小説「秋恋」
今日夢を見た、何年も片思いしていた人と話す夢。私は真っ赤になって上手く話せなかったけど幸せでした。
ウンザリするほど暑い夏、気温がだんだん下がってきてようやく秋が来たと安心していますが、お元気ですか?
もう諦めてしまった気持ちだけど、楽しかった日々や幸せな気持ちは私の中で大切な宝物です。
あなたがずっと幸せでありますように。
小説「花畑」
夢を見た、自分と大切な人が花畑を歩いて笑っている夢
なんて心地のいい朝なんだろう。目を開けると窓から日差しが差し込んで、リンゴを向いている君に当たっている。そんな景色がとても綺麗で、眩しくて、静かに目を閉じた。
「あなた、そろそろ起きないと」
体を触れば妙に冷たい体温が伝わって、直後に無機質な機械音が部屋に響いた。
時を告げる音がする
これから思い出に変わってしまう音、それは、もう戻れない青春の最後を飾っている
あと少しだけ、伸ばしてくれればいいのにそうやって泣く人もいれば、いい思い出だったって笑う人、早く終わればいいのにって思ってる人も、沢山。
そして、終わってからみんな口を揃えて言う、
あの頃は本当に楽しかった、1ヶ月でいいから戻りたい
そう言って今の幸せに気づかない人
私は思う、一瞬で終わってしまう今を1秒1秒幸せに生きたいと。
過去の自分と向かい合わせ、
嫌で嫌で、過去の自分を払拭したくて、
誰かに嫌われたくないって思う度、変な事口走って余計嫌われて、泣いて、繰り返して、
今でも焦ると人の気持ちを汲み取れなくなる
傷がついたこと誤魔化すみたいに笑ったら、向かい合わせした君も笑ってる。
「君はどうせ変われない、」楽しそうに私の首に包丁を向けた、過去の自分から目を背けて努力してた、けど多分もう限界だった。変われないから。
4回目のチャンス、私がそれを手に取ると心底嬉しそうだった。でも私は知っている。
私はこのナイフを自分に突き刺すことが出来ない。
そして予言しよう。君はまた5回目のチャンスを持ってくるだろう。そしてその時多分、君は泣いてる。
海へ
今年の夏は猛暑ですがあなたは元気そうだ。
私は今でもあなたと会った時の感動を今でも忘れられない、飲み込まれそうになるほどの大きさと広さに、永遠と錯覚するほどの長い長い地平線、自分がどうでも良くなるくらい綺麗で、泣いてしまった。
今凄く頑張っていることがあるから、それが落ち着いたらまた電車に乗るよ。あの時のような晴れた日に、また