いつかの夏、釣られて空を見上げると怪獣のような大きな雲に絵の具で何度も塗ったような目が冴える青が映る横で誰かが綺麗だと笑っていたはずなのに、名前も顔も覚えていない。ただ空の青さだけ残った小さい頃の話。隣にいたその子が小さい頃の私の幻想だったとしても、空の綺麗さに気付かせてくれたその子に今でも感謝している。そして、いつかまた会いたいと願う。
8/20/2024, 6:23:06 AM