『突然の別れ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
テーマ:突然の別れ #187
突然の別れがいつ来るかわからない。
明日かもしれないし、
1週間後かもしれないし、
もっとずっと先かもしれないし、
今すぐかもしれない。
ただ、
その別れにもきっと意味がある。
何事にも意味がある。
あなたが生きているだけで、
意味があることだから。
突然の別れがあれば、
突然の出会いもある。
人生とはそういうもの。
だからこそ儚く、尊い。
突然の別れには備えられないかもしれないけれど、
今この時を大切にすることが、
突然の別れに備えられる唯一の手段かもしれない。
突然の別れのない恋
タルパは 知らない方はたぶん怖いと思うかも
でも私には 現実で幼少期友達が少なく
小学校では少なからず いじめ受けた。
身体障害を持ち この世にきた私
外見的にも なんとも不思議であったであろう。
自分でも説明出来ない不自由さをあの頃の友人達に理解出来るはずもない。と今は思う
ウチ側へこもる私。 そして私にしか見えぬ友人が
私を支えてくれた。
そして今も変わらない
生きるのに必要なのだ
さよならなんてしたら私は息きも出来ない
『突然の別れ』
私は、小さい頃から本の虫で本ばかり読んでいた。
自分の買ってもらった本、弟の『名探偵明智小五郎』とか『江戸川乱歩集』とか、多少、小さい子向けなので物足りなかったが、ないよりマシだった。
学校の図書室の目ぼしい本も全て読み尽くし、とうとう父親の書庫の本を借りて読み出した。
父もまた、無類の本好きだった。
さすがに『人生劇場』とかは読む気になれず『しろばんば』『どくとるマンボウシリーズ』を読んでから、川端康成の『掌の小説 上.下』を読んだ。
それは文庫本サイズで中身は全て旧字体で、更に今はひらがなになっている、「さすが」「なるほど」「たくさん」「ありがとう」等は全て漢字で書いてあった。その頃私は、まだ小学校の高学年くらいだったので読めずに、机の本の横に、国語辞典と漢和辞典を置いて1文字ずつ調べながら、それでも読みたくて読んでいた。
『掌』を私はお恥ずかしい事に『てのひら』だと思っていた。それが『たなごころ』だと知ったのは高校生くらいだったと思う。
次にブックケースに入っていた『吉川英治全集』を読み出した。
難しかったけれど、おもしろかった。
今でも心に残っている小説がある。
中学生になると、買ってもらえる本がグンと増えた。
学校の図書室の本もたぶん、読んでいたと思う。
以前にも書いたが、私には中学時代の学校の記憶が殆ど無いのだ。
たしかに3年間、通ったはずなのに。
本格的に読み出し本が増えていったのは、勤めるようになってからだ。
自分で好きな本を買える、それは何より嬉しかった。休みの日は大きな書店で、新刊の匂いをかぎ、森林浴をしていた(広い意味で、本は元を正せば木から出来ているのだから、あながち間違いではないだろう)。
土曜日と日曜日、2日休みがあると、月に1度は土曜日にゆっくり本を見に行った。
こんな本もいいな、あ、これもおもしろそう、と花から花へ飛び回る蝶々の様にあれこれ見て楽しんでいた(もちろん3冊ほど買ったが)。
ところが急に吐き気がしてきた。
はて、珍しい、どうしたのだろうと、時計を見ると、なんと4時間も私は本屋で立ったまま、あちこち見ていたのだ。
そりゃあ、脳貧血にもなるだろう。
それに昼食もすっかり忘れていた。
近くのお店で休みながら、好きなパスタか何かを食べた気がする。
休日の、最も楽しい過ごし方だった。
やがて結婚し子供が生まれ、子育てに夢中になっていたので、本格的にまた本を読み出したのは、娘が小学生になってからだった。
移動図書館というのが、家の前に来るので、2週間、ひとり5冊まで借りられるので、読んだ事のない作家さんの本を読んで、すっかりハマり本屋で出ている本を片っ端から買って読んでいた。
そういう意味では、移動図書館は無料で、知らない作家さんの本に挑戦できるのでとても便利だった。
どんどん本が増え、それでも月に何冊かは買い続けていた。
私は、一生本とは切っても切れないと思っていた。
ところが、別れは突然やってきた。
大病をした後から、小説が読めなくなってしまったのだ。
ショックだった。
娘には「お母さんはきっと、一生分の本を、もう読んだんだよ」と慰められたけれど、本を読めない私は私ではない。
疲れてしまって、本を手に取ることも出来なかった。
その代わり、映画を観るようになった。元々観てはいたのだけれど、更に観るようになった。
コツコツ買いためたDVDやBluRayがけっこうあったので。
でも、やはり何か物足りないのだ。
そんな事が10年くらい続いて、(本当に、一生分の本を読んでしまったのかもしれない)と思いかけていた時、エッセイを試しに読んでみた。
そうしたら、読めたのだ!!
