『空が泣く』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
残念だったね
お前の求める保証は
生きてる限り
どこにもありません
知ってるか
世界って脳みそなんだぜ
だから手っ取り早いのは
お前が消えることです
そしたら最後
無いということすら無くなります
あれ、怖気付いちゃった?
《空が泣く》
いつもより少し上手くいかなくて
怒られて
泣いて
自分が嫌になって
落ち込んで
この世界がちょっぴり嫌になって
消えたくなって
そんな時空が泣いているように見えるのは
私の心が弱いからですか?
明日は空も心も笑えますように。
夜空が泣いている。
光の涙がこぼれ落ちる。
あちらでも、こちらでも。
みんなの大号泣が腹に響く。
楽しい夏休みが終わってしまう。
寂しいのだ。
空が泣く
崩れ続ける全てに流されながら生きている。
揺らぐたびに溶け出たわたしは
脆く、永遠な波に攫われながら、同化する。
ただそこにあるものにわたしを依らせて描いていきたい。
空が泣く
空が泣いている。
私の代わりに泣いている。
「傘忘れたの」
うん。隠し持った折り畳み傘をギューッと握りしめる。
「ふーん」
うん。逃げるように相槌を打つ。
大切にされたい。私が君を大切にしてるように。
いつの間にか君は先を歩いている。
「あんさ、傘、入る」
少し先の君が言った。
「うん!!」
雨の中を走って君に追いついて、張り付いた前髪を払って、少し泣いてしまった。
それでも君は、私を好きじゃないから。
脳天に沁み渡る滴(したた)り
二月の雨
穴の空いた黒い靴 意味を成さない黒い靴
侵入する雨 身体を満たす
どこにも行けない どこにも居れない
身体が重い 心が重い 想い
想いで満たされてる
言葉は吐かれるのを待っている
言葉で描かれるのを待っている
待っている
待っている…
雨は空の涙だと聞いてから、雨の日は嫌いだ。
泣くのは同情を集めるためのもので、先に泣いた者はあらゆるものから守られるから。
最近の空は梅雨でもないのによく泣いている。
甘えるな、なんて叫びたくなる。
私だって泣いて守られたい。
空が泣く
知らない番号からの電話だった。
だけどいたずら電話ではなかった。
出ると、電話の向こうの人の声はただひたすら冷静だった。
冷静というか、淡々と話していた。
その人とは正反対に僕は焦り、夢中で走った。
幸か不幸か、行き先の建物は近くで。
こんな近くに居たのに、何故こんな事が彼にだけ起こった?
どうして、どうして。
どうしてどうしてどうして。
せめて、せめて、最後の顔だけ見ることができたら。
彼の元へ着いた時は
彼の顔は布をよけないと見れない状態だった。
彼は、自分の知ってる彼か?
今自分に起きていることは?
声はどうやって出すんだったか?
涙はどうやって出すんだったか?
たった1つだけ分かったことは
いつの間にか空が泣いていたことだった。
Fin.
空が泣く
君は来ない。それが答えだね。
軽く息を吐けば、少し汚れたスニーカーのつま先が視界に入る。
もう行こう。
リュックを背負い直した時、ぽつんぽつんと雫が落ちて、足元のコンクリートの舗装に黒っぽい染みを作った。
「天気雨かな……」
そっと呟いて、パーカーのフードを深く被る。
人々が行き交う陽の当たる歩道で。
#29
「大丈夫よ。私はいつでもあなた達のそばにいるわ」
小さかった私と弟の頬を撫でてくれた母。
そんな母も五年前に亡くなった。
「本当にお前達は可愛いな〜」
私達を抱きしめながら父は言う。
私は中学三年生になり、弟も中学一年生になった。
そんな父も四年半前に居なくなった。
今、私は大学一年生になり、弟は高校二年生だ。
今でも父は見つからないままだ。
確か父さんが居なくなった日もこんな綺麗な夜空の日だった。
「ねぇさん。そんなところにいたら風邪ひくよ」
「ちょっとだけ夜風に当たりたかったのに…わかった、すぐ戻るから先に戻ってて」
「はいはい。早く戻ってきてね。僕が桐絵に怒られる」
扉が閉まる音がして私はもう一度、星が散らかる空を見た。
すると流れ星が通る。
「私の父さんもこの景色を見てるかしら」
そう呟くと自然と私の頬が濡れた。
雨が降った訳でもないのに。
────両親を失ったとある姉弟の話────
虚ろな目がこちらを覗く
その目はいつも見ていた忘れることない大好きな目だった。
