空が泣く』の作文集

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空が泣く』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

9/16/2022, 2:16:18 PM

―空が泣く―

帰り道、曇り空の中をひとりきりで歩いた。
潤んだ瞳を隠すように、俯きながら早足で歩く。
きっと私を気にする人なんてどこにもいない。
そう思っていても、やはり顔は下を向いてしまう。
ポツン。
手の甲が一滴の水で濡れた。
見下ろしていた手の甲から地面にピントを合わせると、
地面には細かいドット模様の染みができていた。
上を見上げると、ポツリポツポツと、水が降ってきた。
涙だ。
空が、泣いている。
泣かないで――
そう思ったのに、私の願いは叶うことなく、
逆にエスカレートしていって、空はより激しく泣いた。
ねぇ、お願いだから、泣かないでよ。
折角私が頑張って涙を堪えてるのに、
我慢してるのが馬鹿みたいじゃない。
――私も、泣きたい。泣きたいよ…
そう思って唇を噛んだ。
我慢しようと思ったのに、どうしても堪えきれなくて、
顔に涙が伝う。
空が泣く。
私も泣く。
ねぇ辞めてよ。
そんなに大きな音を立てて派手に泣かれたら、
私の涙がちっぽけで、どうでもいいように見えるじゃない。
私の涙を、
拭ってくれる人も、
止めてくれる人も、
許してくれる人も、
どこをどう探そうと絶対いない。そうに決まってる…
そう思うと、歯止めが利かなくなった。もう、涙は止まらない。
止めてくれる人がいないなら、もう自力で止めなくていい、
そうも思った。
最近は急な雨が多いからと、通学カバンのポケットに
突っ込んである折り畳み傘も差さずに、
泣きながら歩いた。もう早足では歩けなかった。
だからやはり俯いたまま、ゆっくりと歩いた。
私は、人目を気にして、声を押し殺して泣いた。
泣いた、泣いた、泣いた。
空は、人の都合なんて考えず、思いっきり泣いた。
泣いた、泣いた、泣いた――。

9/16/2022, 2:14:30 PM

友が死んだ。最愛の友が。

悲しみなんて通り越してもはや感情が分からない

あぁ、これからどうしようか

空が泣く

違う

泣いているのは俺だ。

9/16/2022, 2:13:20 PM

「空が泣く」

分厚い雲に覆われたグレーな世界

オレンジ色で明るいはずなのに
どこか哀しそうな世界

一面真っ赤で 禍々しくも
どこか我慢してそうな世界

夕陽が沈み静寂を引き連れた
群青の世界

星も月も微かに光る
漆黒とはいえないけれど
限りなく闇に近い世界



色々な 空

空が泣く

一面の青の世界も
誰かの泪が蒸発して青く見せている

空が泣いているのは何故

きっと
泣きたくても泣けない誰かの為
上を向いた時に泣けるように
その先の誰かの笑顔の為に

空が泣いてスタンバイしているの

9/16/2022, 2:08:02 PM

空が泣くとは
雨が降っている

ワケではないと思います

実際、雲が雨を降らせているので
雲が泣く
となると思います

空が泣くとは
地球が青い以上、

ずぅっと
泣いているものなのです

空が泣こうか

僕には関係がないのですから

9/16/2022, 1:59:21 PM

はんかちかしてあげるね

あなたも私にはんかちかして?

