『真夜中』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「カチッ」
それは真夜中の事だった。
親にバレずにゲームを入手したのだ!
隣には親、壁は薄い。
慎重に開けていた。
しかし、私には無理だったようだ。
真夜中
眠い目擦り
テスト前日
小さな灯りの下
徹夜の勉強
最後の足掻きとわかっていても
無意味だとわかっていても
やらずにはいられない
作品番号3「真夜中」
真夜中
私は、よく真夜中に家を抜け出す。
親から勉強を強いられる毎日、
それが嫌いだった。
真夜中、公園に行くと、必ず[彼]がいる。
[彼]は、自分の名前は決して言わなかった。
[彼]は、私と同じような境遇にいた。
親からの罵倒。テストの点で変える態度。
暴力。
でも、[彼]と一緒に話すと心がすっきりする。[彼]と一緒にいると、親なんて気にしないで済む。
[彼]は優しかった。
それから7年がたった。
久しぶりに地元に帰り、親の墓参りをした。
そして、真夜中。
公園に行っても、[彼]は、いなかった。
どうして?
「もう[僕]はいらないでしょ。」
[彼]の声。一時たりとも忘れたことはない。
「君は、いや、[僕ら]は、もう一人じゃない。」「!」僕ら…?
「新しい親友が出来た。彼氏も出来た。」
「もう一人じゃなくなった。」
なんで…
「…[僕ら]は、二人で一人だろ?」
「あなたは、誰なの…」私が言うと、
[彼]は半泣きで言った。
「僕は、君。君の寂しさから生まれた。
……からっぽの、友達。」
「真夜中が怖かった。親からの罵倒があるから。」そう、[彼]は言う。
「真夜中が楽しみだった。彼がいるから…」
そう、私が言う。
「でも、もう僕はいらないね。」
「バイバイ」
真夜中。
彼を思い出す。
不気味であり 安心
居心地がよいのに 早く過ぎ去れと思う
この時間の徘徊は
好きでもないし嫌いでもない
ただ
一人になるには都合が良かった
『真夜中』
これは、二人だけの秘密。
「こんばんは」
「こんばんは」
私しかいない二階の屋根裏。使われていない物置の奥に一枚の鏡がある。
そこで彼女と出会った。
たわいのない話をしたり、その日にあったことや幼い頃のの話をして過ごす。楽しい時間だった。
「アリス? どこにいるの!?」
真夜中に鏡の前に立ってはいけない。
彼女と交わした唯一の約束だ。だからいつも話している間以外は布を掛けていた。
でも今日だけは許してと布をめくり上げる。
明日には王子が私を探し当てる。ガラスの靴を片手にもう隣の家まで来たというのだ。一時、魔法の力で美しくなった私と踊ったに過ぎないのに。
布の下から鏡が現れる。
驚くアリスが映ったかと思えば、突然鏡から腕が現れて中に引きずりこまれた。
「アリス?」
「馬鹿な子。真夜中は来てはいけないと言ったでしょう」
「ここはどこ?」
私を掴んだ腕はアリスのものではなかった。
彼女と対峙する大きなトランプ兵。見渡せばそこは血にまみれた戦場だった。
スカートをつまみ、血のついた頬に笑みを浮かべてアリスが告げる。
「ようこそシンデレラ、不思議の国へ。ここは何事もお話通りにはいかない裏の世界。来たからには戻るお手伝いをしてちょうだい?」
後ろを振り返っても鏡はなく、いつの間にか手にはガラスの剣が握らされていた。
✂ーーーーーー⚠ーーーーーー✂
父が母のカーディガンを踏んでた。
自分のが踏まれたら怒るのに
どうやら母のはいいらしい。
僕「踏んでるよ」
父「うん」
僕「え、なんで踏んでんの、」
父「ここに置いとくのが悪い」
僕はそう言われてキレた
夜はですぐ寝るビール缶もだしっばなし
朝も皿やりっぱなしドラマ見る時間はあるのに
母は家事をこなし外で働く
