狼星

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テーマ:眠れないほど #385

続きが気になって眠れないほど本をみつけた。
集中して気づいたら空は暗く、
「ご飯だよ〜」
という声がリビングから聞こえてきた。
リビングに行くと彼女が
「随分集中して読んでいたね」
と微笑んだ。
「ちょっとね、止まらなくて」
そう言って頭を掻く。
「そんなに面白い本なら読みたいな。
 読み終わったら貸してくれる?」
彼女は首を小さく傾げる。
僕はもちろんと首を縦に振る。
僕の彼女は僕よりも読書家だ。
この本なら彼女も気に入るに違いない。
彼女は嬉しそうに微笑むと
「楽しみにしてる」
そう言った。



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12/5/2023, 12:11:22 PM