神様だけが知っている
神様だけがしっている
僕は後先短い人生、だからこそ強く生きようと思っていた矢先...!
「息子さん、あと一週間もないかと。」「そんなっ.....」
余命宣告されちゃった。
残り一週間...友達も好きな人も、なーんにも出来なかった10年間、お空に行って会えるのはきっと神様だけだろうな〜、なんて、、
「わっ」ぁ、人とぶつかってしまった...『すみません!!、大丈夫ですか..?』「うん!大丈夫だよ、君は?」『わ、私も大丈夫です!!、失礼しました!』ぉお、ボル○みたいな速さだ
「いちにちいっぽ、みっかでさんぽ、さーんぽすすんでじゅっぽ下がる〜」散歩はいいなぁ、日にあたって、新鮮な空気を吸って、生きてる〜って感じする、この瞬間が一番幸せ...。『あの、隣座ってもいいですか..?本読んでゆっくりするだけなので...』「うん、いい....君って!」『ふふ、昨日はぶつかってしまってごめんさい。』「あやまらないでよ!、僕だって」『いえ、私が悪いんですよ笑』
ペラ ペラ 小鳥のさえずりと本をめくる音が心地よき〜....「...ねぇ君って名前はなぁに?」『私は夏目 神夏、あなたは神陽くんですか..?』「ううん、僕は七瀬 陽!、よーちゃんって呼んでね!」『じゃ、じゃあ私はかんな、、いや、かーちゃん?』「かんちゃんなんてどうかな?」『わぁ!可愛い!それがいい!』「笑」『私たちもう友達だね!』....「うん!!」
「ママ!、今日ね今日ね!!初めて友達が出来たんだよ!!!」「よかった...わねぇ....!」「も〜泣かないでよ笑」
『ぁ、お父さんあのね!』『悪いが父さん忙しいんだ、また明日来る』『....そうだよね!ごめんさい...。』
「一週間ってあっとゆう間だね、」『ぅん....ズビッ』「泣かないでよ笑、今日が死んじゃう日って言われてるけど僕まだ元気だし笑」『よーちゃん....死んじゃっ、、やだッ"、、、、』、、、「僕だって死ぬの怖いよ、でもねかんちゃんが笑ってくれたらまだ生きてられるんだって明るい気持ちになれるの。だから笑ってよ、、、」『っ...ごめんね...』「...こーゆー時は、ありがとうって言って欲しいな、ごめんよりもありがとうの方が自分も明るくなれると思わない?」『...ごめ.....ありがとう!』「うん!」
「〜〜♪.....〜」『よーちゃんおはよ!』「!、かんちゃん!おはよ!」『今日はこの本呼んであげる!』「やったー!」
「〜〜♪....」『よーちゃん....おはよ!』「かんちゃんおはよ!」『昨日ね!!お父さんがね!!』
「〜♪」『よーちゃんおはよ....!』「かんちゃんおはよ!!」『、、、、ズビッ..』「え!?、かんちゃんどうし『よーちゃん....今日で三日目だよ...早く起きてまた遊ぼうよ...!』「....ごめんねかんちゃん、...僕もう行かなくっちゃ、ごめんね」
「ごめんね」『!?.....最後はありがとうって言ってよ....』
「あれ...痛かったところが...?」ふふ、よく来たな若人よ「...かみさ...ま?」『...そうだよ、よーちゃん』「...なんでかんちゃんが...?」『私ねずっと昔に死んじゃったの』
『けほっけほっ...』「大丈夫?、」『あなたは..?』「僕は神陽!君は神穂?」『私は夏木だよ?』「そっか!」
『あれ、私死んだんじゃ..?』「...おかえり、夏木」『え、ようちゃん..?』「僕はね、元々神様なの、でもね、悪いことしちゃったのだから君と代わりばんこで神様になるの、僕が死んだら夏木が神様になって、夏木が死んだら僕が神様になる、で生まれ変わった人間の方は記憶をぜーんぶ無くしちゃう。」
『次は陽ちゃんの番だよ、』「ま、待って!」『?、神様になるの嫌..?』「そうじゃなくて、これ何回目の入れ替わりなの..?」『だいたい十桁は超えてるんじゃないかな?』「そんな...」『なんで悲しそうな顔するの?』「だって...悲しくならない...?....ずーっと入れ替わって大人になることも出来ずに死んで生まれて、死んで生まれて...」『...私はこれでいいの..』「なんで...?」『だって私は元々、!!ただの人間で人生に絶望してた!!、、だけど、神様のあなたに助けてもらった、、生きる意味を貰った!!......まだ死にたくないッ....死なせたくないッ...!!!』「...じゃあ僕に神権を譲らなきゃいい、そしたら変えられるよ。このループ」『なんでわかるの..?』「全部思い出したから、君とのキスとか思い出とか、神様の仕様とか...」『///...よーちゃん....でも神権を譲ったらよーちゃんは?...』「僕も新しく生まれ変わって君と一緒に過ごすよ!」『!!、、、じゃあ、、このループ』
終わりにしよう
『うぅ.....はッ!!、よーちゃん...?』 よーちゃん!.....よーちゃん....! 『すみません!!、、七瀬 陽って知りませんか..??』 『七瀬 陽って知りませんか?』 『すみません!、七瀬陽って...』 『よーちゃん!!』「誰?」『あ、人違いでした、』 『すみません..』『すみません..! 』 『ごめんさい...』 よーちゃん....どこ?....
七瀬 陽の命と引き換えにこの自己中的なループが終わったことは
神様だけが知っている。
7/5/2024, 12:19:32 PM