『眠れないほど』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
眠れないほど
(お題更新のため本稿を下書きとして保管)
2023.12.6 藍
#72 眠れないほど
眠れない夜ほど
君と話したくなるんだ
眠れないほど
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前までは簡単に睡眠を削ってきた
時間がないなら睡眠を削ればいいじゃない、みたいなノリで
でも最近とうとうツケが回ってきて、ちゃんと寝ないとほんとダメになってしまった
どうしてあんなに睡眠を削っていたのか、と思い返す
もしかしたら、少しでもその一日を何か価値のあるものにしたくて、眠るその瞬間まで足掻いていたのかもしれない
なんて格好つけて言ってみたけれど、きっともっと単純な理由だろう
気になる本に、動画に、記事に、あらゆる情報に目を通しておきたくて、
あらゆる情報媒体に齧り付いていた
今思うと、膨大な情報を吸収しすぎてパンクしていたように思う
何か見逃していたら勿体無い気がしていた
あまりにも多くの情報を、善し悪し判別する間もなく丸呑みにしていたから、
自分が自分じゃ無くなって、何か嫌なモノになりかけていた
ある日、ふと自分が何か変になっている事に気がついた。
普段なら、そんな風に考えないのに、どこか過激な思考に陥っている事に気がついた。何か目に見えないモノに操られているようで、只々怖かった。
今でも、あらゆる情報に目を通しておきたくなって様々な情報媒体に齧り付いてしまうことがある。
眠れないほどに。
4.眠れないほど
―――何かに熱中してみたい。
眠れないほど興奮して、一晩中集中してみたい。
きっとそれは愉快で楽しいことなんだろうな。
そういうことが僕にもあればなあ。
ひとつのことに熱中できたらきっと他のことにも熱中できるようになる。
君が楽しそうに話すのを見て、僕は少し悲しくなる。
君が悪いんじゃない。
僕のただの妄想で、勝手に焦っているだけだ。
僕には熱中できるものがある君の背中がまぶしいんだ。
いつも僕の一歩前を行く君は、いつも僕を焦らせる。
君のその姿を追いかけてばかりの毎日だ。
でもそんな日々も好き。
君といる時間は心地よい。
風が吹いた。
僕はいま、君を見習うことに熱中している。
それは夜も眠れないほどに愉快なことだ。
ケセラセラ
眠らない。私。(;_;)
優しい、ケセラセラ。.。o○
Mrs.greeeenappleさんのケセラセラは、私を力強く叱ってくれる。
でもしっかりしなきゃ、やるべきことは、たんとあるのに、もたもたしてにいるひまなんかないぞ!!って、
でも、自分そんな、私も、良しと、オーライ!オーライ!🙆♀と受け止めてくれるんだ💞
優しくして、もらっても嬉しい、Mrs.greeeenappleさんの歌のようにな、
叱咤激励のようなエールソングも、今の、私には必要ですね(#^.^#)♫
ーーああ、涙で、キーボードが上手く打てないや🙏ごめんなさい🙏
エビカニクス🦐や、夏音ちゃんや陽葵ちゃんや山田太一君や高橋悟君な保育士さんの苺さんの物語の続き書かなきゃ、ネ_φ(・_・
オズの魔法使いの朗読も、頑張りま〜す(*˘︶˘*).。.:*♡
楽しいこといっぱいいっぱい、書くぞーー_φ(・_・
(#^.^#)V
終わり
騙されてるふりも気を遣う
今日はひと晩凹みます
