神様が舞い降りてきて、こう言った。』の作文集

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神様が舞い降りてきて、こう言った。』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

7/27/2024, 10:08:17 AM

神様が舞い降りてきて、こう言った


"貴方は世を見て、人を知り学びんで来なさい"
さすれば貴方は誰よりも人知る巫女になれるでしょう

まるで人を平等に判断する能力を身につけなさいと
言わんばかりのお言葉でした

7/27/2024, 10:06:27 AM

神様が降りてきて、こう言った

あなた達が
笑顔でいられるように
みんなでわたしに
お願いしなさい
神様が降りてきて、こう言った


なな🐶

2024年7月27日1825

7/27/2024, 10:06:23 AM

神様が舞い降りてきて、こう言った。
生きててよかったなって思うこと、お前の番が回ってきたらたくさんやるよ。それまで気張んなさい。

7/27/2024, 10:04:32 AM

神様が舞い降りてきて、こう言った

 神様が舞い降りて放った言葉はどの言葉よりも残酷だった。いつだって、

7/27/2024, 10:04:25 AM

神様が舞い降りてきて、こう言った


   「人生は辛酸を舐めてからが勝負だ」

7/27/2024, 10:03:32 AM

神様が舞い降りてきた

神様は私の悩みを親身に聞いてくれた

話し終わった時

どことなくスッキリした

しかし神様は私の悩みを解決することはなかった

でも、今ならわかる

神様は私に

自分で解決した時の幸せが大切だと

伝えてくれていた

7/28/2023, 2:31:18 PM

―神様が舞い降りてきて、こう言った。―

ふと目が覚めると、一面が真っ白の空間にいた
戸惑っていると、神様が舞い降りてきて、
こう言った。
‎「私はこの世界の神だ。
この世を創り、この世のバランスを整えるのが
普段の仕事なのだが、今日は君に聞きたいことが
あったので、ここに呼ばせてもらった」

神様の自己紹介と状況説明が済むと、
神様は早速というふうに、本題に移った

「近年では軽い気持ちで罪を犯す者が
非常に多くなってきており、
我々にとっても対処が難しく、
どうしたものかと途方に暮れている毎日だ
そこで、悪人に天罰を下す際の基準を
これまでよりも低くしようかと考えているのだが、
どうだろう。
一人間の意見として、君の見解も
聞かせてはくれぬか」
神様が喋り終わるとその場に沈黙が流れた
神を名乗るおじいさんと1体1の状況で
一体何を話せば良いと言うのだろうか
しかし、僕は神様の無言と期待の眼差しに負け、
考えをまとめると、口を開いた
「あのひとつ聞かせてください
えっと、その罪って、例えばどんなことですか」
「いくつか具体的な例をあげるなら、
罪のない命を何も考えずに、ときには無意識的に
奪ったり、暇つぶし程度の感覚で人の命を削り取り、
仕舞いには間接的に死へ追いやったりなどだろう」
「えっと…よくわかんないですけど、
いくら軽い気持ちだったとしても、
悪いことは悪い…ですよね」
「そうだね」
「天罰…が何かは知らないですけど、
罪を犯す人を何もせずに許してしまえば、
その人も罪を繰り返してしまうんじゃないですか」
「そうかそうか…
ふむ、君の意見、確かに聞かせてもらった」

その数日後、あれは夢だったのかなと思いながら
目覚めると、そこには地獄と化した世界があった
人間という人間が神からの天罰を食らっていた
僕もその1人で、痛みや苦しみが長く続き、
死ぬ間際に見たのは、気づいたときには
もう滅びていた地球だった