9/16/2022, 1:42:21 PM

『空が泣く』

雨が降っている時
空が泣いている時
わたしも泣いている時がある

辛くて
怖くて
不安で

空が一緒に泣いてくれる

そして一緒に笑ってくれる

ねぇ、ありがとう

9/16/2022, 1:32:51 PM

雨が降っていた

しとしとと大人しく、音を立てずに

ただ、静かに降っていた

それはまるで、君が1人で泣いているように見えて

思わず、窓から手を伸ばした


『空が泣く』

9/16/2022, 1:32:27 PM

暑い。とにかく暑い。

この暑苦しい制服のせいか、マスクか、
いや、この日差しか。

空は私の心と大違い。澄みきった空。
雨でも降ってくれたら良いのに。
土砂降りの雨。もう、滝のような雨。
雨で全てが無くなればいいの。

あの人と別れた。別れを告げられた。
大好きだった人。今も大好きな人。

あぁ、永遠なんてないのか。
永遠に続くと思ってた。
終わりなんて存在しないと信じてた。

私、一緒に泣いてくれる人もいないんだ。
ひとりぼっちなんだな。

せめて、この空だけでも一緒に泣いてくれたらいいのに。

9/16/2022, 1:32:06 PM

お母さんが、雨の日は
死んだおばあちゃんが
会いにきてるんだって言ってた
カレンダーにも雨の日を書きこんでる

そんな事するなら
生きてた時に
もっと優しくしたら良かったじゃん
会いに行けば良かったじゃん

カレンダーのその字を見るたび
波立つ心

9/16/2022, 1:28:39 PM

空が泣く。

遠くの推しに逢いたいと
空が泣く。

ちょっとでも
自信がないと
空が泣く。

もしかして
嫌われたかと
空が泣く。

9/16/2022, 1:25:48 PM

空が泣く

もしも、上から降ってくる雫が、
誰かの涙だとしたら、、

雲が泣く時は、自分で抱えて苦しんで、
周りに誰も居ないように思えちゃって、
周りの事が見えなくなって、
どんどん黒くなって、、、
自分自身も黒くなっていく。
そこから降ってくる涙は、ここから見ても、 
少し憂鬱かな。
だから、傘をさしたくなるんだろう。

空が泣く時は、 
周りも明るくて、自分自身も周りに溶け込んでる。
ところどころ、白くなってて、
周り人たちとの思い出かな、なんて思う。
そこから降ってくる涙は、ここから見たら、
「綺麗だなぁ。」
なんて思う、自分がいる。
涙で、自分の体が冷たくなってしまうのは、
分かっているのに、
なぜか、
なぜか濡れてしまいたい自分がいる

だから、
雲が泣く時は、
苦しくて、辛くて、一人で陰で泣いてる
悲しい涙な気がする。

空が泣く時は、
努力が報われて、嬉しくて、仲間と一緒にいる
嬉し涙な気がする。

だから、私は、たくさん努力して、自分の心の中でいいから、空を泣かせてみたいな。なんて思う。

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雲が泣く→いつもの雨
「周りの事が見えなくなって」
→空が黒くなっているから
「自分自身も黒くなっていく」
→雲が灰色や黒に染まっているから
そこから降ってくる涙
→雨
空が泣いてる→天気雨
「周りも明るくて」
→空の色は、水色で明るい色だから
「自分自身も周りに溶け込んでる」
→自分も空だし、周りも空。同じ色。
「ところどころ白くなってて」
→白い雲
「自分の体が冷たくなってしまう」
→雨に濡れて、冷えてしまう。
「自分の中でいいから、空を泣かせてみたいな。なんて思う」
→実際涙は出ていなくても、心の中の空に、天気雨が出るほど、努力をして、喜びたい。

9/16/2022, 1:24:39 PM

もうすぐ死体になるような気がする。

もうすぐ ... 仮にそれは5日後であれ30年後であれ私にとってのもうすぐという意識であり ... 逆に、何打って変わった生涯でなくでも今私がもうすぐという感触を得ている事を私自身が主旨としているのだろう。

死体になる日まで何の期待も欲望も無いという場合なのであろう。

人は死を肯定してくれる瞬間を探し迷いながら日を捲り続けているのだと思う。

若い日、死は面前に無いが時という時を重ねては重ね老いも深くなれば気がつく事がある。

幾つもある。気になる物事を気にならないように施し務める事の連結というだけなのであると気付く。此れに恋も同じ。逆に愛はそうした感触また感情の全て削ぎ落とされた状態をいうのかも知れない。肌を滑る指先が誘う悪戯のような悦楽感を真実の愛は汚らわしさと捉えているのだと私は念う。愛は浄らかなる真水の如しものなのであろう。甘ければ毒。苦くても辛くても残念ながらやはり無論毒。愛は酸素のようでもあろう。無味無臭であってこそ愛だ。

