『秋晴れ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
雲一つない澄んだ空は美しくて怖かった。夜の海のように色の差異のない画一的な自然。一色で統一されたような広大な自然はどこか飲まれそうに感じる。自分の身体も澄んでいってその一部に溶けてしまいそう。美しさはそんな怖さを持っている。
いつも浮かんでいて多種多様な雲。それが一つでもあれば邪魔だと思わせる一面の青が物語る。いずれは雲一つも消えてなくなって最終的には空のみになると。雲はその物語の過程の存在でしかないように感じさせられた。
空に心を奪われていると目の前にイチョウの葉が舞った。去年もこの道のこの時期に同じ光景を見たことを思い出した。廻っている。そんな些細なことからぼんやりと円を描くような時間を感じた。いつかの終わりを目指すような一直線ではない時間の流れを。思わず立ち止まって少し考える。もしかするとこの円環自体が終わりのあり方なのか。延々と同じことが続く。それが終わりを示しているのか。
目の前に散らばるイチョウの葉。その葉脈はすべて同じようで違っていた。ただ線が平行に並んでるだけのように見えて所々2つに分かれた線模様が葉ごとに違った場所にある。直線から枝分かれした変化が。統一の中の非統一が。この円環は差異を含んでいる。
秋晴れ
あたたかい秋晴れなのに…
どうしてこんなに悲しいんだろう
あぁそうか…大事な人が居なくなるって
こんなに悲しいんだね。
わたし、秋って好きじゃない。微妙に暑いし寒いし、すぐに体がやられちゃう。夏だったら暑いねって一緒にアイス食べられて、冬だったら寒いねって一緒に肉まんを食べられる。秋ってそういうのないじゃん。
でもね、秋は晴れが多いから空綺麗だねって上見られて、ついでにあなたの顔を見られるから、大好きなんだ。
#秋晴れ
暑さが去って、体がほっと一息つく秋。湿度も下がって呼吸も楽になるし、空気が澄んでくる感じだ。
畑や水田、山の中にも実りが訪れる。夏とは違う活発さが静かに盛り上がる。
月は冴え、星も見えやすくなり、木々の色づきが明るさを放つ。
野の生きもの達も人間も、冬を越えるための支度を始め、空気が涼しくなるほど暮らしに暖かみが増えて来る。
大好きな人にくっつく嬉しさも深くなってくることを、秋晴れの空に想って幸せな気持ちも温度を増す。
今日の晩御飯は何にしようかな。炊ぐ匂い、煮炊きのぬくみ、あなたのまなざし。
豊かな季節 私は幸せ。
昨日、私は、ザッハトルテを食べました❤
私は、ザッハトルテに、ずっ〜と憧れを持っています❤
声優さんの平川大輔さんのボイスドラマを聴いて素敵だな〜と、想ったから(#^.^#)♫
平川大輔さんの声に夢を見ました〜(*´∀`*)✨素敵だな〜と、想ったの。
私も、平川大輔さんのようなオトナの恋がしたいな〜と、想った。
ドラマでは、カフェデラスでの、二人だった。
女のコが、カフェテラスが、恥ずかしかったのかな〜。
ー堂々としてろと、平川大輔さんが言った。甘〜い二人のドラマだった。(*ノェノ)キャー
ザッハトルテってどんなものかしら??と、想った。
友達が、近くに、美味しいケーキ屋さんがあるよ(^^)♫と教えてくれた。
私も、似たようなシュチュエーションだった。でも、一人。
窓際の席だった。
宝石のようなキラキラヒカル、ザッハトルテ。
私は、ワンドリンク制なので、カルピスウオーターにした。
一人という、緊張感が、あった。宝石のようなザッハトルテをフォークで、崩して食べた。
緊張をしていたので、平川大輔さんのことを想い出しながら、頑張って食べた。(^_^;)
甘〜くて、濃厚のチョコレートが口の中で溶けていくーー。
緊張しながらも、パクパクと、フォークが進んだ。
あと、もうちょっとという所で、カランコロンと、ドアが開いた。
主は、男性客とお話していた。
店内のお客は、私一人だった。
お客は、何個かケーキを注文して、一番最後に、私の食べている。ザッハトルテを注文した。
私の食べているのは、美味しいそうに見えたのかな。と想っ打りした。
ーーそこに、平川大輔さんは、いなくても私の目の前には、平川大輔さんと一緒なんだ(#^.^#)♫
平川大輔さんは、私に、違う世界なを見せてくれた。✨
カルピスウオーターで、中和して、会計をした。
なんか、ケーキ屋さんの主は、無愛想だった。
ーーでも、宝石のようなキラキラした夢だったザッハトルテを食べて、私は、胸の中はいっぱいだった。
