『突然の君の訪問。』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
インターホンが鳴った
この時間に来るとなると、ご近所さんが不審者
恐る恐るインターホンの画面を見ると
なぜか、君がいた
「…え?」
おかしい、君は、去年の暑い夏、蝉が騒がしいあの昼
私を庇ってトラックの下敷きになったはずだ
震える手で「通話」ボタンを押す
「…はい」
「あ、久しぶり!こんな時間にごめんね」
声も、同じ、機械越しではあるが、懐かしい君の音が、私の鼓膜を震わせる
「…なんで…いるの…?」
「なんでってなんだよー、俺はいつでもいるだろ?」
君がよく私を慰める時に使った言葉
抑揚も、声色も、あの時のまま
ふらり、ふらりと、玄関まで歩き、鍵を開けようと手を伸ばしたその時
ーーーダメ!
そう、聞こえた
後ろを振り返っても、誰もいない
しかし、その声は、君が私を庇う時に言った言葉
私は怖くなって踵を返し布団に丸まった
インターホンは付いていて「ねぇー、あけてよー」と、君が言っている
しかし、玄関で聞こえた言葉が、本当の君な気がして
君を信じた
ガチャガチャとドアノブを下ろそうとする音
ドンドンと扉を叩く音
怖くなって、ぎゅっと布団を強く握りしめたその時また、
ーーー大丈夫、もう、大丈夫だからね
君の声がした
私は、フッと眠りの海に沈んでいった
翌日、私の家の前で不審者が捕まった
なんでも、私のストーカーで、夜に扉を叩く音で隣人が通報、捕まったようだ
私は事情聴取を受けたが、ほとんど上の空だった
突然の君の訪問。君が私を助けてくれた。
君を死なせてしまったという重圧で、ずっと追い込まれていたことを、君はわかっていたのかもしれない
君は、いつになっても、私の愛する君だ。
だから、私は君が好きなんだ。
【突然の君の訪問】
別れてから何年経つだろうか……
君と別れてから
夏の蝉時雨が僕の頭から離れない
お盆のある日
何も出来ずにあるベットで横になっていた
何もする気がおきない
何も食べる気すらなくなっていた
目を閉じると突然……
【ごめんね】
彼女の声と姿が……
突然すぎる訪問に僕は1粒の涙が頬をつたった
【待たせてごめんね……】
そして僕はそのまま眠りについた
“突然の君の訪問。”
担任でもない彼が、未来で突然訪問をしてくるだなんて、私はどんな失態を犯してしまったのだろうか。
長期にわたって学校を休む可能性は少ないし、家庭環境を悟られるわけもない。唯一可能性があるとすれば、私が自殺を試みたとか、未遂のまま終わってしまっただとか、そういう失態なのだろう。このまま人生が終わってしまうにはあまりももったいないけれど、このまま地獄のような日々を続けるよりは、いっそ、違う世界へダイブしてみたいと思ってしまう。彼が一生一緒に、そばにいてくれるのならば、それはそれは喜んで生きてゆきたい一心だけれども。
彼は、「逃れられない災いがあるのならば、納得してそのまま死ぬ」と言っていた。14歳も年上の教諭には、そんな心の余裕があるのかとも感心したけれども、そんなに簡単に諦めてしまう命ならば、私の命と一生一緒に、添い遂げてはくれないだろうか。
突然の君の訪問。
びっくりしました!!
廊下の真ん中を堂々と進んで行く小さなお客様
その先は大広間ですが…
お泊りですか?それともにか特別な御用でも?
いやいやその前に
ここは山の中の旅館ですが
どこからいらしたのでしょうか?
堂々と横歩きで進む沢ガニ様のお姿を拝見しながら
忙しい中ほっこり笑顔にさせていただきました
他のお客様に踏まれたりしては大変危ないので
安全な外にお連れいたしますね
また、気が向いたら是非遊びにいらしてください
(数年前の職場での実話www)
チャレンジ39(突然の君の訪問)
突然の訪問で嬉しいのは、アマガエル、アゲハチョウ、ヒグラシ。鳥なら、メジロ、ウグイスだ。家族で、訪問を楽しみに待っている。歓迎したくないのは、トカゲ、カナヘビである。
大きな声では言えないけれど
私あなたが嫌いじゃないの
突風、豪雨、嵐の深夜
色んなものを洗い流してリセットされる気がしてる
不謹慎かな…
#突然の君の訪問
ふらっと、気まぐれに
こちらの都合を気にせず、やって来る
連絡しろとか、知らせてくれとか言うけれど
そんな気まぐれが、堪らなく嬉しいのだ
...まぁ、直接言ってはやらないけれどね
--二作目--
偶々、近くを通ったから
偶然、お前が好きそうなお菓子を見つけたから
そんな事を言いながら、貴方は突然やってくる
それを見ながら
素直じゃないなぁ、とか
耳まで真っ赤にして可愛いなぁ、とか
そんな事を思うけど
辞めてしまうだろうから、言ってはやらない
次はどうしようと、悩んでしまえばいい
僕の事を考えながら、頭を悩ませてしまえばいい
『会いたいから来た』っと
貴方が素直に、口に出来るその時まで
#突然の君の訪問。
399作目
突然の君の訪問
何気ない日々だった。
昨日も、今日も、
明日だって、そんな日になるはずだった。
私はただ、
幸せに、平穏に生きたいだけ。
それなのに、
私が何をしたって言うの?
