『私の当たり前』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
私の当たり前
人によって当たり前にできる事や没頭できる事はそれぞれ異なる
人をすごいなと思った事は意外にも本人にとって当たり前と思っている事が多い
秀でている、あるいは天才的なところは当たり前からきた習慣の延長線上にあると思う
当たり前の力は大きな飛躍を秘めている重要な素質の一つ
フラダンスを始めてすでに20年近い
今の先生は真面目で優しいとても良い方だ…
同じスタジオのフラ仲間も皆集まれば
60名程いるだろうか…
「私の当たり前」は踊る事だ
ハワイアンの曲を聴きながらドレスを
身に付けて踊る…
日常では決して見せない姿に変身して
非日常を楽しむ…
フラダンサー達が皆、知っているような
有名なハワイの方に歌い演奏をして頂き
踊らせてもらった事は私の一生の宝だ
私の最終目標は、地域の方の役に立つ事だ
仕事ではなく、健康作りのお手伝いが
出来たら、今までの20年間が少し活かせる
私ごときが…だから誰にも話した事はない
縁あって読んで頂いた方にカミングアウト
したいと思う…
《私の当たり前》
今回の復興予算会議は難航を極めている。
あの厄災から3年程経過しているとは言え、まだまだ完全復興には程遠い。綿密な調査の上使途を決定し、各所にきめ細やかな対応が出来るように取り計らうためにも、この質疑応答は重要な場面であった。
だが、今日の質疑は旧皇帝派から、内容は政務に関係ないプライベートなもので、もはや難癖と言っても差し支えないくらいだった。
公私共に後ろ暗いところは全くないと断言できる。しかし、皆に疑念を持たれていては話が円滑に進まないかもしれない。
そう判断し真摯に解答をしていった結果ヒートアップしてしまい、大幅に予定をオーバーしてしまった。
意味のないところで神経を削られた上に予算に関しては全く触れられなかった事もあり、普段に比べて僕の神経はささくれ立っていた。
それでもむやみに怒りを撒き散らしたくはないと深呼吸をして気持ちを鎮め、彼女を迎えたその足で共に自宅へ戻る。
道中も他愛のない話をしながら歩く。
落ち着いて話せているはずだ。普段から公務で慣れ親しんでいる状況だ。感情を隠すなど容易いもの。
そうこうしているうちに玄関に着き、扉を開けて中へ入る。
すると扉を閉めたところで、彼女が少し眉根を寄せた表情で僕の顔を見ながら立ち止まっていた。
「どうしたのですか?」
いつもはスムーズに入っていくのに珍しいものだと聞いてみると、
「あ、ごめんなさい、あの…。」
と、彼女が口ごもりながら聞いてきた。
「…もしかして今日、何か嫌な事がありましたか?」
彼女の言葉は躊躇いがちにぼかしてはいるが、ほぼ確信を得ているような視線を伴っていた。
何故だ。気付かれないように、いつものように行動していた。話せていたはずなのに。
細心の注意を払っていたはずなのに。気付かれまいと。傷付けまいと。
今までの自分がぐらりと揺らぐ。こんな簡単な事も出来なくなったのかと。
「…申し訳ありません。…何か気に触る事でも言ってしまいましたか?」
不安定な足場に立っているような心持ちで確認をする。
僕は、失敗してしまっていたのだろうか。
感情の制御も出来ないなど、国に仕える者として失格ではなかろうか。
誰も、傷付けたくはなかったのに。
酷く動揺し、自分でも分かるくらいに震える声で詫びれば、これまた慌てた様子で彼女は言った。
「いえ!ごめんなさい、そうじゃないです!何も嫌な事言われたりしてませんよ!ただ…」
ただ?
