『窓越しに見えるのは』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
窓越しに見えるのは、いつもと変わらない景色。
いつもと変わらない、なんの争いもない、穏やかで満たされた日々。
それが当たり前だと思い、今までなんの疑問も感じなかった。
それは、些細なことだった。
いつもと変わらない景色の中、いつもと変わらない人や車の波。
その中に、じっとこちらを見つめる一人の少年を見つけた。
どこか見覚えのある少年は、ずっとこちらに語りかけているようだ。
何だろう?と思い体を動かそうとするが、なぜか体が動かない。
気が付くと自分の手足には鎖が繋がれていた。
えっ、と声を出そうとしても、何故か声が出ない。
気が付くと自分の口元にはマスクのようなものが付けられていた。
徐々に意識が覚醒していく感覚があったのと同時に、突然視界が真っ白になり、眩しさのあまり目を眩ませた。
目を閉じ、視界が塞がれながらも、意識は次第にはっきりとしていく。
周りでは慌ただしく動き回る人の声や物音が聞こえる。
そう思っていると、自分に話かけていると思われる女性の声が聞こえてきた。
「--さん、--さん、聞こえますか?聞こえたら目で合図して下さい」
女性の叫ぶような慌ただしい声に、何事かと思ったが、その言葉に促され目を瞬きさせると、女性がまた、大きな声で話し始めた。
「先生、先生!--さん、意識覚醒しました!!」
うるさいな、と思いつつ身じろごうとするが、やはり体は動かないままだ。
「やりましたね、意識を別の生物に移す研究、ついに成功です!」
...意識を、別の生物に?
この女性は一体、何を言っているんだ?
そう思っていると、徐々に目の眩みが落ち着き、視界が開けてくる。
眼前に見えたのは一人の若い女性と、傍らでこちらを観察する初老の女性。
そして、目の前にあった鏡には、自分の体と思われる、毛深いそれはまるでゴリラのような自分の姿が映し出されていた。
窓越しに見えるのは
綺麗…。沖縄に修学旅行来ている。海がとても綺麗だ。僕の隣に座っているのは僕の好きな子、海を見て綺麗と呟いた。本当に綺麗だ。窓越しに見えるのは、海を眺めている彼女。この世界で誰よりも綺麗だ。
もう勉強したくないよーーーー!
将来に役立つのはわかってるんだけどさー、、
息抜きに窓の外を眺めてみたら
小学生くらいの子達が鬼ごっこしてはしゃいでる。
あー、もっと遊んどけばよかった。
でももっと勉強してたらよかったなーとかも思うなーー、
もういっかいやり直せたらなーーー、
こんなに勉強に悩まされずに済むのかなーって
午後3時にふと考えた
窓越しに見えるのは
外の世界。
私は出れない、
触れられない世界。
私自身も怖くて出れない。
出たくない。
外の世界は広い。
ここに慣れた私はこのままでいい。
最近、出会いもなければ面白いこともない。
平凡な毎日にうんざりしていた。
昨夜、悪夢を見た。
わたしの大切で大好きな"もの、ひと、まち"が全部めちゃくちゃになる。真っ黒な空が広がり建物は崩れみんなはどこか遠くにきえていく。いつの間にかわたしの周りには何も無くなって…。きがつくと独りだった。
何も無い空間に、突如響くアラーム音。
ここで目が覚めた。私の部屋の天井だ。
起き上がって、恐る恐るカーテンをあける。
窓越しに見えたのはいつもと変わらない景色だった。
母のいつも通りの朝ごはんは、いつもより美味しかった。
切手だとして
何処に貼ろう
宛先はどこだ
3階窓の風景
枠ごと剥がし
扉に貼った
左角、少し
背伸びして
【窓越しに見えるのは】
外を見ると今にも降り出しそうな曇り空。
グラウンドでは、私が憧れている先輩のクラスが体育の授業を行っていた。
視力は良くないが先輩のことはすぐに見つけられた。
楽しそうな表情で体育に参加する先輩。
いつも笑顔でいるのをみて、私は憧れるようになっていった。
私の教室では自習の時間。授業の間、私は何度も外を走る先輩を見つけ、ぼーっとしてしまった。
授業が終わり、帰るために教科書や筆記用具を片付け、鞄をもって廊下に出た。
『あっ!君、さっき見てたよね』
ふいに声をかけてきたのは、あの憧れの先輩だった。