そうかそうか…もう滅びてしまったか…
地球を確立させてから約46億年
まだまだ始まったばかりだったというのに
でも、最近は地球の星エネルギーも
不足してきていた…どちらにしよ、
長くてあと1000年弱の星だったろう
まぁ仕方あるまい
今度はどんな星を作ろうか…
あぁ、そういえば地球で生き残った者が
二人だけいたはずだ…確か内訳はちょうど
オスとメスが1人ずつ…その2人を新しい星を
創って住まわせるか?
どうせなら、地球に居た人間以外の生物全員を
その星に集めて、その人間二人の様子を
観察してみるとするのはどうだろう
記憶はどうするべきか…記憶を残しておけば
地球を復活させようと試みるかもしれんが…
記憶を消し去っておけばその時点で言葉や
地球の歴史も消滅…人間はまたヒトとして
野生の人生を送ることになるだろう…
その場合、他の生物たちとの共生を測れるだろうか
それと、二人だけとなると、子孫を残せるかどうか…

と、一人で呟きながら、神様は天界へと
帰っていきました

7/28/2023, 2:28:01 PM

春は春とて桜は蕾。先に咲いたは梅の花。枝の上にはうぐいす一羽。冬のころから先達に習い、朝に夕にと学んで歌う。ところが下手も下手なりで、メジロに笑われ、人には首を傾げられ、ぴよぴよ自信をなくし、植え込みの中へ隠れて泣いた。それでも学ぶを諦めず、霜の降る日も歌って泣いて、今日は今日こそ、晴れの舞台。仲間の声が谷を渡って、春よ春よと季節を告げる。いざと思って息を吸って、大きく開いたくちばしで、歌いたいのにため息ばかり。ぴよぴよ悲しくなってきて、梅の枝に座り込み、小さな体を震わせる。
 ここは細道、通りゃんせ。びゅう、と一陣、風が吹く。桜に季節を譲ってか、梅の花は散り模様。花びらひとひら、ひらりと舞って、鳴かないうぐいすの頭を撫でた。

 どうしてお前は鳴かないの
「歌が下手くそなんだもの。」
 どうしてお前が下手だとわかるの
「皆と同じに歌えないもの。」
 どうして同じになりたいの
「うぐいすの歌を歌えない鳥が、どうしてうぐいすでいられるの。」
 私はおまえの歌を聴いてきた。ずっとずっと聴いてきた。お前が私のうぐいすで、お前の歌が、私にとってはうぐいすの歌だ。お前がうぐいすであることは、私には今更間違えようもない

 うぐいすは少し考えて、小さな声で「ホケキョ。」と鳴いてみた。梅の木は優しく花を揺らし、うぐいすに頼んだ。

 私はとても年寄で、小さな声は聞こえない。あぁ、私の花が全て散れば、私の春もそこまでだ。来年にはもう、咲けるかどうかわからない。春に春告げ鳥の歌を聴けないとは、なんとも寂しいことだ

 びゅう、とまた風が吹き、わっ、と梅の木に巻き上がった。白い花びらがいくつもいくつも、枝から離れて散り落ちる。うぐいすは慌てて立ち上がると、胸いっぱいに息を吸った。失敗するのは変わらず嫌だった。けれど、歌いたいのも本当だった。仲間の名誉のためだからと、口をつぐむのは悲しかった。だから、たった一人でも、聴きたいと耳を傾けてくれるなら、春を告げるこの誇らしさを、どうか受け取って欲しいと願って。
「ホー、ホケッキョッ。」
 谷を渡る、少し跳ねた歌声。誰のものとも違う、澄んだ声色。はら、と土に触れた梅の花が、微笑んでいた気がする。


【神様が舞い降りてきて、こう言った】

7/28/2023, 12:16:12 PM

神様が舞い降りて、こう言った
「愚かなる人の子よ、私を楽しませてくれ。」
と不敵な笑みを含んだその声は嫌に脳内に響く。
そうしている内に意識が遠のいていく。

目が覚めると見知らぬ部屋に突っ伏していた。
見回していると、どうやらこの不可解な現象に巻き込まれたのは私だけでは無いようだ。

私の他にも
犬塚と名乗る明朗快活なボディビルダーの男性と
笹原と名乗る絵に描いたような杖を持った老紳士が居るようだ。

幾つか言葉を交わした後、私達は探索することにした。

辺りを見回すと床も天井も無機質なコンクリートでできている様だ。中央には木製の机と椅子、左右に扉が1つづつ有るだけの部屋だった。扉は木製と金属製と2種類のようだ。
机の上に1枚のメモと砂時計がある 。