父は外で働き帰ってきたら何もしない
弟にめんどくさいからやめろと言われた
弟も僕に似た者だまるで写したみたい
悔しくて涙が出た
【じゃあ僕も踏むから】
今もシャワーで頭を冷やす
このまま死んでしまおうかと考える
もちろん優しく
ボロボロになったカーディガンは回収した
真夜中の星はまるで君の思い出のようだ。
12月のある日、君に出会ったんだ。
(うーん、納得がいかない。by 零時)
空昊、貴方が居なくなって
何日の日々が過ぎ去っていっただろう
何日も経つのに空昊って貴方の名前を呼ぶと
いまだに何故だか涙が溢れてしまう
こんなに愛おしいのに会いたいのに
もう、貴方は居ないんだって
居ないのがわかっているのに
貴方の姿を部屋の中探してしまう
会いたいよ、貴方に会いたい
空昊、貴方にしてあげたい事が
まだまだいっぱいあるのに
空昊、ごめんね
もう一度何処かで貴方と巡り会いたい
「真夜中」
自分は自分のことが嫌いで
カミサマは俺の味方にはついてはくれない
運なんて誰かが考えた妄想の中の魔法だ
なにをやっても上手くいかないし
あいつとかあいつみたいな素晴らしい芸も、
俺には到底出来ない。
でも1つだけ大好きな夜がある。
ハハッ…
もう、こんな真夜中とはおさらばだ…
じゃあな。
この後、彼はどうなったのでしょうか。
それはご想像にお任せいたします、
フフッ、真夜中は素晴らしく綺麗ですよね。
僕も、真夜中は大好きでございます。
素晴らしい芸が出来ないよりも、
この世からいなくなる方が…
おっと、いい過ぎてしまいました…フフッ
改めて 福寿大学 新鮮だ
お猿さん 親子の愛に ほっこりと
「真夜中のおやつ」「真夜中のゲーム」
「真夜中の電話」「真夜中のデート」
「真夜中の訪問者」...など。
『真夜中』をプラスするだけで特別感
が増し、ストーリーが展開されていく感じ
がするから興味深いですね。
今回のお題で気付かされました。
〜お題『真夜中』〜
_真夜中
消えてしまおうかと旅に出れば
今日もまた暁光を浴びてしまった。
意味もなくつつく携帯電話
誰も連絡なんて来ない
見たい物も尽きてきた
頭が働かず身体だけ動いてる
寝なきゃという現実を
受け入れたくない自分が
まだここにうずくまっている
真夜中
真夜中
真夜中に誰かがわたしの足の親指を
ぎゅっと握った
????誰
怖い 誰もいないはずなのに
こういう時って目は開けられないよね
今も握られた感触が残ってる
霊的なもの?
でもなんで 親指のみ握ったんだ?
真夜中眠れないから
散歩してみた。
夜は星空が綺麗だった。
明日はどんな一日になんだろう?
真夜中の森の奥深くにある館外からは
フクロウの鳴き声が聞こえてくる館の中で
一人の少年があくびをする
「ふぁぁ…もうこんな時間かぁ」
少年は真夜中まで調べごとをしていたのか、疲れているようでひどく眠たそうだ、何か物音がして少年が立ち上がると囲むように積み上がっている本が崩れ落ちる
「うあぁもう!」少年がそう叫ぶと扉の向こうから
大丈夫?っと同い年くらいの少年
「凄い音がしたら来たら何この本の山?」
少年が問いかける
本の中に埋もれてる少年が一瞬驚いた顔をするが…
「言ったらルクス怒るでしょ…?」
と何処か嬉しいような寂しいような顔で返事を返す
どうやら扉から来た方の少年はルクスと言う名前らしい
ルクスはどこか悲しい顔をしている
「それはアイスが毎回怒られるようなことをするからでしょ」
ルクスがため息をつく
「簡単に言うと明日ってゆうかもう今日なのかな」
「それって確か魔法薬学の本?」
「そう!それでちょと調べごとをしてたらこんなことに」
「えっでもアイスが勉強なんでまた…?」
「それは…」
アイスが黙り込み数分立った頃
