神様へ』の作文集

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神様へ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

4/14/2024, 1:37:30 PM

神様へ。

本当にいるんですか?いるのなら。
こんな報われない人生の意味を教えて下さい。

いつまで戦いを続ければいいのですか?

どうしたら、
私達の前から悪人は消え去ってくれますか?

どうして、優劣つけるのですか?

貴方を信じ続ければ、私達は救われるのですか?

神様のふりをした偽物をどう思いますか?

意味のある出会いだったのですか? 

試練ばかりの人生はなんの為の経験値ですか?

               人間より。

4/14/2024, 1:33:27 PM

あっはっはっ!
気まぐれな神様は、愉快に笑った。
もう動かない男を胸に抱き、泣きながら必死になにかを願う女の前に姿を現して。
だが、女は泣きすぎて視界がよく見えないのだろう。
願うことに必死で、笑い声も耳に届かなかったのだろう。
そんな愉快な神様に気づくことなく、また、その願いを思いのままに叫ぶ。
叫びすぎて、女の口から血が流れてきたとき、
神様はゆっくりと女の前に屈んで、そっと涙を拭った。
ようやく"神様"に気づいた女は目を見開いた。
だが、涙だけは止まらなかった。
『僕はねぇ、バッドエンドが好きなんだよ』
それも、こういうバッドエンド、ね。
女は止まらない涙を無理やり拭い、その目の前の"誰か"を訝しげに見る。
『でもね、』
『ハッピーエンドも、同じくらいに、好きなんだ』
女は目の前にいる者の正体に気づいた。
それも、疑うことなく、受け入れた。
『正直言って、これは、僕も予想してなかった"バッドエンド"なのさ』
だから、特別にこの結末、塗り替えてあげる。
なにをいっているのか、わからなかった。
でも、もし、そんなことが可能なら…

女が願ったものは、例え神でなくともできることだった。
やっぱりその男を生き返らせて欲しいとか?
いーや、こんなことが起こらないように過去を巻き戻してあげようか?と悩む神様の前で、女は願いを言う。
それも、最初とは違う願いを。


「私も、この人と共に死にたい」
殺して欲しいと、女は願った。
それはとても枯れていて、普通の人なら聞き取れないような声だったが、神様にはきちんと届いたらしい。
神様は驚くこともせず、悪戯げに笑って問う。
『それはなぜ?』
「…だって、大切な者の死を今現在感じて、
ずっと、心の底から愛しているこの人の冷たさを感じて、生きていくのが、怖くなったの」
「…例え時間が巻き戻ったとしても、大切な人を失うのは、もう、耐えられない」
だったら、この人と共に死に、死後の世界なんてところで、幸せに過ごしたい。

