『突然の別れ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
………いくらなんでも突然過ぎない?
目の前の死体を見て、他人事のように思った。
これからどうしよう。
まず何をするべき?
とりあえず119番?救急車って、死体は乗せてくれないんだっけ?
そうだ、警察だ。まずは警察。
不審死は警察って、ドラマで見たことある。
警察って、何番だっけ。
ああ、緊急通報って書いてある。最近の携帯は便利ね。
「あ、警察ですか?
──すみません、人を殺しちゃったんですけど」
20230520/突然の別れ
「突然の別れ」
推しの活動(解散)
ハマってるアプリ(サ終告知)
昨日は動いていた家電(叩いてもダメでした)
お気に入りのカップ(割った)
そしてPCのデータ(Backup取ろう)
※重めの投稿が多そうなテーマだなあと思ったので、
あえて軽い(?)内容で。
─突然の別れ─
「別れよっか、私達。」
『そうだね。今までありがとう。』
そう言ってこの関係を終わらせた。
悲しさなどはなかった。
元々僕達に愛なんて無かったから。
ただ友達のように遊んで、一緒に笑いあった。
それだけの関係。友達以上、恋人未満の関係だった。
ただ遊ぶだけなら友達のままでいい、と言う結論に至って恋人と言う関係をやめた。
でもただの友達に戻るだけだったので、僕達は別れてもよく遊んでいた。
あの事故が起きるまでは。
ある夏の暑い日。今日も遊ぶ約束をしていたため、公園で待っていた。
「やっほー!」
公園の前にある道路に君が見えた。
迎えに行こうと立ち上がった時だった。
耳鳴りが起きそうなほど高く、大きな車のクラクションが鳴り響いた。
驚いて目を閉じた。次に開いたときには、
君が道路の中央で、頭から血を流して倒れていた。
呼吸が荒くなるのが分かった。
その間も君は頭から血を流していて。もう手遅れだった。
そんな突然の別れを迎えた君に、伝えたかった。
『君と一緒に居た時間はどれも、夢のように幸せだったよ。』
祖父との別れは突然だったな
亡くなる
3日前に会って
冬だから体調に気をつけてって
それが最期
朝起きたら
母がいなくて
電話が母からきて
祖父が亡くなったって
深夜に倒れて
自分で通報して病院に
搬送されたんだって
祖父は携帯が嫌いだったから
うちに連絡が来るまでにも時間がかかって
まさか亡くなるとは思わなかったから
母だけで行って、そしたら
どんどん悪くなってしまって
そのままね
もう少しなにかできたんじゃないか
もっとこうすれば
もっと話していればって
後悔ばっかり
大事な人との時間は限られていることを実感した
後悔しないように
その日できる最大限をするようにしようと
思うようになった
きっと、心がけても後悔はするけど
何もしないよりはまだいいと思ってる
思い入れのあるモノが
ある日突然
知らない人に
壊されてしまった。
去年も
台風で
それを使う場がなくなって
悔しくて悔しくて
何度も泣いて
今年こそはって
思ってやってきたのに。
信じられなくて
その時には涙も出てこなかった。
壊した人はすぐ謝ってくれた。
何度も頭を下げてくれた。
でも
もう
使えない。
見たら分かる。
修理不能だった。
この思いを
どこに持っていけばいいのか