「ねぇ何かあったの黙り込むなんてアイスらしないじゃん何か変だよアイス…」
アイスが口を開く
「何も無いって言ったら嘘になるんだけど」
「ねぇ怒ったりしないから教えてよこんなに沢山本を積み上げてまで顔にクマ作っちゃてさ」
ルクスがアイスの顔を覗き込む
「アイス話してみて」
「わかったルクスがそこまで言うなら話すよ」
「うん全部話してみて」
アイスが話し始める
あれは今日のような真夜中の氷のように寒い館一人で泣き続ける少年と氷に包まれ静かに眠る僕の親友話
題【真夜中】
真夜中…
アスファルト道路は真夜中色をして
何を隠すか地球のために
「真夜中」
作¦村村真琴
真昼間に真夜中の歌を聴いた。踊り出したくなって泣けてくるそんな忙しい歌。名もないアーティストの曲だが昼間が夜に感じる。落ち着く曲。今日もそんな曲を路地裏の陰で聴いた。ただそれだけ。なのにどうしてこんなにも不幸なのだろう。大好きな曲なのに昼が夜に変わるのが嫌だな。と思う。
『真夜中』
時計の針が深夜2時を回った。
外に出て見上げた空には、ちょうど半分こした月がぼんやりとした雲の合間から見え隠れしている。
「さて、今日は何を作ろうかな」
光の当たらないもう半分の方の月に目を凝らしながらそう呟くと、店主は店に明かりを灯した。
昼間は人通りの多いこの通りも、この時間になると人っ子1人、猫1匹見当たらない。
店の明かりも家の明かりも落ち、耳を澄ませばどこかの誰かの寝息さえも聞こえてくるような静けさに、辺りが包まれている、
街灯が等間隔に照らすレンガ造りの通りを、男は顔も上げずに歩いていた。
頭の奥でまだカンカンカンと踏切の音がしていた。電車が通った風が鼻先を掠めた感覚も、まだ鮮明に残っている。
どこをどう歩いてここまで来たのだろうか。
男はふと足を止めた。明かりを灯しているはずの街灯が1本、男の足元だけを暗くしている。周りを見ても、暗いのはそこだけだ。
ただ電球がきれてしまっただけで、そんなことはよくあることだと頭では理解していても、込み上げてきたものを抑え込めるほど心は冷静ではなかった。八つ当たりの感情を拳に込めて、そのまま電灯の柱にぶつける。
ぶつけた怒りや悔しさや情けなさは、あとからじわじわと痛みとなって増していった。足元の暗闇が滲んでいくのが男には分かった。
そんな時、どこからか風が吹いた。それもただの風ではない。気にする余裕もなかった空腹を否応なしに思い出させるような、おいしい匂いを乗せた風だった。
ぎゅっと両目をかたく瞑り顔を拭った男は、その風に導かれるように再び歩き始めた。
「いらっしゃいませ。お好きなお席にどうぞ」
〝お好きな〟といっても、カウンターだけの店内に椅子は3つだけだ。手前から、丸いクルクルと回る橙色の椅子、低い背もたれのある木製の椅子、そして滑らかな光沢のある古い革製の椅子の順に並んでいる。
虚ろな目を赤くした男性客は一瞬考える素振りをしたあと、入り口に一番近い橙色の椅子に控えめに腰を下ろした。
「この時間、外は冷えたでしょう。これは紅茶なんですが、ほんの少し生姜を入れました。よろしければ」
俯き加減の男性の視界に入るように、店主はそっとカップを差し出す。
立ち上がる湯気をしばらくぼんやりと見つめていた男性だったが、やがておもむろに目の前のカップに手を伸ばした。
強張っていた男性の表情が、紅茶を口に入れた瞬間少しだけ和らいだ。
「何か食べていかれますか」
2杯目の紅茶を注ぎながら、店主は尋ねた。
「……あの……この匂いって」
男性が遠慮がちにカウンターの中を見回す。
「あぁ、これですかね──」
店主は鍋の蓋を開けて、カウンターの向こうに見えるように少し傾けた。
「さっきとったばかりのお出汁です。いい香りでしょう。うちの店の料理は基本、これを使って作ります。よろしければ、これを使って何か軽めのお食事でも作りましょうか」
