寝てる時に“そっと”布団をかけられたい
これこそが膨大な愛だと思う
ふとしたときに、髪が伸びたねと言われたい
これこそ、髪切ったね、よりも遥かに大きな愛だと思う
“あたたかいね”
きみのこころもゆびさきも、あたたかそう
いつかぎゅっとして、あなたもあたたかいのねって
となりでてをつないでわらってほしい
きみのえがおのほうが
わたしのこころを、あたたかくさせるのにね
“Ring…Ring…”
彼がそんなに純粋で、女絡みが全くなくって、誠実なんて、そんな人なわけないじゃないか。彼も人だ。私はずっと期待しすぎていた、ただ、好きと言われただけで。
好きなら、きっと全てにおいて私だけだろうし、何を持ってでも優先してくれるのは私だけだと思っていた。高校生だろうとこれは誠実なものであって、遊びではないと
いや、遊びだと言われたわけではないが、他の子と仲睦まじく会話している声を聞いて思った。「私よりも楽しそうじゃないか」と。これは汚い嫉妬だ。なぜなら、私からは絶対に好きと伝えないくせに、彼にはずっと好きでいて欲しくて、私が呼んだ時にはすぐ来てほしくて、約束は絶対に破らない人でいて欲しいという、腐った欲望であるからだ。「信じる」ことには時間を要する癖に、「見損なう」ことには一瞬で信じるからだ。「好きだ」という言葉は信じられない癖に、「好きじゃない」という可能性はすぐに信じるからだ。
私は欲望に塗れた汚い人間だ。彼もそうかも知れない。ふと思えば、彼のことなんて何も知らない。名前と、生年月日と、性別くらい。保険証に書いてあるようなことしか知らない。彼が他の女と話していることを思い書き殴っている今、心なんて晴れるわけがない。
ただ、彼が少しでも私を「好き」と思ってくれたことを信じて、少しだけ「待ってみる」というのもまた、重要かも知れない。
何を信じていいかわからない、彼の全てを信じていいとは思えないし、私だって私自身を信じることは難しい。
そんな私にふと“Ring…Ring…”と通知が入る
「明日、お昼一緒に食べれる?」彼からの通知だった。
先ほどの虚な心など忘れ、私はまた陽気に「図書館前で待ってるね」と送る。
“追い風”を吹かす
彼は私のことが好きだと、付き合って欲しいと言った。
けれど、私は石橋を叩いて渡る人間だ。
したがって、私も好き!付き合お!とはならない。
私も好きだけど、彼はどういう人間なのか、もっと知りたい、教えて欲しい、何が好きでどんな友人がいるのか、どんな家族がいるのか、どんな考えをしているのか
そして、どうしてこんな私のことが好きなのか。
知りたいことは山ほどある。だから、時間も必要だ。
しかし、彼の世界に私しか女がいないわけではない。
彼も他の女の子を見ることだってあるし、実際、他の女の子と仲良さそうに会話をしていた。
胸がざわめいた。私以外の子と、楽しそうに話さないで欲しい、ずっと、私のことを、私だけのことを見ていて、
私が彼のことを知る間に、彼は他の女の子を知り好きになってしまうかも、知れない。ずっと私だけを見ているなんて夢物語を思う私に、こんな私に神様は、恋の“追い風”をまたも吹かす。
“今年の抱負”
今まで「健康が一番」と言う人に対して「いやそれよりも宝くじだろ!」と思ってたけれど、最近花粉症や風邪に駆られて気付いた。何よりも健康が大切である。
“今年の抱負”は健康に生きること。
ほら、もう21時前だけどわたしはもう寝るよ。おやすみ