バンプオブチキンのなないろの歌詞で、『笑ってくれない風景もある。』と、歌っていたな〜。
そんなの理解っていたつもり‥‥だった。
友達に、私は、ザッハトルテ美味しかったヨ〜(#^.^#)♫と、笑顔で伝えた。そんな私の秋の一ページだった。
終わり
秋晴れは心地良い。
いつも当たり前だけど、
なんだか今日の秋は特に気持ちが良いな。
秋晴れなんて言葉をわたしは普段使わない
良い天気か、悪い天気か
ただそれだけ
絶えず流れる雲の様子を
二度として現れることのない空の様子を
わたしは見逃し続けている
#秋晴れ
秋晴れ。
かなり最近に知った単語で、未だに使い所は曖昧だが、それはおそらく今日みたいな日のことを言うのだろう。
そう、直感で思った。
朝八時。
私は学生なため、平日である今日も学校へと向かっていた。
ふと、空を見上げると、白色なんて見当たらないような、何ともくっつかないような澄んだ青色が広がっていて、私を何も考えさせなくした。
なんとなく深呼吸がしたくなって、息をひとつ、深く、深く吸い込んだ。
ひんやりとした空気が肺を出入りした。
直後に鼻がツンとする。
そうか、秋から冬とは、これから乾燥し始めるんだ。
毎回同じようにやってくることなのに、毎回まるで初めてのように驚かされる。
去年の今頃をまるで懐かしむように記憶の引き出しから取り出す。
そんなひと時も、遠目に聞こえてくる学校のチャイムに打ち消された。
あ。
もうすぐ着くのか。
うーん、部屋に加湿器ってまだ置いてたっけ。と呑気に呟いている自分は、今日もおそらく充実するであろう一日を過ごそうとしていた。
「秋晴れ」
秋晴れの意味もわからず。
調べて、今日で少し偉くなった私。
毎日少しずつ学んでるんだなぁと実感。
明日から、外に出る時は秋晴れを感じて生きよう。
晴れだと
遊びたくて勿体ない
雨だと湿気でカビっぽくて
早く眠りたくなる
秋だから
晴れた日はツーリングに行きたくなる
今いい時期で
国道には
連日のようにバイク乗りが出没する
わたしはもう
バイクは卒業したから
愛車でドライブですね
【82,お題:秋晴れ】
秋と言ったらなんだろう?
読書の秋 スポーツの秋 食欲の秋 芸術の秋
さまざまな○○の秋があるけど、僕は
”焦燥の秋”
みんな進むのが早いんだよ、もっとのんびり肩の力抜いていこ?
ほら、今日の空も澄み渡っていて綺麗だよ
下ばっか見ないで、たまにはゆっくりしてみたら
オーキードーキーなある日の物語
僕はロサンゼルスのスローソン通りにある劇場に入る前から、酷くがっかりしていた。一枚10ドルのチケットを二枚買いながら、彼女に嫌われないよう、なるべく態度に出さないように努めるのが精一杯だったな。
本来、その日は学校でもそこそこ仲の良いジェミーと最新の戦争映画を観に行く予定だったんだ。だけど当日の朝、僕のとびきり美人な彼女、モルが『演劇を観に行こう』とデートに誘ってくれたのだった。君なら、そこそこ仲の良い友人と、とびきり美人な彼女、どちらを優先するかい? 僕は半時間ほど迷ったが、彼女の方を取ったね。やっぱり僕は男だからさ。
それで、デートで最後はキスでもできたらな、なんて下心を隠しながら、いかにも知的な雰囲気の服装で待ち合わせのバス停に向かったんだな。そしたらモルもすごく清楚な服でやって来たんだ。この時、僕は舞い上がっていたね。正直、演劇なんかより、こんな美人とデートできることが何より嬉しかったのさ。
そんでバスはスローソン通りの劇場付近に到着し、僕はそこで酷く頭を打ったような感覚になった。演劇のタイトルがシェイクスピアの『ヴェニスの商人』だったからなんだ。これにはこたえたね。まだ『千夜一夜物語』の方がマシだったろう。だけどモルときたら、楽しみで仕方なさそうなんだ。僕はかなり憂鬱な気分で劇場に入っていったね。
『ヴェニスの商人』の内容は知っていた。だからきっとつまらないだろうと、演劇を内心バカにしながら観ていた。あーあ、ジェミーと戦争映画を観たかったな。彼女の方はというとね、すごく熱心に観てるんだ。睡眠薬でもありゃ飲んで寝てしまおうかと思ったその矢先さ。
『お前の肉を1ポンドいただくぞ!!』
ユダヤ人の金貸し役の演技がものすごいのなんの、僕の憂鬱は一瞬で吹き飛んだね。まるでプロボクサーの全力のアッパーを食らったみたいになったのさ。それからはもう、僕は食い入るように劇を観ていたね。音楽もまた良かったんだな、これが。