もうすぐ死体になるような気がする。

それは私がこの世の一切に興味の悉くを失ってしまったからだ。

欲望の成れの果てという向こう岸でなかっただけ有難いが違う見方をすればそちらの方が気楽というジャンキーな幸せに包まって生きるという事を滲ませ誤魔化せられ続けられるのかも知れない。但、私はそういう得意になるオオバカヤロウが一番嫌いなのである。本当は世の中の為になり最も他に迷惑を掛けないのはそうしたオオバカヤロウなのだが私は一番嫌いなのである。

私はもうすぐ死体になるのだと思う。

私はこの世の中がきっと今、誰よりも嫌いなのだと思う。

この世の中に在って求めるものは何一つ無い。

唯一つすら無いのだ。

9/16/2022, 1:23:08 PM

あの子からもうすぐ帰ると連絡が入ったのでお茶を淹れる準備をしていた頃。ざぁっと地面を叩く音が響く。夕立だろうか。刹那、頭の中にある映像が流れ込む。

そうだ、あの子は雨が降ると時々泣いてしまうんだった。一度泣き出すと雨が止まない限り泣き続ける。

それを思い出した瞬間、玄関の戸ががらりと音を立てる。それと共に啜り泣いているであろう音も耳に入る。嗚呼、きっとあの子だ。

あの子は昔から、優しくて、感受性が人より豊かで、周りと少し価値観が違う子だった。

雨が降ると気分が沈むなどはよく聞く話だが、彼女の場合は
「お天道様が泣いている」
と言うのだ。雨が降っている状況を目の前にしてそんな事を思った事は生きてきた中で一度もなかったから、初めてその事を聞いた時は酷く驚いたのを覚えている。そんな風に物事を感ぜられる人がこの世に居たのかと。

そんな時、私は彼女を抱きしめてやることしかできない。そんなことでは彼女が泣き止まないと知っていても。

昔から、彼女のお天道様のような笑顔が好きだ。雨雲は彼女には似合わない。
「今日は、空が泣いていますね。」
返事の代わりに私の裾をぎゅっと握る彼女。愛おしい。愛おしい彼女の涙は今すぐにでも枯らしたいのに。

