『神様だけが知っている』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「宮司。兄者が来るから、我はいない事にしといて」
いつもの無茶振り。聞こえない振りをして、境内の掃除に専念する。
面倒くさい。頭の中の藤が嫌そうに溜息を吐いた気がした。
「おい、駄狐…そうか。我、急に神様らしい事をしたくなったなぁ。手始めに、駄狐とあの娘の縁を焼き切って、二度と会えなくして、」
「やります!やらせて頂きますっ!」
「最初からそう言え。馬鹿狐」
全くもって横暴で傲慢な神である。元々は化生として封印され、祭り上げられた神なのだから仕方ないのではあるだろうが。確か、朝敵として国一つ滅ぼしかけたとか。
そんな詮無い事を考えながら、手にした箒を片付ける。
「そんなに会いたくないのであれば、会いたくないとはっきり伝えればよろしいでしょうに」
「は?我、兄者に会いたくないなんぞ、言ってないが?」
何を言う。毎回、何かと理由をつけて会う事を拒否しているのは貴様だろうに。
胡乱げな視線を向ければ、腕を組み舌打ちをされた。
「今の我の姿を見たら、兄者が気に病むだろうが!悲しげに「ごめんなぁ、守ってやれなくて。駄目な兄ちゃんだな」とか言われてみろ。それだけで国一つ滅ぼせるわ!」
別に言われた所で、そんな物騒な考えは出てこないが。それにどちらかと言えば、毎回弟に会えず去っていく、その寂しげな背中を見ている方が哀れみを誘うが、それは気にはならないのか。
「そも兄者は弟妹《きょうだい》に、心を砕き過ぎる。長子である事を寄す処にしているにしても、もっとこう、我儘になるべきだ!我らの意思を尊重して己の気持ちを押し込むなぞ、言語道断!もっと己の意思を押し通せ!長子であり長男なのだぞ!あれか、生まれを気にしているからか」
やってしまった。一度こうなってしまったらしばらくは止まらない。放置しても良いが時折こちらに話題を振られる為、この場を立ち去る事も出来はしない。
仕方なしに静かに社へと移動すると、上り口に腰を下ろす。
茶や菓子の一つでもあれば、少しは気も紛れるというのに。今日に限って何も持ち合わせていない事に、己の運の無さを嘆いた。
「産まれたい、生きたいというのは生きとし生けるものすべての本能だろう!それ以前に父上母上からその生を望まれ、兄者は応えた。誉れと思いこそすれ、何を負い目に感じる事があろうか!…おい、ちゃんと聞いているか?駄狐」
「はいはい、ちゃんと聞いていますよ。他の何よりも、誰よりも、お兄様がお好きで仕方ないのですよね」
「何を言っている。しっかりと話を聞いていろ、駄狐。我は兄者だけでなく、他の弟妹も等しく皆愛しているぞ?」
当然だろう、と告げられた言葉を鼻で笑う。
愛などと口にするが、長兄とは反対にその愛に行動を伴わない。言葉にするだけの愛ほど、浅ましいものはないだろうに。
千里眼を持つこの神の場合は特に。動けば結果が大きく変わるものは数多あっただろう。
姉の行方然り。弟の苦悩然り。末妹の欠損然り。
「我が何もしない事が不満か、狐?視えたもの、視えているものに対して、黙したままでいる事を愚かと断ずるか」
「さぁ?ですが愛すると言葉にして救われるものなど、何一つないと思いますけれど」
「そうだな。だが、」
呟いて、目を閉じる。
随分と静かになったが、何を考えているのか。その表情からは何も察する事は出来ない。
「これ以上の最良を、我の眼は視る事は叶わなんだ」
目を開け、微笑う。
