“突然の君の訪問。”
担任でもない彼が、未来で突然訪問をしてくるだなんて、私はどんな失態を犯してしまったのだろうか。
長期にわたって学校を休む可能性は少ないし、家庭環境を悟られるわけもない。唯一可能性があるとすれば、私が自殺を試みたとか、未遂のまま終わってしまっただとか、そういう失態なのだろう。このまま人生が終わってしまうにはあまりももったいないけれど、このまま地獄のような日々を続けるよりは、いっそ、違う世界へダイブしてみたいと思ってしまう。彼が一生一緒に、そばにいてくれるのならば、それはそれは喜んで生きてゆきたい一心だけれども。
彼は、「逃れられない災いがあるのならば、納得してそのまま死ぬ」と言っていた。14歳も年上の教諭には、そんな心の余裕があるのかとも感心したけれども、そんなに簡単に諦めてしまう命ならば、私の命と一生一緒に、添い遂げてはくれないだろうか。
8/28/2024, 12:17:08 PM