分からなかった。
頭がおかしくなりそうだった。
その日の夜
静かになって
やっと泣けた。
ごめんね。
キミを
2回も
大きな舞台に
連れて行ってあげられなくて。
ごめんね。
#突然の別れ
1は0に還る。
身体に空いた虚無の隙間から、消え去ったモノがいかに重要な己の部品だったかを知る。
大きな歯車を失った身体は、しばらくの間、言うことを聞きそうにない。
動力の弱まった己の身体を、静かに横たえながら。
還った0から、いつか新しい1が芽吹くことを夢見よう。
突然の別れ。こんなに誰かを好きになったこと、今までなかったそんな気がするんだ。桜月思いついた.突然と言いながら、いつか別れることはずっと前から決まっててわかっているはずだ。でも、ずるずると一緒にいるうちに状況にそこが自分の居場所である気がする。自分の居場所であるから、別れることはないって思ってしまう。でも、そこは自分の居場所ではない。正確に言えば居場所だったのかもしれないけど。いまだ岡田斗司夫を見てる。小説家になるためにたくさん本が読みたい。みたいなことを言ってる。小説家になりたいから本を読みたいって…って思ってしまう。書きたいものがあって、どのような感じで組み立てていくかを流れをパクるために読むはあるけど。何度も書いてる気がするけど、美術をやりたいから美大ってなんて安直なんだろうって思う。いや、絵を描きたい→美大行こう!は普通か。純度が高いものか。安定とか、うけるためにとか余計なことを考えていない。太宰治は美術家で純粋なひとを本物として書いていた.まず書きなよと思う。別れか。帰り道は遠回りをしたくなるはいい。別れてしまった自分はいつか別の誰かがきっと再開させてくれる。だから、自分も誰かに会わせてやらねばならない。
『突然の別れ』
数年前の春,息子の結婚式。
離婚し姓は変わっていたが呼んでくれた。
その時に(元旦那に会うな何年も振りだろ?)くらいだった。
お式1ヶ月半前、突然息子から電話
(オヤジが死んだ、今ばあちゃんから連絡あった)
(別れ)としてはすでに別れてる
書類上も気持ちも住む場所も何もかも。
何をしてるのか知らないし知りたいと思う事もなかったし知られてもいなかっただろう。
子供の結婚式で15〜6年振りだった…はず
なんだろう、なんて表現すれば的確なんだろう
(死)と言う突然過ぎる別れなんだけど…すでになにもかもまったく全て別れてる
15〜6年振りの再会予定があったことで、結果会わなかったにもかかわらず会わなかったんだけど私の中では会ってたのかな??
会う予定を突然無くされてどう処理していいかわからない気持ちが澱となる
会う予定がなかったなら彼の死を私はどう受け止めたんだろう
過去の死??過去は変わらないのに
亡くなった人を責めるのはよくないが
それでも息子の晴れの日目前に死を選んだ人を私は許せないな
許せない
突然の別れ
私の家族はみんな突然いなくなる
10歳の時に父、19歳の時に姉、25歳の時に弟が突然帰って来なくなった
連絡しても返事はなくその内、音信不通になる
今どこで何をしているのかわからない
行方不明届けを出した事もあったけど大人がいなくなっても誰かが動いてくれる訳ではない
事件等に巻き込まれたら連絡が来るだけ
連絡が来ないということは何もなく何処かにいるのだろうか?