「銀花が応えたのが鵺の兄弟だったからこそ、眼を含んだ三つで済んだ。銀花の眼は我に近しい故、あのままでは呑まれてしまっていたからな。一つならば己を保つ事ができよう。姉者らは現状このままが良いのだが…寒緋はもう耐えられんからな。姉者と共に行かせるとしても、時間稼ぎにしかならんだろうし…姉者に暫し耐えてもらうしかあるまいな」
先程とは異なり、誰にでもなく静かに語るそれらの意味を正しく理解する事は難しい。
そも己に関係のない兄妹の話をされても、である。
どうしたものかと内心で悩んでいれば、不意に視線が交わった。すべてを見通す金の眼が、不機嫌に歪む。
「時に、狐」
「何でしょうか?」
「いい加減、亡骸を荼毘に伏す事を覚えろ。これ以上娘と近くなれば、誤魔化しが出来んぞ」
何を言っているのか。あの子と近くなる事の何がいけないのだろう。
「魂魄は流転するものだ。だが同じ繰り返しを嫌い、前の世から離れて新たに生まれようとする…この意味が分かるな?」
「…ですがあの子は、常にこの地で生まれます。ワタクシと縁が繋がっているからではありませんか?」
縁を結び、繋がっているからこそ、こうしてあの子はここにいるはずで。
そう告げれば、不機嫌に歪んだ金が呆れた色を乗せ瞬いた。
「阿呆か。縁なんぞ繋がりが見えるだけで、結びを引く事なんぞ出来んわ」
「…では何故?」
「誤魔化したと言っただろう?娘の痕跡を狐ごと隠し、魂魄を引き寄せてこの地に生まれ落としている。だが隠すのも限度がある故、荼毘に伏す事を覚えろと言った」
何故。
本当に何故こんな手間のかかりそうな事を、この横暴で傲慢な神がするのか。あれだけ駄狐だのなんだのと呼び、無茶振りを平然としてくるのに。
「何だ、不満か?ならば次からは手を出さないでおくか」
「手は出して下さい。これからもずっと。あと出来れば、あの子にもう少し好意を持ってもらえるようにしてほしいのですが」
思わず本音が出る。
仕方ない。最近は表面上は好意的でもどこか壁のようなものを感じて、少々寂しかったのだから。
馬鹿にされる事も覚悟の上であったが、先程までの不機嫌な金は鳴りを潜め、穏やかに笑みの形に細められる。
「お前の望みは常に娘に関する事ばかりだなぁ。だが我に出来るは、魂魄を引き寄せる程度の事。好意なんぞお前の態度次第だ。少しは素直になる事だな」
素直になれたら苦労はしない。けれどそれを言うほど野暮でもなく。
仕方なしに一つ頷く。
それを見て、目の前の我儘な神も同じように頷いた。
「さて、そろそろ兄者が来るな。我はいない事にしといてくれ」
「アナタ様こそ、素直になればよろしいでしょうに」
「何か言ったか。駄狐」
いいえ何も、と首を振る。
社に戻る神の背を見送り、立ち上がる。
本当に面倒くさい神だ。
一つ息を吐き、振り返る。
近づく彼の兄に笑みを浮かべ。
彼が何か言うよりも先に。
「申し訳ありません。アナタ様の弟君は、いない事にしてほしいと社にお篭りになられました。何でも、今の姿ではアナタ様のお心を痛めてしまうのでは、とお考えになられたようでして。御衣黄《ぎょいこう》様はそれ程お兄様を敬愛しているようですね。先程も、」
「馬鹿っ!それ以上言うな!この、駄狐が!」
慌てたように社から出た神と。
泣くように笑う兄と。
成り行きを見守る末妹と。
兄妹の語り合いを暫し見てから社務所へ向かう。
茶の一つくらいは出してやろう。話は長くなるだろうから。
初めてあの神を出し抜けた事に、尾が機嫌良く揺れる。
気掛かりは、一つ。
彼らの長い語り合いの中で、国が一つ滅ぶような話題が出ないよう願うばかりだ。
20240705 『神様だけが知っている』
神様だけが知っている
神様だけがしっている
僕は後先短い人生、だからこそ強く生きようと思っていた矢先...!