平穏な日々を続けていたいだけ。
ギィーーー
バタン
ああ、来てしまった。
私の元にも。
もう、君が来てしまった。
死神の君が。
“突然の君の訪問。”
扉の前に、人の気配がした気がした。手にしていた荷解き途中のキャリーケースを音がしないようにそっと床に置き、右手を忍ばせていたハンドガンへ伸ばした所で扉を爪先でそっと引っ掻くような音が聴こえてきた。その聞き覚えのあるリズムに、無意識に詰めていた息をほうと吐く。
ハンドガンを備え付けのサイドテーブルに置いて、そのまま目の前の鏡で少し身だしなみを整える。彼に最後にあってから少し痩せてしまった気がする。目の下にくっきりと彫り込まれた様な隈はもうどうしようもない。
軽く手ぐしで髪を整えながら鏡に向かって苦笑する。まるでデートに行く学生みたいじゃないか。今扉の前できっと仁王立ちしてる彼女とそういう関係だったのはもう10年以上前だというのに、いつだって彼女の前ではしゃんとしていなきゃいけない気分が抜けないのだ。
シワの寄ったシャツを軽く伸ばして、気持ち背筋を伸ばして扉を開けるとやっぱり目の前の彼女は眉間に深いシワを寄せて、仁王立ちして俺を睨みあげてた。
「……遅い」
「まさか人が訪ねてくるなんて、思わなかったんだ」
言外に匂わせた、連絡もなく来るのが悪いという俺の反論をしっかり汲み取った上でしっかりと無視をした彼女がズカズカと部屋に入っていく背中を追いかける。
「きったない部屋だな」
「ついさっき到着したばっかりなんだよ」
ハイヒールの尖った爪先で容赦なく床に放り出された荷物を蹴飛ばしていく彼女はやっぱり容赦なく着ていたロングジャケットを鏡に投げかけて、そのままベッドに座り込んだ。置きっぱなしだったハンドガンも、鏡に映っていた冴えない俺の立ち姿もロングジャケットの下に隠れて見えなくなった。
突然の君の訪問
ここで好き勝手書いてます。
やれ暑いだの、怠いだの、書くこと思いつかないだの、毎日きちんと投稿している方からすれば、まことに許せん存在なのでは。
恐らく、私のこと“嫌い”って方、少なからずおられると思います。
「あいつ、今日は何書いてんだ?」
腹立つけど見に来ちゃうって方、それでも嬉しいです。
“嫌よ嫌よも好きのうち”ってね、フフッ。(嫌われたいのか)
「好かれる人」と「嫌われる人」どんな違いがあるんでしょうね。好かれる人側に立った事がないから、わからないのです。
逆に、どうすれば嫌われるかと問われると、そりゃもう「私について来なさい」って偉そうに言えるんですけどね。
(需要があるかないかは置いといて)
一瞬で嫌われるコツをお教えしましょうか。
それは「礼儀を欠くこと」です。これさえ守ればもう安心。「嫌われ世界選手権」への挑戦権獲得です。
それに「思ったことをすぐ口に出す」なんて高度な技を加えたら、間違いなく最高得点で予選トップ通過です。
あなた、世界狙えますよ。
えっと、何が言いたかったんだっけ。
あ、思い出しました。
こんな私にとって、大切なこの場所。どんな理由であれ、来てくださる方、何時でも、突然の訪問、歓迎致します。
ではまた。
前フリ迷子すぎたend
突然の君の訪問。
ピンポーンと、玄関のチャイムが鳴った。
誰かと思ってドアを開けると
そこには誰もいない。
不思議に思って部屋へ戻ると
またもやピンポーンとチャイムが。
…もしかしたら、先週亡くなったばかりの
お婆ちゃんがお家に遊びに来てくれたのかな。
突然家に訪問するくらい、元気な人だったから。
たしか、出会いは8月頃でしたね。
すごい暑い日でした。
私がコンビニにアイスを買いに行った帰りに
家と家の隙間から
ひょこっと顔を出した黒猫の君。
オッドアイで
珍しい子だなと思っていました。
首輪などは見当たらず、
野良猫のようでした。
他の猫にでもやられたのでしょうか。
傷だらけで
弱っていました。
可哀想だったので、
動物病院へ連れていきました。
命に別状はないとのことで
安心して
すごく大きな声で
よかったぁ〜と、
言ってしまいました。
もしかしたら飼い主がいるかもしれないので、
元いた場所に放しました。
1ヶ月ほど経った頃の
突然の君の訪問は
驚きましたよ。
お礼のつもりなのでしょうか。
ネズミをくわえて
にゃあ
と、
可愛い声を聞かせてくれましたね。
でも私はネズミが苦手なので
悲鳴を上げて逃げてしまいました。
あの時はすみません。
後から謝ることはいくらでもできますが、
実体がなくなってから
謝ることになってしまった
私を許してとまでは言いませんが、
どうか恨まないでほしいです。
真夜中に空へ逝ってしまった君には
この言葉が1番いいと思います。
私の大好きな漫画の一言です。
"Good Midnight!"