初恋
私は、生まれてから一度も人を好きになったことが無かった、放課後はいつも図書館で本を読むことが私にとっての唯一の楽しみであった。
私は、もうここ17年間生きていますが誰かを好きになるということが分からなかったのです。
友達はそこそこ?くらいだと思いますが、友達からは友情を感じず、私が初心だからかはわかりませんが男子に優しくされただけでドキッとしてしまうのです。
ですが、本気で誰かを愛されることも愛したいという感情がその温かさがわかりませんでした。
みんなが共感するようなことを考えて、単純なことをずっと繰り返す毎日こんな環境にいつも私はうんざりしている。 だから、社会人になっても同じことを繰り返して誰かに愛される実感や愛おしい感情にはもう出会えない、、、そう、思っていました
あの人に、出会うまでは。
「突然の別れ」
また明日。は、明日会えると思ってた
今度行こうね。も、機会は必ず来ると思ってた
いつでも会えるのに、私は連絡する術を知ってるのに
何もできずにただ時が流れる
あぁ、これが別れなんだ
縁という脆くて細い糸は気付けば音もたてずに切れていた
「突然の別れ」
あなたの声が、温度が、気配が、身体が──。
あなたを模るすべてが無になるという事。
この手の中に残るのは、共に過ごした記憶だけ。
その記憶すら、少しずつ少しずつ奪われていく。
気が付かない内に。
治らない傷を孕んだまま、それでも私は生きていく。
緑の檻で木霊する
小さな嗚咽と 嘔吐く声
体に呪いを孕ませて
笑顔の仮面を貼り付ける
最高の空を閉じ込めた
2つの光に 目を逸らし
価値なき嫌悪の 波の中
追わないキミは 歩みが進む
大義を掲げ 背を向けて
理想を描いて 歩く道
平和を盾に 善悪でする闇鍋が
溢れて止まらず 夜と泣く
お題【突然の別れ】
タイトル【再会の聖夜】
【突然の別れ】
誰が信じるだろう。突然の別れと言われても実感があるわけでも現実味が急に湧いてくるわけでもない。それでも、別れたんだ。今更、言葉足らずを気にしたって不健康さを笑ってくれる人はいなくなった。あの時、飲み会なんて言わずにちゃんと手料理をふるまってもらえばよかった。沢山思い出があって、沢山の想いを抱えて生きてきた。悩んで、悔やんで。
「失格だったかな。」
きっと、いい人にはなれていなかった。最初から見てたわけじゃなくて途中から許されただけ。偶然、彼女の強さと弱さを見守る機会を許された。それだけ。
「笑ってよ。」
世界一綺麗な君。笑わせてくれてありがとう。
「結婚おめでとう。」
「死別、夜逃げ、恋仲をフッて縁切り。メジャーどころはこんなモンか」
ちょっと変わり種で、今まで頑張って進めてきたゲームのデータを不注意で初期化?
かつて某モンスター収集ゲームで、129匹登録した図鑑を「はじめから」の「ボックスをかえる」でサヨナラバイバイした経験のある某所在住物書き。もう15年程度昔の失敗談である。
「……セーブデータとの突然の別れは、一部失恋より喪失感ハンパない説」
昔々のモノクロドットを思い出す物書きは、懐かしさに負けて、折り畳みの2画面ゲーム機を取り出す。
――――――
「突然の別れ」。なかなか、そこそこ想像力をかきたてそうなお題ですね。こんな失恋話はどうでしょう。
約8年前。まだ年号が平成だった頃。
都内某所で、とある人間嫌いで寂しがり屋な捻くれ者が、初恋のひとの前から突然姿を消しました。
同じ職場で昨日まで、普通に一緒に働いていたのに、まるでコインをひっくり返したように、あるいは長々書いていた文章を全選択して一括削除したように。
捻くれ者は、電話番号もグループチャットのアカウントも住み慣れたアパートの一室さえ、すべて、ごっそり、さっぱり。消えてしまっておりました。
これに一時パニクったのが「初恋」側。
思い当たる節が大き過ぎて、失踪当日から1週間程度、急きょ有休を申請して、探し続けたのでした。
(別垢で、愚痴ってたのがバレた?)
「初恋」側にとって、捻くれ者は人生二度目の恋人。顔に惚れて、真面目過ぎる性格に解釈違いを起こし、娯楽に疎い学術トークが地雷で駄目でした。
(皆愚痴るでしょ?あれでも我慢した方だよ?)
「真面目過ぎて地雷」、「解釈不一致」、「話合わない」、「頭おかしい」。
吐き出せる場所が呟きアプリの別垢しか無くて、苦しみを数度、ポロリしました。
前の恋人と比較して愚痴って、それでも捻くれ者を捨てられなかったのは、恋のステータスを手放したくなかったから。
(まだ間に合う?まだ元に戻せる?)
