『真夜中』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
真夜中の静けさが好き
虫の声
風の音
誰かが歩く音
時々うるさい車の音
少しずつ闇が深くなるにつれ
消える音
心臓の音
吐息
音が大きくなる
真夜中から少しずつ朝日を迎える
また新しい一日が始まる
真夜中に起きてる人ー?
寝な。ちゃんと寝な。
真夜中トラップに引っかかるよ。
人間、真夜中はぐっすり寝て
朝方起きて活動する。
結局これが健康であるための条件。
真夜中
真夜中に出かけ
写真を撮る
外は肌寒いけど
それがとても心地良いと感じる
たまに…
寂しさを感じるけれど
私は…
夜空を見上げ
涙を堪える
今日もまた
出かける
寂しさを背負いながら
真夜中
答えの出ない人生の難題にぶつかって眠れない人
大好きなあの人との会話を思い出してにんまりが止まらない人
職場のあいつに言われた一言がこびりついて呪いの文言を唱えている人
明日はお休み、どこ行こう何しようが止まらない人
明日は早朝から仕事と分かってるのに、軽い気持ちで見始めたネトフリが止められない人
早起きするぞと決断したものの気がつけば手にスマホ、元の生活にもどりそうな自分に気がついている人
起きたら通学出勤時間だから寝たくない、てゆーか休むための正当な理由を探している人
あの人との別れ話をどうやって切り出そうか悩む人
あなたはどーれ?
end
《真夜中》
私は今夜もその場所に足を運んでいた。
「こんばんは。」
ここは一見するとバーのようだが実際は全然違う。
「こんばんは。今日も“仕事”しに来たの?」
彼女はここの店を運営している人だ。なかなかに顔も良く、性格もいい。私が男で“事情”さえ知らなければ付き合ってほしいくらいだ。
「今回はどんな“仕事”が入ってますかね…?」
私は近くの席に腰掛けながら尋ねる。
「今回もいつものヤツよ」
「…ホント、それしかないんですか?」
「違う“仕事”もあるわよ。けどあなたが適役なの。報酬もいいし」
「もしかして時間も関係してます?」
「関係してないとは言えないわね。やっぱりこの時間は丁度いい時間だからね。あなたにとって」
私の“仕事”
それは裏社会に出回る…簡単に言えば人を消す仕事だ。
それ故真夜中の方が色々都合がいい。
「真夜中って不思議な時間ですよね」
ふと、思ったことを口に出してみた。
「そうね〜何をやっても許されるような気がしてきちゃうし、全てが闇に葬られる、みたいな?」
ふふふと彼女は笑った。私もなんかその考えが分かる気がした。
「真夜中ってなんともいえない怪しさがありますよね。その怪しさが真夜中を魅力的なものにしてるんでしょうけど」そうして私は席を立ち、
「じゃあ“仕事”してきますね。」
「いってらっしゃ~い」
これからやることとは真逆のゆるい返答を聞きながら私は真夜中の街へとくりだした。
ある日の真夜中、私は目を覚ました。そのまま眠れなくて、私はベッドから体を起こした。すると、隣に寝ていたはずの彼の姿がなく、寝室のドアが空いていた。彼も起きているのかな…と思い廊下に出ると、リビングの電気がついていた。そっと覗いてみると、彼はソファに座って本を読んでいた。
「あなたも眠れないの…?」
「はい、目が冴えてしまって…貴方もですか?」
私が声をかけると、彼はすぐに本から私に視線を移した。眠れないことに困っているようにも、夜更かしすることにワクワクしているようにも見える表情をした彼はソファの隣を空けた。
「うん…せっかくだし、隣座ってもいいかな?」
「えぇ、少しお話しましょうか」
彼が快諾してくれたので、お言葉に甘えて私は彼の隣に座った。彼は私の肩に手を回して抱き寄せながら微笑んだ。そこから他愛のない話をしていたら、時計の長針が一周していた。
「いっその事、朝まで起きちゃおうか。明日休みだし、ゆっくりできるでしょう?」
「いいですね、それでは俺はコーヒー淹れてきますね」
それからも、コーヒーを飲みながらずっと話し続け、日が昇り始めて空が薄紫色に染まるのを見るまで起きていた。
テーマ「真夜中」
お題《真夜中》