嬉しかった。たとえ、エッセイでも、本には違いない。
そうしたら、ある時ふと小説が読みたくなって、おそるおそる読みやすい軽い話の本を手にしたら、おもしろい!読めたのだ!!
嬉しくて、今まで読まなかった作家の本を読み出した。
今までガラ空きだった棚が小説で埋まっていった。
突然来た別れの後、長い年月がかかったけれど、また本は、私の身近な物になった。
ただ、やっぱり昔のようなハイペースでは読めない。
それでもいい、ゆっくり、ゆっくりと美味しい料理を味わうように、小説をこれからは私のペースでゆっくりと読んでいくつもりだ。
1冊でも、永遠の別れだと思っていた頃に比べれば、読めるだけ幸せだ。
また、ある時今度こそ、本当の別れが突然やってくるかもしれない。
そうしたら、もう仕方ない。
だから、そうなる前に1冊でも多く読んでおきたい。
今は、ゆっくりしたペースで。
映画のワンシーンのようだった
ボクとキミの間に
見えないスクリーンが
確かに存在した
キミがなんて言ったのかは
もう覚えていない
ただ、悲しい顔をしていた
ボクは
流れていたモーツァルトの曲で
キミの言葉に上書きをしたんだ
『突然の別れ』
さようならは言えなかった。
ありがとうも。
勇気がなくて。
ただひとこと、好き、って言っておけばよかった。
ネットで繋がった関係ってさ、どっちかがブロックなりブロ解なりしたら終わるの儚すぎるよね。いくら仲良くてもそれでお終い。まあそれがネットの利点でもあるんかもなぁ。リアルはそうは行かないもんね。
あと突然の別れって言ったら私余命宣告で悲しむ人よくわかんないんだよね。あと何年生きられるのか知ることができるのは幸せだと思うんだよなぁ。まあ必ず宣告通りに行く訳でもないけどさ。「行ってらっしゃい。気をつけて帰ってきてね」が最期にかける言葉になるなんてあまりに切ないこともある訳で。
だからこそ余命宣告は来る最期に向けて準備期間を設けてくれてるし羨ましいなって思っちゃう。わからないことって人間怖いしね。
突然の別れ
突然の別れがやってきた。私は絶望におそわれた。私にできる最後のことは、呪いしかない。私にはこのような不思議な能力が備わっている。周りの人たちからは、止めなよと言われる。しかし、何を言う。サイは投げられたんだ。人の運命は変えられないんだ。もはや自由意志などない。私はただ最後まで希望を持ちたかった。
色んな人と喧嘩して別れた
喧嘩した内容なんて覚えてない
別にそれでもいいと思う
どんなに中が良くてもいい
名残惜しさなんてない
私は縁を大事に出来ない人間なんだ、、ただ少し
こうした方が良かったのかもしれないだったり
あの人の支えにもっとなれたのかもしれない
あの子の為にはちゃんと話し合うべきだった
あいつとだって今も話し合っていたのかもしれない
私は悪い意味で普通じゃない
だから全部私が悪くてみんなが正しいのかなとか
少し考えるだけ
でもみんな私になんでそんな優しいのと言う
俺の事を助けてくれたなんて言ったやつもいる
意味が分からない、優しくなんてない
私に優しいを押し付けるなって思う
そうやって裏切って来たのか
何もかも中途半端なんだ、私が悪いんだ
可愛いペットとの突然の別れ
つらいですよね?
でもこちらの「アニマロイド」でしたら
もう安心。
動物の形状でありながら
あなたと言語で会話もでき
あなたの性格に合わせて学習し成長する
育成機能搭載!