それを聞いた神様はふっと男に目をやって、また悪戯げに笑った。
『ふふふ、わかった。いいよ』
その願い、聞き届けた。









幸せそうに眠る女と少しばかり悲しそうで、でも幸せそうに笑う男の冷たさを感じて、神様はひとり呟く。
『こういう結果も悪くないね』

これがハッピーエンドなのか、バッドエンドなのか、
決めるのは、一体誰だろうね?
気まぐれな神様は愉快にわらった。

4/14/2024, 1:33:05 PM

とても冷たい雨の降る日に
神社にお詣りした

参道のまわりには
たくさんの鹿がいて
寒さに震えながら
食べものを求めていた

神さま、御使いの鹿たちが
雨に濡れてとても寒そうです
どうかあのこたちが凍えぬよう
毛皮をもこもこに増やしてあげてください

ぱんぱん、と手をたたいて
真剣にお願いしてきたところ、
神さまはもこもこ毛皮にするかわりに
いつもよりあたたかな春にしてくれたようです



「神様へ」

#391

4/14/2024, 1:32:51 PM

神様へ

 私は神様の存在を
 肯定も否定もしませんが
 もしいらっしゃるのなら

 よろしければ
 これからもそんなあやふやな存在でいてください
 
 とりあえず今は
 私は自分の力で生きたいです

 いつか
 私が何も信じられなくなった時
 そっと現れて私を導くかのような
 そんな存在でいてくださったら嬉しいです

4/14/2024, 1:31:40 PM

神様へ。

僕が先に逝くことになっちゃったけど、どうかあの子がこの先幸せに暮らしていけますように。
僕の代わりに、あの子のことを護ってくれる誰かが現れますように。
きっとそんなことをあの子が望むだなんて思えないけれど。
でも、あの子はひとりじゃ生きていけないから。
僕がそばにいてあげられなくなってしまった以上、他の人間に頼るしかありません。
僕への悲しみひとつ分を楽しい思い出に変えてあげてください。
あの子の優しさを、どうか汲み取ってあげてください。
そしたら僕は安心して旅立てます。
いつまでもこの世界をふらふらしていたくないから、どうかどうかあの子のことをよろしくお願いします。

4/14/2024, 1:29:09 PM

「神様へ」

都合の良い時だけ、挨拶と感謝を述べてすみません。
祈る対象ではなく鏡に映る私のような存在なのです。

4/14/2024, 1:28:13 PM

いつかこのふざけた世界を潰してやるから、首洗って待っとけ。

4/14/2024, 1:26:39 PM

神様へ

神様が本当にいて、人間を見ているのなら。
私の、この願いを聞いてください。

あの人の人生を奪わないで。
あの人は、他とは違う。
本当に優しい人なんです。
私の声にも気づいてくれた。私に自信を与えてくれた。
あの日、私は大好きな姉を亡くしました。
あの声を、姿を、性格を、匂いを、思い出を。
忘れるくらいなら、私が姉を生きようとしていた。自分を殺して、姉を生きようとしていた。
それをあの人が…彼が、止めてくれた。
彼は、もうすぐ死ぬ運命にあります。
神様、私はどうなっても構いません。
彼を、助けてください。

✂────────────────────

「あ、彩葉」
「…匠海さん」
「…彩葉、お前、俺が死なないよう、神様に願ってくれたんだな」
「え…」
「神様に教えてもらった」
「そ、そうなんですか…」
「…ありがとう」
「う…」
「じゃ、もう会わないわ」
「え…?」
「お前を止めたのは、俺の命を助けてもらうため。あと、お前は透香には似ても似つかないから。助けてもらった今、お前はもう必要ない」

✂────────────────────

神様へ

あの人を懲らしめてください。
私を利用したあの人を。苦しめてください。
私の怒りは到底収まらないです。

✂────────────────────

「きゃあああっ、看板が落ちてくる…!!」
ドサッ
「男の子が下にいるぞ!」
「いやあっ、匠海くん!」
…ありがとうございます、神様。
神様はやっぱりいました。

4/14/2024, 1:26:26 PM

重い。

「俺には自由も無いわけ?ふざけんなよ笑、バカも休み休み言え。」

あぁ、私は毎回こうだ。

恋人が出来ると、どうしても重たくなってしまう。

不安なことばかりで束縛とか色々と相手の気持ちにも寄り添わずにしてしまう。

今日もまた、恋人と喧嘩をしてしまった。

「え、あ、いや…」

だけど…だけどさ。

私も思うんだ、いつもこうやって喧嘩をしてると。

「お前の愛が軽いだけじゃねぇの?笑」

4/14/2024, 1:25:29 PM

「神様へ」

・僕をかっこよくしてください。
・僕の頭を良くしてください。
・お金持ちにしてください。
・運動ができるようにしてください。

これで、大好きなあの子に、、
振り向いてもらえる。
僕は神様へお願いをした。
人からは、
「望みすぎ。」「贅沢。」
など言われたけれど、
結局叶わないのだから何を願ってもいいだろ?

でも一つ誤算があった。
その望みが叶ってしまった。
その誤算はとても嬉しくもあり、とても酷いものだった。

彼女は、俯き。言った。

「今までの君が好きだったよ。」

4/14/2024, 1:25:23 PM

神様へ


   全ての生き物に
        幸福を―

4/14/2024, 1:25:14 PM

神様へ

見えないところに真実が
隠れているのでしょうか?