泡沫の零れ落ちた時間に巡り会う。
月と星の欠片を宿した淡夢の瞳。
翻した枯れ葉色のコートが風に舞う。
漆黒の空に歌えば、永遠が宿る。
いつか巡り会う君。
いつかまた巡る、悪夢が君を呑み込んでも。
必ず君を救ってみせる。
17歳の冬に、学校をサボって夜まで東京にいた。そういう日が年に何回かあった。
池袋に行った時、19時頃になると帰宅途中のサラリーマンやOLで、大通りがごった返していた。みんな今日の夕食やこの後の予定で頭がいっぱいなのか、誰1人として周りの人々を気にする様子は無かった。
あなたはこれを聞いて、やはり都会は冷たいと思うのかもしれない。しかし、あの時の私はこの都会に居心地の良さを感じていた。
まだ高校生だったからだろうか。クラスメイトや親からの優しさという干渉がどこか嫌で、私は居心地の悪さを感じていた。今でもよく分からないが、全く干渉しないという優しさは、あの時の私にとっては何故か心地よかった。
今もなお冬の夜になるとあの日を思い出す。
もう二度と戻れない時間であり、他の人からすればありきたりの瞬間だったのだろうけど、私にとっては大切な思い出。
真夜中
真夜中にコーヒーが無性に飲みたくなる時がある。
自分でゆっくり淹れるコーヒーも好きだけど、真夜中に飲みたくなるのは誰かが淹れてくれたコーヒー。
誰かが私のためだけに淹れてくれたコーヒー。
それをゆっくりと味わいたい。
有名なコーヒーショップのでもいいし、渋い喫茶店のもいい。
おしゃれなコーヒースタンドのも捨てがたい。
一人で飲むのも好きだし、誰かと話しながら飲むのも好き。
久々に誰かに淹れて欲しいものだ。
〚真夜中〛
真夜中に起きることって少し楽しい。
でも子供は成長期と言うものがあって早く寝なきゃ
身長が伸びなくなる。
夜に起こる事件。
真夜中って怖いね〜。
#真夜中
風呂に入ってから、ベットに潜り込んだ
そして、深いため息を一つ
…今日も疲れた
バイト先ではミスして怒られるし、
彼氏からもらったキーホルダーもなくしちゃうし…
毛布をかぶっても眠れない
仕方なくケータイをぼーっと眺めていた
明日は土曜日、別に早く起きなくてもいいのだけど
今日はもう何も考えたくなかった
お気に入りのインフルエンサーの投稿、
最近話題のソーシャルゲーム、
明日の天気予報…
何を見ても、満たされなかった
「声、聞きたいな…。」
彼氏とのメールの文面を読み返す
最後のメッセージは昨日になっていた
ふと時計を見る
深夜0時だった
さすがにこんな時間にメールをするわけにはいけない
諦めて目を閉じた瞬間、ケータイが音を立てた
彼氏からの電話だった
私は贅沢ものだなと思いながらケータイを手に取った
お正月や誕生日に
日付が変わる瞬間が好きだった
やけにドキドキしながら秒針を見つめて
新しい日を迎えたな~
「真夜中」という文字を久しぶりに目にしたけど
深夜でも 夜中でもない
深みのある響きが独特でなんかいい
でも真夜中って人を感傷的にさせるから
メールや手紙は朝までまって見返さないとね
45:真夜中
【真夜中】
暗い空。静かないつもの道。座っているだけの車。だいすきな曲とだいすきな君。
いつものように車に座ってだいすきな曲を聴いて、だいすきな君のことを考えるだけ。
だけど真夜中の車は君のことを考える度【だいすき】の気持ちが増して、泣きそうになるね。
だいすきにさせてくれてありがとう。
#4「真夜中」
私のルーティーン…
子供達と一緒に22時にはお布団へ。
子供達と一緒にそのまま私も数時間の仮眠。
常夜灯の光の中で、スマホで時計を確認して。
旦那が子供達ごしに一緒に寝てるかを確認。
最近の旦那は一人で…
リビングで一人で過ごすことが増えて。
最初は気にもならず、だけど回数が増えれば気になって。
そんなある日…
旦那がまた一人でリビングで過ごしてて。
ドアを一枚隔てた向こうから、話し声が聞こえてきて。
男女が仲良く喋ってるささやき声で。
これはもう、旦那が「大人のアレ!?」を観てるなって。
だったら私は、邪魔しないほうがいいなって。
けどね、あまりに回数が回数だったから。
私も気になる訳で、何をそんなに夢中になるの?って。