「息子さん、あと一週間もないかと。」「そんなっ.....」
余命宣告されちゃった。
残り一週間...友達も好きな人も、なーんにも出来なかった10年間、お空に行って会えるのはきっと神様だけだろうな〜、なんて、、
「わっ」ぁ、人とぶつかってしまった...『すみません!!、大丈夫ですか..?』「うん!大丈夫だよ、君は?」『わ、私も大丈夫です!!、失礼しました!』ぉお、ボル○みたいな速さだ
「いちにちいっぽ、みっかでさんぽ、さーんぽすすんでじゅっぽ下がる〜」散歩はいいなぁ、日にあたって、新鮮な空気を吸って、生きてる〜って感じする、この瞬間が一番幸せ...。『あの、隣座ってもいいですか..?本読んでゆっくりするだけなので...』「うん、いい....君って!」『ふふ、昨日はぶつかってしまってごめんさい。』「あやまらないでよ!、僕だって」『いえ、私が悪いんですよ笑』
ペラ ペラ 小鳥のさえずりと本をめくる音が心地よき〜....「...ねぇ君って名前はなぁに?」『私は夏目 神夏、あなたは神陽くんですか..?』「ううん、僕は七瀬 陽!、よーちゃんって呼んでね!」『じゃ、じゃあ私はかんな、、いや、かーちゃん?』「かんちゃんなんてどうかな?」『わぁ!可愛い!それがいい!』「笑」『私たちもう友達だね!』....「うん!!」
「ママ!、今日ね今日ね!!初めて友達が出来たんだよ!!!」「よかった...わねぇ....!」「も〜泣かないでよ笑」
『ぁ、お父さんあのね!』『悪いが父さん忙しいんだ、また明日来る』『....そうだよね!ごめんさい...。』
「一週間ってあっとゆう間だね、」『ぅん....ズビッ』「泣かないでよ笑、今日が死んじゃう日って言われてるけど僕まだ元気だし笑」『よーちゃん....死んじゃっ、、やだッ"、、、、』、、、「僕だって死ぬの怖いよ、でもねかんちゃんが笑ってくれたらまだ生きてられるんだって明るい気持ちになれるの。だから笑ってよ、、、」『っ...ごめんね...』「...こーゆー時は、ありがとうって言って欲しいな、ごめんよりもありがとうの方が自分も明るくなれると思わない?」『...ごめ.....ありがとう!』「うん!」
「〜〜♪.....〜」『よーちゃんおはよ!』「!、かんちゃん!おはよ!」『今日はこの本呼んであげる!』「やったー!」
「〜〜♪....」『よーちゃん....おはよ!』「かんちゃんおはよ!」『昨日ね!!お父さんがね!!』
「〜♪」『よーちゃんおはよ....!』「かんちゃんおはよ!!」『、、、、ズビッ..』「え!?、かんちゃんどうし『よーちゃん....今日で三日目だよ...早く起きてまた遊ぼうよ...!』「....ごめんねかんちゃん、...僕もう行かなくっちゃ、ごめんね」
「ごめんね」『!?.....最後はありがとうって言ってよ....』
「あれ...痛かったところが...?」ふふ、よく来たな若人よ「...かみさ...ま?」『...そうだよ、よーちゃん』「...なんでかんちゃんが...?」『私ねずっと昔に死んじゃったの』
『けほっけほっ...』「大丈夫?、」『あなたは..?』「僕は神陽!君は神穂?」『私は夏木だよ?』「そっか!」
『あれ、私死んだんじゃ..?』「...おかえり、夏木」『え、ようちゃん..?』「僕はね、元々神様なの、でもね、悪いことしちゃったのだから君と代わりばんこで神様になるの、僕が死んだら夏木が神様になって、夏木が死んだら僕が神様になる、で生まれ変わった人間の方は記憶をぜーんぶ無くしちゃう。」
『次は陽ちゃんの番だよ、』「ま、待って!」『?、神様になるの嫌..?』「そうじゃなくて、これ何回目の入れ替わりなの..?」『だいたい十桁は超えてるんじゃないかな?』「そんな...」『なんで悲しそうな顔するの?』「だって...悲しくならない...?....ずーっと入れ替わって大人になることも出来ずに死んで生まれて、死んで生まれて...」『...私はこれでいいの..』「なんで...?」『だって私は元々、!!ただの人間で人生に絶望してた!!、、だけど、神様のあなたに助けてもらった、、生きる意味を貰った!!......まだ死にたくないッ....死なせたくないッ...!!!』「...じゃあ僕に神権を譲らなきゃいい、そしたら変えられるよ。このループ」『なんでわかるの..?』「全部思い出したから、君とのキスとか思い出とか、神様の仕様とか...」『///...よーちゃん....でも神権を譲ったらよーちゃんは?...』「僕も新しく生まれ変わって君と一緒に過ごすよ!」『!!、、、じゃあ、、このループ』
終わりにしよう
『うぅ.....はッ!!、よーちゃん...?』 よーちゃん!.....よーちゃん....! 『すみません!!、、七瀬 陽って知りませんか..??』 『七瀬 陽って知りませんか?』 『すみません!、七瀬陽って...』 『よーちゃん!!』「誰?」『あ、人違いでした、』 『すみません..』『すみません..! 』 『ごめんさい...』 よーちゃん....どこ?....