私は紙を手に取り読む。

 |―――――――――――――――――――――|
|                       |
 | 帰りたければ杯を満たせ。     |
 |     血で満たせ。          |
 | さもなければ帰れない。   |
 | 時が来ても帰れない。   |
 |                     |
 |―――――――――――――――――――――|

「恐らくこの砂時計が制限時間なのかな。」
砂時計の砂はまだ落ち始めたばかりのようだ。

「(杯を満たせ)ということは、この2つの扉の何処かに杯があるということなのか。」
神妙な面持ちで犬塚は口を開く。

「取り敢えず安全そうな木の扉から回ってみようかね。」
笹原はそう告げながらドアノブに手を伸ばす。

しかし扉は開かない。
「どうやら鍵が掛かっているようじゃな。仕方がないからそっちの扉も試してくれんかの。」
「それなら俺に任せてもらおうか。」

犬塚が扉を押す。彼の手や腕には血管が今まで以上に浮き出る。
古びた金属製の扉が重苦しい音を立てながら開く。

部屋の奥からはぼんやりとしたロウソクの灯りが見える。そこには祭壇があり、象を模した様な像を祀っていた。手前には鈍く光る金色の杯が置かれていた。
私達は恐る恐る部屋に足を踏み入れる。

像からは今すぐにでもこの部屋から逃げ出してしまいたい程おぞましい雰囲気を漂わせている。

「うわぁぁああああ!」

急な大声にギョッとし振り返ると、大男はあまり の恐怖に部屋から飛び出して行ったようだった。

「図体はデカイのに情けないわね。」

私がボソリと呟くと笹原は

「人にはそれぞれ苦手なものがある。だからそういうことは言うもんじゃないよ。」

と静かに諭す。

像の周りを調べると隠す様に一枚の古びた紙が落ちていた。

探索を終えて中央の部屋に戻ると、大きな体躯を最大限に縮め隅に蹲る男の姿を視界に捕らえる。

「先程はすみませんでした。大丈夫ですか?」
私は彼に駆け寄る。

彼は暫くして正気を取り戻したのか、立ち上がる。

「ありがとう。もう大丈夫だ。鍵は見つかったのか?」
「いえ、それがまだ見つかっていなくて…」
「そうか、仕方ないこっちの扉は鍵を壊すしかないようだな。」

そう言い終えると、彼は丸太の様な太い足で木製の扉を蹴破る。メギゴォと鈍い音を立てて扉は吹き飛ぶようにして開く。

中に明かりは無く、奥までは見えない様子だ。
すると部屋の中からヒタリヒタリと何者かの足音が聞こえてくる。

「下がれ」
犬塚は緊張した様子で私を一歩遠ざけ、身構える。

次第に足音の正体が鮮明に照らされていく。

そこには赤く染ったローブを身にまとった白髪の少女が立っていた。少女の手にはキラリと鋭く光る物が弱々しく握られていた。

「君はここの住人なのかい?」

笹原は穏やかな声色で刺激しないように問う。
すると少女は首を傾げるばかりである。

「なら、お前は俺達を殺す気でいるか?」

犬塚は彼女の手に握られているソレに怯え混じりの声で問う。
すると今度は横に首を振ってみせる。

犬塚は少女が手に持っている赤黒い液体が滴るナイフを渡すように頼むと、少女はゆっくりと犬塚の足元にソレを置く。
私は犬塚かナイフを預かると再び犬塚は口を開く。

「その血はお前が殺したのか?」

落ち着いてはいるが、少し乱暴な言い方だがこんな状況じゃ警戒もしているのだろう。

再び首を横に振る。

「それじゃあそれはお前の血か?」

再度首を振る。
目立った外傷もない事に不思議と安堵した。

「そろそろ警戒を解いてもいいんじゃないかな?どこからどう見てもただの女の子にしか見えないよ。」「貴方の名前はなんて言うの?」

私は犬塚に対して少しの抗議の後、彼女に質問をした。
彼女は首を傾げるばかりで喋らない。
恐らく彼女は喋ることが出来ないのだろう。