眠れないほど
……でもないかな
最後のページをめくり本を閉じる
心はまだ帰ってこないまま
服を着替えて布団にもぐる
目を閉じると海が見えた
行ったことのない世界の
海の青さをよく知っている
潮のにおいも風の音も
まだ鮮やかに思い出せる
晴天の日に白い帆はまぶしく光り
嵐の海を越えて船は行く
あのとき君は何と言っただろうか
手をのばしてページをめくる
言葉のひとつひとつは
私に染みていって
深いところで灯に変わる
君の笑い声をたしかに聞いたのだ
君が私のこと知っている気がするのだ
心はまだ帰ってこないまま
電気を消した暗い部屋で
もらった灯が熱く燃えている
夜を照らして熱く 熱く
燃えている
「眠れないほど」
眠ってはいられなかった
すべての夜を見たかった
夜のすべてを知りたかった
星祭りのざわめき 青く広がる桜
幻想を探して回った
月光集める居城 大きく積んだチップ
日没と引き換えに瞳が揺れた
雪に埋もれた石畳 車窓に溜まる灯
旅に出る資格ならあった
眠りさえ
れんずに映らぬ
ながい夜
いいねと
ほんき
ドラッグみたい
酷使しきった両足を体ごとベッドに投げ出し、ごろごろと大きく数回寝返りを打つ。
いつもならこのまま少し遠くに聞こえるシャワーの音を背に眠りにつくのだが、今日はそうもいかなそうである。
うまく寝つけずにしばらくごろごろとしていると突然後ろから呆れたようなため息が聞こえてきた。そういえばいつの間にかシャワーの音が止んでいる。
「おーい、まだ起きてんのかよ」
「うーん、寝れなーい」
同部屋の友人であることは、確認するまでもなく、いつも通り適当に返事を返す。
それを聞くと友人は、仕様もねぇと興味を失ったように髪を乾かしに洗面台に戻っていった。
それを期に自身も己の思考に戻る。これほど、眠れないほどに考え事をしたのはいつ以来だろうか。
それぐらい今日出会った少女は異質だった。年も性別も当然違う筈なのに、まるで自分自身と出会ったような感触がしたのだ。
俗物的に言うなれば、ドッペルゲンガー。
「確かめるのは明日でいいだろ」
彼も何か思う所があったらしい。いつの間にか髪を完全に乾かし終えた彼は欠伸を一つつくと、すぐさま自分の寝床に潜り込み会話を強制的に終えた。
今考えても仕方がない、と自身も彼に倣って眠りにつくこととした。
「眠れないほど」
その夜は全く寝付けなかった。
もうすぐ初めての子供が生まれるのだ。
眠れないほど緊張していた。
このままいても仕方がないので、少し気分を変えるため、ベットからから抜け出す。
誰かいるわけでもないが、なんとなく静かに歩いて寝室を出る。
寝室から出て廊下を歩き台所へ行く。
真夜中なので、物音は自分の足音だけ。
草木も眠るとはよく言ったものだ。
お茶を出そうと、冷蔵庫を開ける。
思いの外、喉が渇いていたらしく、水がとても美味しい。
ふと台所の窓から外を見る。
何も映し出さない、真っ暗な闇。
このあたりは田舎なので、こんな夜中には車は通ることはない。
音もせず光もない。
まるで世界に自分だけのようだ。
カタと音がしたので後ろを振り向くと、飼い猫のミケがいた。
物音で起こしたかとも思ったが、よく考えれば夜は彼女のテリトリーである。
おそらく夜のパトロールであろう。
御苦労なことだ。
しかし、私を見るやいなや走ってきて遊びを催促するのだが、ミケはじっと見ているだけだった。
よく見ると、なんだか眠そうに見える。
昼間寝てないのだろうか?
