『眠れないほど』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「どうした?なんかあった?」
「…最近寝不足なだけだよ。」
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久々に会えたあなたにクマが存在している原因を知りたいと疑問を投げかけたのだが、苦笑いとともに誤魔化すようそう伝えられる。
…付き合っている俺には知られたくない原因なのだろう。
ねぇ。
眠れないほどあなたを縛っているものってなに?
そういえば昨日は最近職場に入ってきた後輩とご飯を食べに行ったんだっけ?
たしかその後輩、学生時代の後輩でもあるんだよね?
ねぇ。
そいつ、もしかしてあなたが前話してくれた元彼の…って奴?
矢継ぎ早に質問してしまいそうになるのをぐっと堪える。
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「寝不足か。眠れないほどの悩みの原因がはやくいなくなればいいね。」
231205 眠れないほど
明日早いからもう寝なきゃって思いながら、グイグイ引き込まれて、ついつい読み進んじゃうような、そんな面白い小説が書けたらいいなあ
【恋】
君との嬉しいことを考える度、
授業に集中出来ないくらいずっと頭の中にいる。
これは恋と言っていいのか。
また明日も話せるかもって
また明日も君に会えるかもって
考えるだけで眠れないほど苦しくなるのは
恋と言っていいのか。
布団の中に居る。暗い方が好き。アラームをかけたスマホを充電コード繋いで、伏せている。大食いの子と一緒に眠るため。
目をつぶる。眠気が来るのを待つ。
同居人の寝返りの音。遠くの部屋から伝わる赤子の泣き声。わたしが体の向きを変える。
なんとはなしに目を開ける。
木目を読む。
天国と地獄のあみだくじをする。
神と仏の分断線を夢想する。
日々。変わり映えのない、なんてことない日々で、眠れなくなる。
明日、図書館に行こう。寄り道せず閉館時刻に間に合うように。そうと決まれば宗教の本はどの棚にあったか思い出さなきゃならない。
スムーズに借りて、家で読む。
何度かシミュレーションし、暗闇の中の翌日のわたしが、暖かい格好で読書するのを眺める。
それがあんまり鮮やかな穏やかさだったので、夢だなあと気づいた。
眠い。眠いはずなのに、眠れない。静かで恐ろしい夜、静かな中に秒針の音だけが聞こえる。私は何故か震えている。何故か眠れないほどに恐ろしい。
「安心出来る、綺麗な夜が欲しい。」
お題『眠れないほど』
熱い
熱くて何度も寝返りし
掛けていた布団をはだける
寒い
寒くて何度も布団の中に
肩まで入れてちぢこまる
熱いと寒いを眠れないほど繰り返し
この流行りのウィルスと闘う自分
ーーー眠れないほどーーー
君に会いたくて
君に触れたくて
眠れないほど愛してる
#122 眠れないほど
寒い。とにかく寒い。
冷たい布団を冷えた足で温めようとしても無駄な努力というものだ。
湯たんぽを用意するべきだと分かっていたが、一回入った布団を開け放つのも嫌で悪あがきをしている。
雪国ほどではないが、
それなりに寒さが厳しい地方に住んで2回目の冬。
初めての一人暮らしの中、
これまで様々な洗礼を受けた。
引越し初日、水道の契約を忘れて蛇口から水が出ず。
初めての冬では風呂に入ろうとしたら屋外の給湯器が誤作動を起こしてお湯が出ず。
ガタガタ震える取説と懐中電灯を頼りに直した。
2回目の冬の今朝は、顔を洗おうとしたら水道が凍って水が出なかった。
ちなみに水道は近所の人からお湯をもらって掛けたら直った。
…全て水のトラブルだが。
それに比べれば布団に入っていられるだけマシだと自分に言い聞かせながら、
ブルブル体を震わせて熱産生を行おうと試みている。
ある程度温まらなければ眠気なんて来ない。
冬の夜は、長い。
ひとりきり深夜3時にギムレット眠れぬほどに後悔の味
題目「眠れないほど」
眠れないほど
作者のみけねこです。今回のテーマは 眠れないほど
ということで私の眠れないほど体験を話そうと思います。
徹夜したことありません!←おい!テーマ蹴ってどうする!