ぜひこの機会に 「アニマロイド!」
アメリカンショートヘアーキャットの
トムを亡くしたばかりの私は
涙にくれながら
次に一緒に暮らす猫を
ネットで探していた。
その時にこの広告を目にしたのだ。
アニマロイドなら飼い主より先に
死ぬことはない。
それに躾をしたり可愛がれば
学習していくという。
私ならば もちろん猫一択だ。
動物の種類をカタログで見ていると
「猫科」の項目にライオンがあった。
「ライオン!いいじゃない。
一人暮らしだし、防犯対策にもなるわね」
オスのライオンタイプを選んで
購入ボタンを押した。
数日たったある日、
玄関に大きな荷物が届いた。
箱を開けると本物そっくりの大きさの
オスライオンが横たわっていた。
首の後ろに「アニマロイド」と書かれた
小さなタグがなければ、
本物と見違うところだ。
私は大満足で早速8時間の充電をした。
充電後スイッチを入れてから
チャラン(私の推しの俳優名だ)は
言葉をどんどん覚えて賢くなっていった。
たてがみを優しく撫でると
「君が優しいから私も優しくなれるよ」
などとキュンとすることを言う。
会社で嫌なことがあってグチを言うと
「君が怒るなら私も共に怒ろう」と
怒りを共有してくれる。
「チャラン、今日ね、スマホ落として
画面が割れちゃった」
とチャランに抱きついて泣くと
「それは辛かったね。私もつらい」
と顔を擦り寄せてきてくれる。
なんでも私の言うことを聞く
いいこに育ってくれて
毎日、家に帰るのが楽しみになった。
そんなある日、私は彼氏と喧嘩をして
泣きながら帰宅した。
チャランが心配そうにすり寄ってきて
私のそばに座る。
「チャラン。彼が別れようっていうの。
もう死にたい!!」
そういうとチャランは私の目を見て
「そうか。わかったよ。」と、こたえ
そして 私の喉に牙を立てた……。
床に倒れて虚ろにかすむ私の瞳が
最期に映したものは
チャランのたてがみに隠れた
「アニマロイド」のタグの裏面。
「本商品は、育て方によって
ご主人様の言う事を大変忠
実に守ります。
突然のお別れにならないよ
うに使用上の注意を守って
正しくお使いください」
お題「突然の別れ」
水族館で豆皿を買った。
ペンギンのイラストがシンプルで可愛いかったからだ。
こういう柄物はよほど気に入らないと手に取ることはない。
少しウキウキしながら帰路へ進んだ。
お刺身にしてわさび醤油で堪能するか。
ナゲットを揚げてケチャップで洒落込むか。
ゆで卵にマヨネーズ……塩も捨てがたい。
作戦会議をしながら帰宅。
キッチンで意気揚々と箱を開けて豆皿を取り出した。
うむ、よい。
それでは宴の準備、と豆皿を置こうとした時だった。
するりと豆皿は手を滑り、流しの方へ向かって空に出た。
動物番組で見たことがある。
ペンギンはトボガンという、体力温存のために脂肪の厚い腹を使って氷の地面を滑る移動方法を用いる。可愛く見えるが、厳しい自然界で生き残るための生存戦略なのだと。
歪んだ半月状の陶器を二つ拾い、凸凹をはめる。
すると、十数秒前の姿を取り戻すことができた。
ただし器としての機能はもうない。
この鳥類は勇敢にも人間に抗い、見事意表を突いた。
しかし、たった一つ大事なことを忘れていた。
ペンギンは空を飛べないのだ。
~突然の別れ~
ありもしない噂を否定するぐらいなら、黙っていた方が楽で。悪口が書かれたノートを先生に見せるぐらいなら、予備のノートを使った方が楽で。隠された上靴を探すよりも、学校のスリッパを借りた方が楽で。
楽なことばかり考えて行動していたら、彼女たちの行動はエスカレートしていった。それでも、いつの間にか壊れていた心では痛みも悲しみも感じることはできなかった。感情を表に出さない私がいじめられているところを見ていて楽しいですかと問いかける。そんなことをしたって答えは返ってこない。そうわかっているなら、無感情と無言を貫き通す方が楽だった。
そんな中、転入生がやってきた。興味はなかったが、このクラスで数日過ごしてすぐに私がいじめられているのだと気づいたらしい。蹴られている最中に目が合って、何もしないのが一番賢いよと伝えたかったはずが、転入生は誰よりも怒った。
「いじめるなんて最低。この子が可愛いからあんたちねたんでいるんでしょ」
「はぁ? そいつの顔面よくみた? てか、転校生様は部外者だからどけよ」