隙間を見つけ出し、
その隙間から見えない
部分に潜りこんで、
ほんの少しの光りを
見つけてください…

希望…
ほんの少しの光り

些細な見過ごしている
部分に焦点を当てて…

神様へ
お祈りします…

4/14/2024, 1:24:32 PM

どうか

どうか

もし神様がいたら

お願いします

私の全てを賭けるから

この願いを叶えてください

どうか

どうか

この願いという手紙が

神様へ届きますように

お題『神様へ』

4/14/2024, 1:24:29 PM

神様って本当にいるのかな

いたとしても、多分いい子にしてたらお願いを叶えてくれるとか、そういうんじゃない気がするな

もしもいるなら、僕ががんばっているところも、あいつがズルしているところも、ちゃんと全部見ていてほしい

だって僕は、誰にも知られなくても、報われなくても、本当にがんばっているから

もしも存在するならば、神様、どうかただそれだけを見ていてください

4/14/2024, 1:23:28 PM

お題: 『神様へ』


神様は、不平等だと思いますか?


よく人が嘆くのを聞く。
この世は不平等だ、と。

そんな"概念"を"神様"と置き換えているのなら、私たちで覆そう。
その為には、どうしても今を生きなければならない。

私たちの生きる現代は、偏見や対比や差別で、苦しいことに揉み流されそうになることもある。

だが、そこを敏感に捉えている貴方は、その正義感の強さでそんなことを放っておけるのだろうか?

どうか、生きて。

生きていたら、神様を殺せる。

4/14/2024, 1:23:07 PM

「あらあら、まあまあ」
手元にある何千枚もの手紙を、彼女は嬉しそうに眺めていた。
彼女のもとには、毎日子供から大人まで、様々な人からの手紙が届く。それを日がな一日眺めるのが、彼女の日課である。
「今日も素敵なお手紙ばかりねぇ」
じっくり一枚一枚、彼女は読んでいく。
どれだけ時間がかかっても、届いた手紙は全て目を通す。そうして、全てに目を通し終わったら、彼女は外に出る。
「それじゃあ、叶えてあげましょう」

彼女は、夢の神様。素敵な夢を叶えてあげるのが、彼女の役目。
今日も彼女のもとへ、『神様へ』から始まる夢の手紙が届く。

4/14/2024, 1:22:08 PM

「神様へ」

今まで声すらも届かないと思っていたのに
今は手も届くほどの距離にいる。
そう、私は…。

【#58】

4/14/2024, 1:22:02 PM

"神様へ"

 早朝の散歩中、小さな神社の前で足を止める。
 ハナに出会う前、通る度にお参りしに来ていた神社。
 まるで外界から切り離されているかのような出で立ちの鳥居と、奥にある小さな本殿と、その二つを結ぶ参道。まるで自然の要塞のように、周りを木々が鬱蒼と茂っている。
 久しぶりにお参りして行こうと鳥居の前に立ち、礼をする。先程までぴょこぴょこと歩いていたハナがピタリと動きを止めて、俺が端の方に移動して進むと、慎ましやかな歩きで俺に合わせて歩を進める。
 ここが神聖な場所だと、本能で理解したのだろう。
 短い参道の端をゆっくり歩きながら賽銭箱の前に立つ。財布から十円玉を出して賽銭箱に投げ入れ、中に入ったのを確認すると上からぶら下がっている縄を手に取り大きく振って、上に付いている大きな鈴を鳴らして、静かにゆっくり二礼。
 上体を起こし、ぱん、ぱん、と小気味良い拍手を二回鳴らす。手を合わせ目を閉じ、顔を伏せる。聞こえるように丹田に力を入れ口を開き声帯を震わせる。
「ハナがこれからも健やかに過ごせますように」
 自身の声が小さな神社の中に響き渡る。自分でも驚く程に良く通る声だった。
 そしてゆっくり一礼。
 上体を起こして背筋を伸ばし、足元で置き物のように静かに待つハナを見据える。俺の視線に気付いたのかこちらを見上げてきて、ハナと俺の視線がかち合う。
「みゃあん」
 ハナの鳴き声が、微かな木の葉の擦れる音と共に響く。
「散歩の続き行くぞ」
「みゃん」
 ハナの返事を聞いて身を翻し、再び参道の端を歩き鳥居の外に出て、散歩を再開した。