「…何かいつもよりずっと空気がピンと張り詰めたような感じがしたので…何かあったのかな、と…」
少し俯き、落とした声で呟いた。
「ごめんなさい、こんな事言って…」
どんどん声はトーンダウンしていく。
違う、違うんだ。謝らせたかったんじゃない。ただ僕は。
「…驚きました。」
要は勘が働いた、そういう事。
客観的な違いはない、本当に些細な事。
それを捕らえていたのか。捕らえてくれていたのか。
「まさか見抜かれるとは思いませんでした…本当に貴女は凄いですね、当たり前に出来る事じゃないですよ…。」
僕の弱った心を見つけてくれた嬉しさと怒りを隠し通せなかった悔しさが綯い交ぜになった複雑な思いでストレートに感じた事を告げれば、
「…私は、貴方の何事にも誠心誠意を持って冷静に取り組む真摯な姿勢の方が凄いと思います…。」
俯いたまま僕に顔を見せず消え入りそうな声で、彼女は褒めてくれた。
そんな事は当然だと思っていた。
いい加減は許されない。手を抜けば、必ずどこかで過誤になる。
感情に流されれば、いずれ必ず破滅する。
何事も落ち着いて、丁寧に継続してやってこそ価値がある。
僕にとっての当たり前は、彼女からは長所に見える。
彼女にとっての出来て当然は、僕には貴重なものに見える。
昼間の怒りはどこへやら。
僕はそっとかがみ込み、俯く彼女の顔を覗き見る。
耳まで真っ赤にして驚く彼女の表情に、自然と僕の顔は綻んだ。
私の当たり前
出来て当たり前…そして砕ける…
調子に乗ってガンガンやろうとして、立場を思い出す。
言われた通りにやれば終わるわけでもなく。
痩せなきゃいけないのになぜか増える。
極端から極端への振り幅が激しい。何事も。
自分から歩み寄っていないのに、理解を求める。
自分が出来る事は皆もわかると誤解している。
年齢かなりいっているのに、精神年齢が止まっているような行動。
思い出して、ケッと否定して乗り越えない事。
反省するが活かされない事。
私の当たり前_64
私には、小学生の頃から飽きるほどいつも一緒にいる友達がいた。彼女は何をするにも明るくてパワフルで、まさに太陽みたいな存在。毎日毎朝、同じ時間に「おはよー。課題やばくない?」といった決まり文句から一日が始まり、「またね」とお互い笑顔で終わる。これは誰がなんと言おうと、私たちの伝統だ。しかし、それもある夏の日、熱中症で彼女が学校を早退した日だけは受け継がれなかった。朝は何気なく見えていた白い雲や青空も、帰る頃には桃色の茜空へと変わっていた。絶対同じ空模様とは限らないが、私はこの空の下「またね」と交わしたい。そう心の底から思った。寂しさが混じり、変わらない通学路を通るにもペダルが重く感じて漕ぎにくい。当たり前だと思っていたことも、失うときは不意で一瞬だ。だから私はまた明日、いや明日から、私たちの伝統をこの大きく広がる空の下で受け継ぎ続けよう。この茜空にまた会えることを願って、「またね」。
私の当たり前
私の当たり前は、君 いつだって君が
側に居る事が私の当たり前なんだ
だから...私が側に居る事が貴方の当たり前になってると良いなあってささやかな
願望を抱いてしまう....
「おはよう~」君が起き出して私に声を
掛ける。
私も「おはよう~」と返す。
こんな何でも無い当たり前の日常が
君と一緒に居られる日常がいつまでも
続けば良い....
出来るだけ長く続けば良い....
それが私が心の中で願う
当たり前の願い事
だから 神様どうかこの願いを叶えて下さい。
いつまでも いつまでも彼と居させて下さい。
そうして 永遠に眠る時も彼の隣で
眠らせて下さい
他には何も要りません
当たり前だけをどうか永く
よろしくお願いします。!!
どうでもいいと、
誰とも関わりたくないと、
感情なんていらないと、
ただの機械でいたいと思っていた。
人と話すときなんて何も考えていなかった。
ずっと話を合わせていただけだった。
ある日、上辺だけの関係のなかで君に出会った。
最初はまた面倒が増えたと感じただけだった。
関わりが増えた分、面倒が増える
これが僕の当たり前でこれ以外はあり得なかった。
それでも君と話している時間は楽しかった。
いつも君と話すのを心待ちにしていた。
君のことをもっと知りたいとそう感じ始めた。
僕にとって君は他の人とは違うのだと思う。
これが恋かどうかは分からないけれど、
君とは少しでも長い間一緒にいたい。
常識、普通、当たり前。
これらの前に「私の」と添えることがそれこそ常識的であるとされる世の中の動きが強くなっている。
「私に限らずそれはそういうもの」という簡潔さがそれらの言葉の利便性であったが、それも失われつつある。
言葉の利便性と安全性はトレードオフの関係でどちらかに振ればどちらかは失われる。
今は安全性、つまり加害性の排除が重要視されており配慮のために利便性を犠牲にした言葉遣いが求められている。
しかしそういった流れに対して反動的に思うことがある。
そもそも物事を語るうえで多くは個人の主観でしかないのだから「私の」と付ける必要はないのではないか。そもそも受け手側もこれはあくまで個人の意見に過ぎないという大前提を踏まえて聞いているものではないのか。
そこまで考えても結局、他人の認識はわからない。結局どの認識の人にも対応できるよう「私の場合は」と添える。
見えない神の祟りにあわぬよう、祈りを込めるように。
私の場合は。
わたしのお部屋に迷い込んでしまった
しろい壁で静かに眠る黒い虫を
そおっとしておいてあげたいこと
灰色のコンクリートから生まれてきた
ちいさな草の家族たちを
わたしのとても大きな足で踏まないこと
お部屋のカーテンをうっかり開けてしまうと
眩しさで元気を吸いとられてしまうこと
まいにち
誰ともおはなししないこと
基本テレビは見ない
それが当たり前の生活
静かな音楽をかけて目を閉じる
たまにポッドキャストを聴く
コーヒーを飲む
フレンチトーストを齧る
パンケーキを頬張る
本を読む
家でカフェを楽しむ
それと
21:00時ぐらいには寝る
そんな生活が
私の当たり前なのである
結構
夜型の人も見えると思うけれど
私は起きて居られないので
寝ます
朝は6:00ごろには起きる
結構朝は機嫌が悪い
何故だろう
低血圧が関係して居るのだろうか?