七瀬 陽の命と引き換えにこの自己中的なループが終わったことは
神様だけが知っている。
【逢瀬】 それは神様だけが知っている2人だけの時間。
神様だけが知っている。
私たちを取り巻くすべての“縁”、“人生”。
出会うこと、別れること、生活の選択肢。
視えない力に引っ張られながら、同時に私自身の力と共に、進んでいく。一歩でも、半歩でも、進めなくても。神様は、私たちが生きてることを頑張っていると知っている。大丈夫。きっと、繋がってることを神様は知っている。
私の友達はかみさまみたいだった
何でも知っていて何でも教えてくれた
「ちょっと長生きしているだけだよ」と
私と同じ目線で頬をかいていた
私はその子が大好きで
村の人達もきっと皆大好きだった
ある日その子は言っていた
「分からないことだってあるんだよ」と
何が分からないのと聞けば
「秘密なんだよ」と
困って笑っていた
ある日その子は言っていた
「今晩は決して誰も外に出てはいけないよ」
その子はいつも正しかったから
みんな暗くなる前に家に帰って
固く固く鍵をした
また明日と手を振ったら
その子は静かに頭を下げていた
そうしてその村は滅んだ
とある落胤の潜んでいたその村は
誰も彼も家の中で
家族とともに焼かれ死んだ
それを見ていた
事実を知ったあちらの家と
知って焼いたあちらの家が争い
やがて諸々巻き込んで
平和に統一された国になる
その途中経過となる景色を見ていた
私が目に掛けた者は安楽の地へ行け
やがては平和な国に幸せに生まれ変わる
知っている
全て知っている
それでも遠く濁る悲鳴に耳を塞ぎたかった
「本当に正しかったのかな」
涙は出ない
未来を導くのに不要な機能は無い
それでも泣きたかった
今すぐに村へ駆け火を消して参りたかった
「あの子たち、今だって幸せだったのに」
‹神様だけが知っている›
舗装された道を歩いていた
とても歩きやすい道だった
真っ直ぐな道に果てはなく
景色は種々の葉に覆われていた
葉には時々茨が混じり
ともすれば腕を撫で
悪戯に道を這う
けれども道は広く
前をきちりと見て歩けば
いかにも傷は浅く
痛みもすぐに忘れる
時々葉々の隙間から
鮮やかな色が見える
それは例えば甘く香る花であり
例えば燦然と輝く星であった
美しいそれらは道を逸れるよう誘い
けれども踏み出す勇気はなく
遠くなるそれをただ見送った
ある時
ある時それは目を引いた
惹きつけ焼き付け虜にした
あまりにあまりに鮮やかな
その色はあまりに美しい
揺れた身体を茨が撫で
私は初めて躊躇した
このまま道を歩いていけば
色に裂かれた心が痛む
けれども道を外れれば
茨に裂かれて体が痛む
そも色の下に辿り着けるかも
その後この道に戻れるかも
或いは色の先へ道を作れるかも
全て全て分からない
足は進む勝手に進む
自ら動かねば道に沿う
躊躇い悩み前を見横を見
悩んで悩んで悩んで
私は
‹この道の先に›
「ねぇ、勝てると思う?」
最終決戦前夜。
各々が準備をしている。
「さぁ、ね。でも負けるとは思ってないよ」
静かに話す彼はもう覚悟が決まっているようだ。
「そうだね。悟が負けてるところ見たことない」
「当たり前だろ」
でも、心が騒つく。
もし、イレギュラーがあったら、もし誰かが…
良くないことばかり考えていたら両頬を摘まれて否応なしに綺麗な青い目がこちらを見つめる。
「いたい」
「そんな顔すんなって、明日できっと全部終わる。そんで皆ボロボロで明後日を迎えるんだ」
「あさって」
「そう、綺麗事は言えない。きっと無傷なやつはいない。でも明後日を迎えられればいいって事にしようぜ」
自信満々の笑みは私の中にあるモヤモヤを払ってくれる。
「うん。そしたらさ、皆クリスマスパーティーしようね」
「いいね。お前にも、とっておきのプレゼント用意するよ」
「絶対…約束だよ」
未来の事はまだ誰も分からない。
-神様だけが知っている-
「神様だけが知っている」
……どうやら今日は話が進まないらしいね。
せっかくだから、ボクから思い出話をひとつ聞かないかい?