4/14/2024, 1:21:50 PM

この世界では、一人ひとり
名前があって、過去があるのに、
私は私の人生の視界でしか
この世界を切り取れない。

神様へ、と宛先にする神ならば、
その神もその神の視界でしか
この世界を切り取れないだろう。

#神様へ

4/14/2024, 1:21:09 PM

拝啓

やわらかな東風が街を吹き抜け、桜が花を咲かせる季節となりました。如何お過ごしでしょうか。

さて、この度は突然手紙をお送りすることになり大変申し訳ございません。貴方様はきっと十五年前に喧嘩別れした幼馴染からの手紙に驚いていることでしょう。至極勝手なことではありますが、私のなかでやっと整理がついたのが今であったのです。この手紙は所謂懺悔の、謝罪の手紙であります。なにぶん普段手紙など滅多に書かないものですから、拙い文章であるのはどうぞご容赦ください。

15年前のことは、今でも克明に覚えております。思い出にふける前に、あの頃の私の事情をお話しておきましょう。
私は至って一般の家庭に生まれました。ひとつだけ他と違ったのは、私は家族でいないものとされていたことです。飯は出てきました。学校にも行かせて貰えました。しかし、あの家に私はいませんでした。話しかけても無視され、ただ机の上にお金だけが置かれているような生活を送っておりました。
そんななか、貴方様と出会いました。貴方様は私を見つけてくれました。何でもできて、何でも知っていて、皆に好かれていて、そして皆を好いていた。そんな貴方様は私をいつも助けてくれました。腹が空けば菓子をわけてくれ、勉強が分からなければ教えてくれた。貴方様は、私の神様でした。
私は貴方様に報いたくて必死の努力をしました。テストでは何回も100点をとりました。体育大会では優秀な成績を収めました。それもこれも神様の隣にいるためでありました。人々は私を褒めましたが、私はちっとも嬉しくはありませんでした。私は貴方様に褒めてもらえればそれで良かったのです。
高校二年生になるまで、すべてが順調でした。貴方様の隣は何時だって私だった。私達は学校でも優秀な二人組として有名でしたね。その所為か、よく告白を受けました。私は勿論全て断っていました。当然貴方様も全てお断りしていると思っていました。博愛の貴方様がひとりに尽くすなんて有り得なかった。私でない誰かが貴方様の隣にいるのなんて考えられなかった。
貴方様は私を裏切りました。いえ、私が勝手に裏切られました。貴方は何も悪くは無いのです。恋に浮かれた貴方を私が酷く非難した時、貴方は言いました。「神様みたいな君には恋なんて理解できないのだろう。」と。私はその時貴方が何を言っているのか分かりませんでした。神様は貴方だと言うのに、貴方がそんなことを言ったのが信じられませんでした。
結論から言えば、貴方は神様なんかではなかった。ただ一人の人間でした。こんな簡単なことを飲み込んで、消化するまで十五年もかかってしまいました。あの時の非礼を謝罪させてください。申し訳ございませんでした。

誠に勝手な申し出ではございますが、次の連休にお会いしたく存じます。場所はあの喫茶店で如何でしょうか。ひとりの人間として、貴方と語らいたいのです。つきましては、この手紙の返信をいただけないでしょうか。もしよろしければ、都合のよい日時を教えていただけると幸いです。
春とはいえまだまだ夜は冷え込みますので、どうぞお身体にはお気をつけてお過ごしください。

敬具

『拝啓、神様へ』

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