難儀な自分である
最近じゃぁ俺の日本語も
中々板に付いてきて
「日本人並みになってきたなぁ」
なんて言われる
少なくとも日本での日常生活レベルならどーにかなるように成ってきた
ペラペラ とまではいってないがな?
当たり前だ!
俺は日本語しか喋れない
ただの日本人だ
俺の当たり前
「当たり前の事はないのは当たり前、とも限らない」。くらいの世の中ではなかろうか。
私の当たり前、いつも勉強の総合成績で
赤点を取らないことだ。
しかもノー勉に近い状態でだ。
偉いでしょ?
もっと誉めて。
愛して。
そして、また頭を撫でて
"いい子だね"
って言ってよ。
お母さん。
寂しいよ…。
[私の当たり前]
また今日も彼に近づく虫を排除しなきゃ…
彼は私だけで十分なはず…
それに、彼もベタベタ付きまとわれるのは面倒そうだし
「こんなこと間違えてる」…?なんで?
私は彼に近づく虫(女)を排除してるだけなのに?
これが、私の当たり前だよ…?♡
ただの一般人。から↓
絶対テーマ違うよね?これ…まぁ、あの…分からない人に説明するとですね…ヤンデレ?メンヘラ?ってことですね!絶対テーマと合ってない…(╥﹏╥)
【私の当たり前】
私にとっての真実と
あなたにとっての真実は違う
そのことに気が付いたのは
私の当たり前を
あなたに拒絶されたからだ
待ち合わせの場所
白い石を選びがち
約束の時間よりも
早くに到着をして
辺りをぶらりする
そんな時間が好き
待たせるより待つ
心の片隅にいつも
おかげさまの言葉
優しい響きが好き
当たり前はなくて
きっと奇跡の連続
いやもしかしたら
当たり前の裏側に
何かがありそうだ
朝食の目玉焼きに
違う調味料を選ぶ
とりあえずソース
そこから始めよう
『私の当たり前』
──ねえ、どうしていつも一人なの?
彼女との関係は、放課後の教室での一言から始まった。あの無遠慮な問いかけに、私は答えを返すことなく、ただ沈黙を貫いた。だって、一人でいることが私にとっては当然で、その理由を考えたことなんてなかったのだから。
それからというもの、彼女は何かと私に話しかけてくるようになった。
──どうして私の顔を見ないの?
うるさい。私には、その必要がない。
──どうして他人と話さないの?
分からない。それが当たり前だから。
──どうして当たり前なの?
分からない。
彼女と話すたびに、心の中のもつれが増していくのを感じた。もう次は話さないでおこう、そう決めた。
ある日、彼女は突然私の手を引っ張り、無理やり立たせた。拒絶の言葉は喉に引っかかったまま出てこなかった。
──当たり前って、なんだろう。
私の手には、新品の補聴器が握られていた。
“私”とは、名の売れた探偵だと
傲慢ながらも自負している。
この物語において私に求められているのは
“推理力”…ただ、それだけであり
逆を返せば、他は求められる事がない。
どんな小さな欠片であったとしても
見逃さない洞察力は場面転換に最適で
一見すると何処で使うのかも分からない様な
常人離れした知識量も探偵だからと片付けられ
行動力などは、そもそも視野にも
収まってはいないのだろう
日常生活などはミステリーが始まる前の
前菜に過ぎず、まともに過ごせる日は少ない。
とはいえ、求められる程の推理力は
伊達では決して無いと確信しているのだ。
だから、私の異常にも思える
この当たり前の世界を
“君”も享受しているのだろう?
ー 私の当たり前 ー
私の当たり前
朝。
コーヒーではなく緑茶を飲む。
主食はパンではなくご飯。
目玉焼きには醤油をかける。
私には当たり前の事でも、
貴方には、有り得ない事みたいで。
仕事では、5分前行動。
上司には絶対服従。
サービス残業は普通の事。
私には当たり前の事でも、
貴方には、信じ難い事みたいで。
私の当たり前は、
貴方の当たり前ではない。
だからこそ。
私には、貴方と過ごす事が、
刺激的で、魅力的なのです。
ですが。
何時の日か。
貴方の隣に居ることが、
私の当たり前になれば…と、
願わずには居られません。
こんな事。
貴方には、決して言いませんけれど。
私の当たり前が崩れる前に今日あなたとここでさよならをする
今までありがとうと言い放った言葉たどこか迷いがある
けれど私は決めたこんなクズ私には必要ない