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「前回までのあらすじ」─────────────
ボクこと公認宇宙管理士:コードネーム「マッドサイエンティスト」はある日、自分の管轄下の宇宙が不自然に縮小している事を発見する!!!
そこで、急遽助手であるニンゲンくんの協力を得て、原因を探ることにした!!!お菓子を食べたりお花を見たりしながら、楽しく研究していたワケだ!!!
調査の結果、本来であればアーカイブとして専用の部署内に格納されているはずの旧型宇宙管理士が、その身に宇宙を吸収していることが判明した!!!
聞けば、宇宙管理に便利だと思って作った特殊空間内に何故かいた、構造色の髪を持つ少年に会いたくて宇宙ごと自分のものにしたくてそんな事をしたというじゃないか!!!
それを受けて、直感的に少年を保護・隔離した上で旧型管理士を「眠らせる」ことにした!!!悪気の有無はともかく、これ以上の被害を出さないためにもそうせざるを得なかったワケだ!!!
……と、一旦この事件が落ち着いたから、ボクはアーカイブを管理する部署に行って状況を確認することにした!!!
すると、驚くべきことに!!!ボクが旧型管理士を盗み出したことになっていることが発覚!!!さらに!!!アーカイブ化されたボクのきょうだいまでいなくなっていることがわかった!!!
ボクも色々と探しはしたものの、きょうだいはなかなか見つからない!!!そんなある日、ボクのきょうだいが発見されたと事件を捜査している部署から連絡が入った!!!
ボクらはその場所へと向かうが、なんとそこが旧型管理士の作った空間の内部であることがわかって驚きを隠せない!!!
しかも空間は大胆な加工済み!!!ボクのきょうだいは一体何を考えているんだ?!!
あとあだ名とはいえ名前を呼ぶのはやめたまえ!!!全員に名前を知られると相当困るのだよ!!!
……キミは忘れてしまったかもしれないが、ボク達は後に続く指示に「必ず」従うように作られているからね。
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ボクのきょうだいがいるこの空間に入る直前、みんなに「万が一のこと」がないように臨戦態勢をとるよう呼びかけた。
「万が一」っていうのは、ケガや故障のリスクもそうだが、機械として修復不可能な状態……生命体でいうところの「死」を迎えるような事態だ。
その時、ふと昔話したことを思い出したんだ。
゚*。*⌒*。*゚*⌒*゚*。*⌒*。*゚*⌒*゚*。
「ねぇ ⬛︎⬛︎ちゃん。いきものは いつか しんじゃうんだよね?」
「おとーさんから そうきいたよ!」
「ねぇ おとーさん。いきものは しんじゃったら こころは どうなるの?」
「難しい質問だね。」
「え!おとーさんでも わかんないの?!」
「分からないというよりかは、知らないと言った方がいいね。」
「知的生命体が死を迎えると、その魂は近くて遠い場所に行くんだ。……夢のないことをいえば、別の部署の管轄するところに、全てが迎え入れられる。」
「生憎そういう部署とは関わりがないのと、職員たちがみんな口の固いひとたちだからっていうのもあって、その先の話は知らない。」
「強いて言えば、神のみぞ知る───。」
「かにのみそしるー?」
「神様だけが知っている、っていうことなんだ。」
「ふーん。むずかしいんだね。」
「じゃあ、ボクたちが しんじゃったら どうなるの?!」
「……そうだね。」
「んー。ボクたちは いきものじゃないから ごみばこに すてられちゃうだけかも……。」
「……。」
「でもね、ボクね、おとーさんと おんなじところにいきたいの。」
「まだずーっと先の話だから、心配はいらないよ。」
「ボクは しんぱいだよ!ボクたちにだって こころがあって たましいだってあるはずなのに!うまれかたが ちがう だけなのに!!」
「……ふたりとも、きっと私と同じ場所に来られるよ。大丈夫。もし私が死んでしまったとしても、向こうの世界で君達のための場所を作って待っているからね。」
「えへ!やっぱりおとーさんは すごいね!」
「ずーっといっしょにいてね、おとーさん。」
「当たり前だろう?君達は大事な家族だからね!」
゚*。*⌒*。*゚*⌒*゚*。*⌒*。*゚*⌒*゚*。
……ボクは未だに分からない。
ボクに心はあるのだろうか?