笹原がなにやら慌てた様子でこちらに呼びかけてくる。どうやら砂時計の残りの砂が4分の1を切ったようだ。

「慌てても仕方がない。メモによればあの気味の悪い像の部屋の杯を血で満たせば俺達は元の世界に帰れるのだろう?ならば簡単な話だ。コイツを使えばいいってことなんじゃねぇか。」
犬塚はそう言い放つと白髪の少女に視線を送る。

話を聞いていなかったのか少女は、あどけない表情で首を傾げる。

「私はそれには反対だ!こんな幼気な少女を犠牲にしたくは無い!」

「ならどうするってんだ!?」

2人の怒号が飛び交う中、笹原はゆっくりと口を開く。

「ならば儂が贄となろう。」
覚悟の決まった老人の顔は凛々しさを感じる。

「笹原さん、何を言いてるんだよ!それもだめだよ。」
「ならどうしろと言うんじゃ?残り時間も少ないのじゃぞ?」

そう言われ私は黙り込んでしまう。どうすれば誰も死なずにここから帰れるだろうか……そう考えながら再び辺りを見渡す。
少女のローブと血の付いたナイフに目がいく。

「なんで今まで気付かなかったんだろう。少女が居た部屋になんらかの遺体があるんじゃないかな。それを使えばなんとかなるかもしれない。」

「それだけはならん!!死者を冒涜するような事はしちゃぁならん。そんな事をさせる位なら儂の血を使う。」
今まで大声を上げることの無かった笹原が声を荒げて叱りつける。すると年齢を感じさせない機敏な動作で私からナイフを取り上げ振り下ろす。
刹那、力強く太い腕がその手を掴む。

「あんたも大概馬鹿だろ。今更だがよ皆で少しづつ贄を出せば1人も死なずに済むんじゃねぇか?」

「それだぁ!」
完全に失念していた方法に思わず声を漏らす。

像に怯えるお大男の手を握りながら、順々に杯に血を注ぎ満たしていく。すると像が光り出し目が眩む。
薄れゆく意識の中で再びあの声が響く
「つまらないなぁ」
気が付くとそこは知らない天井だった。

7/28/2023, 11:56:08 AM

お題︰【神様が舞い降りてきて、こう言った】

7/28/2023, 10:47:43 AM

「今月の生きたもん勝ちで賞、当選おめでとう!栄えある強運のそなたに素敵な賞品をプレゼントしよう」
目の前に全身白いスーツを着た青年が現れた。


いつも通り、会社からの何の変哲もない帰り道だったはず。しかし、そこはただ全てが白い世界に変貌してしまっていた。
そして、その青年の顔は、何故か認識することが出来ない。状況が上手く飲み込めずに、ただ私は呆然とその青年を眺めた。


「さて、お待ちかねの賞品だが、好きな場所、時間、過去、未来、別の世界、どこでも構わない、たった一度だけ願いを叶えてやる」
なんとなく、柔らかい笑顔を浮かべている感じはする。その青年が発する声らしきものは、直接、頭に響いて聞こえた。

なんでも……だけど、彼はきっと優しい存在ではないはず、いままでいた場所へは戻れなくなるはず。
それでも構わない、私はずっと後悔していることがあったから……



「私をあの場所へ戻して下さい」



目の前の白い景色は消え去り、懐かしい人が私の顔を覗き込んでいた。
「ごめん、酔いすぎたかな……忘れて」
思わず、抱き締めていた私から離れようとする彼の腕を掴んでいた。
「ねぇ、どうしてキスしたの?私のこと好きなの?」
自分に自信が無さすぎて、彼と私では釣り合わないと最初から全てを否定してた。でも、ずっと知りたかった答え……

お互いの視線が絡み合い、時間が止まっていた。そして私を抱き締める、彼の腕に力が入る。
「聞いて欲しいことがある……俺のこと、信じてくれる?」



『神様が舞い降りてきて、こう言った。』

7/28/2023, 10:26:45 AM

神様が舞い降りてきて、こう言った。

「これが破滅の運命を回避した結果だ。満足したかね?」

どうして。
どうして!?