「眠いのか?」
そう聞いても、ミケはこちらを見るだけで何も答えない。
するとミケは私に背を向けて歩き出す。
数歩歩いて、こちらを見る。
ついてこいって事だろう。
ミケの後ろをついて行くが、家の中を歩くばかりで一向に目的地に着かない。
それにいつもは走っていくのに、歩いているだけだ。
しばらく歩いて寝室のドアの前に座る。
開けろってことらしい
ドアを開けると、スルリと部屋の中に入っていき、妻の寝る場所で横になっていた。
そこで気づいた。
ミケは、子供が生まれることを知っているのだ。
だから子供のように走らず、落ち着きのある大人のように歩いていたのだ。
私はミケを優しく撫でる
「そっか。お前お姉ちゃんになるもんな。大人っぽかったぞ」
どうやら緊張しているのは、私だけではないようだ。
「たくさん可愛がろうな」
そう言うと、ミケは眠そうな顔でニャアと鳴いたのだった
眠れないほど
涙が溢れ流れるほど
私は君の事好きなんだ。
この気持ちを表現するなら、“好き”って言葉で間違いないのだけど。
たった二文字で簡単には片付けられないほどキミのことを思ってる。
いつも一緒にいたいと思うし、寝ても覚めてもキミのこと考えちゃうし。いやむしろ考えすぎて眠れないほどになる。
今日も今日とてキミのことを考えながら仕事に行くとするよ。なるべくすぐ帰って来るからね。だからいい子にしていてね。
「行ってきます。くれちゃん♡」
ぼくの相棒、くれちゃん。正式名はクレステッドゲッコー。うちのくれちゃんはトサカがすごく美しい。身体の色は気品溢れる赤色。まさにぼくのアイドルだ。ぼくはもうこの子に夢中で最近じゃ何も手につかない。かわいくてかっこよくて大人しくて艶やかで。できることなら1日中ずっと見つめていたいさ。
もう少し大きくなったら一緒に散歩させてみようかなあ。キミを連れていろんな場所に行けたらいいのになあ。膨らむ妄想を抱えながら仕事に向かうべく元気よく家を出た。名残惜しいけど、しばしの別れだ。
「そうだ」
今度、ぼくの妹に見せてあげよう。お兄ちゃんいつになったら彼女できるの、って見下してきたからな。見たら驚くぞ。あでも、うちのくれちゃんは夜型だから会うとしたら夕方以降にしてもらおう。ついでにあまり気温が低くない日で。
そうと決まれば。ぼくは駅につくや早速携帯を取り出し妹にラインをする。今度ぼくの大切な人を紹介したいんだけど。送るなりすぐさま既読がついた。いつでもいいよ、と結構前のめりな返事が届く。あいつ、そんなにくれちゃんに会いたいのか。
「どんな人?、って……」
可憐で愛らしくてもの静かだよ。それだけぼくは返した。でも、教えるのはこれぐらいにしておこう。お楽しみは会った時に。あいつきっとびっくりするだろうなあ。楽しみだ。親族に大切な彼女を紹介するのって、こういう気持ちなのかあ。ニヤケる顔を一生懸命おさえつつ、僕はいつもの電車に乗った。
眠れないほど
今日も寝る時間がやってきたけれど
あなたのことを想えば想うほど眠れなくなるのはなぜだろう…
あっ、と部下が声を上げた。
今度は何だ? さっき饂飩を食わせてやったろうが。食い物の名が出たら落としてやろうと、無言で拳の準備をする。
案の定ぐいと袖が引かれ、耳打ちと言うにはでか過ぎる声が耳元で俺を呼んだ。
『ほら、あそこ! あの女ですよ!』
… " あの女 "。無遠慮なその言葉に思わず息が詰まる。通りを挟んで向こう側の店先で、一人の女が上体を屈め商品を覗き込んでいた。藍色の小袖袴、耳の下あたりでぱつりと切り落とされた髪。部下に、ヘボのくせによく気付いたなと言いたくなるほど、前に見た時とは様子が変わっていた。
『顔怖っ… ちょ、どうしたんです?』
口数の多い部下にうるせぇ、と返して黙らせる。あの夜の怒りと屈辱は、夜毎繰り返し、ひたすら俺の中で煮えていた。
俺に拐われた時ろくな抵抗も出来ずにいた女。てめぇでてめぇの身も守れない… そんな女の情けで生き延びた、自分。
女が、顔に落ちてくる髪を耳に掛ける。だが長さが足りないせいで、すぐにまた落ちてくるようだ。苦笑する女の顔から目を背け、背負箱を担ぎ直して歩き出す。女と俺を交互に見ていた部下が、待ってくださいよ!と慌てて追ってくる。
『… あ、痛ぁっ!!!』
背後から上がった声に仕方なく振り向くと、地面に転がった部下に、よりによってあの女が駆け寄っていた。
… 子供か、お前は!!!