ねぇ、お天道様。私よく陰湿で地味とよく言われるのですが、貴方が笑って私を照らしてくれてるのが一番好きなんです。だから、そろそろ泣き止んではくれませんかね。

9/16/2022, 1:22:09 PM

【空が泣く】
空が泣いている

一瞬にして骸の山が積み上がった
その上で

時には赫く 
時には黒く

また 時には
宇宙まで連なった真っ白なきのこ雲を背負って

ぽろぽろとぽろぽろと
汚されてしまった涙を零しながら

木や花やそして 私たちの時間を溶かしながら

少しずつ されど少しずつ

空は泣いている

9/16/2022, 1:22:07 PM

043【空が泣く】2022.09.16

「空が泣く……って、そりゃあ、雨が降るってことだろ?」
いったいそのなにが不思議なことなのか、意味有りげな口調で切り出したアイツを、オレはそうさえぎった。
「そうですよ。たしかに雨ではありますね」
「雨ではありますね……って、なんだよ、そのふくみのある言い方は」
アイツは落ち着きはらってモンブランにフォークを刺した。一口食べた。美味で美味でたまらない、とでもいうふうに目をとじながら。オレもしかたなく、アイツが手土産で持参したモンブランを食った。たしかに、美味かった。きっとこれが高級洋菓子店の味ってヤツだ。しかし、オレは話の続きが気になり、パティシエの妙技の極みを味わうどころではない。
結局、アイツは一口一口、味わいを堪能するが如く、ゆっくり無言でモンブランを食べ続けた。つまり、オレは、アイツが全部平らげるまで待たされたってわけだ。
「教えたら一緒に来てくれますか」
コーヒーをすすりながらアイツはオレの目を真っ直ぐ見た。
「かなり過酷な探検にはなると思います。だからこそ、この話は、キミにもちかけようとおもいました」
オレはポーカーフェイスを保つのも忘れ、うっかり片側の口角を持ち上げて反応してしまった。アイツが言うのなら、その過酷は掛け値なしの過酷だ。
「オレ以外の誰も行けないところなら、何処へだって、オレは行く」
オレは急に生きている実感が湧いてきた。
「教えろ。どこでどんな雨が降るんだ」
アイツは地図と古文書のコピーを取り出し、とある箇所を指さした。
「ここに……空が泣くと黒い雨が降る、と書いてあります。実際に涙のように塩味もする、とされています。この現象は現実に起きているのか、起きているとしたら黒い塩味の雨の成分は何なのか、調査をしたいのです」
古文書の文字は見たこともないような絵文字だった。いったいどうやって解読できたのか、アイツのIQの高さについては、オレも脱帽するしかない。しかし……
「過酷と言う割には、調査したいことが、妙に……ショボくないか?」
すると、アイツがニヤリとした。
「それは表向きの口実です。ホントに潜入したいのは……」
知性をたたえた、と褒めるしかない端正な唇をオレの耳元に寄せてアイツが囁いた単語に、オレは目を見張った。
「正気かよ!?」
「正気ですよ。私はいつでも正気だったでしょう」
ソファにゆったりと腰掛けなおして、アイツは再び言った。
「一緒に来てくれますか……もちろん、来てくれるのでしょう?」
こういうときのアイツは、むかっ腹がたつほどイケメンだと思う。
「行くよ。とうぜん行くさ」
たぶん、いまのオレの表情は、ギラギラとニヤニヤでたぎり立っているはずだ。
「で、報酬は?」
アイツは小切手を取り出し、サラサラと数字を書き付けた。それはとんでもない桁数の法外な数字だった。

9/16/2022, 1:20:11 PM

空を見て誰かが言った。
「空が泣いてるね。」

そうだね。そういう風にも見えるよね。

でも晴れたような笑顔をしながら泣いてる人もいるんだよ。

草木のようにその涙が必要な人もいるんだよ。

9/16/2022, 1:08:13 PM

溢れ落ちる星たちを
誰一人とめるものはなし

ただ夜空だけが
それを見ていた


溢れる星の
落ちゆく星の
その一生の
その瞬きを


お題:空が泣く

9/16/2022, 1:08:08 PM

空が泣く
私は、
空を頼りに生きています。
空が晴れだと
空の写真を日々撮っている
君と一緒の世界
に生きている。
それだけで気分が上がる
長生きしてね

9/16/2022, 1:07:53 PM

今夜もまた雨。犯罪率は増加。街はボロボロだ。ここは負け犬の街。都会で一山当てられなかった奴らが行き着く、愛すべきゴミ溜めだ。大なり小なり、大抵の都会にはこういう所がある。だが、最も暗い闇は強い光によって生まれる。世界で最も治安の悪いスラム街は、世界最大の都市が保有している。ギャングの抗争、悪ガキどもの悪戯、薬物に武器の売買。あらゆる名前の犯罪がこの街に集結している。証拠はすぐに雨水が洗い流す。この雨を天の恵みという者もいれば、悪魔の災いと呼ぶ者もいる。どちらでもない。この雨は恨みだ。殺された者、奪われた者、犯された者。全ての犠牲者の涙が招いた復讐心の塊だ。涙は降り続く。病を呼び、街を壊していく。誰もが救いをもとめている。警察には任せておけない。俺がこの街を救う。どんな手段を使ってでも。

9/16/2022, 12:56:21 PM

明け方の5時。
ざあざあとした雨の音で目が覚めた。
夏の終わりの雨は朝から夜まで降り続けて、僕の心にも雲をかけるかのようだった。

全てがしっとりとしていて、気持ちの悪さを気にしないようにしながら制服に袖を通す。予備の靴下もしっかり持ってから。家に鍵をかけて、駅まではしっかり降っていたけれど。

学校の最寄りの地下鉄。傘をさす用意をしながら階段を登って地上に出ると。

そこではもう雨はやんで。きらきらした朝だったよ。


空が泣く

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