魂はあるのだろうか?
ボクが再起不能になったら、ボクはどこに行くんだろう。
……いいや!!!こんなことで悩むなどボクらしくないね!!!
たとえどんなところに行ったとしても!!!ボクは自分のための居場所を拵える!!!
だってそれがボクだからね!!!
神様だけが知っている
世の中は意図しない偶然の積み重ねで
できていると思っている。
ではその偶然はどこから来ているのだろう。
空から降ってくるのだろうか
それとも地面から生えてくるのだろうか
きっと神様だけが知っているのだろう
結婚してから三年がたった。私はあなたと赤い糸で繋がっていて、今もそれは変わらない。と思ってた。
最近、彼氏が私に見向きもせずに夜遅くまで仕事仕事って。それ、本当に仕事なの?何も話してくれないじゃん。私って都合の良い女なの?
「あ、雨降ってる」
でも、帰りたくない。家に帰ると思い出すから。今でも思い知らされるから。自分の非力を。救えなかった後悔を。
ブー ブー ブー
電話か。誰だろ。
「え、」
着信の相手は結婚した妻からだった。
「なんで、」
俺は通話に出るより先に走って家に帰る。
ガチャ バンッ
「ハァ、ハァ、彩乃!いるのか!?」
「うん、いるよ、遅かったね」
「…、やっぱり、ハァ、いるわけないよな」
え、なんで気付かないの?
目の前にいるのに。
あ、全部思い出した。
あなたと喧嘩した次の日に私。
轢かれたんだっけ。
あれ、あなたの薬指の指輪から赤い糸が出てる。
その赤い糸は私の薬指の指輪まで一直線に繋がっていた。
神様、こんな運命受け入れられないよ。
神様だけが知っている
今日、奈々は、結婚しないね。と、言われた、
違う人からは
奈々ちゃん、結婚して30代で赤ちゃんいるね
予知夢みたいな夢を何度も見た。
私は絶対に結婚していた。
赤ちゃんもいた。
人はそれぞれだけど、
本当の自分を信じたい
まさか、僕のヒーローアカデミアのファンになるなんて思わなかったし、障害者スポーツ大会も出場したことも驚いた。
まだ自分の将来はどうなるか知らないけれど
自分を信じたい
信じることが大切だ
私は、結婚して子育てしてる。って。
あの物語の
エンディングの後の
2人の行方が、
気になって気になって
仕方がなかった幼い頃の私。
何を楽しみに生きているか
幸せでいるか
未来の私が
気になって気になって
仕方がない現在の私。
きっと貴方はすべて知っているけど
私には教えてくれないのね。
「神様だけが知ってる」
神様だけが知っている
神が知るならその「知」はオープンだ。…基本的には。
分離のステージ設定を以てすら、大いなる一も新しきを知ると言う。
「神は土をもってご自身と同じ姿にかたちをつくり命を吹き込まれ、ご自身の持てるすべての力をそれにお与えになったのです」と、子ども向け聖書に書かれていた。
さて、神が面白がって身を乗り出してくるような「神への質問」があるとしたら、それはどんなものだろう。
私達はどこから来て何処に行くのか、とか?
きっと、探究するのが楽しいテーマについての質問だろう。そして、神おひとりでそれを知っているのも「つまらない」ので、皆と分かち合えるオープンさの中にそれを置かれるだろう。
拡がり育つもののすべてを見ることで、神もご自身を新しく知るのだ、と聞いたことがある。きっと神は分かち合う。思いやりをもって伏せること以外は。
神様だけが知っている
七つまでは神のうち。
数え年七歳までの子供は人の子ではなく神の子である。
神様は子供に言った。
子供が生きるか死ぬかは親の匙加減一つで決まります。
愛しい子よ、貴方たちがご両親に愛され、健やかに生きられるように魔法の言葉を授けましょう。
喋れるようになったらこの言葉をご両親に言うのですよ。
「あのね、まま、ぼくはね、おそらのうえで、かみさまといっしょにぱぱとままをえらんでうまれてきたんだよ」
辿々しく話す幼い子供の視線の先には、こちらに向かって微笑む神様がいた。
「僕のこと、知っていますか?」
春樹という名の男の子との、「出会い」は、その一言だった。淡い色の瞳の、「春樹」と私の始まり、、、これから、起きる「癒し」と「再生」の物語の結末は、神様だけが知っている。
神様だけ…。
私の本当の心の中。
伝えたいけど伝えられない想い。
生きる力が消えていく
「神様だけがしっている」
ぼくね
生まれる前
神様と約束したんだ
生まれてからのこと
でも生まれたとたんに
全部忘れちゃった
だからぼくとの約束
神様だけがしってる
神様
ぼくはちゃんと
約束守ってますか?