いや、徹夜はしたことないのですが、眠れなかった体験はありますよ?よく覚えてないのですが、次の日何か大きな行事か大事な仕事とかあって、前日から緊張していたんだと思います。布団に入ってもなかなか寝られず、
寝返りばかりしていて、ふと時計を見たら、12時を少し過ぎていて、
『やばい!寝なくちゃ!』
と思って目を閉じて、しばらくしたらいつのまにか朝でした。この時から自分が緊張や不安で眠れなくなることがわかりました。
以上、私の眠れないほど体験でした。
今回、3回目となる自分のことを書きました。今後もちょいちょい自分のことを書けたらいいなと思います。
次のテーマでも、よろしくお願いします。
眠れないほどにあなたに苦しめられている。
あまりにも優秀な姉を持つと、親は妹である私にそれ以上を求め続けた。それ以下を消して許さなかった。姉よりも出来が悪いと
「姉に比べてお前は」
「どうしてこんなことも出来ないの?
お姉ちゃんはできるのにどうして?」
いつもそんな言葉を浴びせられた。
99点。私はいい点数だと思った。親は違った。同じように言葉の雨に打たれた。
こんなに頑張ったのに怒られるの?
もうどうしたらいいって言うの?
ずっと100点を取り続けるなんて無理だよ。
もう、頑張れないよ…
眠れない。眠れない。あなたのことが脳裏に浮かぶ。あなたさえ居なければ、親は私にこんなにも求めなかった。あなたと私は違うのに…
この苦しみが理解できるか?この怒りが、屈辱が、あなたには分からないのでしょう?
この感情を心から理解した人間に、出会いたい。
ある日の朝、ジャケットに腕を通そうとしたら右肩に激痛が走った。
「いっっったぁ!!」
半端にジャケットをぶらさげたまま、肩を押さえてうずくまる。
なんだこれ。
ちょっと、今まで経験したことのない痛さだ。一応肩を押さえてはいるものの、本当に痛いのがその場所かどうかもわからない。なんだかどこもかしこも痛い気がする。しかも全然収まる気配がない。
幸い他の身支度は済んでいたので、亀よりもゆっくり慎重に、5分くらいかけてジャケットに右腕を通した。とりあえず会社に行かなければ。
歩くだけでも振動が伝わって痛みが増してくるような気がする。せめてもの気休めに、カバンをぶらさげた左腕で右腕を支えるようにして歩いてみる。腕組みをしたまま歩くのも傍から見たらおかしく見えるだろうが、この際そんなことは言っていられない。
左腕のささえのおかげで右腕への刺激はだいぶ和らいだようだった。しかし今度は右腕とカバンを支え続けた左腕に限界が近づいていた。じわじわとしびれるような重みが腕全体に広がる。カバンがずるずるとずり下がってきたが、どうすることもできない。
そうこうしているうちに、ようやく駅に着いた。
座ろう。座れさえすればなんとかなる。
祈るような気持ちで電車を待つ。
電車は満員だった。
うん。休もう。
わたしは力無くホームのベンチへ座った。
有給をもらって行った整形外科で、「五十肩ですね。」と告げられた。
わたしはまだ32だ。
そう(控えめに)抗議すると、医師は「まあ、病名なんでね〜、あははは」と笑った。
何がおもしろいんだ。
家事をする気が全く起きなかったので、帰りにおにぎりやらなにやらを買い込んだ。お財布をかばんから出すのにもひと苦労だ。エコバッグを出す時に痛みで動けなくなっていたら、見かねたレジのおばさまが袋に入れて渡してくれた。
「袋、サービスしといたよ」
若いのに大変ね、と声をかけられ、ちょっと泣きそうになって自分で自分にびっくりした。
寝る前、もらった痛み止めと湿布を貼ってみたものの、効いている気が全くしない。
上を向いても痛い。
横を向いても痛い。
そもそもうつぶせになれない。
痛くて眠れない。
「五十肩だよ」
医師のコトバが頭の中でよみがえる。
悔しい。
なんでわたしがこんな目に。
痛い。
ばか。
眠れない夜はまだまだ長い。
眠れないほどあなたを思う。
眠れないほどあなたを思い出す。
