11/2/2024, 9:45:02 AM
今日は私の誕生日だ。今年で14歳になる私は、家族や
親戚に祝われていた。「〇〇ちゃん誕生日おめでとう」
私が前から欲しがっていた、イヤホンがプレゼントだと分かったときはとても嬉しかった。ああ、この時間が永遠に続けばいいのに…
「先生!私の娘が目開ける日はいつ来るんですか。」
彼女は涙を流したまま、私の胸の中で顔をうずくませた
ままそう言った。彼女の娘は笑顔が絶えない子だったらしい。しかし、不運なことに交通事故に遭ってしまった。しかも誕生日の前日に。奇跡的に一命は取り留めたが、今は植物状態になっている。もしかしたら永遠に目を開けないという可能性はあるが、だが私は目を開けることを信じていなければならないのだ。
8/20/2024, 7:53:26 AM
今日はとても暑かった。部活帰りの私はとぼとぼと歩いていた。「暑ちー」と独り言を呟きながら。残りがあと数分となったとき、ふと空を見上げると積乱雲が太陽と重なって光を発していた。まるで、私を鼓舞させているか思うほどに眩しい光だった。この光をみてなぜだか頬を伝って涙が流れていた。私はこの頃あまり自分に自信を持てなかった。レギュラーになっても納得のいく結果出せず、勉強でも成績も思ったよりも振るわなかった。この光は「失敗してもいい、また頑張ればいいんだよ」と、まるで私の耳に囁いているように思えた。