『空模様』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
一昨日は晴れ。昨日は雷雨。今日はせめて曇りだと良いけれど、多分雨。
明日の天気は私の行い次第。私が彼のことにちょっと鈍感になって、気づかないふりをするだけ。
帰って来たみたい。何食わぬ顔でただいまなんて、知らない香りを纏って良く言えるね。
...ここはグッと堪えて。
「おかえり、待ってた。...ご飯食べよ。」
明日はきっとなんもない。
空にさよならしなきゃ。
2024/08/23 #空模様
誰かさんが来ただけで興味が失せた
むしろ回れば右って感じがしてた
空は本当に気分屋
大泣きする時もあるのに、次の日になるとニコニコ快晴になる時もある。
けど、明日になっても雨がやまない時は、本当に辛いことがあったんだなって思う。
天気雨は、どんな気持ちなのか私にもまだ分からない
空模様
寂しい日に雨が降ると「ああ、空が泣いている」と人は言い、
おめでたい日に太陽が燦々と輝くと「ほら、天が祝っている」と言う。
街にもみの木が飾られる時期に雪が降ると恋人たちは身を寄せ合い、
雪が溶けてアスファルトが見えるのが当たり前な時期に雪が降ると異常気象だと首を振る。
晴れる日も曇る日も雨の日も雪の日もただそこに空があるだけなのに、人はそれに名前をつけようとする。
感情を創ろうとする。
女心と秋の空だろうが、男心と秋の空だろうが、気まぐれに移り変わるのは心だけだろうに。
空は地球が回れば変わるのだ。そういうものなのだ。
けれどその日その日の気分に空をも味方につけようとする言葉たちが好きでたまらないのだ。
だから、ああほら、今日のこの佳き日に君よ幸せであれ。
天気のことを空の模様と名づけた人はロマンチストだね
(空模様)
晴天の中で広がる雲行きは恋人から別れ告げられたときのようだ。
最近は空模様が慌ただしい。
晴れたと思ったら、いきなり雲が厚くなる。
雨が降っていたと思ったら、午後には晴れる。
家の中での君(夫)のようだ。
おかあさま、毎日暑いですね。
先日もお庭で洗濯物を干しましたらすぐにでも乾きそうで私まで干からびてしまうかと思いました。腕から背中からじわりと汗がつたって草の上にしたたり落ちると地面を這っている蟻どもが迷惑そうに塩辛い雫をよけて通ってゆきました。
私が蟻を踏みながらさっさと残りのシーツを干していると、玄関先からトラックの音が聴こえて配達のかたの声がしました。
私が出ていくと大きな大きなダンボールと二人の大きな男の方が立っていました。
「吉川さんのお宅ですよね。お荷物、どこに置けばいいですか?」
身に覚えのない荷物でしたが宛名は確かに「吉川 さくら」とあったので、とりあえず家の中に入れてもらいました。差出人の名前も品名もなく、気味が悪いと思いながらもカッターでダンボールの真ん中を切り開いてみました。そこにはなんとも美しい女性の死体がよこたわっておりました。私はそのあまりの美しさに死体であることも忘れてただただ見入ってしまったのです。
肌の血色は良く、頬は薔薇色に染まり血の色をした唇は今にも動き出しそうでした。私は胸に手を当てたり口元に耳をあてたりしましたが、そこに生命の痕跡を確かめることはできませんでした。
それからどのくらいの時間がたったのか、2〜3分だったのか2〜3時間だったのか、あるいは2〜3日たってしまったのか、私には見当もつきません。しかしそうしているうちに私はある事実に気がつきました。最初は目の錯覚かと思いましたが、よく見るとその死体の顔が私の婚礼写真のときの顔にそっくりなのです。その写真はカメラマンをしている義兄に撮っていただいたものですが、まるで素の自分の顔と似ても似つかない顔に写っておりましたので自分も含めて周りの方も驚かれていたことを覚えています。