「わたくしは幸せになりたかっただけなのに!!」

破滅に至る道筋を、トラウマとなる過去の出来事を、可能な限り回避しようと努めただけだった。
けれど、その結果……平民であるヒロインは、攻略(すくい)の道を閉ざされていた。

「君は幸せになっただろう」
「どこがですの?!」

わたくしという悪役が消え、攻略対象に会うことなく、階級社会に『正しく』歪められたヒロインは。
悪魔に憑かれて史上最悪の魔王となり、国の全てを瓦礫と変えた。
改心させる聖女(ヒロイン)が消えた以上、あの子をわたくし達の手で、滅ぼすしかなかった……

「わたくしは、わたくし達は、幸せな未来を望んで動いてきたのです! それなのに、」
「君の運命(やくわり)は『彼女の敵』だ。この世界にある限り、神であろうとそれを違えることはできない」

君が『悪役令嬢』となり破滅することが、一番平和なハッピーエンドなんだよね。
何度も言っているけれど、何度も忘れるんだから仕方がない。

「さて、コンテニューはやるのかい」
「当然ですわ!」

7/28/2023, 10:10:56 AM

神様が舞い降りてきて、こう言った

あなたは神の存在を信じますか?

神様って本当にいるのだろうか
信じているようで信じていない
信じていないようで信じてる

7/28/2023, 10:05:26 AM

夢の中で神々しい龍と立派な獣の耳を生やした生き物を見た。夢の中の私は大泣きしていた、生き物はそっと私を慰めるかのように擦り寄ってきた。
私は優しさに悲しさが少し収まった気がした。

7/28/2023, 9:42:48 AM

小さい頃のわたしは、よく夢をみた。
でも、その頃は寝相はよく、
あまり動かない方だったそうだ。
私は小さい頃夢を見た。
雲の上に、とても幸せだった時のわたしがいた。
そのわたしは、「こっちにおいで」と誘ってくる。
わたしは雲の上に乗ってみたかったし、
その頃のわたしが大好きだから、
少し近づいてみた。すると、何かに遮られた。
それでその何かが、もうひとつの雲だった。
わたしは、その雲を食べた。特に理由はなかったけど、雲にかぶりついた。

そうしたら目が覚めた。気づくと、わたしは枕にかぶりついていた。
父親が一緒にいた時の枕だった。

それからわたしは、寝相が悪くなっちゃった。
寝つきが悪くて、あまり夢をみなくなった。


1番最近見た夢…は
薬局の照らされた看板だけの、真っ暗な道にいて、
1人、わたしがいただけの、少し長い夢だった。

神様が舞い降りて言った。

こっちにおいで

7/28/2023, 9:29:53 AM

『神情(しんじょう)』

疲れていた。疲れていたんだ。私は。

よく分からない言葉に耳を通し、崇めるものには歩みより、貶すものには罰をやり、
ずっと、こんな毎日が続くだけ、色などつかぬ透明の世界。
そんな中、ある声が耳を痛感させた。

「僕たちは何者なのだ」

数千数億ともある問いかけから、たった一つ、凛とした声で
「存在」について問いかけてきた。
その問いを聞いた瞬間、私の胸は

どきん

と苦し紛れに高鳴った。

何故だろう。生きているはずなどない、冷たいであろう私の手が
暖かく、色づいて視えた。

何者か。確かにそれは神しか知らぬ未知の世界、未知の言葉。
だが同時にそれは、神すらも恐れる「死」の言葉。

何者…問いかける度に自我が崩壊してゆく。
もし確証をもってして答えたとしても、それは言ってはいけないのだ。

世界のコトワリ、オキテなのだ。

しかし、しかし、しかし!!
私も気になる。その問いかけが、気になるのだ答えた後が。
世界は崩壊するのだろうか。それともよくやったとまた崇められるのだろうか。

それとも、死ぬのか?

