『空模様』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
あなたが去っていった
あの日はなんとも言えない 空模様だった
屈託のない笑顔と声で
さらっとサヨナラを言った
君は幸せになれよ
どういう意味だったのか
未だに忘れられない
もう会うことはないけれど
あなたは今幸せですか
空模様☁️
「そういえば、あれはどうなった?」
背中あわせに佇むカレに聞いてみた。
「ん?…アレって?…あぁ…」
上の空のカレはそのまま黙り込む
風が心地いいからまぁいっか、とアタシもそれ以上は深く聞かなかった。
それにしても、本当にこっちまで来ちゃうとはな…
1年前のカレのただの妄想話だと思っていた呟きが現実になるとは…
「オレの夢なんだよなぁ 本物の空の下で雲の影が大地に映ってさぁ、まるで空の模様を描いているみたいに見えるのをこの目で観てみたいんだよなぁ」
「何言ってんの、自分の顔鏡で見てみなさいよ。いくら夜勤明けでもそんな間抜け面でバカ言わないでよ」
「ヤダよ。オレ、鏡ってなんか怖いんだよ」とんちんかんな返事が返ってくる。
「はいはい。そんな事よりもうすぐ雨降る時間なんだから中入ってないと濡れるわよ」
カレは聞こえてないふりをしてテラスからまだ外を眺めている。
「ほら見なよ、あの子なんて嬉しそうにレインシューズ履いちゃってさ、でも何もこの時間帯に雨降らせなくてもいいのに」
何か言ってるけど無視。
アタシはひとりバタバタと朝の身支度を整える。
「あれ?今日出る日なんだ」
「そうよ。ちゃんと寝てよ。あ、その前にちゃんと食べてね」
「うん…」(夜勤明けの寝る前はあまり食物は入れたくないんだけどなぁ)
「ねぇ、聞いてる?」
やれやれ、雲行きが怪しくなってきたんでこの辺にしとくか
部屋に戻りながらカノジョに言った。
「大丈夫だよ。ありがとな」
"8/15今日の心は晴れ模様。
楽しくていい一日だったから。"
"8/16今日の心は快晴模様!
推しのライブに当選した!!"
"8/17今日の心は雨模様
彼氏と喧嘩しちゃった…"
"8/17今日の心は曇り模様かなあ
そんな日もあるよね!笑"
学校にいるインフルエンサーの子のツイート。
毎日今日の心の空模様を投稿してる。
今日の投稿どうだろう
"8/19今日は本当に雨模様!なんなら雷雨!
彼氏に勝手に勘違いされちゃったし、
部活でミスして先輩にこっぴどく叱られた!もう!"
あんたを見てると毎日心は黒い雲に覆われてるわ。
だから今日の私は晴れ模様、なんて。
#4 空模様
空模様には色々な模様がある。
またあなたに会える時も青空が広がってる素敵な空模様で出逢えますように
と願いを込めた。
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theme 空模様 2022-08-20
空模様なんて多分綺麗な言葉で
僕にはふさわしくない言葉
できるなら、
その思い浮かべる空模様を見ないままにできたら
とても素敵な8月になれたのかもしれないね。
今日の空とおんなじ
どんより曇りだった
めっちゃ晴れにしてくれた
今日暇?
メシ行く⁇
いつの間にか晴天で
私の心も晴れ模様
めっちゃ単純で
笑えた
海の向こうに見える山の頂には、低くて暗い雲が触れていて、
ゆっくりとこちらに向けて滑り降りているようだった。
少しもすると、ここもあの影の下になってしまうのだろう、そんな直感から、僕は坂を降りる足を急がせた。
空模様にはそれぞれ匂いがある。
やわらかに晴れた春の日は、もぎたての苺。
梅雨の雨上がりは、アスファルト。
目の眩むような夏の日は、水をたっぷり与えた芝生。
秋の曇り空は、図書室。
唯一香りがしないのは、真冬の真っ暗な北海道の夜。
部屋の暖炉や、手の中のグラスの放つ、パチパチ、トロトロした刺激的な匂いも、一歩外に出て、空を見れば一瞬で消えてしまう。
日々の忙しさや厳しさにばかりに縛られてしまうと、分かり易い音や香りや情景にばかり気が向いてしまい、隠れている空の匂いに気付かなくなってしまう。
海の渡ってきた雲の落とす夕立の匂いはどんな風だったろうか。
僕は確かめるために、坂を降りる足を緩めることとした。
今日は久しぶりにおじいちゃんの家へ
聞いてもらいたかったことぜんぶ聞いてもらって
スッキリした。
特製ラーメンも美味しかった
市販の醤油ラーメンなんだけど
卵くずしたやつを入れてくれて
サイドに韓国のり
これ食べると元気回復する
お腹いっぱいになったら柿の種とチョコモナカも
心もお腹も満たされて
今日の帰り道は星が良く見えた
#空模様
卒業式
あの卒業式は雨だった。でも決して悪い訳ではなかった。
あの日、最後の授業の日を私は好きな人の隣で過ごせた。今までのことを振り返る。涙が出そうになるけど必死にこらえた。
最後くらい笑ってあなたといたいから。
でも、少し泣いてしまった。
その時こう思った「今日が雨で良かった」って。
<空模様>
悲しいことがあった。
大切な人が亡くなった。
この世の終わりかと思うくらい泣いて、泣いて、泣いて、この先どうやって生きて行ったらいいんだろうって考えた。
ぽつんと自分だけ時が止まったかのように地獄の苦しみの中にいるのに、空はいつもの同じ場所にあって、世界は回り続ける。
ぽつんと一滴の雨が頬に落ちたかと思うと、一気に太い雨粒が落ちてきた。
「ねぇ、一緒に泣いてくれるの?」
空は何も言わず、雨を降らし続けた。
◆ ◆ ◆
嬉しいことがあった。
誰かにこの思いを共有したくてたまらないくらい、嬉しいことがあった。
でも、周りの人達は私がどんなに嬉しい事があったのかは、分からない。
激しく降っていた雨も上がり、太陽がアスファルトをキラキラと反射させ、眩しくて思わず空を見上げた。
今度は、一緒に笑ってくれる?