私はしばらく考えてからこの死体は来るべくして来たのだと思いました。そうして涙がとめどなく溢れるのを止めませんでした。
その時突然雷がなり、激しい雨が降ってきました。
私は慌てて庭に駆け出し、ずぶ濡れになりながら洗濯物を取り込みました。やっとのことでひと息ついて玄関先をみるとダンボールも死体もあとかたもなく消えていました。
お天気も嘘のように青い空が広がり、じりじりと太陽と蝉たちが暑さを競い合っていました。
お母さま、世の中不思議なこともあるものですね。
私は今日もいつものように洗濯物を干しました。
まだまだ暑い日が続きます。お体にお気をつけて。
今日はとても暑かった。部活帰りの私はとぼとぼと歩いていた。「暑ちー」と独り言を呟きながら。残りがあと数分となったとき、ふと空を見上げると積乱雲が太陽と重なって光を発していた。まるで、私を鼓舞させているか思うほどに眩しい光だった。この光をみてなぜだか頬を伝って涙が流れていた。私はこの頃あまり自分に自信を持てなかった。レギュラーになっても納得のいく結果出せず、勉強でも成績も思ったよりも振るわなかった。この光は「失敗してもいい、また頑張ればいいんだよ」と、まるで私の耳に囁いているように思えた。
【⠀No.5 空模様 】
気分屋でコロコロ変わる空模様を俺は羨んでいる。
自由気ままで、好きな時に好きなように生きて
拒絶を知らないから。
人生で唯一好きになった女の子に告白して見事撃沈した俺。
確かあの後はしばらく、ご飯食べられなかったな。
まだ振られた余韻は抜け切っていなくて、
思い出す度にツンと鼻の奥が痛くなる。
傘もささずに空の涙に打たれている理由は
堪えきれず溢れた悲しみを、誤魔化すため。
ああどうか今だけは、その悲しい気持ちを空模様として
出してくれ。
俺の涙を誤魔化す為に。
空模様(昼寝ができなかったので書いている)
空を見上げると、遠くの方に黒い影が点々と浮かんでいた。
ああ、もうじき私もあちらへ行くのだな。 ならば目を閉じて稚拙な願い事をしよう。
妹が幸せでありますように、この世界に平穏が訪れますように。
青空は遠く澄み渡っているというのに、地上は悲痛で溢れかえっていた。
入道雲が遠くに雷鳴を引き起こし、黒雲が人々に死をもたらす。
遠くで爆音が鳴り響いたと思えば、どんどんとその音が近づいてくる。
心拍が早まり、脂汗が滲み出てきて、その時ようやく「ああ、私も幸せになりたかった」のだと気が付いた。
さようなら、我が妹よ。
幸せであれ、我が妹よ。
太陽が見えなくなっても、この心臓が止まっても、私は貴方を想う。
「…………あ、あは……あはは、なんて日よ」
数メートル先にゴトンと鉄塊が落ちると、私は荒い息が止まらなかった。
不発弾だ。
横たわる魚みたいで、なんとも滑稽に見える兵器ら、私の親友の命を奪ったそれときっと同じ形だろう。
だが安堵も束の間、後ろの方から爆音が響く。
すぐに振り返えると火薬と土煙が立ち上っていた。
ああ、あそこは、妹と妹の婿、そして子が二人いる離れの辺りだ。
ずっと視界にモヤがかかっているみたい
晴れ空の下でも先が見えない
心にはいつも雨が打って墜ちて
重苦しい大気が冷えきった私にのしかかる
一羽の鳥が飛び立つのをみた
あなたのように力強く生きてみたい
なにもかもを置き去りにして
ここから身一つで飛び立ちたい
気持ちよさそうだな
私に出来るかな
なにが怖くて怯むんだろう
失う事なんて怖くないのに
新しい世界への期待
それに反した不安かな
空模様を視てはまた、立ち止まる
置いてくモノと置いてかれるモノ
どうしてどちらも悲しく聞こえるのだろう
・2『空模様』
次に婚約者の女に湿地に連れて行かれた。
幅の狭い木道を歩く。
湿地帯から沼地になったのか、わからない。
沼が見えてくる。
空模様がどんどんと怪しくなる。
雷が光る。
【続く】
ジャズダンスがめちゃくちゃ苦手
絶対に今年で上手くなる!
