳥
人々の生活
5時間目のこと。
–窓越しに見えるのは–
彼が手を振る。私も振り返す。
はつらつとした、生気に満ち溢れた笑顔。血色の良い頬は丸みを帯びて、にいっと上がった口元からは真っ白に輝く歯が覗いていた。
きっとすぐ、私のことなんて忘れてしまうんだろう。
どこか諦めた心境で、おざなりに手を振る。かたん、と電車が動き出す。
その瞬間、彼がぐっと拳を握り込んで。唇を食い締めて。きらり、瞳が輝いたような気がして。
えっと気付いたその時には、もう車窓には彼の姿は無かった。
#窓越しに見えるのは
なに黄昏てんだよ。
なんて茶化そうとしたお前の顔は随分と苦しそうで、窓に反射したその顔を見て俺は内心唇の端を吊り上げる。
きっとお前は、俺が窓から最近よく名前を口にするようになった女を見ている、と思っているんだろうけど、本当に俺が見ているのはお前だけなんだよ。
いい加減気付け、ばーか。
まぁ、気付けねぇのも仕方ねぇけどさ。