ごめんなさい。言葉が人をこんなに傷つけることを、ちゃんと理解してなかっただけなの。
せめて目の前から消える前に、こっちの言い分を聞いて、話をさせて。勝手に一人勝ちしないで。
その言葉を伝えたくて、区内は勿論、近隣の区も日夜探し続けましたが、手がかりのひとつも見つからず。
珍しい名字のひとだから簡単に足がつくだろうと、依頼料の金額に目をつぶって頼った探偵も、「都内にこの名字のひとは居ませんね」と空振りでした。
「会いたい」
それから何度か誰かに恋して、振って振られて、また恋をして。
結局「あの二度目の恋人」が、トークも性格も解釈不一致で地雷だったけど、一番優しくて誠実なひとだったと、気付いて再度行方を追って。
「どこにいるの、附子山さん……」
今日もその「初恋」側は、突然別れた恋人を、一方的な勝ち抜けが気に入らなかったか恋の執着ゆえか、
ひとりで、探し続けているそうです。
『突然の別れ』
なぜだろう。私はこの日常がこれからもずっと続くのだと信じて疑わなかった。
目が覚める時間が“起床時間”。ノソノソと起き上がり、ベランダから顔を出す。風はない。真上からの太陽の光が、やっと起きてきたのかと私を嘲笑っているようだ。大きく深呼吸をして、窓を閉める。
顔を洗って歯を磨き、テレビをつける。ヒルナンデスを見ながら食べる朝食は脳が溶けそうになるくらい気持ちがいい。それからはもう、布団の上でゴロゴロタイムだ。映画を見たり、SNSをチェックしたり、天井を眺めたり。そうしていると、あっという間に1日は終わる。最後にお風呂に入って、特に汚れても疲れてもない身体を癒す。意味もなく斜め45°上を目掛けて「今日も一日頑張ったなぁ」と呟いて、パジャマからパジャマに着替える。
明日はなにをしよう、と考えながら布団の中で目を閉じる。色んな“やりたいこと”“やるべきこと”が頭の中にぽんぽんと浮かんでくるが、私は明日の私がそれをやらないことを知っている。きっと明日も今日がくるのだ。ゆっくりと意識を手放す。
……いいや違う。そんなことはない。始まりがあることには、終わりがある。それはヒルナンデスにも、お風呂にも、人生にも、春休みにも共通して言える。
なぜだろう。私はこの日常がこれからもずっと続くのだと信じて疑わなかった。ゆえに、突然の別れに打ちひしがれ、絶望し、暗闇の中を彷徨うようにして新年度をスタートした。病み狂ったのは言うまでもない。
「いいな。いきなりとか、なんの前触れもなくとか、そんな具合に決別が訪れるひとは。ボクは生まれてからずっと、誰かと出会った瞬間、そのひとの背後にいつどんなふうにさよならするかが書いてあったから、会った瞬間からお別れの気分だよ」
内緒だよ、とくちびるの前に人差し指を立てる朗らかな笑顔を、呆然と眺める。
ねえ、私の背後には、なんと書いてあるの?
(突然の別れ)
突然の別れ
彼女が亡くなったと人づてに聞いた。突然の別れだった。
どうしてそうなってしまったのか、抜け殻のようになった俺の頭の中に入ってきた言葉があった。
付き添っていたのはあの薄気味悪いガキ、役割は死神。ソイツが死んだと告げた、らしい。
ふざけるな。どうして俺が一緒にいなかったのかと。光を失わなければならないのかと。
こうも思った。
あいつのせいなのか?
あいつが彼女を殺したんじゃないのか。
そう囁いたコエがキコエタ。
聞こえる、うるさい。きこえる。きくな。
俺は頭を打ちつける。
冷静になれ。そう言い聞かせて。
そうでもしないと気が狂いそうだ。
全部を分かち合えたから、
二人でひとつだと思ってた。
別れて初めてわかった。
俺たちはべつべつの生き物だってこと。
突然別れても寂しいと思わないように
突然別れても後悔しないように
突然別れても前を向けるように