ビギナーライター

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今日はとても暑かった。部活帰りの私はとぼとぼと歩いていた。「暑ちー」と独り言を呟きながら。残りがあと数分となったとき、ふと空を見上げると積乱雲が太陽と重なって光を発していた。まるで、私を鼓舞させているか思うほどに眩しい光だった。この光をみてなぜだか頬を伝って涙が流れていた。私はこの頃あまり自分に自信を持てなかった。レギュラーになっても納得のいく結果出せず、勉強でも成績も思ったよりも振るわなかった。この光は「失敗してもいい、また頑張ればいいんだよ」と、まるで私の耳に囁いているように思えた。

8/20/2024, 7:53:26 AM