だからさ、旦那にバレないようにこっそりと…
忍び足で音を経てず、扉を開けて様子をみたらね。
TVerをつけっぱなしで…
「からかい上手の高木さん」が小さい音でながれてて。
そのまま、リビングで酔いつぶれて寝てる旦那が。
もうね、自分の行動が滑稽すぎて。
結局、旦那をそのままにリビングに放置して…
子供達の寝てる布団に戻って私は再び寝て。
旦那はそんな私の姿に…
全く気がつくこともなく、今夜も寝てるんだろうな。
真夜中
0時を過ぎると 彼等は動き出す
闇という闇に紛れて 背後に忍び寄る
私は ノーチラス と呼んでいる
可もなく不可もなく
ただるつぼに身をまかせるのみ
どこへ向かい辿り着くのかは
彼のみぞ知る
お題 真夜中
私は一日を終える為、ベッドに潜ると時折途方もないことを考えてしまいます。
今、こうやって生活出来ているのは神様が私に命を与えてくれたからだ。私は今の生活を「普通」と思っているが私がこの世に生まれて、人間になって、日本人になって、今の両親の間に生まれなければこの「普通」を手に入れることは無かった。正直、私は今この「普通」がずっと続けばいいのにとよく考えます。
ですが、人はいつか死んでしまう。この「普通」が無くなってしまう。私はずっとずっとこの平和のまま永遠に生きていきたいと考えます。ですがいくら足掻いても終わりは来てしまう。なら、せめてでも前世の記憶があれば…と考えますが今、私には前世の記憶が無い。つまり、私は前世の記憶を持てない人。
そう考えると途方もなく寂しくなってしまうんです。
恐怖に溺れ、1人ぼっちが辛くなるんです。
私はそれを忘れるために目をつぶる。
すると次に目を開けると外が明るくなっているんです。あの恐怖を全て忘れ、また新しい一日が始まる。
だから私は真夜中が1番嫌いです。
真夜中に眠れなかったりすると
決まってネガティブになる
闇が孤独を深めてますます眠れなくなる
そして、朝日が差し込み
闇が消えた時にホッとして
急に眠ってしまう
眠れなかった時はそばに誰かいて欲しい
少なくとも孤独からは逃れられる
「真夜中」は大好きだ。昼間のように車の通る音、バイクのうるさったらしい音が響かない。
部屋のベッドの上で、わたしがうるさくしなければ、周りに迷惑をかけなければゲームだったり動画を見たりしてもいい。昼間のように、親に勉強をしろと、画面を見るなと、絶対に言われない。
でも、みんなこの時間には布団に身体を挟んで眠ってしまうから、部屋にひとり、ベッドの上で画面を見て楽しんでしまっているのが何となく虚しく感じるようになってしまったよ。
……あしたは、
「充実した一日を送って疲れて寝よう」
No.2
バイトを終えて帰ってきたら
こんな時間なのに
キッチンの電気がついていたので
ははあ?と、ドアノブをひねると
鍵が開けっ放しになっていた。
そうだろう、そうだろうね、と思った
不用心だな
と、声に出すことはしなかったけれど
きっと夫はこども達を寝かしつけたまま
寝落ちてしまったのだろう
私の居ない家族の時間を想像して
少し微笑ましくなった
部屋に入ると
普段リュックに入れている
夫のパソコンが置かれていて
キッチンの電気も、鍵も、
単純に忘れていただけだと気づく
なあんだ
鍵は私がキチンとかけておいたし
電気も消しておいたよ
朝ごはんは、パンにしよう
─────── 真夜中 2024-05-17
「真夜中」
都会でのひとり暮らしにも仕事にも慣れて充実していた頃、私は夜勤のある職場に勤めていた
夜勤のせいで身体が完全に夜型になり、深夜にカップ麺を啜るのが日常になっていた当時。日付けが変わる前に退勤した私はふと思い立ち、近所の某こってりラーメンチェーン店にふらりと寄り道をした
ラーメンが仕事終わりの疲れた身体に染み渡る感覚と、ちょっとした贅沢感と背徳感を同時に楽しんだ
閉店のタイミングで店を後にし、夜の空気を吸い込みながら四車線ある広い道路を歩いて横断して帰宅する。日中は車が多く、横断なんて不可能。でも真夜中なら…
お腹が満たされポカポカする身体に夜の空気が気持ちよく。ひとり足取り軽く背徳を楽しむ