店主の言葉に一瞬間を置いた後、男性は小さく頷いた。
「何か食べたいものはございますか」
その問いに男性が首を横に振る。そして掠れた声で「おまかせします」と呟いた。
それを聞いた店主の口元に笑みが浮かぶ。
「承知しました」
玉ねぎを切る音が心地よく耳に響いた。冷蔵庫から取り出された卵が、ボウルの中で手際よくかき混ぜられていくのをぼんやり眺める。
紅茶を飲んで身体が温まり、気が抜けたからか、さっきからたびたびお腹が鳴る音がしている。
男は2杯目の紅茶を飲み干し、空腹を紛らわせる。
思えば朝から何も食べていなかった。どうりで腹もへるわけだ。
そうこうしていると、どこからか一風変わった鍋が出てきた。大きなお玉に鍋の取っ手が付けられたような、不思議な作りだ。
その上で煮込まれた具材の上に、溶いた卵がたらりと回し入れられる。そんな店主の手際の良さに見とれていると、あっという間に小ぶりの丼ぶりが目の前に置かれた。
「今日は卵料理の気分でしたので、親子丼にしてみました。熱いので、気をつけてお召し上がりください」
「──いただきます」
輝くような半熟卵に待ちきれず、冷まさないままに口に運ぶ。案の定、口の中で具材を転がして熱さを逃がさなければならなかった。
食べる間、男は一言も喋らなかった。ボロボロと頬を伝う雫がカウンターに落ちるのにも構わず、男はただ口に丼をかき込み続けた。
そんな男を見ても店主は何も言わなかった。ただ、空になっていた男のカップに3杯目の紅茶をそっと注いだ。
「ごちそうさまでした」
そう机に置かれた丼ぶりには、米ひと粒も残っていない。
「本当においしかったです」
「ありがとうございます」
店主が微笑むと、男性も少しぎこちない笑みを返した。
きっと今夜はもう大丈夫だろう。
わずかに上がっていた肩を、店主はひっそりと下ろした。
「また食べに来てもいいですか」
「もちろんです。またお待ちしております」
心からの願いを込めて、店主は微笑んだ。
店を出て、男は再び明かりの消えた街灯の下で足を止めた。そして、頭上の空を仰ぐ。
暗い街灯の向こうに月が見えた。ちょうど半分に割ったような月が小さく浮かんでいる。
こうして月を見上げたのはいつ振りだろうか。街灯の光がないおかげか、月の欠けた部分もうっすらと見てとれた。
男は、店に入る前の出来事をすごく遠くのことのように感じた。
ただ、それと同じくらい、この先の未来もずっと遠くにある気がした。
男は深く長い息を吐く。
身体の中を空っぽにしてしまった男は、先の見えない暗がりの中に、1歩踏み出し歩き始めた。
真夜中
夏のサンタクロースほど、暇な者はいないだろう。
そりゃ、だって。
彼らの仕事は、正直夏にはないも等しい。
そんなこんなで。
今日も今日とて、サンタクロースは真夜中に宴を開いていた。
とはいえ、サンタクロースは年齢的にも「おじいさん」にあたる。酒もほどほどにせねば、命も縮むというもの。
「いやー、最近のノンアルコールは、すごいのう」
「いやいや、やっぱり本物の酒が一番じゃよ」
「しかし、これならいくらでも飲めそうではないか」
「まあ、今季は暇じゃから、二日酔いをしても、バチは当たらんじゃろう」
「ほぉっほぉっほぉ。それもそうですな」
その姿を、トナカイたちは小さな隙間から眺める。
「また、サンタのじいさんたち、お酒飲んでるよ」
「子供たちは、到底想像もしてないだろうね、サンタクロースの泥酔姿なんて」
「あれ、でもあれって、ノンアルなんだよね? なんで二日酔いとか言ったり、ほんとに酔っ払ってるの?」
「そりゃ、キブンってやつじゃないかな」
トナカイたちは、思う。
なんと、ロマンのないことか。