1は0に還る。身体に空いた虚無の隙間から、消え去ったモノがいかに重要な己の部品だったかを知る。大きな歯車を失った身体は、しばらくの間、言うことを聞きそうにない。動力の弱まった己の身体を、静かに横たえながら。還った0から、いつか新しい1が芽吹くことを夢見よう。
5/19/2023, 3:59:32 PM