あぁ、教えてほしい、もっと知りたい…
よもや気づかなかった。
「神」として存在する自分にこんな醜い欲があるなど。

そして私は下界に舞い降り、こう言った。

「________」

世界は白く、どす黒く、虹色に包まれた。

人々の反応は様々であった。

困惑する者、興奮する者、なにくわぬ顔の者。

…言った。言った。言ってやったぞ!!
ついに言ってやったのだ!!世界のオキテを破ってやったぞ!!

さぁ、どうなる?どうする?
煮るか、焼くか、殺すか?

ーーーー

私は、地獄に落とされた。
「欲にまみれた汚い下等生物が」と言われた。

…ハ、ハハハ!ハハハハハ!!

笑ってやろうじゃないか。
こんな汚ならしい世界から抜け出せたことを。

見たか?神よ、人間よ、地獄の鬼どもよ。
結局は変わらぬのだ。
私たちは「存在」という概念に囚われ続け、先など見えない。見ようとしない。
見ようとするのは己が心ばかり。

ーー嗚呼、そういえば忘れたいた。
何者だと問いかけたのは、前世の私だったのだ。

また私も、一人の人間であったのだ。


お題『神様が舞い降りてきて、こう言った』

※貶す=けなす

あとがき
ギリギリセーフ!!ですかね?塾で少し時間が余ったので、書いちゃいました。
この作品、お気づきのお方もいらっしゃるでしょうが、私の前作『神近感』の続きです。
いやーあの作品は自分が結構お気に入りなやつで、ついつい似たお題で書きたくなっちゃいました。他にも、題名は忘れましたが春爛漫がお題だったフランス人の彼女を亡くした彼氏がお墓参りに行くお話とかお気に入りです。
そういえば最近暑いですね。外を出るときは水筒や日傘など、暑さ対策をお忘れなきよう、気をつけていってらっしゃいませ。

7/28/2023, 9:26:22 AM

神様が舞い降りてきて、こう云った。
「貴方は想い人と結ばれるだろう」
私は何かから開放されたような気がした。


今日のお題
╭━━━━━━━━━━━━━━╮
神様が舞い降りてきて、
こういった。
╰━v━━━━━━━━━━━━╯

7/28/2023, 9:20:53 AM

神様が舞い降りてきて、こう言った。
誰かと比べることなんて、愚かなことだ。
あなたはあなたのままでいい。
ほら、彼も言っていたでしょう?
好きでするならかまわないけど、ムリしてキレイにならなくてもいい。しなくていい。
幸せそうに笑ってくれる、今のままのキミが俺は好きだから。って。
だから、ね、あなたはあなたのままでいい。

7/28/2023, 9:16:05 AM

ネコと和解せよ。



お題:神様が舞い降りてきて、こう言った

7/28/2023, 9:13:34 AM

昔のこと、とあるふたつの国があった。

裕福な国の神様は、国民たちに向けてこう言った。

「裕福なお前たちには、もっともっと富を与えよう。それで、貧しい者たちを必ず救ってやるのだ」

貧乏な国の神様は、国民たちに向けてこう言った。

「貧乏なお前たちには、もっともっと貧を与えよう。それで、裕福な者たちからお恵みを分けてもらうのだ」

両国民はそれぞれ、神のお告げに従うことにした。

全くもってその通りにした。



それからこのふたつの国はどうなったのでしょうか――

後はご想像にお任せします。

〜神様が舞い降りてきて、こう言った。〜

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