いやあ、本当に良かったね、と劇場を出た後、カフェで彼女と語り合った。もう僕らは興奮しちゃってさ、夕方までカフェで雑談してその日は終わったんだけど、とても充実した一日だったよ。戦争映画は今度一人で観に行こうと思う。彼女との別れ際にしたキスがまた良かった。
いや、本当に演劇はいいよ。10ドルの価値はある。だけどそれをジェミーに伝えると、アイツ僕をからかうんだろうな。それでもいいさ。
オーキードーキーだよ。まったくね。
#1 秋晴れ
秋は四季の中で一番好き。
夏や冬のように極端に暑かったり寒かったりせず、春のように誰かと別れる寂しさが無いからだと思う。
朝、やや急ぎ足で仕事へと向かう道を、秋風が吹き抜ける。じんわり温まった身体がほどよく冷まされて、心地よい。
「今日はどんな一日になるだろう?」
期待と不安が入り混じった朝ならではの気持ちを、高く澄んだ秋晴れの空が包み込む。
大丈夫、なんとかなるよと背中を押してくれているような気がして、ほんの少し、足取りが軽やかになる。
さて、今日もぼちぼち頑張りますか。
見事な秋晴れだった。
いつも眠っているあいつが久々に目を覚まして「外に出たい」なんて言うものだから、青々とした空の下、二人で敷地内を歩いて回った。
暖かい陽気と心地よい風に包まれて、なんとも穏やかな時間だった。あまりにも気持ちの良い空だったから、あいつがまた眠ってしまわないかと不安になって、何回もその横顔を伺った。
「見すぎ」
そう言って笑った顔が、幼い頃の面影と重なった。ああ、ちゃんと成長してるんだな。なんて、ジジくさいことを思ってしまってちょっと恥ずかしい。誤魔化すように、わざと大きく咳払いをした。
明日も晴れたらいいね。そう言うと、あいつは少しきょとんとして、それから静かに微笑んだ。そうして空を見つめて、言葉少なに肯定した。
青空には白い筋がひとつ、長く長く横たわっていた。
秋晴れ
寒くもないし暑くもないちょうどいい気温
色付く草木もあってなんか不思議な感じするよね
でも秋が短く思える残暑が長引いて秋になったと思ったらもう枯葉になり木々が丸裸でもう寒いってなって
モノクロな冬になるし
その過程の刹那にあるのが秋晴れだと思う。
あと柿が美味しい焼き芋が美味しい温かいものが食べても暑くならないから食べ物に秋晴れは最高のスパイスだと思う…ほぼ後ろの文章が本音(笑)
眩しい黄色 黄緑 茶色い橙色
と
透明な遠い空
秋晴れ
日中仕事だから
特別天気の良さを感じることはないけれど
晴れやかで
蒸し暑くない
それだけでとても過ごしやすい。
風が冷たい。
冬の訪れを感じ始める
わずかな時間。
彼と過ごした8ヶ月は、色んな体験をさせてもらったの。
2人でご飯食べたり、ゲーセン行ったり、イルミネーションを見に、夏祭りに行ったり。
数え切れないくらいの幸せが袋詰めされていた。
身体だって彼に捧げたし、妊娠したらどうしようなんて心配もしていた。甘い言葉に誘われて、重低音のある声に興奮して…あぁ、気持ち悪い。
今となっては黒歴史というものだけど、なんだかんだ楽しかったよ。
ありがとう。
・忘れたくても忘れられない
遠くに、車のライトの灯りが見えた。みるみるうちに、それは真っ暗なトンネルを煌々と照らし出す。
乗っているのは若いカップル。その顔には、好奇心がありありと浮かんでいた。
女の方が、スマホを構える。長い髪を綺麗にセットして、メイクもばっちり。
それに比べて私はどうだろう。長さこそ彼女と同じくらいとはいえ、ろくに手入れもされていない髪はボサボサ。
ところどころ血がついて、カピカピに固まっていたりする。サイドミラーに、一瞬、自分の姿が映った。
落ち窪んだ眼窩。変な方向に曲がった腕。全身にまとわりつく、赤黒い血。
悲鳴が上がる。
本当に、私は、バカな女だ。
大好きだった彼氏に騙されて。
悲観して、自殺した、救いようのない女だ。
ああ、全部、忘れてしまいたい。
関係のない人々を、これ以上巻き込みたくない。
なのにどうして。
こんなに、憎いんだろう。羨ましいと、ずるいと、思ってしまうんだろう。
暗く、狭い車内で、カップルは恐怖に目を見開いて動かない。コントロールを失った車は、そのままふらふら、崖の方へ吸い込まれていく。
ドォン
背後でそんな音を聞きながら、私は思う。
好きだったんだ。騙されてもなお、大好きだったんだ。
例え偽物だったとしても、彼の笑顔を、思い出を、忘れることなんて、私にはできないのだ、と。
それは死刑宣告にも等しくて。赤々と燃える火炎を背に、私は自重気味に笑った。
飛行機雲が
高く遠いそらに
すんと爽やかな一文字を
描いていた
#秋晴れ