見てたこと気づかれてた…!私は焦りからか、返事ができず、目を逸らしてしまった。
『急にごめんね、話しかけて。なんか見られてるなーって気になって。でも急すぎたよね、ごめん』
そういうと先輩は私の頭を撫でた。突然の出来事に体が熱くなる。
『顔赤くなった笑。今日は天気が悪いね。…明日は晴れますか?』
「えっ!明日ですか?えっと…調べてみます。」
私はスマホを取り出し、天気予報を調べる。
『あのさ、【明日は晴れますか?】って調べて見て?』
私は疑問に思いながらも、【明日は晴れますか? 意味】と検査した。
検索結果をみて、私は顔が赤くなるのを感じた。
『…意味わかったかな?なら、返事がほしいんだけど』
「あの…【明日は晴れて、月が綺麗でしょう】」
外は雨がすごいですね。
ザァザァと降り止まない雨を見る。後どれくらい、降り続けるのだろう。このまま止まぬのではないか、と思うほどの勢いだ。
おや?窓の外に誰かいらっしゃいますね。おっと、貴方は見てはいけませんよ。何が起こるかわからない。
…おやおや。大変だ。
先程より少し低い声で言う。
目が合ってしまいました。これは、まずいですね。
言い終わると同時に、バリンッと音がして、窓が割れた。
下を向いて、目を閉じて。決して顔を上げたり、目を開けてはいけませんよ。
グヂュリと嫌な音がする。かちゃり、とガラスを踏む音がする。ズッ、と重い者を引きずる音に混じって声がした。
私はこのまま、この方についていかなくてはなりません。…それでは。また、何処かでお会いしましょう。
――窓越しに見えるのは――
窓越しに見えるのは
静かに佇む赤い薔薇
幾らか昔に降った雨粒は
美しさのトゲを隠して
いつでも運命を信じるあなたに
窓越しですら目を奪われて
いつか愛する日が来るのなら
運命を疑うあなたがいいと願ってる
いっそう強くなった赤薔薇へ
どんな花を手向けてあげようか
窓越しに見えるのは、濃い霧が漂う
白く静かな闇夜でした。
カエルの声も
虫の鳴き声も
遠くからひっそりと
微かに聞こえるほどで。
ポツリ、ポツリと光る街頭も
白く滲んで、霧の霞に曇っている。
日中夜、容赦なく振り続けた豪雨の
翌日は…あまりにも静かな夜だった。
梅雨明けは、いつだろうか。
雨で木々や、作物は
潤うのに…私は太陽が無いと
枯れてしまいそうだ。
【お題:窓越しにみえるのは】
ダレだろう?
tsutsuかな?
tsutsuなら逢いたいよ😊
秘かに願ってしまう。
こんにちは👋😃って声かけたいなぁ✨
#窓越しに見えるのは
窓越しに見えるのは…
いつも忙しそうに走ってる貴方。
窓から貴方が見えたら1日幸せでいられた
だけどこの気持ちを貴方は知らない…
きっとこの先知ることもないでしょう
私が貴方に好きと伝えることもない…
答えが分かりきっているから…
貴方が好きなのは歳上で細身でショートヘアが似合うキレイな女性でしょ?
知ってるよ…
だって昨日も一緒に仲良さそうに歩いてたから…
私とは真逆のすごく美人な人は
きっと貴方の彼女なんだろうね
よく笑う彼女は子供みたいな無邪気な笑顔で貴方に寄り添っている…
私はそんな貴方たちを
黙って見ていることしかできない。
こんなにも貴方のことが好きなのに…
叶わない恋って
こんなにも辛いんだね…
貴方が選んだ人が私だったら…なんて
何万回思っただろうか…
そんなことあり得ないのに…
「窓越しに見えたのは」
光には笑って楽しそうな人
暗闇は誰もが死を願う人
これが今の世界だ、。
窓越しに見えるのは
それはひどく穏やかなものでした。
空はいつも青く澄みわたっていて、丘の緑は変わらず鮮やかでした。
その光景に疑問を抱いたことは一度だってありませんでした。だって、その窓こそが外を見ることができる唯一のものだったのですから。
だから、外はずっと穏やかなものだと思っていたのです。この部屋の中のように、変わらず穏やかなままだと、そう思っていました。
けれど、現実はあまりにも残酷で。
助けに来た、と言った人たちは施設の人たちを殺してしまいました。君たちは実験の道具に過ぎなかった、と言われ、引きずられるように施設の外へと出ることになりました。