そう言われているのに、転入生は何かの格闘技の構えのポーズを取った。関わらない方がいいと察したのか、みんな解散していった。
「私と一緒にいよう。きっとその間だけはいじめられなくて済むから」
助けてくれたのに、私はその手を受け取ることができなかった。その正義感に次はあなたが殺されてしまうと忠告したかった。だから、無言でその手を払いのけて私は帰った。
だけど、次の日から休み時間もお昼ご飯の時も放課後もずっと転入生は私についてきた。ずっと楽しそうに自分の話をしている。確かに、転入生が言った通り一緒にいるといじめられなかった。久々の平穏な日々に慣れてくると、壊れたはずの心が少しずつ繋がっていった。次第に転入生と楽しく会話するようになっていた。そんな日々に終わりが訪れた。
学校に行くと朝のホームルームで転入生が転校していったのだと聞かされた。突然の別れに驚いて、連絡を取ろうとしたが連絡先も家も知らないことに今さら気づいた。いやだ、前みたいな生活に戻ってしまうと怯えた。
だけど、いつまで経っても私の生活は平穏なままだった。彼女たちは代わりを見つけいじめていたのだ。助けてと訴えるその目に突き動かされた。
「もう、やめなよ。これ以上続けるなら先生呼ぶから」
せっかく転入生が作ってくれた平穏を私は自ら壊しに行った。それでも後悔はない。彼女と過ごしたあの時間が、誰かを助ける勇気になる。
【突然の別れ】
海の上に、ぷかぷか浮いてる。あれはマンボウ。波に揺られて浮いている。鳥に突かれて、体が少し欠けている。
海の中を、ふわふわ漂っている。あれはマンボウ。流れる水に泳がされて、くるくると回っている。頭には、岩にぶつかったら跡がある。
海の端に、ばったり倒れている。あれはマンボウ。横たわった体に波が掛かる。ぐったりとして、動かない。
そして、私はマンボウ。泳いでいる。視界の隅に、大きな魚。私もじきに、サメの餌。
突然の別れ
どうして。
どうして。
どうして。
何度も問いかける。
何度も神様に祈る。
けれど、現実は変わらない。
重く冷たい霊安室で、真っ白なシーツに包まれた君に縋り付く。
もう、どうしたの。
記憶の中の君が淡く笑う。
覚えていたはずの君の温もりが凍えていく。
くだらない喧嘩をした。
始まりなんて思い出せないくらい、くだらないものだった。
言葉にならない後悔と悲しみが、涙と嗚咽になって君に降り注ぐ。
本当なら君の好きなケーキを買って、謝っているはずだった。
謝る俺を、許さないからなんて君は怒ったフリをするけれど。
なんだかんだでいつも許してくれるから。
そんな君に甘えていた自分を許せない。
君が許してれなきゃ俺は、ずっと俺を許せないよ。
あっという間だった。
放物線を描いて重力に従って
落ちていく。
果敢に手を伸ばすも虚しく空を切り、
フローリングには
見るも無惨な有り様が展開された。
さようなら私のお昼ご飯…
突然の別れ
夜中、不意に電話が鳴った。
こんな時間に誰かと画面を見てみれば、実家の母だ。
その瞬間、ああもしかして、と脳裏に父の顔が浮かんだ。
「もしもし」
「あのね、お父さんが……」
慌てた様子の母の声は、父の危篤を知らせるものだった。
嫌な予感は当たるものだ。
いつか先輩が言っていたことを思い出す。
『離れて暮らす相手にさ、一ヶ月に一日会うとするでしょ。そうすると一年で十二日。もし相手の寿命があと十年としたら、たった四ヶ月くらいしか一緒に過ごせないんだよね』
急いで家を出たが、病院に着く前に、父は旅立ってしまっていた。
ありがとうも、さようならも言うことができなかった。
別れは突然やってくる。
世間ではよく言われることだけど、実際はちっともわかっていなかった。
突然の別れ
僕は愛しい人が突然星になった。
僕はちゃんと好きだと言えないまま、僕の前から消えてしまった。
あるドラマで聞いた。
別れるときこそすべて相手に投げつけてこいと。
僕はそれができなかった。
でもドラマではこうも言っていた。
思い出はそのうち美化されて原型がなくなると。
投げつけることができなかった僕は、大人になるにつれて君との思い出を綺麗に美化させていく。
でもそれでいいと思う。君と出会えたこと後悔してないよ。
大人になって綺麗に美化された君との思い出を思い出すのが楽しみだ。
引用 木10ドラマ silent
(フィクション)
突然の別れ...