唯一無二の色でその色がとても僕は大好きだった。翡翠とサファイアを混ぜたような宝石のように綺麗な目が、輝いていた目が今は暗く沈んでいる。
何故こうなってしまったのだろう、ずっと一緒にいると誓ったはずなのにいとも簡単に死んでしまうなんて。
心の底では分かってたはずだった。いつかは死んでしまうことだって、命はとても脆いんだって、頭は理解しているのにその速度に心は置いていかれている。
死因は『自殺』であった。
誰にも優しいとても温厚な人だった。いじめなんてされるはずがないほどみんなに愛されていた。
それがあいつにとってのプレッシャーに変わるとは誰1人考えずに。
あいつはいつも優しい自分で居ないといけなくてとても苦しそうに生きていた。だから僕だけは居場所にして欲しいと言って相談も何もかも聞いていたつもりだった。
あいつが死んだ最後のひと押しは僕だったのかもしれない。僕は言ってしまったんだ。
「辛いなら一緒に死んじゃおうよ」
と
優しいあいつには僕を巻き込むなんて出来なかったんだろう。きっと一人でいけば迷惑かけないとでも思ったのだろう。
不正解だ。ねぇ、天国で見えてるかな僕も今から行くよ
[]悲しい小説・漫画のお題排出ったー[]から
最初の文 虚ろな目がこちらを除く
最後の文 今から行くよ
のお題を頂きました!ありがとうございます。
明日に背を向け 立ち止まる
この灰色に 閉ざされて
この寂れた街に閉ざされて
君の名を呼ぶ 来ないでと
明日よ 歩みを止めて
過去よ 忘れるさ
今よ 終わりにしよう
閉ざされた街 君の名を
彼の者は英雄となり
彼の者は伝説となり
空に亡く 僕は此処に居る
空が泣く 手は空を切る
明日よ 歯車は止まった
過去よ 夢に溺れさせて
今よ このままでずっと
空よ 泣くな 僕が亡いても
お題【空が泣く】
タイトル【貴方になりたい】
【空が泣く】
君の方は雨、降ってるかな
君はいま どこにいるのかな
笑顔で振舞ってるけれど
僕と一緒に空が泣く
駆ける 駆ける 駆ける
足がもつれる
でも、止めることはしない
駆ける 駆ける 駆けろ
踏み込めば、次の足が自然と前に出るだろう
駆けろ 駆けろ 力の限り
お前を呼ぶ
空が泣く
ああ、お前には聞こえるのか
あの鳴く声が
空を飛べぬと嘆く金糸雀
離れたくないと縋る雨粒
罪は誰の手の中か
【空が泣く】
悲しい気持ちになった時。
下を向きたくなった時。
そんな時に雨が降ると
一緒に空も泣いてくれていると感じるよね。
共感してくれていると感じて、
少しだけ、心の雨雲が空に放たれた心地になる。
その分少し、軽くなって
前を向こうと思える。
みんなも試してみてね
ほんの少しだけでも、皆が前を向けますように
空が泣く
悲しいことがあった日。
嬉しいことがあった日。
狐の嫁入りの日。
強く、激しく、切なく、晴れ渡るように泣く。
時たまに、涙が溢れ私たちに届くまでに凍り
優しい雪となる。
全てを飲み込み、覆い隠してしまう雪に…
白に戻った世界は、春の優しい雨で色鮮やかになる
そんなことを雨の日に思う。
優しい雨音は眠気を誘い、
全てのものに休息を。
寒い日の雨は恋人たちや、家族の中をより近くに感じ
秋の雨は、恵みをもたらす。
雨はいつだって、いろんな感情を運んでくれた。
寄り添ってくれていた。
だから、私はそんな優しい空の涙が好きなのだ。
-空が泣く-
遠雷が豪快に泣いている
耳に拾われた音が
その奥にある脳内物質を散らかしていく
私もきっと泣いている
心が枯れていなければ そう
泣き喚けるのであれば いっそ今直ぐ空になりたい
戦争、犯罪、災害、いじめ
この世には醜く憎ましい事柄が多々ある
そして人類が成長し
2000年以上過ぎているにも関わらず
地球温暖化 貧困格差 人権の迫害
善処はされず悪化さえしている気がする
地球が、空が泣くことが
尽きないのは仕方のない事だろう
空が泣くのは、貴方がいつか笑えるように祈っているから。
別に急かしているわけじゃないんだよ?
いつか貴方が笑えるように、その代わりに泣くんだよ。
貴方の悲しみが癒えるまで、ずっと待っているから。
だから、自分なりの幸せを見つけてみてね?
平和な空
日本の空、平和
あなたの国の空は平和ですか?
同じ月が見えていますか?
空を見上げていますか?
空は怖いですか?
私たちの空は綺麗で明るい。
世界共通でそうあるべきだ。