永遠におやすみなさい。
大好きですよ。
今も、これからも、ずっと。
逢いたいと思っていたらチャイム鳴らす君が怖くて思わず抱きつく
題-突然の君の訪問。
貴方は急に現れる。旅行の景色、読書の後、夢の中に。何もかも許し合えて二人で遠くに行く世界線。そんな妄想の中でさえ冷たい眼差しを注いでいる私を発見する。いつか居なくなってしまう。死なんて不可逆的なものじゃない、貴方が私に耐えられなくなる。
その前に終わらせて良かった。私のことが好きなままで。目の前にいる貴方に呟く。貴方は動揺しない。夕焼けを背にして、ただ幸せそうに薄く笑っている。
間違っている。こんな愛し方は間違っているのに。
私、今の貴方が一番愛おしい。
「突然の君の訪問。」
びっくりした。突然の君の訪問。
驚いた表情が顔に出ていたのだろう。
君は笑いながら、
「サプライズ大成功ー!」と言った。
「お誕生日おめでとう!はいこれ!誕生日プレゼントだよ」
僕は君からプレゼントを受け取った。
「ありがとう!」
「いえいえ!」
突然の君の訪問。は、たまには、悪くないなぁと僕は思うのだった。
君といつも一緒だった
なんで
君は有名だ
毎朝いろんな人から見られて
さぞ恥じるだろう
そんな君、今日は注目されない
なんで
僕と君は何が違ったんだろう
何がきっかけでこうなってしまったのだろう
後悔してももう遅い
そんなことはわかってる
振り向くと佇んでいる君
「ねえ、助けてよ」
君なんかを助けてる場合なら
自分の命優先だ
誰が匿うもんか
君のせいで僕も共犯になるじゃないか
『突然の君の訪問』
【突然の君の訪問】
突然の訪問者といえば
子育てのありがたいお話云々のおばさまたちか、
テレビの受信料のおにいさんたちか、
息子の友人たちか…
今日はひさしぶりにベランダへつづく窓を開け放っていたから
近所の公園の藪から虫の音が聞こえてきた
そういうのも訪問者
戸惑うような訪問は最近受けていない
約束もなく、連絡もなく、ひとり暮らしの玄関に立つ君を見る
そんな過去が私にもあったろうか
突然の訪問者
「ねえちゃん。鳥の巣がある。あれ。」と弟が指差す先にツバメの巣があった。軒下を何度か旋回してから、バサバサと音をたて泥や草でできた巣にツバメが入っていったが、まだ雛はいないようで鳴き声は聞こえず、姿も見えない。母鳥は巣の中の卵を温めているようだ。
ツピー。ツピー。
聞いたこともない声てツバメが鳴いていた。何かを警戒している。辺りを見回せば、ツバメの巣と同じ高さのところにある梁にアオダイショウが絡まっていた。卵を狙いに来たらしい。
「ヘビ!」
私の声に反応して弟が走ってきたが、それよりも早くばあちゃんが、いつも持っている杖を振りかざしヘビをたった一撃で叩き落とした。
「ばあちゃん。すげぇ」
突然の訪問者の襲来に度肝を抜かれたが、ばあちゃんが華麗に撃退し、その現場にいた者から感嘆の声が漏れた。まさに弟の感想に同感だ。
4月の初めくらいに雛が孵った。ツバメが来る家は幸運に恵まれると言うが、そうでもない。鳴き声はうるさいし、野生なので当たり前だか所構わずフンをする。匂いも臭い。春にやってきたツバメは、幸運の象徴でもあり、なかなかの曲者だ。
ツバメの巣で雛が孵ってからカラスが近くの木に留まることが増えた気がする。雛を狙っているのだろうか。雛を守るためにも対策をしないと。ばあちゃんに相談だ。
弟と2人でばあちゃんを訪ねると、ばあちゃんはツバメの巣の前にツバメが通れる程度に隙間を開け、ネットを張っていた。
これで、カラスはツバメの巣に近づけなくなった。突然の訪問者はもうコリゴリ。
いろいろあったが6月には雛も巣立っていった。私も弟もばあちゃんも楽しい2ヶ月を過ごすことがてきた。
また来年も来るだろうか。ツバメ。
今回は中の人の実際の話をします
この前、家で久々の休日を味わっていたら
友達が押し寄せてきたんです
そして、そのままピザパーティー&映画祭り
帰って行ったのは次の日でした…
楽しかったのですが、本音を言うと
ちゃんと連絡してからして欲しかった
まぁ我儘なお願いですよね…
【突然の君の訪問。】
突然の君の訪問。
いつも驚くけど嬉しいよ。
もうこの世にはいない君。
気配だけの訪問。
ゆっくりしていったらいい。
なつかしい訪問。
もっと良くしてあげたかった。
心のなかの訪問。
いつの間にか気配を感じて、
いつの間にかいなくなっている。
君の訪問は突然だ。