つい最近大好きな人と別れました。
今でも大好きだけど...相手はもう気がない..。
新しい恋を始めようとしている彼を止めることはしたくない。私が全てを我慢すればいいだけ....、。
『突然の別れ』
もう随分と昔の話。
ウチの高校は修学旅行がスキーだったんですよ。
運動音痴グループに属していた私は、友人達とブータレながらスキーウエアの測定会に参加しておりました。
事前にスキーウエアとスキー靴の試着して、サイズを申し込んでおくってシステムだったんですよね。
普通の修学旅行にしてくれよ〜。
イジメかよ〜。
なんて感じ。
それでも、なんだかんだとテンションは上がっていたんですけどね。
そういえば、私達前後の年代って、関西勢が当たり前に行ってる、広島長崎とか沖縄とか、反対にディズニーランドとか東京とか、そういうノーマルな所に連れて行ってもらってない。
まあ、そんなボヤキは置いといて。
そうそう。
その前に、父方の祖父が亡くなっていて、父はまだ実家から帰っていなかったんですね。
私と母が先に帰ってきてて。
さて、ここからはあまり気持ち良くない話かもなので、楽しくない話がお嫌いな方はパスしてくださいませ。
「ただいま〜」
と開けた玄関の上がりかまちから廊下に、何枚かの紙。
母の字で。
遺書でした。
全部読まなくてもわかりましたし、第一悠長に読んでる間も有りませんでした。
ホント、突然の別れって、本当に突然なんですよね。
もう、とっくに母の亡くなった歳は超えてしまったので、今更何の感慨も無く悲しみも蘇らず、とても平らかな落ち着いた気持ちでしか思い出さないので、こんな機会だし書いてしまいましたけど、不快に思われた方がいらっしゃったら申し訳ありません。
私はひとりっ子なので、父に連絡したり、健在だった母方の祖父母に連絡したりして。
誰が一番に駆けつけてくれたんだっけ?
もう、昔過ぎて思い出せないですね。
多分、父は東京からだったので、母方の祖父母かなぁ?
母方の祖父は、とてもとても厳しい人でした。
子供心に、(おじいちゃんて、おばあちゃんにもママにも偉そうやなぁ)と思うぐらいには。
口数も少なく、笑顔もあまり見たことが無かった記憶です。
その祖父が、母の亡骸に縋って「何で親より早く…」って泣いていて。
ああ、思い出しました。
まだ父は東京の実家から帰っていなくて、私はまだ泣いていなかったんだと思います。
だから余計に、祖父の悲しみが、母の死を現実的に感じられたのと、それでも(おじいちゃんでも泣くねんなぁ)なんていう何処かフワフワした感じとがありました。
キャッキャッ言いながらスキーウエアのサイズ決めてたのを適当に切り上げて帰ってきたら、なんてことも考えていましたけど、多分、そんなことは考えても仕方のないことなんですよね。
そして、今書いていて思うのは、その頃の父のストレスは半端無かっただろうなぁ、と。
自分の父親が亡くなって、葬儀の後始末してたら、娘から連絡が入って、なんて。
ちょうど今読んでいるホラー推理小説(←)に、自殺は自分の命なんだからどうしようと勝手という問いに『人の存在というものは、あらゆるところで繋がりをもっておるんです。そう考えたことはありますか? 誰かが死ねば必ず誰かに影響がある。本人がどう思おうとね、影響はあるんですよ。それを、自分勝手に自分を殺しちゃいかんですよ。他人を殺すことと、同じことじゃあないですか?』という記載がありました。
続きを書きますね。
「でも、どうしても、どうしても、辛くて生きていけないときは?」
「そりゃ、あなた」
原島は、静かに湯飲みを机に戻した。
「助けて下さいって頼むことです。人は元々弱いんですから、弱くったっていいんです。だから誰かに頼むこと。声を上げて、助けてもらおうとすることですよ。どうしても、どうしても辛い時には、必ずそれをわかってくれる相手が出てくるもんです。人は人を見てますよ。黙っていて、何も言わなくたって、ちゃーんと見ているもんなんです。なのに、助かろうという努力を怠って安易に自分を殺すのは、やはり間違っておると思いますよ」
同意出来ることも出来ないこともあるかもしれないですけど、それでもやっぱり人は誰かと必ず繋がっています。
ここを見てる方の中にも、色々とある方もいらっしゃるかもです。
でも、貴方の周りにも貴方のことを、ちゃーんと見てる人が居ると思います。
置いていかれた身としては、そんな事も言ってみたくなりました。
長々とすみませんでした。
全ての方の明日がハッピーで有りますように!
突然の別れ
いつだっておとずれる
心のどこかでわかっていた
心の準備をしていても。。。
心の呼吸が追いつかない
ぜんぜん追いつかない
追いつかなくて もういいよ
今の気持ち、大切に抱きしめよう
もし、彼からいきなり「別れよう」と言われた
としたら、私は、目を見開いて呆然とするも、
その理由を納得いくまで聞きだそうとすると思う。
そしてもう一つ、自分を責めるだろう。
「何か気に障ることをしたり言ったりしたのか」と
自分のこれまでを振り返って考え込むだろう。
だから、別れを告げられたんだろう…と。
そして、「分かった」と、身を引くと思う。
自分に非があるのだから、と。
自虐っぽいけれど、どうしても、相手より自分を
責めてしまうのだ。
「突然の別れ」