こっそりとサーティーワンを食べた事 神様だけに教えてあげる
「神様だけが知っている」
【神様だけが知っている】#14
神様だけが知っている 。
私たちがなぜ 、 生まれたのか 。
どうして この世界が できたのか 。
どうして 地球は 丸いのか 。
どうして 死ぬのか 。
生き物 の 始まりは なんなのか 。
いつから この世はあるのか 。
どうして 人それぞれ 個性があるのか 。.... など 。
この世には 神様しか 知らないこと が 沢山ある 。
私たち人間は 、 到底 知ることが できない こと 。
だから 、 よく みんな 言う 。
「 神様 に なって 、全てを 知りたい 。」
だけど 、 それじゃ つまんないと思う 。
例え 神様 に なれ 、全てを 知ったとして 、
もう 考えることはなくなる 。
だから 、今 は 人間として 、
こうじゃないか 。 あーではないか 。 と 、 考えて
死んだ後 に 、 神様に 教えて貰って 、
解決すれば いいんじゃないかな 。
みんなで 今世 を 楽しもう 。
「神様」が知っているってことは、
全てのものに神が宿る日本なら
もう、日本国民全員
いや、世界中の人間が
知ってるレベルじゃない?
とふと思ってみたりする
#神様だけが知っている
昔々、ある村に住む老人がいた。その老人は、村人たちから「神様」と呼ばれていた。彼は、いつも優しく、賢く、そして不思議な力を持っていると言われていた。
ある日、村の人々が神様に集まり、悩みを相談しようとした。村は干ばつに見舞われ、作物が枯れ、飢えと貧困が蔓延していた。神様は村人たちを静かに聞き、微笑みながら言った。「私が知っている方法がある。しかし、それは犠牲を伴うものだ。」
村人たちは一斉に頷き、神様の提案を受け入れた。神様は、村の中心にある大きな木の下で、儀式を行うように言った。そして、満月の夜にその儀式が執り行われた。
神様は、村人たちに特別なお茶を飲ませ、祈りを捧げるように指示した。そして、村人たちが眠りに落ちた後、神様は一人、森の奥深くへと歩いていった。
そこには、神秘的な泉が広がっていた。神様はその泉に身を浸し、祈りを捧げた。そして、泉から立ち上る霧の中に、村の未来が映し出された。
神様は、村人たちが犠牲を払うことで、干ばつが去り、豊かな作物が実る未来を見た。しかし、その犠牲とは、村人たちの中から一人を選び、その命を捧げることだった。
翌朝、村人たちは神様の元に集まり、未来を知ることができた。しかし、その未来を実現するためには、犠牲が必要であることを告げられた。村人たちは驚きと恐れを抱きつつも、一致団結して犠牲を捧げることを決意した。
そして、選ばれた犠牲者は、村人たちの中から一人が自ら志願した若者だった。彼は、村の未来のために自らの命を捧げる覚悟を持っていた。
満月の夜、村人たちは再び大きな木の下に集まり、神様と共に儀式を行った。若者は静かに、勇敢に、命を捧げることを選んだ。その犠牲が、村に幸福と繁栄をもたらすことを信じて。
その後、村は奇跡的に豊かな作物で満たされ、干ばつが去り、飢えと貧困が消えた。村人たちは、神様だけが知っていた秘密の力に感謝し、若者の犠牲を決して忘れなかった。
神様は、村の未来を見守り続け、その秘密を守り抜いていった。そして、村は幸せな日々を過ごし、神様だけが知っている奇跡の物語は、村の伝説として語り継がれていったのである。