眠れないほどあなたを……
ああ、あなたを眠れないほど思っているはずなのに、なぜ何にも思い出せないんだ。今までずっとあなたを見てきたんだ。なんなら、最近はずーっとそばにいただろ?なのに、なのに、なんで……
末っ子の優しい甘えん坊が
二十歳を過ぎて船に乗り
異国に渡って列車に揺られ
知らない遠い土地で戦に斃れた
家族思いの真面目な働き者
伝え聞いた土地の名を
いま地図の上に辿る
河をのぞむ丘の上
どんな目をして空を見上げ
誰を最期に想ったか
星も静かなこんな夜は
心が遠くさまようばかり
「眠れないほど」
#263
眠れないほど君が好きだ
頭が君のことでいっぱいで
まるで大切なもののように輝いているよ
眠れない夜を
ロマンチックに語るには
私は
疲れすぎている
眠れない日は
自分の心が
壊れないように
認めるわけにはいかない
病む
選択はない
人生の状態は
ありがたいかも
眠れない
眠れない
ただ、
大事な時ほど眠くて仕方なくて
よくわからない
眠れないほど
船着き場にぼうぜんと佇んでいたのは僕の兄だった。
しばらく前に出発したと思われる船が遠くに見えている。兄はあの船に乗るつもりだったのだろう。
兄の足元には大きめの茶色い鞄が置かれていた。明らかに長い旅路を想定してのものだ。スーツを身に着け、革靴まで履いていた。普段の兄からは想像できない正装だ。
「残念だったね」
僕は声をかけた。兄はこちらを見ると特に驚くでもなく首をふった。
「わかっていたんだな。こうなることが」
「うん、ごめん」
全く悪いと思っていないことが声色に出ていたのだろう、兄は深いため息をつき鞄の取手に手をかける。
「俺は次の船に乗る。お前は帰れ」
「乗れないよ」
「お前が帰れば乗れる」
兄は冷たい眼差しで僕を見る。
次の船は1時間後だ。だが兄は乗れない。ポケットに入れたはずの搭乗券が見当たらず、搭乗を断られるだろう。
お前は俺の邪魔ばかりするんだな。
兄はそうつぶやくと手元の鞄を見つめた。この鞄を振り回せば僕に当たるかもしれない。海に落としてしまえば時間を稼げるだろう。その間に船に乗ってしまえばいい。
そうすれば兄は自由だ。自分の邪魔ばかりする弟とおさらばできる。だがその弟はなぜか自分の考えることが手に取るようにわかる奴だ。遠くない未来に目の前にあらわれるだろう。
たとえ今逃げ切っても、兄はその可能性に毎日眠れないほど怯えつづけなくてはいけないのだ。
なにしろ、兄は弟の考えることが手に取るようにわかるのだから。
若い頃。
恋焦がれ、
大好きな人
片思いが
恋人になり、
やがて、
生活を共にした。
毎日が、
楽しくて、
充実した毎日。
いつしか、
慣れてきた頃、
飲み歩いていた
彼は、
夜明けに
帰ってきた。
そんな時、
心配し過ぎて、
邪な思いが駆け巡る。
疑いたくはないけれど。
呑めない私は
呑む人の
精神状態はなかなか
分からない事が多い。
でも、
呑めなくても、
皆んなと
その場にいるのは
大好きだ。
一途に思い、
一晩中
眠れないほど、
彼だけを
見ていた。
長い時間共にした
日々は、
幸せだった。
今も、
彼が
幸せだと
願って。
ありがとう。
テーマ:眠れないほど #385
続きが気になって眠れないほど本をみつけた。
集中して気づいたら空は暗く、
「ご飯だよ〜」
という声がリビングから聞こえてきた。
リビングに行くと彼女が
「随分集中して読んでいたね」
と微笑んだ。
「ちょっとね、止まらなくて」
そう言って頭を掻く。
「そんなに面白い本なら読みたいな。
読み終わったら貸してくれる?」
彼女は首を小さく傾げる。
僕はもちろんと首を縦に振る。
僕の彼女は僕よりも読書家だ。
この本なら彼女も気に入るに違いない。
彼女は嬉しそうに微笑むと
「楽しみにしてる」
そう言った。
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♡4600ありがとうございます!!