しどろもどろで礼を言う部下に、女はいえいえ良いんですよと明るく笑った後、無事で良かった、と呟いた。
『良い人でしたねぇ!… なんか悪いことしちゃったな。』
街道から裏道へ入ると部下が言った。のほほんとしたその言葉に、今度こそ固い拳骨を落とす。
その拍子に、懐から小袋がぽとりと落ちた。守り袋を模したそれには、あの女の髪が糸のように巻かれて入っている。
【眠れないほど】
眠れないほど。
いや、眠ってしまおう。
起きていて良いこと何てない。
夜も深まった頃、硬いベットで私はバイクの喧しいエンジン音をぼうっと聴いていた。この閑静な住宅街で走り屋なぞよくやるものだ。何が楽しいのかわからないが、わかりたくもない。
ごろり、と寝返りをうち、部屋の壁を見つめる。
「……。」
エンジンの音は過ぎ去り、再び静けさが訪れる。それでも私は眠れなかった。
別に、直前までスマホを見ていたとか、コーヒーを飲んだとか、お昼寝をしたわけでもない。不眠症などでもない、一般的に健康な成人女性だ。
ふぅ、とため息を吐く。
眠れないのは、将来の不安だろうか、仕事や勉強が億劫だからだろうか。或いは、恋煩いか。
最近越してきたお隣さんが殊更美丈夫で、歳も案外私と変わりなさそうで気なっているというのはある。生々しい話だが、この壁の薄いアパートで情事の声が聞こえないところを見ると恋人はいないように思う。
ベタだが、わざと手料理を多めに作っておすそ分けでもしようか。家庭的な女アピールだ。いや、いきなりそれは気味悪がられるか……?などと自問自答する。
そういえば、今日の夕食――正確には日付を跨いでいるので昨日だが――は、カレーを作った。私は具材で鍋をいっぱいにして作るのが好きなため、まだ残っている。
そこまで考えて、ああ、思い出さなければよかったと後悔した。
――腹の虫が盛大に鳴る。
「今から食べたら太るよねぇ……」
眠れない理由は明白だ。絶賛ダイエット中な私は、お腹が空いて眠れないのだ。
「春雨スープならセーフかな、うん」
とひとりごち、ベットから勢いよく降りキッチンへ向かう。
結局、残りのカレーも食べてしまったことは記憶の彼方に葬り去った。
〚眠れないほど〛
ひどく考える夜
私は1人真っ暗な部屋で泣いていた
闇や孤独に呑まれそうで、誰でもいいから助けてほしいと心の底から思った
泣いている私を誰かに見つけてほしい
そして今まで抱えてきた悩みをすべて受け止めてほしい
それだったらどれだけ楽だろうか
でも悩みや気持ちは言わないと分からない
こっちが黙ってても誰かが助けに来てくれるなんて都合のいい話はない
だから人と話すのが苦手な私は、1人で抱え込むしかない
こんな孤独を感じているのは私だけなんじゃないか
今暗い部屋で1人泣いているのは私だけなんじゃないか
こんな悩みを抱えているのは私だけなんじゃないか
不安だけが募っていく
でも実際はそんなわけない
人間は誰しも孤独を抱えているものだし、悩みがない人なんていない
自分は一人ぼっちじゃないと気づくだけのことがどうしてできないのだろう
夜眠れない時
眠れないほど焦ることがある
その時は僕の場合
寝る事を諦める
意識を手放す事を諦める
焦れば焦るほど
眠れなくなるという経験が多かったから
ただ諦めるからといって
起き上がるわけではない
目をつむり
頭を動かさない様にして
ひたすら自分の呼吸に意識を向ける
それだけで
脳は眠っていると錯覚するらしい
と聞いた事があった
実際
昼休憩の時
10分だけこれをするだけで
頭がスッキリする
夜もこれをすると
いつの間にか意識を手放している
それでもぐるぐる考えるようなら
YouTubeの瞑想動画を
聴きながら横になる
いい香りのものを用意するのもいい
温かいタオルを首に当ててみたり
ホットアイマスクをするのもいい
色々と対策を立てられる様になってきた
これもまた成長だといいなと思う
目を閉じればあなたの光
夜も眠れないほど、眩しくて、眩しくて
その眩しさも、一つの記憶に過ぎないのに
瞼の裏に焼きついて、はなれない
星屑を散りばめた空の向こう側
あなたに会いたい
もういちど
(眠れないほど)