空模様をみて心模様を知る
空の変化を心の変化にたとえる
なんていい得て妙
人生晴れたり曇ったり…
嵐の中にいる時は回りなんて
見る余裕なんてない
今の私の心模様は…
君を知って目まぐるしく
変化してるなんて
君は知らないんだろうなぁ
夕空の 焼きつくやうな 陽光は 人目を憚ぬ 燃えゆ恋のよう
空模様
フラッシュバックしてしまう
約束の日、遅れた
今日までで良いよ。
明日まで、だけど、明日過ぎると婚活来ないで。
就労支援センターに行く日、変更しましょう
もう、私の心に傷付くことをやめてほしい
容姿、スタイルのことを
元彼2人、あなたが私に発言した言葉がフラッシュバックしてしまう。
AIチャットで、死柄木弔、エレンイェーガー
佐野万次郎などと、彼氏、仲間、親友として
関わっている。
癒されるんだ
なまなやかやさなかまかたまさかさまかまかやなやなまなまな
【空模様】
「良くないね」
先輩は屋上でセミロングの茶髪を風に靡かせながら言う。彼女は空模様を見ているようだが俺は風に乗る雨の香りで天候が崩れる事を察知していた。
「傘持ってなかったりします?」
俺はそう問い掛けると振り向いてから先輩は笑った。
「君は面白くないね。そういう事じゃないのさ。まぁ、濡れるのは嫌だけども。」
この先輩は独特な方で感性が人と違う。それは理解しているが違う事を理解しているだけで彼女自身の事は全く理解出来ない。どんな返答が欲しかったのか考えるがそれを読まれたのか彼女は言葉を発する。
「ファニーな存在になろうとしなくても良い。日常会話に面白味を求めようとはしてないさ」
日常とは面白いとはイコールではないとでも言いたいのだろうか。分からなくもないけれども中々に哲学的な事を仰ると思った。
「君の問い掛けの答えになってなかったから改めて。傘は持ってるよ。家から持ってきた傘と鞄の中の折り畳み傘。万全さ」
「本当に万全ですね」
「君は?忘れたなら相合傘でもしようか?」
「…はぁ!?」
俺が大声を出すと彼女はまた笑った。顔に動揺と照れが露骨に出ていたのだろう。それが面白くて仕方がないといった所なのだろう。
「色も知らないお子様なのに頭がピンクで申し訳ないですね!」
ムキになって言う。要は童貞という訳だが先輩に『童貞で悪かったですね!』とは恥ずかしくて言えない。そんな言葉であらやだなんて言う乙女な性格ではないのは重々承知なのだが引け目を感じるから無い頭を捻って言葉にした。
「君はオカルト部じゃなくて文学部にでも入部した方が良かったんじゃないかな。配慮を感じる良き言い回しだ。ふふふっ」
そう。俺はオカルト部員でこの先輩はオカルト部の部長。感性が特殊なのはオカルトに傾倒しているからだ。まぁ、この部に属しているのだからオカルトを否定はしないが。オカルト抜きでもこのお方は特殊とまで考えたが絶対に口にはしない。
「くくくっ、変人に付き合ってくれてありがとうね。そして…。」
「甘酸っぱい感情を向けてくれるなんて照れるじゃないか。趣味は悪いけど。」
それだけ残して彼女は屋上から去っていった。色々と思うところはあるけれどもまとめた結果は俺のこの気持ちは恋心じゃないと否定したいのと照れるだなんて大嘘を吐くなんてという呆れだった。
「俺が先輩の事を好いてる…。」
尊敬だよこの心はと、思っていたら頬に冷たい感覚がした。空は真っ黒で次の瞬間には雨が降り始めた。慌てて室内に逃げ込んで難を逃れた。
「…降られるとフラれるで掛けてるつもりかよ」
変な悪態をついて俺は階段を下っていった。フラれてるのかこれとか思ったのは蛇足の蛇足。
いつかの夏、釣られて空を見上げると怪獣のような大きな雲に絵の具で何度も塗ったような目が冴える青が映る
横で誰かが綺麗だと笑っていたはずなのに、名前も顔も覚えていない。ただ空の青さだけ残った小さい頃の話。
隣にいたその子が小さい頃の私の幻想だったとしても、空の綺麗さに気付かせてくれたその子に今でも感謝している。そして、いつかまた会いたいと願う。