外は、外は穏やかなものとはかけ離れていました。青いはずの空は、コンクリートの灰色を混ぜたようなくすんだ色をしていました。鮮やかな緑色をした丘はなく、鬱蒼とした木々がこの施設を隠すように取り囲んでいました。
かなり前に、施設長は私たちにこう言いました。
「私たちがやることは一般的に見れば、非道かもしれない。それに、正しいことではないことを、私たちはよくわかっている。それでも、この実験は君たちを救うかもしれない。人類は救われるかもしれない。……だから、この可能性にかけてみたいんだ」
たしかに、囚われの身でした。それでも、施設の人たちは私たちに優しくしてくれました。家族のように、愛してくれました。それが、どれだけ、嬉しかったか。
悲しくて、辛くて、涙が止まりませんでした。彼らの遺体から離れようとしない私たちに、洗脳されていたんだね、でももう大丈夫だから、とその人たちは言いました。
私たちが違うと言っても、首を振って抵抗しても、聞く耳を持ってはくれませんでした。
私たちを無理やりに立ち上がらせ、次々と移動するための箱に乗せられていきました。
最後に振り返って、窓越しに見えたのは、まぎれもなく私たちの優しくて温かい家でした。
私には、日課となっていることがある。それは教室からの窓越しに部活をしている想い人を眺めること
でも、これはただの片想い…私が彼に一方的に想いを寄せているだけなんだから……
私が彼を好きになったのは入学式のとき。あの日、私はクラスの場所が分からなくて道に迷っていたところをたまたま見つけてくれて「君、僕と同じクラスだよね?一緒に行こうよ」と声をかけてくれたのがきっかけで時々話すようになったの。彼は、男女関係なく仲良くなれて人気者。私みたいな内気で人見知りな女の子はなかなか話しかけられない。だからこうやって遠くから眺めていることしかできない。でも、彼は細やかな気遣いもできる人で周りの人が困っていたら手を差し伸べるし、実際私も先生から頼まれてたくさんのノートを運んでいた時に手伝ってくれたの。運動部に入っているみたいで私は放課後によく教室の窓から彼が練習する姿を見ている。
だって私はあの入学式の時声をかけてくれた瞬間からずっとずっと彼のことが好きなんだから……
窓越しに見えるのは先っぽだけの東京タワー
一人ぼっちで立っている
都会の中で立っている
それを自分に投影する
ビルも人もぎゅうぎゅうな街の空の下
一人堂々と立っている東京タワーみたく
ブレずに堂々と立っていたい
窓越しに見えるのは
今朝も朝から雨模様…屋根越しに聴こえてくる雨音に起こされた…カーテンの隙間から、窓を滑り降ちる雨粒を確認して、少ししか開かない瞼を擦りながら、蒲団から出た。ぼんやりしたいつもの朝の支度を済ませて、車に乗った…エンジンをかけて、ワイパーを作動させて、シートベルトをして、ハンドルを握り、軽く目を閉じて…目を開くと、一瞬、あの日のあの人が見えた…まだお互いに制服姿で、そう、あの日も雨で二人並んで傘差して歩いていた…口数が少ない二人だったけれど、とても幸せな一時…永遠を信じていたあの日…
お題『窓越しに見えるのは』
※今回のお題、少し寝かせます
雨の音が好きだ
雨音は優しい
ここにいていいというワルツを歌ってくれる
日差しを隠してしまうけれど
いつだって日差しの下にいたいわけじゃない
だってあんなに紫陽花が
地面が
草花が
木が
たくさんたくさん喜びを感じてる
雨音にわたしの歌を重ねる
そっと口ずさんだ悲しみも涙も
雨音のワルツと共に流れてく
テーマ:窓越しに見えるのは #230
窓越しに見えるのは
いつも浮かない顔をしている隣の少年。
今日も出勤前に窓を見ると彼がいる。
彼は私に気づいていない。
高校生くらいなのか、
学校に行く時間よりもずっと早い時間、
まだ暗い外を眺めている。
彼の目には何が写っているのか、
私にはわからない。
でもいつも暗い顔をしている。
嫌なことや辛いことがあるのかもしれない。
お互い大変だなと、心のなかで言う。
彼は私の視線に気がついていない。
いや、気がついていたとしても
気が付かないふりをしているのかもしれない。
彼にとって年上の私は
おばさんという年に見えているかもしれない。
今日も出勤前に窓を見る。
彼の浮かない顔を見て
今日も一日頑張ろうぜと、
心のなかで話しかける。