…………
【お題】空模様
家までもう少し
私は、1人の慣れない外の夜にやや小走りになっていた。
空はさっきまで明るかったのが嘘のように暗い、
夏だからといってさすがに油断していた。
1人で居ると色々な事を考えてしまう。
足を掴まれてしまうのではないか、
振り返ると何か後ろにいるのでは無いか、とか
どれだけ楽しいことを考えようとしても頭をよぎるのは、、、
上に何かいる 私は思った。
こんなとき、
いつもなら怖くて上を見る勇気なんてでないが、
直ぐに上を見てしまった
大きな虫が居た
私は驚いたが、
これが雲であることは誰が見てもわかる。
ほっとした、
私はまた家へ急いだ
やっと見えた、、!私はまたほっとした
アパートの階段を上り
私はドアを開け飛び込むように家に入った
鍵を閉め、私はとても安心した、
今日はもうお風呂に入る勇気なんてでない
ご飯を食べたらすぐ寝よう、お風呂は明日の朝入ろう
そうして着替えたあとご飯を食べ歯磨きを終えた時、ガサガサと音が聞こえた気がした。
この家でまだ、ゴキブリすらまだ見てないし
気のせいだろうと思い私は、布団に向かった
ふぅー、私は深く息をはいた。眠りについた。
翌朝、洗面台に大きな蜘蛛がいた。
#空模様
本日は貴重な青空でした
雷の多い連日に貴重でした
お空さんありがとう^^
いつか夢見た空。
青くて、きらきらしてて、なんでこんなに綺麗なものがこの世界にあるのだろう、と不思議だった。
でも今なら分かる。
「…なにしてんだろ〜ね、」
ほんとに。
あんな腐った施設には耐えられなくなって、自立しようと決心した5年前。
少しずつお金を貯めて、やっと溜まった2年前。
無事抜け出すことは出来たけど、施設の人間に見つかって連れ戻された今日。
お仕置きと称して入れられた拷問部屋。
でも、殴られるようなことなんてされなくて、逆に何もされない。食べ物も貰えないし誰も来ないから、多分もう餓死しかない。
ただ、見張りのようなやつはいる。
見たことある、というより見慣れすぎている。施設にいた頃よく仲良くしてたやつだ。こいつも俺のこと恨んでたりするのかな。
それにしても、見張りをつけるまでして俺を逃がしたくないのか。なんか光栄だな、そいつに煽ってみても反応しない。
他の子を助けずに1人だけ逃げた罰なのかなぁ、なんて。
今日の空はあいにくの曇り。
きらきら輝いていた青は灰で覆い尽くされてしまって、
悪に染められた人間のよう。
「…ね、」
@寝華
#空模様
空模様
今日の空模様はどうだった?
青くて、
光がいっぱいになって、
赤くなって、
黒くなった。
『 空模様』
青くてわたあめみたいな雲
私以外には、良い顔してる。
天雲郷
意識の先に
視る夢の彼方
天は朱く染まり
流れる時が
闇に包まれて
私は翼を拡げた
月光が射す道へと・・・
黒き羽根が舞い堕ち
私の足跡
照らす光が煌めかせ
私の刹那
何処迄も目指し
大きく羽ばたかせ
囚われ無い 自由を・・・
限りなく天高く
雲の上から見渡し
哀れみ抱き 視つめ・・・
混じり合う
雫と羽根は
失う迄望み
此の狭間で
「私ハ 軈テ何時カ・・・」
激情型
予測がつかない
急変上等
集まって回ったりする
酷い事して去ったりする
え? ヤンキーやんか
《 空模様 》
空模様を眺め続けて時間が溶ける。人は手が届かないものほど惹かれる、とはよく言ったもので決して届く事の無い空にも同じことが言えるらしい。手を伸ばしても、乗り物に乗っても、飛んでも触れることは出来ない。そもそも概念的なものなので触れる云々は不可能なのだけれど。
けれど、貴方は溶けた。あの気分が沈みそうな鈍色の、曇天の空に煙となって消えていった。だからこそ貴方が消えていった空に惹かれ、愛している。
空模様はきっと、貴方の表情だから。
[空模様]
朝は晴天だったのに今は土砂降り。
あの時と変わらない。
初めて祖父に会ったのは土砂降りの夏だった。
笑顔が上手くない祖父が僕は怖かった。初めて見る大きな大人。言葉数の少ない人。何を考えてるのかよくわからなかった。
時が経つにつれ、祖父のことがわかった。
不器用な性格。僕のことも他と変わらないぐらい愛してくれたこと。
就職の記念にくれた時計。
なにかあってからじゃ遅いとくれた喪服。
男なんだから、良いもの持っとけとくれた靴や財布。
愛をお金で量るのは間違いだけど、これは僕にとって何よりも重い大切な愛だった。
今日は大事な日だから貰った物を身につける。
あの日と同じ空模様。
最後のお別れだ。